最低とは爆発なのである。   作:slbken

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二次創作です。嫌いな方はブラウザバックを。


第1話

一体どのくらいの間、この空間を彷徨したことだろうか?

体内時計は狂いに狂い、眼に入ってくる光は白だけというまるで色盲にでもなってしまったかのような錯覚さえ覚える。

某ニコニコする動画でも「人の精神が壊れるためには」などというタイトルで終わりがない道をなんの刺激もなくただ歩かせるだけというものを見て

鼻で笑ってしまったこともあったが

実際に体現すると笑えたもので

はない。

 

 

普段社会で生きている私達は必ず人と接っして生きている。が、その線をたった数日断ってしまえば人は孤独という闇に囚われる。例え我慢出来たとしてもやがて人を求めて歩き出す。それは古来からもつ人の性というものだと思う。

 

そして人と人とは出会い、結ばれ子を成し今の私達が出来ている。その種は

出会うことで存続し継続しつづける。

 

だが、それは出会いがあるときだけの場合だ。例を挙げると古えの時代よりあったとされる『神隠し』。

『神隠し』は神が対象の人間を異空間

に飛ばしてしまうというもの。

千何百年前かには中国の何千人かの兵隊が遠征を行っていた時のこと一晩

で軍全体が綺麗サッパリ消えていたらしい。

果たしてそれがなぜ行われたか神の気まぐれか、それとも何か違う思惑があったかはわからないが,あったという記録だけががある。

 

この現状に陥るまでは「何だ中国か、信じられたものではないなと」差別的なニュアンスを含んだ事を思想してしまったが、今現在その案に頼らない限り精神を保ってはいられないのである。

 

あまつさえ「精神が崩壊する」と称される(仮定)とされるこの空間で何日__何十日という

間、足を動かし続け出会えるかも解らない一褸の希望と、地獄という言葉でも形容し難いこの空間の中では

思考の鎧というものが段々と朽ち果てて生身の思考を晒しまう。

生身の思考がこの空間にさらけだしてしまった時果たしてどうなってしまうのか自分でもわからない

 

自分が自分でなくなってしまうのがどうしようもないぐらいに怖い

自分という人格が矯正され新しい人格が己を支配するのが怖い

自分の手が、足が、勝手に動きだし前に進んでいくのが怖い

 

こわい、怖い、恐い、コワい、コワイ

 

とにかく自分という人格が存在し続ける限り、思考し続け鎧の寿命を延ばしてこの人格を存続させていける

ことを願う。

 

 

 

 

 

 

 

 

.........................

 

あれから幾年のときが過ぎもう、この思考が自分のものだということ自体が定かではない

このまま自分という人格が消えてしまうのなら、いっそこのまま命を絶つことのに決めたのはいつのことだっただろうか。なんども死のう、死のうと苦悩しなんども実行に

移そうとしたができない。最早理性と本能では理性に軍配が上がっており〈生存本能〉が理性を押しつぶし生きる残れる可能性がある、と思わせるものすべてを試している。

人間が放つ言葉ではないもの大声で放ち、この世界(仮定)に来てしまったことを嘆き、悲観し自暴自棄にになってしまったこともあった。

 

それでも全てを試してしまったあとはもう本能に身を任せ、自慰行為を繰り返し、

睡眠を貪り。己を齧り、身に着けていたもの食し悪食を繰り返した。

 

その後は足を動かしただひたすら前に進んでいただけだ。

なぜ前え前え進んでいるのかは直感が前え進めと言い張るからだ。

動物の感というものだろうか?理性では理解できない何かが前え進めと訴える。

 

 

前え進んだ感覚だけは地球を何週も進んだ感覚がある。

こんな無限回廊とも呼べる道には何があるというのだ。

元々自分に動物の感などがあるとも思えないし

体育の成績は最低で、ここに来る前は小太りに抵抗を感じてきた俺に

直感があるとは思えない、

そもそもなぜここまでの間歩き続けられたのか?

なぜ腹が減らない

最近少しやせてきた気もするがなぜ痩せたのかもわからない

疑問が尽きない

 

ああ、ダメだ。この頃は自問自答に日々が続き最後は燃え尽きる。

そもそも何故ここにいる。何故生きているんだ。

....................................

 

 

終わりだ、何もかもが終わり、生きている価値を見いだせなくなると、終わり

「アああ嗚呼ああっっっ?!」

!?!?

辺りに飛び散る火花

久しぶりに見る色に驚く間を与えず次なる現象が起きる。

何かが爆ぜていきグシャっと子供が泥玉を握り潰したかのように歪む空間

 

 

 

 

急な頭痛と共に感情の奔流に飲み込まれ、視界が暗転し意識が飛ぶさなかに聞いたこともない轟音と共に大爆発起きる。一瞬何が起こったかは理解出来なかったが、ドッガアアアアアアアアンという耳をつんざくような轟音と共に、ダイナマイトが数百本爆発したような爆風に当てられ二転三転と転がり回る。

 

 

 

 

「があ!?」

口の中は鉄味に染まり、鼻膣の中に大量の血が詰まり普段鼻が行う何千何万と繰り返してきた匂いを嗅ぐという行為が行えない。「ゲホッゲホッ.......何なんだこれは」

 

 

 

人生で初めての吐血を行い、今起きたことに混乱したが、急いで思考を纏めよとする、が現代っ子だった俺に直ぐに思考を纏めようとするのは無理な話だった。二、三秒の間を取って思考を再開する。

「(これは何なんだ?、今までこんなことは一度たりとも起こらなかった。ましてや何の変化がなかった部屋にこんな大爆発が起きるなんて意味が解らん。)」

 

 

 

 

 

 

 

疑問が産まれると同時に、一瞬で眼が白だけっだった所から鮮やかな色を取り戻す。最初に目に入ってきたのは陽光だが、眼前に広がっている光景に息を飲んだ。おそらくもといた世界では存在していなかったであろう

光景だ。

眼前に映るは無音の大合唱が聴こえてくる、百花繚乱の花畑、美しい花々達地平線の奥まであるような奥行がある。その中に一輪だけ咲いている今にも破裂しそうな赤を持った花がとても印象的だった。嗅覚は久しく仕事をしていなかったため漂う甘い香りを理解するのにしばしの時間がかかった。

今まで起こったことを頭が理解しようとした瞬間ため息混じりの女性の声が聴こえてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『はぁ、No.999実験終了。これよりKAMIKUSHIprojectを始動します。KAMIKAUSHIproject広報部の方は被験者No.999にプロジェクトの概要と能力の付与に関する情報を説明してください』

「了解しました。こちらはKAMIKAKUSHIOproject広報部ナコルル=マリアです。No.999こっちへ来い」

 

神隠しプロジェクト?意味の解らない言葉が並ぶとと同時に目の前に美しい女性が現れた。

たなびくような緑の長髪に切れ長の眼起伏の実りに実った二対の双璧。

後は全体的にスラッとしたにラインが特徴の女性だ。

 

着ている衣服は黒のスーツを着て太腿は黒いソックスで覆われている。足には黒光りしている靴を履き。全体を見ていると鋭利な雰囲気に気圧されるが髪の色を除けば印象は〈仕事の出来る女性〉という印象を受ける。

 

「何をそこでボケッとつっ立ている、早くしろ」

「はっ、はい!」

 

普段美人な女性と話す機会があるとすれば銀行にいった時ぐらいしかない俺は緊張して反射的に答えてしまう。そしてナコルルと呼ばれた女性の許に向う途中空間が歪曲し神殿のような建物が現れた

これは....パンテオン神殿?....だろうか?。

昔初めての海外旅行でヨーロッパ観光ツアーに行った時に見た気がする

パンテオン神殿は古代ローマ時代に作られた建物である。構造表現はきわめて現代的視点を持って作られた

構造で、当時としては最高峰のコンクリート技術が駆使して作られている。

 

 

 

煉瓦で被覆した高品質のコンクリートは八対十六本の大柱でその巨大ドームの全体を支えている。

八対十六本の柱には5インチほどで作られた小型モニターがだらしなくコードを吐き出し地面には数十万のコードで形成された黒い山を構成している。無造作に括りつけられており、縦になっているモニターや斜めになっているモニターなどが、これはもともとの機能を発揮するのか?という疑問が産まれるが、そのモニター

の大半は砂嵐で覆われているため、なんだ、仕事をしていないのかと思考を割り切った。

 

 

 

「よし、ここに座れ」

と差し出された場所には大理石でも使っているのか、モニターの光を浴びてキラリとした光沢が見られる。

ズシリと腰を落とすと大理石特融のひんやりした感覚が体の芯を突き抜ける。

そんな感覚が走ると同時に威圧するような声でナコルルと呼ばれた女性はこう言ってきた。

 

「KAMIKAKUSHIprojectというものはキリア様が999名の人間を使い優秀な因子を持った人間を探すために

行われる崇高なる計画である。内容は三段階に分けたテストを行い。そのうち996の劣等因子を排除し

3人の優秀因子を持ったものを残す、という内容だそうだ。」

 

まて、何と言った?キリア?劣等因子?優秀な因子?などの不明瞭な単語が出て来たが気になったが、

見過ごせない単語はテストや排除、999という不穏な単語だ。

最初に会った時は意味が解らない言葉の羅列に戸惑ったが、今の話から推測するとNo.999というものは実験体番号かなにかだということが分かる。

 

「一つ、質問いいですか?」

「何だ?」

答える時に緑色の艶がある長髪がさらっと揺れ、女性特有の甘い匂いが鼻を刺す。

「~♪.......今までの無限回廊.、もとい白だけの空間はなんだったんですか」

久しぶりな人とのコミュニケーションに感情が昂ぶってしまっているのだのだろうか。

とにかく自分の残念な思考回路に一喝入れて女性との会話に集中する。

 

「あれは、各々の心の中にある因子を刺激させ、活性化させ能力を具現化させるための空間だ。通常は四、五日程度で因子が刺激されて出てくる筈だが.....無限回廊?大層な道のりだったらしいな。」

顔に驚きを隠しきれず、目をぱちくりし次の瞬間目尻に涙が浮かぶ。

 

〈何で!!何で!何で!俺は体感距離でいうと地球何周も回ったような感覚だったのに?!

理不尽途轍もないことしやがって。それに因子?を活性化させるためにあんなところに放り込んだだと?!

ふざけやがって、こっちは精神が何度も何度も壊される様だったというに!?、

それに他の奴らは4、5で出れただと?設定ミスか何かだったら俺が直々にぶっ殺してやる!〉

 

流した涙は留まる所を知らず、絶えずながれ続ける。

流していく涙の色は透明だったところから色を変えていきどす黒い赤えと変色していく。

涙が床へ滴っていった瞬間に小規模の爆発が起きる。

床はこれまた大理石かと思われるものでできているが、その上には無造作で積まれているコードの山があるので、それらが引き裂かれ数百のコードの残骸が床へ飛び散っている

 

「面倒な事をするな。」

ナコルルが小蠅を払うような動作をすると爆発が止み、自然と俺の感情がおさまって行く。

 

「それがお前の持つ因子か、面白いものを見せてもらった。」

 

こう俺に告げた頃には感情の爆発は止まり、頭を何かに締め付けられているような圧迫感を受けたように感じたが.思考は至って冷製だ。

震える声でこうつぶやく。

「......今の..は?」

 

「それはお前の持つ因子だ、見たところ爆発と言ったところか?

まあ、なんにせよ良い実験結果を残してく。

能力の説明になったかは分からんが......まあ、百聞は一見に如かずともいう。

この現象が能力だと思ってくれ。」

 

意識が朦朧としていると言われたことを理解できない。

これまた初めての体験だったため混乱する。

それに追い打ちをかけるように次の言葉が飛んでくる。

「No.999に対する説明は終了しました。あとは特典の授与とテストを行う

世界への転送を行ってください。」

 

『了解しました。それではEフロアへの転送を行ってください。』

 

「了解しました。フフッ....それでは小僧良い実験結果期待しているぞ」

 

その言葉を最後に意識が途切れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




初めて小説を描きました。クタクタです。週一更新を頑張りたいと思います。
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