平和?な世界に転生したら兄弟になった彼らの話   作:五十鈴暮月

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録画したこどもつかいを見て思いついたやつです。短いです。

※これは本編とは全く関係ありません。


番外編・不思議な夢

side 王馬小吉

 

 

「怖い話?」

 

「はい。小吉くんは何か知りませんか?」

 

とある日、図書室で円谷ちゃんに聞かれ、少し考え込む。

 

怖い話、ねぇ…。時々見る悪夢の方がよっぽど怖いけど、内容なんてよく覚えていないし…、と思ったその時、昨日だか一昨日だかに見た不思議な夢を思い出した。いつものような悪夢の内容とは違う、不思議な夢。

 

「怖い…というより、不思議な話なら知ってるよ。それでもいい?」

 

そう言うと円谷ちゃん含む少年探偵団はメモを取り出し、オレの周りを囲うようにしてイスに腰掛けた。

 

「多分あれは、オレがカムクラになる前の事だから…三年前かな。」

 

そう、あれは三年前。…ほとんど覚えていないし、本当なのかもわからないけど…終兄と魔姫姉が守ってくれたのはわかる。

 

___________________________

三年前・七月

 

 

終兄と魔姫姉が夏休みに入って少し経った頃だったかな。母さん、昼の12時くらいまでは寝てたから、その間に魔姫姉がご飯作って三人で図書館とか行って勉強してたんだ。そ、兄弟は16人だけど…ハラチガイってやつ?カムクラの先代の当主が亡くなって、その時に他に兄弟がいる事がわかったんだ。で、本妻の息子であり今のカムクラの当主である蘭兄が愛人達の子供全員を引き取ってくれたらしい。実質保護だよね。ん?そうそう、オレあんまり覚えてないんだよ。医者が言うにはしんいんせいきおくしょうがい?らしくってさ。母さんの顔も写真でしかわからないし、どんな人だったのかは夢で知るしかない。そ、これは夢の話。本当かどうかもわからない、ただの夢の話。

 

「覚えてないって…それでいいのか?」

 

終兄と魔姫姉の話を聞く限り、オレ達は間違いなく虐待されてた。オレが記憶を失くしたのはこれ以上耐えられないって、心が限界を迎えたからだ。だったらオレは、それでいい。

 

「でもっ!!」

 

「あのね江戸川ちゃん、覚えてない方が幸せなこともあるんだよ。」

 

………話が脱線したね。

 

図書館ではいろんな本を読んだ。オレ達はギフテッドらしくて、小さい頃からいろんなことができたんだ。それが、母さんがオレ達を気味悪がった原因なんだろうね。…夜の6時から母さんは仕事に行った。帰ってくるのは深夜で、場合によっては朝起きてもいないこともあった。母さんが帰ってきて機嫌が悪い日はベランダや押し入れに避難して物音を立てないようにする。機嫌がいい日は魔姫姉がなんとかしてくれるから、終兄とオレは母さんが寝るまで部屋の隅でじっとしてる。ああ、でも…母さん、あの日はすごく機嫌が悪かったな…。

 

________________________

 

あの日、オレ達全員眠っちゃってたみたいで、母さんに殴られて目が覚めたんだ。…春川の家には大きな部屋が二つあって、一つは和室で、押し入れは和室側にあった。オレ達が寝てたのは和室じゃない方で…母さんは、オレをたくさん叩いた後、押し入れに閉じ込めて…何度も、何度も、何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度もなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんどもなんども「神座!!!」

 

江戸川ちゃんの大声でハッと我に帰る。

 

「あ……。ごめん、なんだっけ…。」

 

びっくりしたような、悲しそうな顔でオレを見る江戸川ちゃん、吉田ちゃん、円谷ちゃん、小嶋ちゃんの代わりに灰原ちゃんがオレに言った。

 

「押し入れに閉じ込められたところよ。」

 

「あ、ああ…そうだったね…。ええと、夢ではいつも、自分から押し入れに閉じこもってるんだ。それも、終兄か魔姫姉のどっちかと一緒に。それに、懐中電灯があったから怖くなかった。」

 

…そう。いつもは押し入れに閉じこもって、終兄か魔姫姉がぎゅって抱きしめてくれて、トントンってされてるうちにいつの間にか眠っちゃうんだけど、その夢では一人で、懐中電灯は電池が切れていた。

 

「暗いのが怖くて、押し入れの扉をドンドンって叩いても開かなくて、母さんが、うる、うるさいって…そ、それで…」

 

だんだんとうまく息が吸えなくなってきた。あの押し入れの中にいるのが怖くて怖くて、母さんが、母さんはあの時なんて言ったんだっけ。

 

「神座くん、深呼吸、できる?」

 

「う、うん。」

 

すー、はー、すー、はー。

 

…少し、落ち着いた。そうだ、あの時母さんは…

 

「お前なんか、産まれてこなければよかったのに。」

 

…ああ、そうだ。母さんはそう言っていた。その後だ。あの人が…黒いマントの人が現れたのは。

 

「黒い、マント…?」

 

そう。オレはその人と“約束”したんだ。

 

「約束って…何を…?」

 

「…オレが黒いマントの人から受け取った、人形の小指を母さんに渡した3日後に母さんを…ろ…て…って…。」

 

「え?お母さんをなんだって?」

 

「だ、だから…母さんを…

 

 

 

 

 

 

 

こ ろ し て く れ る っ て 」




ここで力尽きました。気が向けば続きを投稿します。

大トトロの着ぐるみパジャマを着るのは?

  • 王馬、ゴン太と来たらキーボだろJK。
  • いやいや百田でしょ。
  • 意外性を狙って…キルミーで。
  • 言い出しっぺの法則って事で、最原ちゃん。
  • 他の誰か
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