なんだかスランプに入ってしまって一文字も書けませんでした。
こういうとき、他の作者様はいったいどうしてるんでしょうか?
俺達が変身し終えると、意識の抜けた風来の体が崩れ落ちる。
「お、おい!大丈夫か!?」
一刀がその身体に駆け寄る。
『心配しなくていい。今の僕はこっち側にいる』
「え?ええ?」
『僕の意識がこちらに乗り移ったんだ。と言ってもその身体が無いと僕は元に戻れないから、それを邪魔にならないような場所に運んでおいてくれ』
「わ、わかった!」
「よし、それじゃあ行くぜ!」
俺達は黄巾党の大軍に向けて駆け出した。
「皆の者!彼等に遅れをとるな!続けぇ!!」
「「「「おおおおおお!!!」」」」
剣、斧、桑など、武装した村人達が関羽たちに続いて走り出した。
剣戟が俺達の周りで繰り広げられている中、キョウリュウ・ドーパントと向き合う。
「さあてと、てめえの相手は俺達だ」
「ああん?なんだおめえ」
「仮面ライダーW。正義の味方だよ」
『キミのような気色の悪い大蜥蜴を成敗しに来たのさ』
「いや、アレ厳密には恐竜っつって大昔にいた動物なんだが・・・」
「ごちゃごちゃうるせえ!俺達の邪魔すんならてめえらもぶっ潰すだけだ!」
真っ直ぐこちらに向けて走ってくるキョウリュウ・ドーパント。
「ガブリンチョ!ってか?」
『なんだいそれは?』
「いや、なんか急に思いついちまってよ、っと!」
俺は身体を捻り、その突進を避ける。
「くっ・・・避けんじゃねえ!」
「んな無茶苦茶な・・・」
攻撃を仕掛けてきたが動きが単調なので、俺はひょいひょいっと避ける。
「お前、弱ぇな」
『本当だよ。こんなのにあの村が壊されたのが不思議なくらいだ』
「まぁ、あの顔だけで威圧感があるからな。それでビビっちまったのかもしれねえ」
それに、ドーパントってだけで普通の人間よりかは強いからな。
「んじゃ、これでいくか」
<ヒート!>
<メタル!>
俺は右側を赤いメモリ、左側を銀色のメモリに差し替える。
再びドライバーを開くと身体の色が左右ともに変化する。右側は赤に、左側は銀色に。
これが仮面ライダーW ヒートメタルだ。
背中に出てきた棒状の武器、メタルシャフトを手に、キョウリュウ・ドーパントに向けて振り回す。
「おらおらぁ!!」
「ぐふっ!へぶっ!!」
『ほう・・・君は棒術も使えるのかい?』
「いいや。ちゃんと学んだ事はねえよ。よし、一気に決めるぜ!」
メタルメモリを引き抜き、メタルシャフトについているスロットに差し込む。
<メタル!マキシマムドライブ!>
「『メタルブランディング!!』」
「ぐ・・・ぐわああああ!!!」
ヒートメタルの必殺技、メタルブランディングを受けて、爆発するキョウリュウ・ドーパント。
「ふぅ・・・あっけねえな」
ドライバーを戻し、俺達は元の身体に戻る。
さて、あっちの手伝いに行こうかね。と言っても、もう関羽と小さい女の子が黄巾党どもを圧倒的に押しているから、もう手伝う必要は無いかもしれないが。
「よし!皆の者!勝ち鬨を挙げろ!!」
「「「「おおおおおおお!!!」」」」
戦いが終わり、住民達の歓声が沸き起こる。俺達は勝利した。
「ふう・・・お、一刀、お疲れさん」
「ああ。と言っても俺は殆ど何もしてないんだが・・・」
「お前がいたから、あの人達は勇気を出せたんだよ。だから勝てた」
これが天の御遣いの力って事かね?
「ありがとな。でも天翔達に愛紗や鈴々、それと桃―――」
「ご主人様~~~!!」
突然の声に驚き、その聞こえた方向に向く。するとそこには・・・
「なんだ、ただのスイカか・・・」
「おい天翔、気持ちは分かるがあれは人間だ」
いや、だって・・・あんな大きな胸の女性がいるわけ無いだろ・・・
関羽も大きいなと思ったけど、それよりも・・・大きい。しかも走ってこちらに向かってくるせいでそれが上下左右に暴れまくっているんだから。
「ご主人様、お疲れ様!」
「お疲れ様、桃香。あ、紹介してなかったな。こっちは左間天翔」
「あ、初めましてっ。私の名前は劉備。字は玄徳です」
「へ?・・・え!?」
おいおい。関羽の次は劉備かよ・・・!
一刀は「お前の言いたい事は分かるぞ」とでも言いたげに苦笑いをしていた。
「天翔は、俺と同じ天の御遣いなんだ」
「ええっ!?そうなの!?」
「おい一刀・・・」
「その方がいろいろ説明が付きやすいと思うぜ?さっきの変身についてもよ」
む・・・それもそうか。
「どうも。左間天翔です。天翔とお呼びください」
「い、いえ!天の御遣い様に呼び捨てなんて出来ません!敬語も大丈夫です!」
「気にしなくていいのに・・・っていうか、今思ったけど」
「ん?」
「一刀、お前『ご主人様』って呼ばせてんの?」
「ぐっ・・・そうなんだよな。いつの間にかそんな事に・・・」
「ふ~ん・・・そういうご趣味がおありと」
「そ、そんなんじゃねえよ!!」
ま、いいけどね。彼女達はそう呼びたいみたいだし。
俺は劉備に向かって言う。
「じゃあ劉備に命令。敬語もやめて俺の事は名前で呼ぶこと」
「ふぇ?」
「俺としてはそんなに気を使って欲しくない。っていうか、一刀には普通に接してるじゃん」
まあ、どうしても嫌って言うなら無理強いはしないけどさ。
「で、でも・・・いいんですか?」
「おう。嫌ならしなくてもいいけどさ」
「そんな事は無いです!じゃあ、えっと・・・よろしく、天翔・・・様」
様付けはするのか。まあそれでもいいけどよ。
「じゃあ私の事も、真名で・・・|桃香(とうか)って呼んで」
「おう!よろしくな、桃香!」
俺は右手を差し出し、桃香もそれを握り返してくれた。
その後、関羽と張飛(鈴々と呼ばれていた女の子)とも自己紹介をし、それぞれを真名で呼ばせてもらえる事になった。そして俺達は村の復興の目処が立つまで、そこに滞在することになった。
そしてその日の夜。
俺と風来は今後について話し合っていた。
「えっと、俺さ、あいつらに付いていこうかと思うんだ」
「ふむ。僕もそれについては同意見だ。なにせ彼は君と同じ未来から来た人間。共に行動していた方が、自然な流れと言えるだろうね」
彼・・・というのは一刀の事を言っているんだろう。
「ああ。それに・・・」
「それに?」
「・・・あいつらの事、応援してやりたくなっちまってな」
「どうしてだい?彼らは君と今日が初対面で、大した繋がりは無いだろう?」
何を言っているのか分からないといった表情で風来は俺に聞き返してくる。
「あいつらがさ、何のために旅してるか聞いたか?」
「いいや。特に興味も沸かなかったしね」
「『理不尽に苦しめられている人を助けたいから』、『どこかに所属してその周りしか助けられないのが嫌だから』、だってよ」
「・・・ふうん。いかにも君が惹かれそうな甘い言葉だね」
「そうだな。でも俺は、その言葉を言ったときの桃香の目は・・・本気だと思った」
一見、ただの天然入った世間知らずの女の子かと思ったけれど、その時だけは・・・『劉備玄徳』の風格を俺は感じた。
「その目を見て、俺は・・・『こいつの力になりたい』。そう思ったんだ」
「劉備の目、か・・・まあいい、好きにすれば良いさ。僕としては特に反対する理由は無いよ」
「ん。ありがとな、風来」
「・・・君の目も」
「?なんか言ったか?」
「いや。なんでもない。それじゃあ僕は、一足お先に寝かせてもらうよ」
「ああ。また明日な」
・・・俺も寝るか。
寝台に入り、俺は意識を落としていった。
『おばあちゃんが言っていた。俺は天の道を往き、総てを司る者…天道総司だ』
~仮面ライダーカブトより、天道総司~
「……」
「……」
「…何か申し開きは?」
「誠に、申し訳ございませんでしたぁ!」
「間空けすぎだろ!忘れられたかと思ったよ!」
「いや、ぜんぜん書けなくて…PCのメモ帳を開いては閉じの繰り返しでした」
「ったく…これからはちゃんと書けよな」
「精一杯…やらせていただきます!」
「はいはい。で、今回はこのセリフ、と」
「うん、ここまで俺様な自己紹介も珍しいよね」
「だな。まぁでもこれが似合うっていうのがこの天道と言う男だよな」
「天翔もやってみたら?」
「え?いやいや、俺の名前じゃ無理だろ」
「俺はよく左右を間違えたまま、天を翔ける男…左間天翔だ」
「なんだよそれは!?後半はともかく前半はただのアホじゃねえか!」
「というわけで、皆さんも自分の名前で考えてみてください」
「さらっと流すな!て言うかお前さては反省してねえな!?」
「では、また次回!」
「無視すんな~~!!」