イナイレ世界で彼女が欲しい!   作:アリファ

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いつの間にか佐久間がTSしてました。

これから何人かTSさせていこうと思います。

アフロディもTSヒロイン化するヨ!!


最北端と最南端

瞳子さんとオレは吉良財閥の捜索網に引っかからないように北の方を中心に各地を転々と回っていた。

 

その都度オレは地元の子供たちとサッカーをしていたのだが、驚くことにイナズマイレブンに出てくるキャラ達とサッカーをしたのだ。

 

最初にあったのは日本海側、新潟まで遠征に来ていた帝国学園付属小学校サッカークラブの鬼道、佐久間、源田だ!

この3人との出会いはイナイレをプレイしていた人間としてはとても嬉しいものだった。

 

まぁ、実力の方はお日さまブートキャンプ(強制)をしていたせいで天と地ほどの差があって全力を出す相手では全くなかったけど……。

 

鬼道には初見ですごい警戒をされたが、サッカーをしていたら超えるべき壁と認識された。

司令塔としての才がすでにあったのか、対オレの布陣を練習中に作り上げて配置してきた。なかなかいい配置だったので少しだけ力を入れて全抜きしたら化け物扱いされた。

君も将来化け物達と同等になるんやで……。

 

源田にはキーパーでの衝撃波ブロックを見せてあげた。

本家で使うパワーシールドの礎になるといいなぁと思って見せたのだが、練習3回目にしてパワーシールドを使っていた。

これだけでも驚いたのだが、オレのシュートにフルパワーシールドを展開していたのには冗談抜きでびっくりした。

元から才能があったとしか言いようがなかった。

 

佐久間にはシュートとドリブルで競ったのだが、負けん気が強くてめっちゃ粘ってきた。

オレのドリブルに対していきなり『疾風ダッシュ』でボールを取りに来てドリブル以外に使うのありかよとか思ってたらボールを奪われた。お返しに瞬間移動にしか見えない『瞬歩』でボールを取り返したらほぼ全員にドン引きされた。

まだシュート技を持ってなかったので原作を大きく変えない範囲の威力の必殺技を教えてあげたらとても喜んでいた。

教えたのは『スマッシュペンギン』、やはり佐久間と言ったらペンギンだ!

 

ボールがペンギン型のエネルギーに包まれて飛んでいく。というようなものだ。

 

意外とイメージしやすかったようでオレが次の土地に行く前に完成させていた。

とても感謝されたのだが、本当に男なのかちょっと不安になるほど可愛かった。

佐久間女の子説ある?

と思って鬼道に聞いたらどうやら佐久間は女の子らしい。

名前は、生まれる時男の子のつもりで名前を付けられて、佐久間次郎になったらしい。

 

マジかお前……。

まさかの性転換イナイレだったのか。

男の佐久間を知っているとしてもこの世界では最初から佐久間は女の子らしく、試合のルールは大丈夫なのかと聞いたら公式試合に性別は関係ないらしい。

数年前までは男性限定だったらしいが、男女差別がどうたら〜となって取り払われたと言っていた。

 

彼女が欲しいオレにとっては出会いが増えてとても嬉しいのだが、アプローチしても大丈夫なのか心配になった。

というか、ロングヘアー大好きなオレはこの3日間佐久間と一緒にいたのだが、本当に大丈夫だったのだろうか。

完全に男みたいに扱っていたのだが!

 

別れ際に佐久間にとてもいい笑顔で「また会おうな!」って言われて心がキュンってなりました。

これが…恋!?

あ、鬼道には打倒宣言されて、源田にはまた必殺技を教えてくれと言われて別れた。

 

………

……

 

─────────────────

 

「どうした佐久間、ご機嫌じゃないか」

 

「そうか?」

 

「ああ、少なくとも練習試合中よりは機嫌がいいな」

 

「そうか…。そういう源田だってワクワクしてるみたいだが」

 

「当たり前だ、俺はまだ強くなれるとアイツが証明してくれた」

 

佐久間と源田が話しているのは遠征で会った広い髪の少年だろう。

落ち着いた雰囲気なのにどこか底知れないものがあるようなその男は神白(かみしろ) 恋次(レンジ)と名乗っていた。

 

いつの間にか練習に混じっていたヤツはありえないスピードで10人抜きをしたり、ミッドフィールダーかと思えばキーパーで源田にインスピレーションを与えていたり、佐久間にシュートを教えていたりとなにがヤツのポジションなのか分からなくなることばかりしていた。

 

「そうだ、鬼道はアイツがなんて言うやつか知ってるか?」

 

「ん、ああ。アイツは神白恋次と言っていたな」

 

「神白…恋次……」

 

「なんだ佐久間、お前あいつのこと気になってるのか?」

 

「…そんなことはない!」

 

わかりやすいな。

だが、アイツは俺だけに話をした。

表舞台には上がれず、各地を転々としていると。

何かあったらと連絡番号を貰ったがどちらかと言うとアイツの方が心配だ。

それと実力をつけろとも言われた。

 

「どうした、鬼道?」

 

「いや、なんでもない。ただ不思議なヤツだったなと思っただけだ。」

 

『お前ら東京に帰るぞー!』

………

……

 

─────────────────────

 

「……レン君、いえ今はレンジ君だったわね。」

 

「はい。瞳さん。あと少し嫌かもしれませんが泊まる時は姉弟のように振る舞わせて貰いますね」

 

「えぇ…。わかってるわ」

 

今のオレは神白 恋次、瞳子さんは如月 瞳と名前を変えている。

 

原作まで5年。

逃げ切るための策だ。

瞳子さんは吉良の御息女としてそこそこ顔が割れているので、伊達メガネに髪の毛をポニーテールして貰っている。

 

オレは普段後ろで束ねている髪の毛をといて、ストレートロングにしている。

 

サッカーする時はさすがに元の髪型に戻しているけどね!

 

「瞳さん、次はどこに?」

 

「次は北海道よ。そこから飛行機で一気に沖縄に行くわ」

 

「沖縄ですか…。寒暖差で風邪ひきそうですね」

 

「そんなヤワじゃないでしょう」

 

「ははは…」

 

………

……

 

──────────────────

 

次にイナイレのキャラにあったのは新潟からカーフェリーで向かった北海道でのこと。

 

そう、木から落ちた雪の音に怯えていた吹雪士郎だ。

 

瞳子さんが市街地での情報収集と地元サッカーの観察している間、オレは無茶をしないこと迷惑をかけないことを条件に自由にさせてもらっているのだ。

 

学校は吉良財閥のおかげでお日さま園の時に高校卒業資格は貰っている。

だから学校とか行かなくていいし、前世のおかげで人格は問題ないと思うので思う存分サッカーと彼女を作れる。

 

彼女は今のところ作れていないが………。

 

で、吹雪なのだが、すでにアツヤと両親は無くなっていた。

何も無い雪原に1人佇んでいたところ、声をかけると気を失ってからすぐにアツヤの状態で目を覚ましたのだ。

 

「お前誰だ?」

 

「オレは神白恋次。雪原で佇んでたから見に来たけど…大丈夫そうだね」

 

「そうか、オレは吹雪アツヤだ。…サッカーボールを持ってるってことはお前サッカーするんだな。」

 

「ああ、オレは強いよ。かなり強い。」

 

「上等、なら勝負といこうぜ!」

 

雪の上でのサッカーになったのだが、思ったより…というか全然ボールが転がらない。

足に雪が被るからボールの飛んでいく方向がバラバラになってとても難しかったのだが、アツヤは地面に落ちないように空中にボールをキープしていた。

空中にボールがあると意外と取りづらかったり、頭や胸などでも上にあげられるのでなかなか使えるテクニックだと思った。

取ろうと思えば上にあがった段階ですぐ取れてしまうのだが……。

 

シュート練習では木と木の間をゴールとしてシュートをしていたのだが、エターナルブリザードのようなシュートを見ることが出来た。

残念ながらエターナルブリザードそのものではなかったが、強力な刺すようなシュートを打っていた。

その後しばらくしてアツヤが少し休むと言うと雰囲気がガラッと変わった。

 

吹雪士郎に戻ったみたいだが、記憶は2人共通らしくそのまま吹雪の自己紹介からすぐにドリブルとディフェンスの練習になった。

 

こちらもアイスグランドのようなブロックを体験出来たのでこれからがとても楽しみに思う。

 

あと吹雪は公式イケメンキャラだが、マジでイケメンだった。

雪原のプリンスとか言われるよこれは…。

 

仲良くなったオレと吹雪はオレが沖縄に飛ぶまで一緒に遊んでいた。

5年後の白恋中サッカー部のメンバーになるキャラとも一緒にサッカーをした時もあったのだが吹雪だけずば抜けていてオレくらいしか本気の吹雪に対応できなかった。

 

大人気ないようだけど、負ける気はさらさらないので実力差がわかるようにやった。

 

まぁ、そこは性格もイケメン吹雪さん。

むしろオレに届かないことをバネにスピードが上がっていっていた。

 

普段は一緒に鍋つついたり、スキーやスノーボード、スケートをしたり、襲いかかってきた熊に吹雪がシュートを腹にぶちかましていたり……。

 

空港で別れる時は雪の結晶を模したヘアピンをプレゼントしてくれた。

さすがイケメン。

今まで着けてた玲名のお下がりのヘアピンを1つ外して着けた。

白い髪によく合うようだったのでとてもいいプレゼントだった。

 

また遊びに来てくれと言われたが、全国を旅しているので難しいと思う。

そう伝えつつ、また会ったら勝負しようと言って吹雪と別れた。

 

 

瞳子さんの方は順調にサッカー選手の知識を蓄えられているらしく、規格外な必殺技を持つオレは優秀すぎる選手として褒められると同時にヒロト達、お日さま園の異常さを再認識していた。

 

………

……

 

───────────────────

 

「吹雪くーん!」

 

レンジを見送ったあと、たまに一緒にサッカーをする友達が遠くから声をかけてきた。

今の友達は全員レンジがいつの間にかサッカーに参加させていたことから知り合った人達だ。

事故で両親を失った僕にとって人と仲良くするのはなかなかに難しい事だけど、レンジのおかげですぐ仲良くなれた。

 

「いまからサッカーするんだけど……あれ?神白君は?」

 

どうやらレンジは僕にだけ沖縄に行くことを伝えたらしい。

まぁ、僕にもあまり口外しないように言われたけどね。

 

「レンジはもう行ったよ」

 

「えー!神白君がいないと吹雪君が本気出せないね…」

 

「なら僕がみんなに教えるからさ、強くなろうよ!」

 

それこそ、僕が1回も勝てなかった恋次に勝てるように。

僕自身、もっと早く、もっと強く。

僕も、俺も。

あの少年と並べるように!

 

 

 

「そういえば吹雪君。あの雪原にサッカーボールを持っていると襲いかかってくる熊が出るらしいんだけど……吹雪君は大丈夫?よく雪原に居るから心配でさ……」

 

「それは大丈夫。多分その熊も少ししたら大人しくなるんじゃないかな?」

 

まずは僕と恋次で倒した熊を躾ないとだね…。

 

それから…特訓の為の準備でも覚えさせようかな?

恋次がみたらどうなるだろう、驚くかな?

またあの時みたいにびっくりしてその場にクレーターでも作るのかな?

 

「──じゃあまずはパスとドリブル位はちゃんとできるようにサッカーしようか」

 

………

……

 

───────────────────

 

ところ変わってお日さま園。

 

行方不明になった、瞳子とお日さま園の中でも1番のサッカーの実力を持つ白神 漣の捜索が行われていた。

吉良星二郎は漣の行方を気にかけていたが、報告に上がることはなくすでに数ヶ月経っていた。

1部の人達の要望によって捜索は今でも行われているが良い報告はなく、その1部の人達の力がなぜかしら強くなる結果に終わっている。

 

星二郎の元にいる子供たちはすでにチームごとに練習をして実力をつけて行っている。

とくにヒロト、晴矢、風介、玲名、クララ、愛、杏の7人の力のつき具合が予想以上だ。

 

あの日、漣が弱めた隕石…エイリア石には未知のエネルギーによって人体を強化する力があることが研究で分かった。

 

この力を7人がいるチームでは”ない”チームに使い、1度キツい敗北を味わってもらい、さらに強くしようと計画している。

 

今ですら世界に通じるであろう実力を持つ者が人間の限界に近づいた時、星二郎の野望は必ず実現することになる──

 

 

「レンはまだ見つからないか…」

 

「漣の野郎どこにいったんだ!」

 

「玲名はなにか知ってるかい?」

 

「知っていたら捕まえている。愛や杏達も同じだ」

 

「そうか…。お父様がなにか計画しているようだけど、それから逃げたのかな」

 

「瞳子さんに連れていかれたとも考えられる。

……やはりあの女はレンから離した方が良かったか…

 

「アイツが帰ってきたら居なかった分点を取ってやらねぇとな!」

 

「ああ、次こそ完全に点を取らないとな」

 

「俺もあの”時を止める”技を破らないとね」

 

「……そのためにもレンを見つけないとだろう!?」

 

「今はお父様のために力をつけなきゃだ!捜索は大人たちに任せて、帰ってきたレンを一泡吹かせるためにも必殺技を磨こう」

 

………

……

 

──────────────────

 

瞳子withレン、in沖縄!

 

めちゃくちゃ暑い。

北海道での服装だから汗で服がしっとりしてきているのが最高に気持ち悪い。

 

瞳子さんもスーツ姿はキツかったらしく、空港を出て近くの服屋で半ズボンとアロハシャツを買った。

瞳子さんは、落ち着いた色合いの涼し気なスカートにTシャツだった。

 

宿を決めたあといつも通り自由行動に入ったオレは原作知識を頼りに海辺を歩いていた。

 

せっかく沖縄に来たんだし、サーフィンとダイビングはやってみたい。

 

綱海が小学生の時からサーフィンやってるかはわからないが、知り合えたらいいと思ってる。

 

「あんた見かけない顔だな!」

 

いました。

髪の毛のボリュームがほんの少し大人しめの綱海君がボード持ってました。

 

「しばらく沖縄にいることになってね、オレは神白恋次。君は?」

 

「俺は綱海条介!」

 

「サーフィンボード持ってるけどサーフィンには詳しい?」

 

「ああ!ずっとやってるからな、やりたいなら教えてやるよ!ボードとか貸してくれるところ知ってんだ!」

 

「本当か!?それは嬉しい、よろしくお願いするよ!」

 

「おう!まかせとけ!こっちだ」

 

それから週に6回のペースでサーフィンを綱海としていた。

両足のバランスが難しいのだが、上手く波に乗れた時はとてもきもちよかった。

 

綱海はサッカーはやらないらしく、オレが走り込みなどをしている時は砂浜で寝っ転がっていた…。

 

 

 

「海っていいもんだろ!」

 

「最高だな。のってよし、潜ってよし。美味い魚もいるし本当に最高だ」

 

「わかってるじゃねぇか!よし、少し休んだらまたノリにいこうぜ」

 

「OK、その前にすこしボール蹴らせてくれな」

 

「んお、わかった。ならオレはバヤ〇ースでも買ってくるぜ」

 

……さて。

たしか誰かのシュートが海を割っていた気がするな……。

やってみるか……。

 

「…『竜星爆炎覇(ドラゴ・ノヴァ)』!!」

 

………

……

 

───────────────────

 

「おいおい……なんだありゃぁ!!」

 

バヤリ〇スを買って帰ってきてみれば防砂林の向こうに大波がありえない向きにたっている。

砂浜には恋次がサッカーの練習をしていたはずだ。

 

「ってそうだ!恋次!!」

 

林を抜けてみれば、海底が見えている海、ガラスのような半透明になっていたりする砂浜。

そして唖然と棒立ちしている恋次。

 

「恋次!大丈夫か!?」

 

「お…おう、綱海。」

 

「なにがあったんだ一体……」

 

「いや、海割れないかなとか思って蹴ったら……。」

 

「それでできるもんなのか!?サッカーって恐ろしいな…」

 

「勘違いだそれは。おかしいのはオレの必殺技だ。認めたくないが間違いない。」

 

なんだそりゃ…?

とにかく恋次が無事でよかった。

すごいノリのいい友達だ、あの波に呑まれ…たら……。

あの波に乗れたら気持ちよさそうだな。

 

「なあ、恋次!あの波に乗るからよ、波起こししてくれねぇか!?」

 

「お前マジで言ってるのか!?」

 

「マジだ!お前は必殺技が練習できて俺は波に乗れる!win-winじゃねーかよ!」

 

自然じゃ絶対体験できない大波だ、これが人の手で起きてるのは本当に信じ難いがそれでもせっかくだからな!

 

「さすがに危ないからシュートじゃなくてオレの必殺技の波に乗ってくれ」

 

「必殺技の波…?まあ波が起きるならなんでもいいぜ!」

 

「ならボードに乗っててくれ、いいな?いくぞ!

 

『大海嘯』!!」

 

恋次がそう叫ぶと、辺り一面が海に変わった。

ボードの浮力でその水面に浮いていると、恋次の後ろの方から世界の終わりかと思えるほどの大波が壁となって近づいてくる。

 

「まじか!?」

 

「綱海!どうだこの波!」

 

「……最高に決まってんだろ!!」

 

 

 

 

「いやー、最高だな!」

 

「何回やらせるんだ……」

 

「いやー、悪い悪い!今まで見た事ねぇ波だからよ!」

 

結局12回もやって貰っちまったぜ。

最初の4回は全く乗れなかったがこれくらいのビッグウェーブになると爽快感も半端ないな!

 

にしても本当になんなんだろうなあの謎空間…。

景色が変わるのもだけどあの水は一体どこから………。

 

やっぱサッカーってよく分からねぇな……。

………

……

 

 




瞬歩(基本ドリブル):オサレ漫画の基本移動術。

スマッシュペンギン(シュート):オリ技。佐久間=ペンギン、ならペンギン技使わせようぜ!!

竜星爆炎覇(シュート):転生したらスライムだった件 の魔王ミリムが使った国を破壊する威力の最強魔法。

大海嘯(ブロック):FFシリーズの召喚獣リヴァイアサンの技。FF14では即死の大津波。
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