ステカセは転生者達との戦闘の後、公園のベンチで眠っていたのだが気がつくと自身が転生する時に老人と出会った空間にいた。
「何で此処にいるんだ?」
「それは俺が呼んだからだ。」
「!ッ爺さん!?いつの間に俺の後ろに!?」
突如背後に現れた老人に驚くステカセ。
「悪いな驚かせたか?」
「びっくりしたよ!いきなりこんな場所に飛ばされて、いきなり爺さんが現れて…てか?此処は何処だよ?」
「此処はお前の夢の中だ。」
「俺の夢?」
「実はお前に伝える事があってな…こうやって会いに来たわけだ。」
「伝える事って?」
「お前の転生特典ステカセキングのカセットテープは後から新しいカセットが増えていくんだ。」
「マジで!あっ…そう言えばテリーマンとかモーターマンとか無かったな…」
「まっいつ新しいカセットが増えるかは分からんけどな。」
「そうか…」
「それじゃ俺はもう伝える事は伝えたから帰るぞ。」
そう言うと老人は去ろうとする。
「あっ!ちょっと待って!!」
ステカセは老人を引き止める。
「何だ?」
「聞きたい事があるんだけどさ…実は俺さ?さっき転生者二人に遭遇したんだけ…その二人の事が知りたくてさ?」
「なるほどもう遭遇したか…それで?誰に会ったんだ?」
「あぁ…えーと確か黄色のスカーフを巻いた叫火と色々な武器を使って九津炉って言われてたな?」
「あぁアイツらか!」
「どんな奴ら何だ?」
「一人は
「なるほど。」
「もう一人は
「あー!あの時飛んで来たのはニードルキャノンとメタルブレーか!」
「そう言う事だ。ちなみにこの2人はS.O.N.G.と呼ばれる組織にいる。」
「S.O.N.G.…?」
「Squad of Nexus Guardiansの略だ。本部は確か潜水艦で海中に存在するんだ。」
「へぇ〜…」
「他の転生者もその組織にいるが今は日本にいないらしい。」
「なるほど…ん?」
ステカセが頷いていると老人の身体が透けていた。
「そろそろ時間のようだな。それじゃ!」
「おぉ!ありがとうな!」
そう言うとステカセの意識は途絶えた。
海の底深くにある巨大な潜水艦…それは超常災害対策機動部タスクフォース「Squad of Nexus Guardians」通称『S.O.N.G』の基地である。
元々は認定特異災害ノイズが出現した際に出動する政府機関だったが数多くの活躍によって正式に国連直轄下にて、超常災害対策機動部タスクフォースとして再編成される事となる。
そして基地の内部にて、ステカセの地獄のシンフォニーを喰らって気絶した翼が台の上で治療を受けており、その様子を叫火は別の部屋からガラス越しで見ていた。
「……翼。」
すると部屋に九津炉が入って来た。
「翼さんの様子は?」
「よく分かってねーけどかなり酷いらしい…お前は?」
「レントゲンを撮ったら顎の骨にヒビが入っていた…クソ!」
「それですんで良かったじゃねぇか?」
「…それもそうだな…司令が呼んでるさっきの事を詳しく報告しないとな。」
「……行くか。」
そう言うと叫火達は部屋を出て行った。
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叫火達は基地の中央部にある巨大モニターのある司令室にやって来た。
そこには機械を操作している男女と赤のカッターシャツとピンクのネクタイを着用していてる赤髪の男性がいた。
「ちーっす…弦十郎の旦那。」
「司令、叫火を連れて来ました。」
「あぁ来たか二人とも。」
赤髪の男性は
人類守護のため日夜戦い続けている屈強なタスクフォースS.O.N.Gの司令官にしてシンフォギア装者風鳴 翼の叔父である。
「申し訳御座いません!我々が気をつけていれば…」
「すまねぇ旦那…」
「いやお前達は良くやってくれた。」
「でっでも!」
「映像で見ていたがあの相手の攻撃は予想できる物では無かった。」
「司令…」
「今は後悔するよりも倒れた翼の為にもこれからどうすれば良いかを考えるべきだ。」
「……そ〜だな!旦那の言う通りだ!」
「…分かりました。司令がそうおっしゃられるなら。」
先程まで暗い顔をしていた二人の表情が明るくなった。
すると司令室の自動ドアが開き、茶髪のショートカットの少女が入ってた来た。
「師匠!」
「来たか!響君!」
「師匠!翼さんは!?翼さんは大丈夫ですか!?」
響と呼ばれた少女は弦十郎に翼の安否を聞く。
するとまた自動ドアが開き、部屋に数人入ってた。
「少しは落ち着けバカ!」
「そうだよ響…弦十郎さんも困っちゃうよ。」
「クリスちゃん…未来…でも翼さんが…」
「落ち着けよ響。」
「奏さん…」
「確かに翼の事は心配だけどな…翼なら慌てるな!って言うと思うぞ?」
クリス、未来、奏と呼ばれた少女達が響を落ち着かせる。
「…ごめんなさい…翼さんが倒れたって聞いてつい…」
「いや翼の事を心配してくれてありがたい。今翼は治療を受けている最中だ。後でエルフナイン君が来るから聞くといい。」
「皆さんすいません我々が一緒にいたと言うのに…」
「申し訳ねぇ…」
叫火達は響達に謝罪する。
「てっあれ?マリア達は?」
「マリア君達は別の任務で今回は来ていない。」
「なるほど。」
九津炉はいつもより数名いない事に気づく。
「にしても翼がやられるって一体どんな奴なんだ?」
「それは僕が解説します。」
自動ドアが開き、薄柳色の髪の少女が部屋に入って来た。
「来たかエルフナイン君!」
「はい翼さんの容態と叫火さん達が遭遇した謎の生命体について説明させてもらいます。」
エルフナインと呼ばれた少女は手に持っていたカルテを見る。
「翼は両耳に大音量の音楽を流され、それに耐えきれず気絶しました。シンフォギアを纏っていたおかげで鼓膜は破壊されませんでしたが全治一週間と言った所です。」
「良かった〜翼さんが無事で…」
「全治一週間は無事なのか?」
「そして叫火さん達が遭遇した生命体何ですが…」
エルフナインがそう言うとモニターにステカセの姿が映る。
「えっ?ロボット?」
「はい身体はカセットプレーヤーに似ている所があります。」
「カセットプレーヤーって…」
「変わった見た目だけど結構強いぞ?」
「俺も顎の骨にひび入れられました…」
「でも見る限りこれと言った武器は無いみたいですけど…」
「あぁ…でもな?」
するとモニターに九津炉がステカセに向かって乱射している映像が流れる。
「映像は叫火君が九津炉君と合流した所からしか無いがこれは合流した後の映像だ。」
「いや何やってんだよ!?」
「あっいや…逃げようとしたからつい…」
「ついじゃ無いですよ!?」
「う…そっそれよりも問題はこの後です!」
モニターにはステカセが超人大全集のカセットを身体にセットし、変身する所が映し出される。
「姿が変わりやがった!?」
「どうやら身体にあのカセットテープをセットする事によってカセット内部にあるデータを読み取り自身の身体を変化させているようです。」
そして映像は切り替わり翼がステカセの地獄のシンフォニーを喰らい気絶する所が映し出された。
「翼さん…」
「翼…」
「この後あの生命体に逃げられてしまい今は行方不明だ。」
「……」
「そしてこの後、叫火さん達との戦闘をした時に落としたカセットテープを回収しました。」
するとカセットテープが台車で運ばれて来た。
「でかいな?」
「どっからどう見てもただのカセットテープだな……ん?何か書いてあるぞ?」
「キング・ザ・100t…アトランティス?」
「アトランティスって確か…」
「アトランティスは、古代ギリシアの哲学者プラトンが著書『ティマイオス』及び『クリティアス』の中で記述した伝説上の広大な島、および、そこに繁栄したとされる帝国のことです。プラトンの時代の9000年前に海中に没したと記述されています。」
エルフナインがアトランティスについて説明する。
「実は僕も気になってカセットを解析してみました。そしたら…」
すると突然モニターに半魚人の様な見た目の怪人と手足を生やした巨大な重りの様な怪人が映し出された。
「なっ何ですかコレ?」
「このカセットテープの中にはこの謎の怪人に達に関する情報と戦闘データが入っていました。」
「にしても変わった見た目の奴らだな…?」
「戦闘データの中にあった映像があるんですが…見ますか?」
「あぁ頼む。」
そう言うとモニターに1つの映像が映し出される。
映像には半魚人と鉄仮面と鎧を身に纏った男が池の上にあるプロレスリングで戦っていた。
「さっきの半魚人と誰かが戦ってる?」
「あんな鎧なんか着て戦いづらいだろ?」
鎧の男は半魚人の攻撃を彼に避けて、鎧の男は半魚人を持ち上げてアルゼンチンバックブリーカーをかける。
「凄い!あんな素早く技をかけるなんて!」
「あの男只者じゃ無いな…」
『勝負あった!さっさとギブ・アップしな!』
『そ…それは』
半魚人は技をかけるられた状態で懐から何かを取り出した。
『どうかな…』
「何だあれ?」
「子供の…足?」
『貴様それをどうするつもりだ!』
『こうするのさ!』
半魚人は池の中に足を投げ入れる。
足は水しぶきをあげてそのまま沈んで行った。
『ケケケ~~~~ッ』
『あっ!!』
半魚人はアルゼンチンバックブリーカーから脱出し、池に飛び込んだ。
『速く取りに行かねえとミートの足は魚の餌になっちまうぜ!』
「あの野郎!汚ねぇ手を使いやがって!」
「許せません!」
半魚人の行動に怒るクリスと響。
『そ…そうまでしてこの私を池の中に引きずり込みたいかーっ!!よーーし望みとあらば受けてやるぜーーーっ!!そりゃ~~~~!!』
鎧の男はそう言って池に飛び込む。
すると池の渦潮の様な物が出現し、鎧の男は半魚人に苦戦する。
「一気に形勢逆転されたな…」
『辞めてーロビン!』
すると金髪の女性がロビンと呼ばれた鎧の男に向かって叫んでいた。
『貴方をずっと探していたのよーーっ!!』
「あの女性は?」
「あの男の恋人か?」
すると池からロビンが半魚人をパイル・ドライバーの体制に固めて現れ、再び池の中に落ちて行った。
「す…凄い!あんなに苦戦してたのに…」
ロビン達が消えた後水面の渦潮が消滅し、辺りが静かになった。
「渦潮が止まった!」
「この勝負…先に池から出て来た方の勝ちだな。」
すると池から何か浮き上がって来た。
それはロビンの鉄仮面だった。
「やった!ロビンさんの勝ちです!」
「流石だぜ!」
叫火と響はロビンの勝利だと喜ぶがクリス、奏、九津炉の顔は険しかった。
「何かおかしく無いですか?」
「九津炉もそう思うか?」
「何か怪しい…」
観客席から『ロビン!ロビン!』とコールと声援が響き渡る。
すると先程の女性が池に近づき手を伸ばす。
『さあ貴方…』
次の瞬間ロビンの仮面の目の所から鋭い爪を伸ばした指が現れた。
「えっ…?」
仮面は勢い良く上にあがり、半魚人が高笑いをしながら仮面を持ち上げていた。
『ケケケ~~~~ッ』
「なっ!?」
「マジで!?」
映像はそこで終了する。
「そっそんな…」
響はロビンが負けたと言うショックを受ける。
「響…」
「…にしてもこんな物を持っているアイツって一体何者何だ?」
「速く見つけ出さないといけませんね司令…」
「うむ…友里、藤尭!今すぐこの生命体に関する情報を集めてくれ。」
弦十郎は機械を操作していた男女、
「しっ…司令?」
「ん?どうした?」
「いやその…あの現場近くの監視カメラを確認したんですが…」
藤尭は機械を操作して、モニターにある映像を映す。
「なっ!?」
「は?」
「え?」
「嘘…?」
「へ?」
モニターに映されたのはよだれを垂らしながら公園のベンチにで寝ているステカセの姿だった。
活動報告にこの作品の質問募集コーナーを作りました。