僕と逆行と新たな再出発   作:妖牙

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どうもです。やっと最新話・・・。

執筆速度の遅さに泣いてしまう・・・。

今回のお話は少し駆け足気味な展開です。

それでは本編をどうぞ。




第一話 再出発

「明久、準備は出来たかな?」

 

「うん、バッチリだよミハエル。」

 

僕はミハエルの問いにそう答える。

 

僕がトラックに轢かれたあの日から、かなりの時間が経っていた。

 

その影響もあり、今では呼び捨てで呼んでいる。

 

「やっぱり僕が見込んだだけは有ったね。明久がちゃんと試練に耐えきってくれて僕は嬉しいよ。」

 

「まあ、それだけ時間は長かったけどね・・・。」

 

「そうだね。」

 

ミハエルも僕の言葉にそう返した。

 

「壮絶な日々だったなぁ・・・。」

 

そう言って僕は今までの日々を思い返した。

 

 

~回想~

 

 

『それじゃあ、体を鍛える為にこの岩を担いでマラソンでもして貰おうかな。』

 

『ちょっと待って!この岩明らかに人が持てるようなものじゃ無いよね!?それに体を鍛える意味ってあるの!?』

 

『やる前から諦めたら出来ることも出来なくなるよ。意味?そんなの決まってるじゃないか。体は資本だよ?なら鍛えておいても決して無駄ではないよ。それに・・・。』

 

『それに?』

 

『僕が楽しいと思ったからさ♪』

 

『鬼だ!ここに鬼がいる!!』

 

『ふふふ、じゃ逝こうか?』

 

『い、嫌だァァァ!!』

 

 

 

 

 

『じゃ、この本棚のここからここまでの本の内容を全部覚えてね。』

 

『ねぇ、どの本も分厚い上に本の量が多すぎる気がするんだけど・・・。』

 

『気のせいさ、今度それの内容をちゃんと覚えたかどうかテストするからね。赤点取ったらまた岩マラソンね♪』

 

『鬼!悪魔!』

 

『ペナルティを倍にしとくね♪』

 

『す、すいませんでしたァァァ!!だからペナルティを・・・。』

 

『イヤ♪』

 

『嫌だァァァ!!』

 

 

~回想終了~

 

 

「・・・ホント、今思い出しても凄かったなぁ。」

 

しみじみ良く頑張ったと思うよ・・・僕。

 

「まあ、明久は成長できたんだしそれで良いんじゃない?」

 

「そうだね。」

 

ミハエルの言葉にそう答える。

 

するとミハエルは少し悲しげな目をしながら口を開いた。

 

「はぁ、明久が居なくなると思うと寂しくなるね・・・。」

 

「ミハエル・・・。」

 

(そこまで僕の事を・・・。)

 

「もう明久をいじられないのかと思うと・・・。」

 

「やっぱり鬼だ!悪魔だ!!」

 

ミハエルの言葉を聞き、そう彼に言う。

 

「明久~~!!」

 

そう言いながらドタドタと足音を立てながら走ってくる人物がいた。

 

「クレア!」

 

「もう!行くなら行くって言ってよね!」

 

クレアは怒っているようだった。

 

「まあまあ、そう怒らないでよクレア。」

 

そう言って、僕はクレアの頭を撫でる。

 

「う、うにゅ~///」

 

クレアは顔を赤くしながら猫の様になっていた。

 

因みに僕はクレアと共に僕のいた世界に行くことになってるんだ。

 

クレアの事に関してはミハエルが既に手を打ってあるそうだから問題無いらしい。

 

えっ?何でクレアも一緒かって?

 

だってクレアは僕の恋人だからね~。

 

それに、本人の希望でもあるしね~。

 

「ふふふ。・・・さてと、そろそろ時間だよ。」

 

そう言って、ミハエルは場の空気を変えた。

 

「・・・そっか。ミハエルとはこれでお別れだね。」

 

僕は悲しみの籠った声でそう言った。

 

「何も、もう二度と会えない訳じゃないんだから、そんな声しないでほしいな。」

 

「そうだよ、明久。」

 

ミハエルとクレアの二人からそう言われる。

 

「うん・・・そうだね!」

 

僕は明るい声でそう答えた。

 

「それじゃあ、明久の『再出発』を祝して、プレゼントをあげよう。」

 

「プレゼント・・・?」

 

すると、ミハエルは懐から指輪の様な物を取りだし、僕に手渡した。

 

「これは・・・?」

 

「それは特別な鉱石で造られた指輪でね。これをつけていれば様々な病や毒が瞬く間に浄化されてしまうんだよ。その他にも色々効果があるから、肌身離さず持っておくといいよ。」

 

まるでゲームの装備品みたいだと思いながらその指輪を指に嵌めた。

 

「ありがとう、大事にするよ。」

 

「クレアにも渡しておくよ、お揃いの方がいいでしょ?」

 

「う、うん//」

 

クレアは顔を赤くしながら指輪を受け取った。

 

「そうか。それじゃ、お別れの挨拶もここまでにして・・・明久、クレア、準備はいいね?」

 

ミハエルは僕にそう確認してくる。

 

「うん、いつでもいいよ。」

 

「私も。」

 

僕とクレアはそう返した。

 

「よし、それじゃあ明久が一番行きたい過去をイメージして・・・。」

 

そう言われ、僕は一番行きたい過去をイメージする。

 

「決まったみたいだね。今度は素敵な人生に出来るよう祈ってるよ。」

 

「ありがとう、ミハエル。それじゃあ・・・。」

 

僕とクレアは息を合わせて

 

「「行ってきます。」」

 

そう言った後僕の視界は真っ白になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うーん・・・、ここは?」

 

僕は目が覚め、辺りを見回した。

 

見慣れた家具、見慣れた天井や壁、そして本棚にぎっしり詰まったゲームの数々・・・。

 

「間違いない・・・!」

 

いつも僕が一人暮らしをしていたマンションの部屋だった。

 

(帰って・・・来たんだ。)

 

そう思うと、僕は心臓の鼓動が早まるのを感じた。

 

そして、ちゃんと僕の行きたかった過去に来たのか確認する為に携帯の画面を見た。

 

僕のイメージが正しければ、振り分け試験の結果が渡される日の前日に来ている筈だ。

 

(間違いない、ちゃんと戻ってる!)

 

確認してみるとやはり日にちは僕の来たかった日のものだった。

 

ちゃんと、ミハエルはやってくれたみたいだ。

 

「そういえば、クレアは!?」

 

今更になってクレアの存在を思い出し、辺りを見回すが。

 

クレアは見当たらなかった。

 

「いない・・・?どういうこと?」

 

それから外も探したが、ミハエルが何とかしてくれていると思って捜索は中断した。

 

そして久々のこの家のベッドに寝転がり、考えに耽った。

 

(これから僕は・・・上手くやれるかな?)

 

あの試練の日々を思い出し、気持ちを高ぶらせる。

 

(あの試練だって乗り越えたんだ、僕はやれる!)

 

そう思いつつ、僕は次の日の為に寝ることにした。

 

(さあ、忙しくなるな~)

 

そして、僕の意識は闇に溶けて行ったのだった。

 

 

 

 

 




はい今回はここまでです。

いや~疲れました~。

しかし、自分で書いておきながら色々ぶっ飛ばし過ぎだと思ってしまった・・・。

後、ミハエルのキャラが結構ヤバいものになってしまった・・・。

これから精進したいと思います。

次回は人物設定を書きたいと思います。


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