奥特曼†夢想 ‐光の三雄伝‐   作:焼き鮭

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プロローグ

 

 ――十二月末、冬休み中の聖フランチェスカ学園、剣道部道場。

 

「なぁかずピー、例の宿題やけど、今から行かへん?」

 

「例の? あー……理事長の学校法人が歴史資料館を造ったから、休みの間に見学して感想文を書けという奴か」

 

 関西弁口調の、眼鏡を掛けた白い学ラン姿の男子生徒が、練習を終えたばかりの男子生徒に話しかけている。

 

「まぁいいけど、またえらく急な話だな」

 

「ま、ついでって奴?」

 

「ついで? 何のついでだよ」

 

「で・ぇ・と♪ に決まっとるやないかー♪」

 

「……チッ。俺も彼女欲しいな……」

 

 浮かれ気分の眼鏡の生徒に対して、剣道部の生徒は舌打ちしながらぼやいた。

 

 

 

 UL学園のグラウンド。投球の練習をしているピッチャーとキャッチャーの二人の内、キャッチャーの方が話しかける。

 

「ところでさ、あの宿題やったか? 歴史資料館の見学の奴」

 

「あー、まだだ。練習終わったら、忘れねー内に行こうぜ。一個でも宿題やらねーと、ここの先公うっせーからな」

 

「分かった。にしても面倒だよな。歴史資料館なんて……何が面白いんだよ」

 

「全く。んな辛気くせーとこじゃ、女も連れてけねーぜ」

 

「年齢イコール彼女いない歴だろ、お前」

 

「うっせ! あーあ、オレにも彼女できねーかなー」

 

 ミットに向けてボールを投擲しながら、ピッチャーの男子生徒がぼやいた。

 

 

 

 城南大学附属男子高等学院の寮の一室で、男子生徒がデスクの上に置いたスマホと話をしている。

 

「歴史資料館?」

 

[はい。隣町に新設されたそうです。休み中、部屋にこもり切りでいないで、たまにはこういうところに出掛けてはどうでしょうか]

 

「そうだね……。気晴らしにはちょうどいいかもね」

 

 話を持ち掛けられた男子生徒がうなずき、スマホを懐にしまって椅子から立ち上がった。

 

 

 

 聖フランチェスカ、UL、城南大学附属。三つの学び舎から、三人の少年が、歴史資料館に向かっていった。

 これからの彼らの運命を、大きく塗り替えるものが待っている場所へと。

 

 

 

 歴史資料館。西暦200年代前後の、大昔の遺品が陳列されているコーナーを、聖フランチェスカの学ランの少年がブラブラ歩いている。

 

「及川もデートに行っちゃったし……そろそろ帰ろうかな」

 

 その近くを、UL学園の紺色のブレザー姿の少年が通り掛かる。

 

「全くあいつ、急用とか……。こんなとこ一人で見てたって何も面白くねーぜ」

 

 更に近くに、城南大学附属学院の生徒の、私服のジャケット姿の少年が展示物を興味深そうに観察している。

 

「結構展示物そろってるな……。学校法人の出資っていうから、もうちょっとこぢんまりとしてるのを想像してたけど」

 

 三人の少年が一列に並んだ瞬間……。

 黒いコートに黒い帽子を目深に被った得体の知れない男が側を駆け抜け、その肩が学ランの少年にぶつかった。

 

「うわッ!?」

 

「おうッ!?」

 

「ええッ!?」

 

 学ランの少年がバランスを崩して倒れかけ、ブレザーの少年を巻き込む。ブレザーの少年は私服の少年を巻き込んで、結果三人が派手に転倒した。

 

「痛てて……おい、何するんだ! 資料館の中を走るな!」

 

 学ランの少年が頭をさすりながら起き上がり、黒ずくめの男に怒鳴ったが、男は少しの間だけ立ち止まっただけで、そのまま走り去っていった。

 

「テメー! 人をドミノ倒しにしといて、謝りもねーのかよ!」

 

 ブレザーの少年も怒声を上げたが、男は足を止めずに角の向こうに消えていった。

 

「くそッ……ごめんな、君たち。いきなり押しちゃって」

 

「気にすんなよ。悪りぃのはさっきのふざけた奴だぜ。おいあんた、立てるか?」

 

「う、うん。ありがとう」

 

 謝った学ランの少年に、ブレザーの少年が慰めの言葉を掛け、私服の少年に手を貸して立たせてあげた。

 

「すまん。えっと……二人はフランチェスカの生徒じゃないみたいだな」

 

「オレはUL学園ってとこだぜ。あんたは?」

 

「ぼくは城南大学附属学院だよ。そっちの君はそのフランチェスカな訳だ」

 

「ああ。ここには、冬休みの宿題で来てさ」

 

「奇遇だな。オレもそうなんだぜ。そーいや、フランチェスカってのはウチの姉妹校だって話を前に聞いたな」

 

「ああ、そういえばそうだな。じゃあ君も同じ理由で?」

 

「いや、ぼくはここに興味があって自主的に来たんだ」

 

 三人はぶつかり合ったことをきっかけに、意気投合して会話を行う。

 まずは中肉中背だが、筋肉はしっかりと引き絞られている学ランの少年が自己紹介した。

 

「そういやまだ名乗ってなかったな。俺は北郷一刀(ほんごうかずと)。北の郷と書いてホンゴウな」

 

 次に、一刀より背が高く最も体格がガッシリしている、三白眼のブレザーの少年が名乗る。

 

「オレは南出孝矢(みなみでたかや)っつぅんだ。よろしくな」

 

 最後に、一番背が低くて童顔気味の、線が細い私服の少年が自己紹介した。

 

「ぼくは東雲鎗輔(しののめそうすけ)。東の雲でしののめだよ」

 

 三人が名乗り終えたところで、南出孝矢がへぇ~と感嘆の声を上げた。

 

〈孝矢〉「面白れーな! オレたち、全員の苗字に方角が入ってるぜ」

 

〈一刀〉「確かに。面白い偶然だな」

 

〈孝矢〉「これでもう一人、西がいりゃあ完璧なんだがなー」

 

〈一刀〉「あはは、それは出来過ぎだろ。……ん? 東雲、だっけ。どうしたんだ? 何か変な顔して」

 

〈鎗輔〉「あ、いや……何でもないよ。個人的なこと」

 

 軽く挨拶を交わし合うと、孝矢が他の二人に向けて尋ねかけた。

 

〈孝矢〉「なぁなぁ。あんたら、歴史には詳しいのか?」

 

〈一刀〉「え? まぁ、人並みには。友達には歴史マニアとか言われたけど、そこまでではないと思う」

 

〈鎗輔〉「ぼくもそんなに詳しい訳じゃないけど、人よりは勉強してるかな」

 

〈孝矢〉「そいつぁ良かった! 生憎、オレはさっぱりでよー。ここ見てても全然分かんねーから、宿題どーしよって思ってたんだ。これも何かの縁だしよー、ちっとオレに教えてくれねーか? 時間は大丈夫か?」

 

〈一刀〉「んー、まぁこの後予定ある訳じゃないし。構わないけど」

 

〈鎗輔〉「ぼくも。人と見て回るのも楽しそうだ」

 

〈孝矢〉「あんがとよ! じゃあよろしく頼むぜ! 一刀! 鎗輔!」

 

 承諾されて気を良くした孝矢は、バシバシ二人の背中を叩いた。一刀がうッと短くうめき、鎗輔は思わずつんのめる。

 

〈一刀〉「か、一刀?」

 

〈孝矢〉「いいだろ? オレのことも孝矢って呼んでくれよ。男が拳を交えりゃあ親友さ! ま、拳交えた訳じゃねーけどな!」

 

〈鎗輔〉「あはは……何て言うか、豪快だね」

 

 孝矢に頼まれ、一刀と鎗輔は彼とともにもう一度資料館を回り出した。

 

〈一刀〉「そういえば、鎗輔は制服じゃないな。俺は部活帰りでそのまま来たからだけど」

 

〈鎗輔〉「城南附属は私服登校なんだ」

 

〈孝矢〉「へー、そりゃ羨ましい。制服なんてよー、そもそも何のためにあんだよ。毎日ネクタイ巻くのめんどくせーぜ」

 

〈鎗輔〉「でも、普通の会社に入ればそれが当たり前になるよ」

 

 雑談しながら歩き出す三人の様子を――通り過ぎたと見せかけた黒ずくめの怪しい男が、物陰から密かに観察していた。

 

 

 

 それから数時間経ち、三人は心行くまで資料館を堪能した。

 

〈一刀〉「もうこんな時間か。すっかり暗くなってる」

 

〈孝矢〉「いやー、マジであんがとな! こんな辛気くせーとこで、こんなに楽しく過ごせたのはお前らのお陰だぜ! 一刀、オメー普通に歴史マニアじゃねーか!」

 

〈一刀〉「そんなことないって。田舎の爺ちゃん家に、歴史ものの本がたくさんあって、子供の時に読んでたってだけさ」

 

〈孝矢〉「いやー、普通はそこで読まねーだろ。オレだったら手にも取らねー」

 

〈一刀〉「そうは言っても、他に娯楽なんてないとこだったからさ。それに、俺なんかより鎗輔の方がはるかに詳しかっただろ」

 

〈孝矢〉「それだよ! 鎗輔オメー、めっちゃ詳しいじゃねーかよ! 次から次に薀蓄出てきて、ビックリだっつーの!」

 

〈鎗輔〉「そうかなぁ? 昔、暇潰しにちょっと図書館の本を読み漁っただけなんだけど」

 

〈孝矢〉「オメーらの普通は何なんだよ……。まーいいや。ともかくあんがとな! これで宿題何とかなりそうだ」

 

〈一刀〉「それは良かった。じゃあもう帰ろうぜ。早くしないと、閉館しちまうって」

 

〈孝矢〉「またどっかで集まろーぜ!」

 

〈鎗輔〉「うん。……あれ? ちょっと待った」

 

 ピタリ、と急に鎗輔の足が止まる。

 

〈一刀〉「ん? どうしたんだ?」

 

〈鎗輔〉「何か……変じゃない? こんなところ通った?」

 

〈孝矢〉「あん……?」

 

 気がつけば、三人は窓も展示物も一切ない、白い壁と天井に覆われた通路らしい場所にいた。

 

〈一刀〉「た、確かに変だぞ。そう広くない資料館のはずなのに……こんな無駄な場所はないはずだ」

 

〈孝矢〉「ああ!? 見ろッ! 後ろ、壁になってんぞ! 今そっから来たってのに!」

 

 更に後方に振り向くと、まっすぐ進んでいたはずなのに、自分たちのすぐ後ろが壁でさえぎられていた。異様な状況に戦慄する三人。

 

〈一刀〉「どうなってるんだ……。ホラー映画の世界にでも迷い込んじゃったのか?」

 

〈鎗輔〉「ちょっと、変なこと言うのやめてよ。そんな非科学的なこと、ある訳が……」

 

〈孝矢〉「お、おい先見ろよ。何か置いてあるぜ」

 

 一方通行の通路の先に、台のようなものがポツンとあり、その上に三体の人形らしきものが並んでいた。三人は恐る恐る近づいて、人形の形をはっきり視認する。

 

〈一刀〉「……これって、ウルトラマンの人形じゃないか?」

 

〈孝矢〉「それっぽいな。ガキの頃観てたぜ」

 

〈鎗輔〉「でもウルトラマンを作ってた円谷プロは、2007年に経営不振で倒産してるよ」

 

〈孝矢〉「あ、そーなんか? ちょいとショック」

 

〈一刀〉「そもそも、何で歴史資料館にウルトラマンの人形があるんだよ……」

 

 人形はちょうど三体あるので、一人ずつ手に取って観察してみる。

 

〈孝矢〉「何だこのウルトラマン! めっちゃマッチョだぜ! カラータイマーが星型だし、こんなのもいんだな~」

 

 孝矢が手に取ったのは、妙にマッシブな体格で、額と胸の中央に五芒星が備わっている赤と黒のウルトラマン。この姿をおかしく感じた孝矢は大笑い。

 

〈鎗輔〉「いや、こんなウルトラマンいたかな……。別に調べた訳じゃないけど。これなんか青いし、トサカが変に長いし、顔も長いし……」

 

 首を傾げる鎗輔の手の中のものは、全身が青いカラーリングで、頭頂部のトサカが後ろに長いウルトラマン。

 そして、一刀の手中のものは、

 

〈孝矢〉「おッ、そいつなら知ってんぜ。ウルトラマンタロウだ。懐かしーな」

 

 二本の角が特徴的なウルトラマン。しかし一刀は訝しげに目を細めた。

 

〈一刀〉「ほんとにそうか? 何か記憶のと違うような……」

 

〈鎗輔〉「確かに、胸が青いね。こんなデザインじゃなかったはずだよ」

 

〈孝矢〉「じゃ、パチモンか何かじゃね? いやこんなのどーでもいいんだよ。それよか、どこに出口あるんだここ」

 

 意識が現実に戻った三人が目線を更に奥にやると……あるものを発見した。

 

〈一刀〉「ん……銅鏡?」

 

〈鎗輔〉「やっと資料館らしいものが出てきたね」

 

 白い通路の突き当たりに、一枚の銅鏡がポツンと飾られているのだ。この異様な状況を除けば、一見して別段おかしいところは見られないが……。

 

〈孝矢〉「いや、行き止まりじゃねーか! これマジでどーすんだ!? オレたち、閉じ込められちまってんぞ!」

 

〈一刀〉「そうだ、携帯は通じないのか? 外と連絡がつけば……」

 

〈鎗輔〉「ちょっと待って!」

 

 鎗輔がジャケットの内ポケットをまさぐった、その時、

 突き当たりの銅鏡から、いきなり閃光が発せられた。思わず顔を背ける三人。

 

〈一刀〉「うわッ! 何だ!?」

 

〈孝矢〉「何の光だこりゃ!?」

 

〈鎗輔〉「何のマジックだ!?」

 

 そして光とともに、三人は身体がグイと強く引っ張られる感触を覚える。

 

〈孝矢〉「なぁ、あんまこんなこと言いたかねーんだが……オレたち、何か引っ張られてね?」

 

〈鎗輔〉「は、ハハハ……そんなまさか……」

 

〈一刀〉「いやそうだ! あの鏡に、吸い込まれてるぅッ!」

 

 自分たちの身体が掃除機ででも吸引されているかのように、銅鏡に引き寄せられている。見れば、銅鏡の鏡面がいつの間にかブラックホールのような底知れない穴に変わっていた。

 

〈孝矢〉「おいおいおいおいおいぃぃぃぃぃぃッ!? こりゃやべーって!!」

 

〈鎗輔〉「い、一体何なんだこれはぁッ!? ぼくは夢でも見てるのか!?」

 

〈一刀〉「と、とにかく逃げるんだッ! 吸い込まれたら、どうなるか分からないぞ!?」

 

 得体の知れない事態に混乱しながらも、吸い込まれまいと必死に足を踏ん張って逆方向に這いずっていく三人。だが吸引力はどんどん強くなって、少しずつ銅鏡に引き寄せられていく。

 

〈一刀〉「くぅぅぅぅッ……!」

 

〈孝矢〉「うおっしゃああああッ!」

 

 一刀と孝矢はウルトラマンの人形を戻した台の左右に掴まって、どうにか抵抗する。自分らが引き寄せられているのに、人形はピクリとも動いていないが、そんなことに気を掛けている余裕はなかった。

 二人は台にしがみつけたが、鎗輔は手が届かずにズルズル引きずられていく。

 

〈鎗輔〉「うわあああぁぁぁぁぁぁッ!」

 

〈一刀〉「鎗輔ぇぇぇッ!」

 

〈孝矢〉「とあッ!」

 

 しかしすんでのところで孝矢が左手で彼の腕を掴んで引っ張り、台に指を掛けてあげた。

 

〈鎗輔〉「あ、ありがとう……!」

 

〈孝矢〉「へっへーん! どーだオレの超絶ファインプレー!」

 

 右手で自慢げにサムズアップする孝矢。

 

〈鎗輔〉「ちょッ!? 手ッ!!」

 

〈孝矢〉「手? あッ」

 

 今頃気がつく孝矢。自分の身体を支えていた手で、サムズアップしたことに。

 

〈孝矢〉「おわあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―――――――――――――――!!」

 

〈一刀・鎗輔〉「孝矢ぁぁぁぁぁぁ――――――――――――――!!」

 

 支えがなくなったことで孝矢が一気に銅鏡に吸い込まれていく。――と同時に台の上から、赤と黒のウルトラマン人形が離れ、孝矢と一緒に穴の中に消えていった。

 

〈一刀〉「何てこった……孝矢が……!」

 

 愕然とする一刀だが、悲しんでもいられなかった。

 

〈鎗輔〉「だ、駄目だ……もう、指が……!」

 

 せっかく孝矢に助けられた鎗輔だが、早くも体力の限界が来て、指が掴んでいる台から離れてしまった。

 

〈鎗輔〉「ひあああああぁぁぁぁぁぁぁ――――――――――――!!」

 

〈一刀〉「鎗輔ぇぇぇぇぇぇ―――――――――――――!!」

 

 鎗輔もまた、転落するような勢いで銅鏡に吸い込まれていった。――彼は、青いウルトラマン人形とともに。

 

〈一刀〉「うッ……お、俺もやば……!」

 

 そして一刀も、手汗で指が滑り出した上に一層吸引が強まり、一本、また一本と指が外れていった。

 

〈一刀〉「う……うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁ―――――――――――――――!!」

 

 最後の一人の一刀も抵抗し切れず、真っ逆さまに銅鏡に吸い込まれていった。――こちらも最後の、二本角のウルトラマン人形と。

 三人を吸い込み終えると、銅鏡が何事もなかったかのように元の状態に戻り、白い空間が静寂に包まれた。――その場に、隠れる場所などどこにもないにも関わらず、黒ずくめの男が現れる。

 

「ククク……少年たちよ、せいぜい良き旅を楽しむといい……」

 

 黒い男は銅鏡に向けて、ひと言告げた。

 

 

 

〈孝矢〉「やべぇやべぇやべぇやべぇってこれぇぇぇぇぇええええええええええええッ!!」

 

〈鎗輔〉「どこに向かってるんだよぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおッ!!」

 

〈一刀〉「わああああぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああッ!!」

 

 それぞれウルトラマン人形とともに、謎の力場が渦巻く空間を落下していく孝矢、鎗輔、一刀。

 やがて三人の身体は光に包まれて流星に代わり――無数の星が瞬く夜天を突き抜け、広大な荒地へと降り注いでいった。

 

 

 

 こうして少年たちは、未知の世界へと旅立っていった。

 これは、数奇なる運命を背負った若者たちの奇跡の物語である。

 

 

 

奥特曼†夢想

‐光の三雄伝‐

 


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