更新がどんどん遅くなる→何を書こうとしていたのかを忘れる→とりあえずで書く→変なのが出来上がる←(イマココ)
こんな感じでできたものです。全く話が思い浮かばない......これもダンまちも。
それでは本編をどうぞ
「突然だがクラス委員を決めてもらう」
「本当に突然ですね相澤先生」
クラスが騒がしくなるなか、相澤先生の正面にいた私はそう言う。
「前もって言う必要はない、それにすぐに決まるとも思えん」
「それもそうですね」
私を除くクラス全員が手をあげているいる状況に苦笑を漏らす。
私としてはクラスをまとめるんだから人望がある人がなるべきだ。自分に票を入れるようならまだまだ回りが見えていない。
「た、確かにその通りだ! 僕がわかっていなかった! さすが主席だ蒼山君!」
唐突に飯田君がいつもの大きな声でなぜか私を誉める。クラスの大半が私の方を見て確かに......と言わんばかりに頷いている。
「あれ......相澤先生、私、声に出てました?」
「ああ、バッチリな」
恥ずかしいっ! 心の中で思ってたつもりの事を口に出してたなんて!
「言っていることは確かですわね......」
「おい、そろそろいいか? じゃあ投票を始める」
相澤先生の一言でクラス内が一瞬で静かになり投票が始まる。そしてその結果は......
クラス委員長 六票 蒼山ジータ
副委員長 三票 緑谷出玖
「「なんで私(僕)っ!?」」
「という訳だ......明日は〈USJ〉に行く。コスチュームをわすれるなよ」
*
「なんで私が委員長に......誰だぁ、私に投票したやつぅ」
ぐた~っと食堂の机で伸びているジータさんを見て僕達は思わず苦笑が漏れる。こういうところは僕達よりも年下じゃないかと思うぐらいには行動が幼い。
「僕は緑谷君に投票したよ、ジータ君も凄いとは思っているけど、緑谷君の観察力は凄いからな」
「あ、私も緑谷君だ、なんかすごく信用できるから」
「ケロッ、私はジータちゃんね」
「むぅ! お前か私に入れたのは~! この~」
蛙吹さんと飯田君、麗日さんが僕達と同じ席に座ってそう言えば、ジータさんは隣に座った蛙吹さんを抱きしめもみくちゃにする。と言ってもじゃれるようなもので蛙吹さんもそこまで嫌がっている様子はない。ものの数分でジータさんは蛙吹さんを解放し、ごめんね? と謝っていた。
「あっ! そう言えば個性について聞いてなかった!」
「あっ、忘れてた!」
あっけからんと笑いながら忘れてたと言うジータさんに回りから笑いが漏れる。それからジータさんに個性について聞いたんだけど......
「11の形態があって、それぞれ特徴が違う......それに性格まで少し変わる......なんだ思ってた以上にハチャメチャな個性だね......」
「アッハッハ......うん、私もそう思う」
僕の言葉に笑うジータさんだったが目が死んでいた。そうとう苦労してきたんだろうな......。
「まぁ、強いと言われる個性だけどまだまだだよ私は」
苦笑いを浮かべながらそう言うジータさんの顔にはなんだか過去を懐かしむような色が見えた。
「じゃあ、私はご飯も食べたしもう行くね」
スッと立ち上がりいつも浮かべる笑顔を浮かばせながらジータさんは食堂を出ていった。それから時間が迫っていることに気がついた僕達も急いで昼御飯を食べた。
その直後に不法侵入者を感知したときのアラームがなって騒動が起きたのだけど、飯田君が文字通り体を張ってその騒動を納めた。
*
翌日、朝に緑谷君たちがマスコミに捕まっているのが見えたので雄英ガードの中まで一瞬で引きずり込んで助けた。
「マスコミにも慣れとかないとねー、大丈夫だった?」
「すまないジータ君、助かったよ」
「ごめん、マスコミってあんなにしつこいんだね......」
雄英ガードの奥で誰かが来たのかあわただしくなるマスコミを尻目に私は耳郎さん達と教室に向かう。二人は初めてのマスコミに相当緊張したらしく耳郎さんはイヤホンジャックが時折ピクピクと震え、飯田君はいつものカクカクとした動きがさらにカクカクになっていた。下手なロボットダンスよりも動きが固かった。
しかしだ、緊張が解けていない二人を見ると驚かせたくなってしまうのは私の悪いところだとしっかり自分でも理解しているが......結局は直せない。
前を歩いている耳郎さんの背後に気配を消して近づく。耳郎さんは教室が近づいてきたのに安心したのか緊張が和らいでいる耳郎さんの脇下から腕を前に回し、うっすらと膨らんだ胸を揉む。
「うひゃぁっ!?」
「気にしてそうなわりにはわかるぐらいにはあるじゃないの耳郎さん~」
「なっ、何してるんだジータ君!?」
飯田君がいるにも関わらず堂々とセクハラをする辺り私も変人だとは思うが一目見たときからこのセクハラをしたかった。ヤバいただの変態だここだけ見たら。
「ちょっ、あふっ、やめっ......やめろっ!」
「わっと、ごめんごめん。なんだか緊張してるの見ると悪戯したくなるっていうか......」
「に、にしても考えてくれ! 僕は男だぞ!?」
「アハハ......緊張を解こうと思ってだったんだけどね~」
「「やり過ぎ(だぞ)!!!」」
二人にわりと真面目に怒られたので一時はやめようかな......残念。だけど緊張はほぐれたのか耳郎さんのイヤホンジャックはゆったりとしてるし飯田君の動きもずいぶんと人間ぽくなった。
「さてさて、今日もがんばりますかねぇ」
私の言葉は二人には聞こえなかったようで、私もすぐに二人の間に飛び込むようにして動いたのでその言葉は虚空に消えていった。
先日は雄英ガードも崩壊させられ--文字通り崩れていたのだ--ちょっとした騒動もあった。マスコミが雄英の敷地内に入ってきた訳なのだがそのときに飯田君が体を張ってパニックを納めたのは凄いとシンプルに思った。それ以上に笑いそうになってしまったが。
とまあそんなこともあって私はうまく飯田君に学級委員長をパスして肩の荷が降りたと意気揚々とコスチュームに着替えてバスに乗り込もうとしたのだが......
「皆! 番号順に二列に並んでおくんだ! そうした方がバスの席に座りやすいからな!」
おおぅ、飯田君がしっかり委員長している。しかしな~先にバスの席見せてもらったんだけど窓に背を向けるような自由座席なんだけど、言わなくていっか!
そしてバスが来て思っていた座席と違い悲しんでいたがそれを尻目にどっかと真ん中に座る。
私の右には轟君と緑谷君。左に爆豪君と切島君。男衆に囲まれちまった。
目の前の座席にはお茶子さん、耳郎さん、梅雨ちゃんに私の恥ずかしい呼び名で呼んでくれた黒髪の--
他の皆も後部座席に座っており、各々好きなように喋ったりしている訳だが......
「なぁ、ジータ......」
「ジータでいいよ轟君。それで、なにかな?」
「いや、あんたの個性はどんなものなのか全くわからない......だから直接聞こうかと思ってな」
「あー、私の個性? 移動時間で説明しきれないと思うよ? 11形体あるから」
「それでもいい、よく使ったりするやつだけ教えてくれたら」
「ん、わかった。それじゃあまず〈クリュサオル〉から......」
私がよく使う順に淡々と説明をするのを両脇の二人が真剣に聞き入り、バス全体も少し静かになっているが私は説明を続ける。そして5つ目の〈ハウンドドッグ〉の説明を始めようとしたときに〈USJ〉についたのだが、
「思ってたのと違う!」
外見から東京ドームのような、〈USJ〉のユの字もない外見に中は水害、倒壊、火災等々、さまざまな災害を再現したような場所だった。
そしてここの管理者のプロヒーロー〈13号〉先生が作ったらしく、個性をしっかりと理解して使うようにと先達からのお話を聞いたのだが......中央のホールに黒い渦が現れたのが私の視界に入った。そこからは顔面を手のレプリカで覆った白髪の男と脳を丸出しにした屈強な男。そして大量の
「〈13号〉! 今すぐ生徒たちを安全な場所まで避難させろ!」
咄嗟の指示に困惑するみんなには悪いけど、相澤先生を一人で戦わせる訳にはいかない。
「相澤先生!」
「ジータ!? 待て! お前は避難していろ!」
一人で飛び出そうとしていた相澤先生より先に私は
「まさか一人で飛び出して来るとはなぁ! 射撃隊打てぇ!!」
戦闘にいた
吹き飛ばされた
それに気がついているのかいないのかはわからないが異形系の男二人が私に目掛けて豪腕を振り抜くがその一撃を軽々と回避し、設置しておいたチャフを起動させる。チャフは黒煙を上げて爆発し、異形系の
「オイオイオイィ!!?? 横ががら空きだぜぇ!?」
残った黒煙を避けるようにして接近型の個性なのだろう
知覚はしていたため落ち着いて突き出してきた拳を細剣でそらし、もう片方の細剣で横凪に振るう。
そのまま追撃を決めようとしたとき目の前に真っ黒の霧が現れる。それが
*
「ジータっ!!!???」
相澤の声に避難しようとしていた生徒達は一斉に振り向く。しかし目に写ったのは
「〈13号〉後は任せたっ!」
後輩に任せて|敵〈ヴィラン〉の集団に突っ込む相澤は捕縛布を巧みに操り
その頃どこかへと飛ばされたジータは......
「ちょっと多くないっ!?」
おそらく地震などの災害で倒壊した建物が多い都会を再現したのだろう場所でさっき戦っていた
いかがでしたか?
何度もヴィランのルピを振るのが面倒になってきたこの頃......さてさて、そんな愚痴はさておきオリ主の個性について新情報が出ました、これからあとがきでは軽くオリ主の個性についてや独自設定について解説(のようななにか)を書きたいと思っています。
個性耐性
人に備わる自身に対して影響を及ぼす個性への抵抗力のこと。オリ主は異常にこの個性耐性が高く大半の個性は無効化できる。
感想、評価等いただければありがたいです。
それではこれぐらいにしてまた次回に!