空母探偵龍驤ちゃんと七人の駆逐艦たち   作:すたりむ

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第二話:龍驤ちゃんと摂氏一兆度の災厄(2)

 ばばばばばばばば……と音を立てて、ヘリコプターがゆっくりと地面に着地する。

 

「お疲れさまでーす!」

「あーもうホントよホント! なんでこう立て込んでるのかしらかしら!」

 

 ぷりぷり怒りながら降りてきたのは、報道レポーターの女である。

 

「なんであたしの部門じゃない責任取らされてこんなことになってんのよーもうもう! おかげで朝から大忙しよまったくまったく!」

「仕方がありません。我らが組織の協力者様で、これに対応できる「従者」をお持ちの方は朝田様だけでしたので」

「こんなところで使い捨てにしていい従者じゃないんですけどー! あのラギュ・オ・ラギュラを呼ぶために、あたしがどんだけがんばって召喚環境を整えたかわかっているのかしらかしら!?」

「そいつはご苦労さん。……でも、結局それもこれでおじゃんやな」

「? んん?」

 

 女は声の聞こえた方に視線を移す。

 本来ならば組織の関係者しかいないはずのそこに――三名の乱入者がいた。

 一名は青年で、物騒なライフルを抱えてにやけ顔。

 一名は少女で、きまじめそうな真顔で謎の携行武器を片手に構え。

 そしてその中央に、まるで映画監督みたいな感じで椅子に座ったグラサンの女が、声の主だった。

 

「お、おおおおまえは『艦娘』の!? なぜおまえがここにいるのかしらかしら!」

「簡単なことや」

 

 グラサン女――龍驤はそう言って、くい、と帽子のつばを軽く上げた。

 

「この空母探偵龍驤ちゃんからすれば、この程度の謎はまるっとお見通しっちゅうわけやな」

「いや。報道レポーターが術者だって看破したの俺だろ。なんでおまえの手柄になってんだよまな板」

「うっさいなあ! その後で局と連絡付けて使ってるヘリポートの特定とかしたのはウチやから、間違ってはおらんやろ!」

「それどー考えても探偵じゃなくて助手の仕事だろ。ついでに言うと局に交渉して早めにヘリ呼び戻したのはいいものの、予定時刻が早すぎてうっかり俺たちがここに到着できないところだったこととか忘れてねえぞポンコツ探偵」

「ごほん。ともかく!」

 

 龍驤は咳払いで強引にごまかし、レポーター――朝田という名の彼女に、向き直った。

 

「考えたなあ? 確かに、船やら潜水艦を使わずとも、()()()()を使えば従者の存在を保つために必要な接触は行える。けど、それ以外の接触がないなら、消去法の推理は容易。しかもなまじっか公的な職業やから、裏取りも容易っちゅうわけや」

「ぬ、ぬぐぐ!」

「すでに本来のあんたらの組織の連中はみんなお縄。ここにいるのは自衛隊関係者と、あさたんとウチとヘイヴィアだけ。

 チェックメイト、や。おとなしく従者引き上げとき。さもなくば……」

 龍驤が言うまえに、ぴんぽんぱーん、と場内アナウンスが鳴った。

『スリザーリンクよりフィールド・オン・エネミー。敵支援戦力はこちらで引きつける。そちらは敵主力の殲滅戦へ移行せよ』

「いまのアナウンスはなんや!?」

「あら。やっぱり見ていたのね、彼。……殲滅戦ねえ。性に合わないけど、それもありかしら」

 

 朝田はそう言って、大きく手を上げた。

 

「出でよ、我がしもべどもよ!」

 

 とたん、ごう、と大気がうなりを上げた。

 

「な、なんだこりゃああああああ!?」

「ふん、いまいましい天使たちの尖兵がせっかく揃っているんだもの。始末するには絶好のタイミングじゃない? 覚悟はできてるかしらかしら?」

 

 朝田は大見得を切って胸を張る。

 そのときにはすでに、まわりは大量の、半透明のもやのような姿の怪生物で埋め尽くされていた。

 

「ここであたしの力を使いまくれば時間稼ぎはしにくくなるけど、おまえたちの首と引き替えならそれもチャラ。飛んで火に入る夏の虫とはこのことなのよー!」

「ち!」

 

 ヘイヴィアがアサルトライフルを朝田に向け、引き金を引く。

 が、がんがんがん! と音と共に、それは朝田の前に立ちふさがった、もやの怪物たちに阻まれた。

 

「無駄無駄! そんなちゃちな攻撃が、()()()()()()()()()の前に効くと思ってるのかしらかしら!?」

「やっべ、撃っても死なねえぞこいつら!」

「ふむ。……なるほどなぁ」

「命乞いするなら今のうちなのよ!? さあどうするのかしらー!?」

「いやあ」

 

 龍驤はぽりぽり頭をかいた。

 

「ウチもな、しまったとは思ったんよ。出てくる時間なさすぎて、うっかり航空甲板を持ってくるのを忘れててな」

「だからどうしたってのかしら?」

「せやから」

 

 龍驤はそう言って、懐から――

 

「この紙飛行機ひとつしか式神を出せないんやけど……ま、なんとかなるやろ」

「……え?」

「『艦娘』龍驤、久々の出番やね――さあ、いったれ『岩井隊』!」

 

 龍驤の手から飛んだ紙飛行機が空中で翼を翻し――模型のような、小さな飛行機に姿を変える。

 その飛行機は機銃をばばばばばと撃ち、もやの怪物たちに襲いかかった。

 ぎぃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー! と、人ならぬ悲鳴と共に次々と怪生物が消えていく。

 

「はっはー! どうやねんこの法力! 悪霊退散やー!」

「な、なんとー!? ていうかなんてデタラメなのかしら!? あたしの能力は悪霊なんかじゃなくてもっと科学的な!」

「そのようやな。でも、そないな差は関係ないねん」

 

 ちっちっ、と人さし指を揺らして龍驤は言った。

 

「はったりで『悪霊』と見なせる外見にしたのが災いしたな。「類似」を根幹とした呪術の基本はな、「似てる奴には似た対処法が効く」や! 人間に似てれば心臓に杭! 悪霊に似てれば破邪の札ってな!」

「お、おおおおのれー! こうなったらさっさと術者を倒してしまうのがいいのかしら!?」

「させるかい! 伏兵の自衛隊の兄さん方、ウチを全力で守りぃ!」

 

 ばががががが、がきょんがきょん、と一気に銃撃戦の様相を呈してきた状況だったが。

 その中で、ヘリのローターがゆっくり動き始めたのに気づいたのは、ヘイヴィアだけだった。

 

「!? ……あいつ……!」

 

 ヘイヴィアはとっさの判断で戦場を離脱、そのまま円を描くように移動して、かろうじてヘリが飛び立つ前にドアを開けて中に滑り込む。

 

「おいおい。なにやってんだおまえ?」

「ヘイヴィアさんでしたか」

 振り向きもせずに朝潮は言って――ヘリの操縦桿の影で構えていたミニ連装砲を、ポケットにしまい込んだ。

「いきなりヘリジャックとは激しい奴だな。なにしでかす気だ?」

「ここにいても、あまり役には立ちませんので。

 場が悪い方向へ行かないうちに予防措置を取らなければならないことがあったので、そのためにこうしています」

「ヘリの操縦経験なんてあったんだな」

「いえ。私はこの時代の人間ではないので、憶測と類推で適当に操縦してますけど」

「いきなりすごいこと言ってるぞオイ! つうかこれ大丈夫なの?」

「いま飛んでるからには大丈夫じゃないですか? たぶん」

「やばい。俺の召喚者が豪傑すぎて命が危ない……!」

 

 いまさらながらに戦慄を覚えるヘイヴィアだった。

 

「つうかマジでなにする気なの?」

「あの状態でも、いざとなったらあの朝田というひとには切り札があるのです。

 ――『一兆度の炎を本当に吐かせる』という切り札が」

「だがそりゃ自爆じゃねえの?」

「自爆するって脅しは案外やっかいなものですよ。いつの世でも。

 まあそれでも時間稼ぎにしかならないかもしれませんが……そもそも我々は、時間稼ぎに対処するために乗り出したのですから」

「ああ、そういやそうだったな。だが、ならどうする? いまこのヘリはあの怪獣に向かってるんだと思うが、俺たちだけで行ってどうにかなるのか?」

「たぶんですけど。どうにかする方法はあります」

「どうするの?」

「奇襲攻撃をかけます。戦ったらまずい相手でも、一撃で決めれば問題ない」

「……簡単に言うよな、おまえ。失敗したらどうすんだ?」

「あのサイズ差ですから。失敗したらどうあれ、生きていないかと」

「そりゃそうだけどよ……おまえ、怖くないの?」

「元々私は、戦闘用にデザインされたヒューマノイドなので」

 

 朝潮は言った。

 

「戦闘で死ぬことに躊躇はありません。そういう命だとわきまえてます」

「……気に入らねえ話だな」

「なにがです?」

「損得勘定を置いてきてるってことだよ。

 なあ――たしかおまえも、この世界に呼ばれたクチなんだろ?」

「まあ、そうですが」

「なら元々とか、そういうのは忘れろよ。おまえはおまえのために戦うべきだ」

「なんでですか?」

「だっておまえ、戦ったら敵は死ぬだろが」

 

 ヘイヴィアは言った。

 

「飯食うのと一緒だよ。飯食ってる限り、人間はなにかを犠牲にしてる。ならその犠牲にした奴の分まで幸せになってやらねえと。でないと死んだ奴は、浮かばれねえだろ」

「それは……そうかもしれませんが」

 

 朝潮は少し目を伏せて、自信なさげに言った。

 

「でも私には、本当に、なにもないのです……こうやって戦っていますが、実のところ、戦う理由なんてひとつもないのです」

「…………」

「生まれたときから、私は戦うための装置として教育されてきました。そうやって生きてきて、突如としてここに呼ばれて――戦えと言われて。言われたから戦っている。それだけなのです」

「戦うのやめて逃げたら?」

「それは……」

 

 朝潮は少し考えて、首を振った。

 

「ダメです。戦う理由はないけど、戦う以外のことはなおさらわからないです」

「……困った奴だなあ、おまえ」

 

 ヘイヴィアは頬をかく。

 

(このまま放置したら、こいつは意味もなく危険に首突っ込んで、そのうち死ぬな。

 あーもう。説教なんてガラじゃねえし。けど、なんとかして首輪付けねえと……)

「よし。じゃあこうしよう」

「?」

 

 ぽん、と手を打ったヘイヴィアを、朝潮は不思議そうな目で見た。

 

「おまえは、俺のために戦え」

「……ヘイヴィアさんのために、ですか」

「おうよ」

 

 ヘイヴィアは言った。

 

「考えてみりゃ、それは絶対に必要なことだ。そもそも従者である俺は、おまえが生きてなきゃ存在できねえんだからな。戦わされるなら一蓮托生。なら、俺が生き延びるために戦ってくれよ」

「ヘイヴィアさんが戦う理由はなんですか?」

「んー、原典じゃ、それなりの理由はあったけどな……それもこの世界には存在しねえ。となると、いま戦う理由は、金稼いで豪遊。これしかねえな」

「豪遊……おねえさんとにゃんにゃんしたり?」

「男のロマンだ!」

「つまり私は、ヘイヴィアさんがおねえさんとにゃんにゃんするために戦うわけですか……」

「やめて! なんかそうまとめられると俺がすごいダメ人間に聞こえるからやめて!」

 

 頭を抱えて絶叫するヘイヴィアに、朝潮はくすりと笑って。

 それから厳しい顔に戻って。

 

「追っ手がきてます」

「あん? ……げっ」

 

 空を飛び来るもやの怪物に、ヘイヴィアはうめいた。

 

「あいつ空飛べるのかよ! ちくしょう、どうする朝潮!」

「これ着けてください」

 

 言って朝潮は、縄のようなものを投げてよこした。

 

「……これなに?」

「命綱です。私とつながってます。私はシートベルトつけているので、それを付けていれば落ちません」

「いや、落ちるって……あ、つまりこれ開けて銃で応戦しろって?」

「それしかないでしょう」

「いやそうかもしれんけど! でもあいつ銃効かなかったぞ!」

「倒せはしないでしょうけど。でも貫通もしなかったじゃないですか、あのとき」

 

 朝潮は言った。

 

「当たるならそれは()()()()()ということで、物理的実体なら物理から逃れられないということです。

 作用反作用の法則は有効です。銃弾の運動エネルギー分、相手を後退させられます」

「ええい、わかったわかった。やりゃいいんだろ!」

 

 ヘイヴィアはあわてて命綱をつけると、ヘリのサイドドアを開いて、

 

「うおお、これ風が思ったよりひどいな……! 命綱ないと吹っ飛ばされるぞ!」

「敵第一弾、もう間がありません! 急いで!」

「よっしゃ、くたばれバケモノ!」

 

 ばらたたたたたたた、という音と共に怪物の表面が火花を散らし、少しだけ後退する。

 

「よし、確かに! ダメージにはなってなさそうだが、押し返せてる!」

「怪獣上方まであと概算137秒! 保たせてください!」

「了解! 弾切れまで粘るぜえええええええ!」

 

 ヘイヴィアは叫んでさらにライフルを乱射。

 

「どーだ朝潮、もう怪獣は見えてるのか!?」

「視界良好です! 怪獣は――まずい!」

「どうした!?」

 

 ヘイヴィアの言葉に答えず、朝潮は急いでシートベルトを解除し、ヘイヴィアを抱えて。

 

「重力子制御、係数0.01……っ!」

 叫んで、大きく床を蹴ってヘリを飛び出した。

 

 

 直後、その後ろでヘリが大爆散した。

 

 

「な、なんだぁぁぁ!?」

「怪獣のほうからの攻撃です! なんだかわかりませんがやられました!」

「マジかよちくしょう! っていうかこれ着地できるのか!?」

「私に任せてください! このままだと怪獣に真っ向体当たりですが、どうにかします!」

「どうにかって、どうやって!?」

 

 ヘイヴィアの問いに、朝潮は笑って。

 

「私の実力をお見せします。――『艦娘』タイプヒューマノイドの実力、とくとごらんください!」

 

 言って朝潮は大きく息を吸い込んだ。

 

「『物理法則無視』プロトコル、開始。質量改変、くちくかん係数1万!」

「うわああああなんかすげえやばそうな音がしてるうううう!?」

 

 きゅいいいいいいい、と朝潮の連装砲が甲高い悲鳴を上げる。

 情けない声を上げるヘイヴィアをよそに、朝潮は大きく息を吸い込み、

 

「覚悟しろ怪獣。おまえの吐息が一兆度だと言うのなら――」

 

 怪獣の目が朝潮を捉え、うなり声を上げる。

 だがなにをするにも、ここまで来れば朝潮の接触の方が早く――

 

「私のパンチは――20メガトンだっっっっっっ!」

 

 

 

 

 かくして。

 東京湾に出撃した謎の怪獣は、朝潮とヘイヴィアのたった一撃の攻撃によって爆発四散した。

 

 

 

 

「……っちゅうことで、今回の事件も解決やな。いやあ、暴れた暴れた!」

 

 帰ってきたヘリポートにて。

 銃撃戦と怪物のせいでぼっこぼこになった地面の上で、龍驤は明るく言って、けらけら笑った。

 

「ところでヘイヴィア、なんであんただけずぶ濡れなん? あさたんにセクハラして海に突き落とされた?」

「するかボケ! 俺はむしろ朝潮がなんで濡れてないかの方がわかんねーよ!」

「すいません。私は艦娘なので自然に着水できたんですけど……ヘイヴィアさんを取り落としてしまって」

 

 申し訳なさそうに言う朝潮。

 そう言われると責めることもできないのか、ヘイヴィアは目を逸らして、

 

「そんでおまえの方はどうなったんだよまな板。ちゃんと相手は捕らえたんだろうな?」

「へっへー。当たり前やん。かなり抵抗してたけどな、さすがに怪獣が爆散したのはショックだったんやろ。集中が破れたところを一気に押し込んで、ぶっ倒したったわ」

「終わってみれば、別に正攻法でもなんとかなりそうな話だったな。いや、いくらなんでも一兆度は使わせねえだろ、相手の術者だって」

「それでも、従者が本気で望めば、術者の命令を無視できるんや。――『語り部』の魔術が本当にまずいのは、そのへんの制御しづらさにもあるんやで?」

「へえ。……んじゃ、俺のことも信用してないってわけか?」

「当たり前やろ。自爆装置取り付けたいレベルやわ」

「そこまでかよ!?」

「あはは……大丈夫ですよ、師匠。ヘイヴィアさんは信頼できます」

「む。なんやあさたん。えらい笑顔で……なんかええことでもあったんか?」

 

 龍驤の言葉に朝潮はうなずいて、胸を張った。

 

「はい! 私は、ヘイヴィアさんのおかげで戦う理由を見つけられたんです!」

「戦う理由?」

「え、ちょ、待っ」

 

 嫌な予感を覚えたヘイヴィアが止めようとしたが、時既に遅し。

 

「私は――ヘイヴィアさんがおねえさんとにゃんにゃんするために戦うのですから!」

「…………」

「…………」

 

 ぎぎぎぎぎ、と龍驤がヘイヴィアを見やる。

 

「ヘイヴィア……おまえ、あさたんになに吹き込んだ……?」

「ご、誤解だッッッッ……!?」

「やかましいわどあほうっ! そこまで変態とはマジで思ってなかったわ! これはもう自爆装置しかあらへんな!」

「だから誤解だああああああああああああああああああああ! うわーん、なんで俺がこんな目にいいいいいいいい!」

 

 泣きながら龍驤に追い回されるヘイヴィアを見て、朝潮はくすりと笑って。

 

「……そう、初めて見つけたんです。戦う理由――」

 

 小さく、つぶやいたのだった。




【従者名鑑】

No.003 ヘイヴィア・ウィンチェル
出典:「ヘヴィーオブジェクト」
術者:朝潮
属性:Chaotic-Neutral
性別:男
外見:軍人らしい引き締まった身体の青年
得意技:銃撃、肉体労働、サボり
解説:戦闘型ヒューマノイド朝潮の従者。東京湾に現れた怪獣の種類を勘違いした龍驤たちが、光の国の戦士を呼ぼうとしたところ、うっかり失敗して呼び出される。「巨大な存在との戦い」の専門家という意味ではギリギリ的外れではない。ノリは軽く見えるが、馬鹿ではないし臆病でもない。ただ、本来の相方と比べると若干リアリスト気味。

No.004 ラギュ・オ・ラギュラ
出典:「ワイルドアームズ」シリーズ
術者:朝田朝霧
属性:Chaotic-Evil
性別:?
外見:ゼッ〇ンそっくり
得意技:一兆度の炎、マイナス一兆度の冷気等
解説:オーヴァード、『フィールド・オン・エネミー』朝田朝霧の従者。超どでかい怪獣であり、設定では一兆度の炎を吐ける怪生物。朝田の格だとそこまでの能力は発揮できないのだが、カタログスペックだけで関係者全員を警戒させることができる逸材。だが質量を二千万トンまで底上げした朝潮の体当たりにはなすすべなく、四散した。


【お知らせ】
 お正月特別投稿はここまでです。
 次回、第三話「龍驤ちゃんと完全情報有限確定ゼロ和ゲーム(仮題)」の投稿日時は未定となります。なんとか来年のお正月までには間に合わせたいと考えてますので、またそのときにはよろしくお願いします。

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