僕と逆行と新たな再出発   作:妖牙

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ようやく更新出来ました・・・。
リアルが忙しすぎて、暇がありませんでした。
これからもっと忙しくなるのに、先が思いやられます・・・。
それでは、本編をどうぞ。


第六話 宣戦布告

クレアside

 

「さすが明久だな、簡単に騙されやがる。」

 

明久が教室を出た後、坂本君が悪者っぽく笑う。

 

坂本君、さっきの明久のどこをどう見たら騙されたように見えるのかな?

 

「やはりそんな魂胆じゃったのか、雄二よ。」

 

ため息を吐きながら木下君は坂本君に言った。

 

ていうか木下君、その言い方だと分かってたってことだよね?

 

分かってたなら止めてほしかったな。

 

「それ以外何があるんだ、秀吉?」

 

また悪者の様な笑みを浮かべる坂本君。

 

まあ、坂本君の目論見は完全に外れるから気にすることはないかな。

 

・・・また懲りずに明久に酷い目に遭わせようとするんだろうけど。

 

(そうなったら、私が助けてあげればいいかな。)

 

そう思いながら、私は明久の帰りをじっと待っていた。

 

クレアsideout

 

 

 

明久side

 

僕はDクラス前に到着した。

 

昔はここでボコボコにされたんだよね・・・。

 

(まあ、今回は大丈夫だろうけど。)

 

内心でそう思いつつ、ドアを開け中に入る。

 

「失礼します、Dクラス代表は居ますか?」

 

「俺だけど、何の用だい?」

 

平賀君がこっちを疑わしい目で見てくる。

 

さっさと言ってここから抜け出そう・・・。

 

「えっと、FクラスはDクラスに対して宣戦布告します。」

 

「試召戦争だと!」

 

「新学期初日からか!」

 

「Fクラスのくせに生意気な!」

 

まあ、その反応は仕方ないよね。

 

「戦争は午後1時からでいいかな?」

 

「ああ。俺たちには拒否権はないからな、わかった。」

 

よし、言う事は言ったしさっさと帰ろう。

 

「おいテメェ、ふざけてんのか?」

 

しかし、Dクラスの男子の一人がいきなりこちらを睨んできた。

 

間違いない、昔も僕にいちゃもんをつけてきた男子だ。

 

それに従って複数人立ち上がっている。

 

大方、流れに便乗してきた輩だろう。

 

「Fクラスごときが生意気なんだよ。」

 

「悪いが、憂さ晴らしさせてもらうぜ。」

 

そう言いながら、男子達が僕を囲み始める。

 

周りの人達や、代表である平賀君はこの状況を止めようとしない。

 

(・・・普通、ここは止めるべきだと思うんだけど。)

 

まあ、そんな事を思っていた所でこの状況は変わらない。

 

ここは同志討ちするように仕向けて、早く逃げよう。

 

別に彼等を力でねじ伏せる事も出来るけど、体力を浪費したくないしね。

 

「・・・面倒臭い。」

 

「おい、今何て言った?」

 

呟くような声で言った僕の言葉に、そんな返事をする男子。

 

「聞こえなかったのかな?面倒臭いって言ったんだよ?」

 

僕は敢えて、相手を挑発するようにそう言った。

 

「テメェ・・・人間の屑のくせに!」

 

すると、僕を囲んでいる男子達が怒りの表情を見せる。

 

「一人相手に大人数でよって集って、しかも暴力に頼るような意気地無しの不良共に比べれば遥かにマシだと思うよ?」

 

そして、男子達にとどめの言葉を突きつける。

 

僕の言葉を聞いた男子達の表情は、完全に怒りで支配されていた。

 

「ふざけやがって!テメェ等、やっちまえ!」

 

その一声を合図に男子達が一斉に殴りかかってきた。

 

僕は彼等の攻撃をかわしながら、同志討ちするように仕向ける。

 

「痛ってぇな!どこ見てやがる!」

 

「それはテメェもだ!!」

 

「先にテメェからやってやるよ!」

 

「上等だ、ゴラァ!」

 

すると、いつの間にか此方の思惑通りに同志討ちを始めていた。

 

(Dクラスの男子って案外単純だったんだね。)

 

そんな事を思いつつ、隙を見て僕はDクラスの教室を脱出した。

 

 

 

「ただいま~。」

 

その一言と共に、僕はFクラスの教室の中に入る。

 

「・・・チッ、よく無事で帰ってこれたな。」

 

雄二から舌打ちと共に、そんな言葉を掛けられる。

 

・・・雄二、流石に舌打ちは酷くない?

 

「案外あっさりと抜け出せたよ。」

 

しかし、そんな事にはめげずに雄二にそう返す。

 

「まあいい、今からミーティングを行うぞ。」

 

「分かったのじゃ。」

 

「・・・・了解。」

 

雄二がそう言い、皆もそれに合わせて教室を出ようとしていた。

 

「ねぇ、坂本君。」

 

「何だ?ランスフィールド。」

 

しかし、クレアが雄二を引き止めた。

 

「そのミーティングに私も参加していいかな?」

 

どうやらミーティングに参加したいということらしい。

 

「別に構わないが、どうしてだ?」

 

「私ここに来たばっかりだし、これから参加する試召戦争について色々確認したいなって思ったから。」

 

クレアの返事に雄二は少し考える素振りを見せる。

 

「・・・分かった。俺も色々と確認したい事があるし、丁度いいだろう。」

 

どうやらクレアもミーティングに参加することになったようだ。

 

「よし、それじゃ先に行ってるぞ。」

 

その一言言った後、雄二は先に教室を出て行った。

 

「おーい、ムッツリーニ。もう畳の後なら消えてるよ?」

 

「・・・・!!(ブンブン)」

 

「いや、今さら否定されても。」

 

「・・・・!!(ブンブン)」

 

「大丈夫だよ、ムッツリーニがHなのはよく知っているから。」

 

「・・・・!!(ブンブン)」

 

「・・・ちなみに何色だった?」

 

「姫路は水色、ランスフィールドは見えなかった・・・。」

 

「やっぱり、見てんじゃん!!」

 

知ってはいるけど、やっぱりムッツリーニの将来がとても心配だよ。

 

ていうかムッツリーニ、クレアの名前言った時とっても悔しそうな顔してたね。

 

・・・まあ、見えてたら僕とのOHANASIが待ってたけどね。

 

まあそんなやり取りをした後、僕も皆の後を追うように教室を後にした。

 

明久sideend

 

 




はい、今回はここまでです。

かなり遅い更新でありながら、この内容と文字数の少なさは泣きたいです・・・。

このままのペースでは、試召戦争まで行くのは一体いつになることやら・・・。

また遅い時期の更新になりそうですが、次もよろしくお願いします。



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