第一話『赤の陣営』
皆さん改めまして、『レベッカ・スカーレット・ティファニー』と申します。名字呼び難いですよね。私、聖王協会の保護施設育ち何ですけど、その時担当者に適当に付けられた名前なので、近々改名しようと思います。
え?なんで剣城君じゃ無くて、ポッと出の脇役が語りなんかやってるんだって?色々失礼だな。まあ言っちゃうと今回は私が主役だからです。なんでかって?そりゃ私の魔術師人生最大の危機だからです!!先日、剣城君がサーヴァントを召喚した件もあるのですが、当然マスター候補で上がっていた私の話も出てくるわけで、その件で奴等は私抜きでとんでも無い話をしていたのよ!!
剣城
「そう言えばレベッカもマスター候補なんですよね?ならレベッカの陣営も含めてサーヴァントが更に増えるって事ですか。」
エルメロイ二世
「何を言っている。レベッカは用済みだ。」
剣城
「え!?」
ゆめ
「どうしてですか!?」
エルメロイ二世
「アースの戦力はお前の黒の陣営だけで事足りている。マスターである魔術師が決まった以上彼女がアースにいる理由がない。それにだ。レベッカはサーヴァントの召喚はおろか、ゆめとの契約にも失敗している。」
剣城
「じゃあレベッカはどうなるんですか!?」
クライド
「その事でここしばらく聖王協会に行ってきたよ。レベッカ君に良い役職を与えて引き取ってくれないかと。」
エルメロイ二世
「それで結果は?」
クライド
「残念だが断られたよ。」
エルメロイ二世
「やはりそうだったか。聖王協会は初めから彼女を捨てるつもりでアースに預けたのだろう。戦死しようが英雄になろうが彼等にとってはどうでもいい話だ。厄介者を追い出せばそれでいいのだからな。」
ゆめ
「そんなの酷すぎます!!」
剣城
「時計塔は!時計塔で彼女を預かってはくれないんですか!?」
クライド
「それこそ無理な話だよ。時計塔は、長い事聖王協会と対立し、それは現在進行形で今も続いている。目立った争いはないが、もしレベッカ君を受け入れてしまったら、聖王協会に戦争をする好実を与えてしまうし、こちらが不利になる事は明らかだ。」
エルメロイ二世
「今はこのアースを管理しているイギリス政府の特権で守られているが、もしその保護下を離れれば、彼女は生きる術を失うと言ってもいいくらい最悪の状況だ。」
剣城
「そんな!?」
ゆめ
「何とかならないんですか!?」
クライド
「残念だけど、僕等がしてやれる事はこれが限界なんだ。」
ゆめ
「そんなのレベッカさんが可哀想過ぎます!!同じアースの仲間なんですよ!!」
剣城
「そうですよ!!まだ他に手がある筈です!!」
エルメロイ二世
「くどい!!諦めろ!!彼女を救う事など不可能だ!!「最後まで諦めなければ救われる!!」と言うセリフは、大昔の人間が考え出した下らぬ妄想だ!!それに意識を囚われれば、この世界の真実すら見えなくなる!!」
ゆめ
「それでも私は!!」
エルメロイ二世
「お前の世界がどうであろうとここは我々の世界だ!この世界のルールには従って貰う。」
まあ、そんな話を私は扉の前で聞いてた訳ですが要は話を纏めると、私の人生ホームレスか死かの二択しか残されていないんです!!(※彼女は勘違いしていますが、実際はホームレスも無理な状況です。)
は?ふざけるなよ?こんな所で死んでたまるか。意地でも生きてやる!私は不死身のレベッカだぁぁぁぁ!!
杉元
「ヘックションッ!!」
と言う訳で私はアースの地下一階にある第三倉庫に来ていた。ここには、サーヴァントの召喚に必要な触媒が保管してある倉庫だからだ。まあ大半は大昔の映像が記録されてる大小様々なディスクが置いてあるのと、後は保存状態が良い代物ばかりだ。
レベッカ
「状態の良いディスクはこの5枚だけか。後二つ触媒があれば・・・・ん?」
辺りを見渡すと、二枚のガラスに挟まれた3枚のカードが二つ立て掛けられて展示していた。そのカードには洋服の絵が書いてあって保存状態も良かったから直ぐわかった。
レベッカ
「これでいいか。」
私はそのガラスを二つ外して計6枚のカードを入手した。嫌な予感するけど何をしようとしてるかだって?決まってるでしょ!サーヴァントを召喚するの!サーヴァントを召喚してアースに私が必要な戦力だって事を認めて貰わないと!まあ一度失敗してるけど、それでも
レベッカ
「これで良しっと!さっきのカード多分パズルの様に衣装を組み合わせる物だけどこれでよかったよね?」
召喚に必要な触媒と儀式の準備は良し、後は詠唱を唱えるだけっと!ん?なんで英霊の儀式召喚をこんなホイホイ出来るかって?まあ一度は召喚を試した事があったし!次は上手くいく筈!多分・・・・。
レベッカ
「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。手を向けるは"赤"。降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より
詠唱を唱えたまでは良かったけど、なんか知らない項目まで出始めたんだけど何これ?
レベッカ
「"その左腕の剣は歌と共に斬り裂き"。"その二本の槍に炎を灯し"。"その銃は未来の弾丸を放ち"。"太陽の女神を乗せた船は輝きの航路を行き"。"その輝きは音と共に弾み"。"その赤き殺意は忍者を殺し"。"炎の竜はその息吹で大地を焼き払わん"。」
何か勝手に喋ってたけど怖っ!?私怖っ!?そこからは再び元の詠唱に戻った。
レベッカ
「今ここに告げる。汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。聖杯の寄るべに従い、この意この
すると格魔法陣から人影が出て来た?
レベッカ
「何!?何が起きて・・・きゃあッ!」
召喚の魔力放出に耐えきれず私は転んでしまった。てか・・・・え?えッ!?絵ぇぇぇぇ!!
マリア
「セイバー。」
幸村
「ランサー。」
右衛門左衛門
「アーチャー。」
エルザ
「ライダー。」
セイラ
「キャスター。」
ニンジャスレイヤー
「アサシン。」
ナツ
「バーサーカー!!」
マリア、幸村、右衛門左衛門、エルザ、セイラ、ニンジャスレイヤー、ナツ
「召喚の招きに従い参上した。我等"紅蓮を纏し赤の
絵が動いてる!?喋ってる!?生きてる!?ってそれはゆめとクリスティーナさんで一度見たけどこれはヤバイ!!迫力あり過ぎるし!圧凄いし!てか暑苦しいし!私それに押し負けちゃってるし!涙目になりながら腰抜かして尻餅着いてます!!本当情けねえな私。皆んなジロジロみてるし、やめて恥ずかしいから!!
ナツ
「大丈夫かこいつ?」
セイラ
「何か怯えてるみたいだけど?」
幸村
「この者が我等を召喚した魔術師でござろうか?」
右衛門左衛門
「言わず。それは彼女を見ればわかる。」
エルザ
「それにしても随分腑抜けたマスターね。でもこの私を呼び出すのに相応しい輝きを持っているわ。」
ナツ
「何だ?ライダーのクセに随分偉そうだな。」
エルザ
「あら?少なくとも無能な貴方よりは優秀よ。バーサーカー。」
ナツ
「あぁ?お前今何て言ったぁ!?」
あれ?もしかしてライダーとバーサーカー、ケンカ始めちゃってる?
エルザ
「貴方はこの場に相応しくないわ。大人しくマスターとの契約を切って故郷の世界に帰りなさい。」
ナツ
「言ってくれるじゃねえか!何なら今ここで勝負するか!実力の差をわからせてやる!!」
エルザ
「あら?既に決着がわかっているのに、この私が貴方の勝負に乗るとでも?ここまで愚かなバーサーカーは初めて見たわ。」
ナツ
「何だ?ビビってるのか?何ならさっきのセリフそのままお前に返すぜ。」
え?何?今からお前等バトルおっぱじめるの?やめろぉぉぉぉ!!ここ貴重な重要文化財が納められた倉庫だぞ!!クビにされた挙句多額の借金まで背負わせる気か!!(※その貴重な重要文化財を無断で使用した時点で借金確定です。)
ナツ
「根性無しの腰抜け野郎はこのギルドに入らねえ!!帰るのはテメーの方だライダー!!」
エルザ
「言ってくれるじゃ無い。私の輝きに耐えられるかしら!!」
ナツ
「かかって来い!!俺はフェアリーテイルの魔道士だぁ!」
ライダーは何か光始めたし!?バーサーカーは何か燃え出したし!?どうでもいいからお前等やめろぉぉぉぉ!!
マリア
「そこまで!!」
二人の暴走を止めに入ってくれたのはセイバーだった。彼女の一声でライダーもバーサーカーも自分達が放出していた魔力が大人しくなるくらい収まっていた。セイバーは二人の仲裁に入りに行った。
ナツ
「何だセイバー!!お前も何か文句あるのか!!」
エルザ
「これは私達の問題よ!邪魔をしないで!!」
マリア
「いい加減にしなさい!!マスターの許可無しに勝手に決闘なんて言語道断よ!!」
ナツ
「先にケンカ売ってきたのこいつ!!」
マリア
「こっちにはこっちの世界のルールがある!!身分も権力も関係無い!!皆んな平等なの!!」
おー、さすがセイバー。二人を見ながらちゃんと説教してるわー。何かお姉さん?いやお母さんかな?
セイバー
「決定権はそこで腰を抜かしているマスターにあるのよ!!」
レベッカ
「一言余計だぁ!!」
セイラ
「あっ!喋った!?」
右衛門左衛門
「やっとこの状況に慣れてきたと言うべきか。」
まあ慣れましたよ。未だ立てずにいますが。するといつの間にかセイバーが私に手を差し出してきた。
マリア
「ほら、貴女もいつまでそうしてるの。私達のマスター何だからもっと堂々としなさい。」
レベッカ
「ありがとう。」
あれ?皆んなの圧力に気を取られて気付かなかったけど、私・・・・召喚に成功した!?やばい!感情が抑えられない!!何度も試して全然ダメだったのに、ここに来てやっと召喚できた!こんなに嬉しい事は無い!!
レベッカ
「ヤッタァァァァ!!」
マリア
「え!?ちょっと何!?」
レベッカ
「やったぁ!!私はやったぞぉぉぉぉ!!」
右衛門左衛門
「立ち上がったと思ったら急に元気になった。」
ナツ
「てかぶっ壊れてないか?」
幸村
「それまで我等に助けを求めていたでござろうか?」
嬉しさのあまり歓喜に溢れ、私の感情は暴走していた。
レベッカ
「ありがとう!ありがとう!」
マリア
「何!?どうしたの!?」
レベッカ
「私の人生ジ・エンドどころかホームレス確定フラグから解放されたぁぁぁぁ!!私は勝ったんだぁぁぁぁ!!」
マリア
「一回落ち着きなさいッ!!」
レベッカ
「あ?すいません。」
セイバーに両肩をがっつり掴まれて一気に冷静になった。お見苦しい所をお見せしました。
マリア
「それで、貴女お名前は?」
レベッカ
「レベッカ・スカーレット・ティファニーですが?」
マリア
「いきなり失礼な質問するけど名字が適当過ぎない?それ本名?」
レベッカ
「そうだよ。私の名前適当に付けたみたいだったから昔から呼び難いの。近々改名するからそれまで我慢して。」
マリア
「わかったわ。」
レベッカ
「じゃあ皆んなの名前を教えて!私だけじゃアンフェアでしょ!」
マリア
「名前って・・・・私達の真名を?」
レベッカ
「そうだけど?」
え?何かセイバー戸惑ってるけど不味かった?
右衛門左衛門
「お言葉ですが我等は聖杯戦争で召喚されたサーヴァント。真名を明かすと言う事は我等が不利になる事もあります。」
レベッカ
「でも皆んな私と契約してるサーヴァントだし、それに真名を明かしても結局お互いの事知らないし大丈夫じゃない?」
ゆめも自分の世界じゃ有名なアイドルらしいけどクリスティーナさんは知らなかったし。大丈夫だろ?多分。
右衛門左衛門
「断らず。貴女様がそう仰せになるなら名乗るのが筋と言うもの。」
マリア
「それならセイバーの私から行かせてもらうわ。」
それではいきましょう!let's自己紹介ターイム!!
マリア
「私は『マリア・カデンツァヴナ・イヴ』。セイバーとして顕現した『シンフォギア奏者』よ。これからよろしくね。」
レベッカ
「シンフォギア奏者?」
マリア
「簡単に言うなら、歌で戦う戦士って言ったらいいかしら。」
セイラ
「じゃあ、貴女もアイドルなの!」
マリア
「こう見えてデビューして僅か二ヶ月で米国チャートの頂点にまでいったんだから!」
エルザ
「いった?その後の活動は?」
マリア
「ごめんなさい。そこは聞かないで。」
いや〜何か色々あるけど私が注目したのはマリア姐さんのレオタードなんだよな。上から鎧みたいなので覆い隠してるけど、よく見るとエロいし、おっぱいデケェ・・・。
マリア
「マスター?どうかしたの?」
レベッカ
「いや〜マリア姐さんって歌も得意で戦闘も出来て、おまけそんなエロスーツ着て男をあっさりイチコロにしちゃうし、ホント夜の大人だよ。」
マリア
「ちょっと待って!?途中から卑猥な発言が聞こえたんだけど貴女私を何だと思ってるわけ!?」
レベッカ
「AV女優か?風俗嬢?」
マリア
「何で!?どこで私の経歴からそう解釈したの!?キャスターなんてアイドルって聞いてたくらいよ!?」
レベッカ
「一回自分の格好鏡で見て下さい。マジでそう捉えられても仕方ないっすよ。」
マリア
「ギアってこう言う格好なのよ!!動きやすい仕様になってるの!!言っとくけどこれ暖房機能だって付いてるからね!!」
レベッカ
「嘘つけぇぇぇぇ!!」
露出度全開のレオタードにそんな便利機能付いてたまるかぁぁぁぁ!!
マリア
「皆んなもそう思うわよね!?私みたいな格好している人いるわよね!?」
とうとう他のサーヴァントにまで聞き出したよこの人は。まあ皆んなも私と同じ意見だと思うけど。
右衛門左衛門
「否定せず。確かにいたにはいたが暖房機能と言う道具は流石に無い。」
幸村
「それがしの知り合いにもいるでござるが、暖房機能が付いていたかは疑わしいでござる?」
あっ!マリア姐さんみたいな格好してる人いたんだ。でも暖房機能は付いてないみたい。
エルザ
「ところでマリア・カデンツァヴナ・イヴ。貴女私達よりかなり歳上みたいだけど、そんな格好で恥ずかしくないの?」
セイラ
「レベッカの言う通り、破廉恥に見られてもおかしくないと思うぞ?」
マリア
「ド派手な衣装を着てる貴女達に言われたくないわよ!!」
ライダーとキャスターは全否定だった。まあそれが当然の反応だけどね。
エルザ、セイラ
「あとレオタードに暖房機能は付いてないから。おかしな事言わないで。」
そこは声を揃えて全否定かい!!
ニンジャスレイヤー
「・・・・・。」
何か喋れやそこのアサシン!!さっきから鋭い眼光で睨みつけてノーコメントか!!
ナツ
「気にするなって!家の
バーサーカーは励ましてるのかバカにしてるのかわからないな。
マリア
「こいつ等嫌い。」
座り込んで拗ね出したよこの人は。
マリア
「特にライダーとキャスター。」
セイラ
「いや、私達当たり前の事言ってただけだよ!?」
そりゃ二人が正論だわ。ん?キャスターがさっきからバーサーカーを睨んでる?なんで?
エルザ
「バーサーカー。私はこの場に召喚されてから一度も自分の真名を口にしていないわ。」
ナツ
「いやだってまだマリアしか名乗ってないから当たり前だろ?」
エルザ
「そう。なら・・・・何故貴方はさっき私の真名を口に出したのかしら?その名前を知っているのはキャスター以外有り得ないはずよ。」
ナツ
「は?いや俺お前の真名知らねえし?何言ってんだ?」
エルザ
「惚けるのもいい加減にしなさい!!」
え?何?ライダーの真名をバーサーカーが?何がどうなってるの!?
エルザ
「マリア・カデンツァヴナ・イヴの格好の事で貴方が指摘した時に私の真名を言ったでしょ!!それに私はあんな卑猥な格好しないわよ!!」
ナツ
「だからお前の名前なんて知らね・・・・・はっ!?」
あれ?途中からバーサーカーが反論しなくなった?もしかして何かわかったのかな?そう言えばバーサーカー、あの時マリア姐さんに指摘した時に知り合いの名前出してたっけ?確か『エルザ』って言ってたような・・・・・はっ!?
ナツ
「お前・・・・『エルザ』って名前なのかぁぁぁぁ!?」
エルザ
「え?何?どう言う事?」
右衛門左衛門
「どうやら君の思い違いだったようだなライダー。バーサーカーの知り合いに君の真名と同名者がいたようだ。」
エルザ
「つまりそれって・・・・。」
右衛門左衛門
「勘違いするのも無理はないが単なる事故だったと言う事だ。」
エルザ
「・・・・・。」
ライダーが固まっちゃった。早めに自己紹介させとくか。
レベッカ
「じゃあバーサーカーに真名を暴露されたライダーさん。改めて自己紹介お願いします。」
エルザ
「フンッ!仕方ないわね!」
あれ?もしかして拗ねてる?以外とかわいいな。
エルザ
「私は『エルザ・フォルテ』。アイドル学校『ネオヴィーナスアーク』のオーナー兼アイドルよ。」
レベッカ
「何かさらりととんでもない経歴聞いちゃったような。つまり最年少の学園長でさらにアイドルだよね?凄くね?」
エルザ
「ええ、そうよ。だから安心しなさいマスター。貴女をパーフェクトにしてみせるわ!!」
ナツ
「あんな勘違いしといて良く偉そうな口が叩けたな。」
エルザ
「貴方が紛らわしい事したからでしょうが!!」
レベッカ
「そうだよバーサーカー。知らなかったとは言え
エルザ
「エルちゃんって・・・・随分と馴れ馴れしいのね。」
ナツ
「わかった!悪かったよ!」
わかればよろしい!!
ナツ
「じゃあエルザの真名バラしたのもあるし、次は俺から行くぞ。」
レベッカ
「ちょっと待ったぁ!!」
ナツ
「何だよ!?今の流れで俺の番だろ!?」
レベッカ
「そうなんだけど今片付けたいサーヴァントがいるから後!!」
さっきのエルちゃんの発言で気になった事がある。エルちゃんの真名を完璧に知っているサーヴァントがもう一人いる。それにはまず!エルちゃんに確認を取らねば。
レベッカ
「エルちゃんさあ。さっきキャスター以外はエルちゃんの真名知らないって言ってたよね。」
エルザ
「確かにそう言ったわね。」
レベッカ
「つまりキャスターは最初からエルちゃんの真名を知っていた。そうだね。」
エルザ
「そう言うことになるかしら。」
幸村
「ではキャスター殿とエルザ殿は!」
右衛門左衛門
「同郷と言う事になる。」
レベッカ
「じゃあ!そんな謎めいたキャスターに真名を暴露して貰いましょうか!!」
セイラ
「謎めいてはいないけどな。」
確かにどっからどう見てもロックンロールガールだが怪しいのは確かでしょ!さあ名乗るがいいキャスター!!
セイラ
「私は『音城セイラ』。アイドル学校『ドリームアカデミー』でアイドルをしているサーヴァントだ。これからよろしく!」
レベッカ
「なるほどこっちもアイドルか。」
セイラ
「ああ!だからこれだけは宣言しておく!」
え!?何!?
セイラ
「貴方達が『ド』なら私は『レ』!貴方達が『レ』なら私は『ミ』!私は上を行くよ!」
おお!クールなクセにやる事大胆だな。勝利宣言ってヤツじゃん!
エルザ
「因みに彼女は『絶対音感』の持ち主よ。」
右衛門左衛門
「ほう。まるで音の申し子と言うわけか。」
うわぁ、アーチャーめちゃくちゃ笑ってる。仮面被ってても表情丸わかり。
レベッカ
「でもよかったね!二人共同郷で召喚出来たなら、また一緒にいられるじゃん!」
セイラ
「実はそうじゃないんだ。」
レベッカ
「え?」
セイラ
「私とエルザは元々は別世界でアイカツをしていたんだ。」
エルザ
「けれどある時、アイカツシステムの影響で三つの世界は一つの世界となり、それぞれの世界のアイドルは一緒にアイカツをするようになった。」
セイラ
「そして世界はまた元に戻り、その時の思い出が私と、多分エルザの記憶からも失われていた。」
右衛門左衛門
「有り得ず。本来交わらない筈の世界が一つになるなど聞いた事がない。」
幸村
「想像も付かぬ話でござる。」
てか何その世にも奇妙な話は!?
セイラ
「だからレベッカには感謝しているんだ。私とエルザを再び会わせてくれたこと、あの日のことを思い出させてくれたこと、本当にありがとう!」
エルザ
「私からもお礼を言わせて貰うわ。ありがとう。レベッカ・スカーレット・ティファニー。」
レベッカ
「レベッカでいいよ。フルネームだと呼び難いし。」
でも何か感動するな。離れ離れだった友達とこうして再会出来たんだ。何か私、凄いことしたような気がする。
ナツ
「よかったじゃねえか!お前等また再会できて!」
暴力的だけど、結構優しいとこあるじゃんバーサーカー。
ナツ
「そんじゃあお前等の話は一旦終わりにして!」
レベッカ、セイラ、エルザ
「ちょっと待てぇ!!」
ナツ
「なんだ?」
レベッカ
「「なんだ?」じゃない!!よくこの空気ぶち壊せたな!流石バーサーカーだよ!!」
エルザ
「大体何で貴方が仕切ってるの!?」
ナツ
「一旦切らねえと俺等の自己紹介進まねえだろ?」
セイラ
「だからってタイミングを考えろよ!!」
ナツ
「いやお前等の話何か長くなりそうだから終わりにしろよ!!」
なんもかんも台無しだよぉ!!
右衛門左衛門
「反対せず。私もバーサーカーの提案には賛成です。」
レベッカ
「何で?」
右衛門左衛門
「ライダーとキャスターの件は不明な点が多すぎます。ここは一旦保留にしてもよろしいかと。」
言われてみれば確かに、そもそもなんで記憶が戻ったかもわからないし、二人の件に関しては後回しにするしかないか。
レベッカ
「わかった。この話は後で二人から詳しい事情を聞いてからにする。それでいいよね。」
右衛門左衛門
「御心遣い感謝します。」
レベッカ
「二人もそれでいいよね。」
エルザ
「構わないわ。アーチャーの言う通り、私達自身も記憶が戻った原因に心当たりが無いの。」
セイラ
「それなら後回しの方がいいな。レベッカ達を混乱させるだけだし、後で話をした方がいいかもしれないな。」
レベッカ
「ありがとう二人共。それじゃあ気を取り直してバーサーカー!ランサー!アーチャー!それからずっと無言で睨みつけている・・・・・アサシン。派手にいっちゃえ!!」
色々あったけど再開!let's自己紹介ターイム!!
ナツ
「俺はナツ!『ナツ・ドラグニル』!!魔道士ギルド!
おお!何かカッコイイ!!
ナツ
「因みに俺が言ってたエルザってのは『エルザ・スカーレット』。家のギルドじゃメチャクチャ強い魔道士だ!」
エルザって名前の人最強何ですかね?じゃあ次は・・・・。
幸村
「うおぉぉぉぉ!!ナツ殿熱き魂の叫び!!某にも響申したぁ!!」
うおっ!?ならランサー行ってみよう!!
幸村
「某、此度ランサーのクラスを預かり申した武田軍武将!!天!覇!絶倉!!『
レベッカ
「あっ!知ってる!!戦国武将でしょ!!」
幸村
「なんと!?」
セイラ
「私も知ってるな!」
エルザ
「私も。」
ナツ
「いや、知らねえ。」
右衛門左衛門
「別世界だから知らぬのも無理もない。」
ナツ
「じゃあお前は?」
右衛門左衛門
「勿論知っている。」
幸村
「うむ!些か某の正体は明るみに出ない方が良かったでござるが、これほどまでの知名度はやはり喜ぶべきでござろうか?」
いいんじゃない。じゃあ次はアーチャー行ってみよう!!
右衛門左衛門
「此度アーチャーのクラスを授かった尾張幕府直轄内部監察所総監督補佐『
レベッカ
「さっぱりわからないけど凄い役職に付いてたのはわかる。」
右衛門左衛門
「ほう。では我等がマスターである姫様に、私の『
するとさっきまでいた右衛門左衛門が私の前から消えていた。
セイラ
「なんだ!?」
右衛門左衛門
「相生忍法『
セイラ振り返ったと同時に消えた筈の右衛門左衛門が現れた。てかやってる事アーチャーってよりアサシンだよね!?
セイラ
「いきなりなんだよ!?」
右衛門左衛門
「これは失礼。だが驚きを禁じ得ず。私の背弄拳ですら、君は僅かな足音でも感づくのか。」
セイラ
「まあな!貴方が飛ぶ瞬間の音も聞き逃さなかったよ!」
右衛門左衛門
「そうか。しかし負けず。私の相生忍法が上と言う事をこの場で証明してみせよう。」
セイラ
「OK!けど私は貴方の上をいくよ!」
皆んな負けず嫌いだな。後はアサシンだけだけど・・・・さっきからずっと睨みつけてるけど自己紹介する気あるのかな。
右衛門左衛門
「さて、最後は君の番だが・・・・君はなんと言って死ぬのかな。」
右衛門左衛門の一言で皆んなの笑顔が突然険しくなった。なんで?
マリア
「そろそろ聞かせて貰おうかしら。アサシン!」
さっきまで拗ねていたマリア姐さんも立ち上がり、皆んなアサシンを警戒するように振り返った。
レベッカ
「何!?どうしたの!?皆んな!!」
マリア
「気を付けてレベッカ!!彼貴女に殺意を向けてるの!!」
なんで!?私アサシンに何かした!?まさか自己紹介最後にしたの怒ってる!?
ナツ
「おい!俺達ならともかく、レベッカは関係ねえだろ!!」
右衛門左衛門
「答えろアサシン。何故契約者である姫様に殺意を向ける。」
ナツと右衛門左衛門の問いかけに答える気もないまま、アサシンがゆっくり私の所に歩き出した。殺意を向けたまま歩み寄ろうとしている。殺されるかもしれない。でも私は逃げないよ!
レベッカ
「皆んなは手を出さないで!」
幸村
「しかし姫様!?」
レベッカ
「私を信じて!!」
そしてアサシンは警戒する皆んなの前を通って、私の前に立ち止まった。さあ勝負だアサシン!!
ニンジャスレイヤー
「ドーモ、レベッカ=サン!ニンジャスレイヤーです!!」
レベッカ
「へ?」
殺意剥き出しにして来たかと思ったら、手を合わせて礼儀正しい挨拶!?
レベッカ
「はっ!初めましてニンジャスレイヤーさん!レベッカです!!」
ニンジャスレイヤー
「単刀直入に尋ねる!貴様、ニンジャか!」
レベッカ
「いいえ、魔術師ですが?」
ニンジャスレイヤー
「それは失礼した。」
え?まさか?私が忍者と勘違いしてた?
右衛門左衛門
「まさか姫様が忍者だと誤解していたのか?有り得ず。どう見ても無理があるぞ。」
ニンジャスレイヤー
「人違いのようだ。」
マリア
「貴方といい、エルザといい、思い違いで暴れるのはやめて!」
まあ誤解が解けて良かったよ。
レベッカ
「それでニンジャスレイヤーの目的って?」
ニンジャスレイヤー
「ニンジャを殺す!当然お主も殺す!ソウカイヤのニンジャは全て殺す!ニンジャを殺す!」
なんか今マスクに書かれた『忍』と『殺』の文字がドアップで映ったような!?なんたる狂人の戯言かぁ!!ってツッコミ入れてみたけどニンジャスレイヤーにも色々有りそうだな。ん?今「お主も殺す」って・・・・。
ニンジャスレイヤー
「イヤアアアアアアアアアアーーー!!」
レベッカ
「え・・・・。」
上を見上げた時、ニンジャスレイヤーの拳が私に襲い掛かろうとしていた。
右衛門左衛門
「なに!?」
マリア
「逃げて!レベッカぁ!!」
その瞬間、胸に刺さる硬いものと、同時に漂う鉄の匂いと一緒に体が勝手に後ろに引っ張られた。止まったかと思ったら、今度は私の首に刃物が突き付けられた。
レベッカ
「何・・・・。」
後ろを振り返ると、全身鎧を着た男が私を押さえていたからだ。てかこいつ・・・・。
レベッカ
「お化けぇぇぇぇ!?」
ゴブリンスレイヤー
「当たっているが違う。俺はサーヴァントだ。」
私は何が何だかわからなかった。この人が助けてくれたの?でも剣を突き付ける意味無くない?
ニンジャスレイヤー
「おっとり刀で潜んでいたか!腐れネズミめ!!」
ゴブリンスレイヤー
「当たり前だ。背後から存在を消して標的に近づくのは基本中の基本だ。だが完璧に気配を消したつもりだったが、俺もまだまだのようだ。」
ニンジャスレイヤー
「貴様!ソウカイヤのニンジャか!!」
ゴブリンスレイヤー
「いや。俺はただの冒険者だ。」
逆?ニンジャスレイヤーが私を助けてくれたの?
右衛門左衛門
「答えて貰おうかニンジャスレイヤー。奴はいつから姫様の背後にいた。」
ニンジャスレイヤー
「恐らく私達が召喚され時か、その前と考えていいだろう!」
マリア
「じゃあ貴方がレベッカに殺意を向けていたのは!?」
ニンジャスレイヤー
「マリア=サン達の注意を私に向けさせるためだ!」
右衛門左衛門
「なるほど。ニンジャスレイヤー以外の誰かが奴に少しでも注意が向けば、この状況になるのは明確。いや最悪殺されていた事になる。」
ニンジャスレイヤー
「私の番が周って来た時にレベッカ=サンに近づき、不意をついて奴を仕留めるつもりだったが後一歩及ばず!!」
ゴブリンスレイヤー
「あれは俺も油断した。あんな間抜けな演技に気を取られて一瞬でも警戒を解いた所を狙ってくるとは思わなかったからな。」
ニンジャスレイヤー
「ならレベッカ=サンを盾にしながらどうやって躱した!」
ゴブリンスレイヤー
「間抜けな奴め。モーションが派手すぎる。呼吸を殺せ、存在を殺せ、そして相手を確実に殺せ。それがアサシンと言うものだろ。」
何こいつ。アサシンって言う特性を理解している!?
ナツ
「御託はどうでもいい!!レベッカを放しやがれ!鎧野郎!!」
ニンジャスレイヤー
「待て!ナツ=サン!!」
ナツ
「何で止めるんだ!!レベッカを助けるんだろ!!」
マリア
「レベッカが人質に取られてる以上私達が不利なのは変わらないのよ!下手に動けば彼女にも危険が及ぶわ!!」
ナツ
「じゃあどおすんだよ!!」
姐さんとナツが言い争っていた中、更に状況を悪化させる事態にまで発展した。
杉元
「全員そこを動くな!」
青い軍服を着た男の人が皆んなにライフルを向けた。まさかこのサーヴァントの仲間!?
ゴブリンスレイヤー
「遅かったな。」
杉元
「いきなり走り出すから俺も政宗さんもあっちこっち捜し回ったんだぞ。」
政宗
「ほう。こいつは豪華なpartyになりそうだ。オマケにメインディッシュまで用意してるとは気前がいい。」
更に青い鎧を着た男まで現れた。その時幸村がその男を見てかなり驚いていた。
幸村
「貴殿は・・・・伊達政宗殿!!」
政宗
「まさかこうも早くアンタと会うとは思わなかったぜ。真田幸村。」
え!?まさか知り合い!?
幸村
「政宗殿!直ぐに姫様を解放するようその者に申し付けられよ!」
政宗
「だとよ小鬼殺し。」
ゴブリンスレイヤー
「断る。」
政宗
「だそうだ。残念だったな真田幸村。」
諦めるなぁぁぁぁ!!交渉続けろ三日月頭!!
政宗
「そこでだ。俺と勝負してアンタが勝ったらこいつは返してやる。」
幸村
「政宗殿!?某は今それどころでは!?」
政宗
「俺との勝負よりそこの小娘を選ぶか?アンタも地に落ちた見てえだな。」
三日月頭が何言ってんだぁぁぁぁ!!お前等の真剣勝負に私を掛けるなぁぁぁぁ!!
政宗
「武田のおっさんに忠誠深いアンタがサーヴァントの契約だけで主人を変える。そんな安い漢じゃなかった筈だぜ。」
幸村
「政宗殿。」
政宗
「この南蛮の小娘にはおっさん程の力も気迫も天と地の差でしかねえ。そんなアンタが何故こんな小娘に仕える。甲斐の虎以上かはたまた同等なのかそこの子猫は?どうなんだ。」
知らなかった。幸村に信頼できる上司がいたなんて。私、なんか酷い事したのかな。
政宗
「
幸村
「姫様には・・・・親方様の様に身体もデカくも無ければ、立派な髭も生やしてござらん。」
政宗
「いやそうじゃねよ?」
私
幸村
「しかしながら!姫様には親方様には負けぬ熱き魂を持った方である!!非力でありながらサーヴァントに果敢と立ち向かうその度胸もあり申す!!それに親方様ならこう申される筈!「幸村よ!儂亡き後、もし心から仕えると思える主人を見つけたならば、その者に忠誠を就くせい!!」と!!姫様は、某が忠義に値するお方でござる!!」
え?無理してない?私そんな器が大きい人間じゃないんだけど!?
政宗
「そうかい!なら力付くで取り返しな!」
ナツ
「上等だ!!テメーは俺がぶっ飛ばす!!」
幸村
「待たれよ!!ナツ殿!!」
ナツ
「またかよ!!」
幸村
「これは某と政宗殿の勝負!助太刀は無用でござる!!」
ナツ
「そうか!なら絶対勝ってこい!!」
うん!何かよくわからないけど頑張れ!
杉元
「ねえ?あの二人止めた方が良くない?」
ゴブリンスレイヤー
「この部屋には貴重な品があると聞いたのだが?」
そうだったぁぁぁぁ!!頑張れなんて言ってる場合じゃなかったぁぁぁぁ!!二人共やめろぉぉぉぉ!!
政宗
「真田幸村ぁぁぁぁ!!」
幸村
「伊達政宗ぇぇぇぇ!!」
二人の刃が激突し、あたり一面煙が舞った。そして終わった。借金地獄確定だ。
殤
「喧嘩は祭りの花って言うが、場所を考えろよな。」
煙が晴れた瞬間、見知らぬ男が二人の刀と槍を受け止めていた。三日月頭の刀は普通に刀で受け止め、幸村の槍は片足で踏ん付けられていた。
幸村
「なに奴!?」
政宗
「おいおっさん!!アンタどう言うつもりだ!!」
殤
「そりゃこっちのセリフだ。お前等ここにある骨董品全部破壊する気か?悪いがそれだけはやめてくれよ。」
幸村
「しかしながら!某は姫様を助けねばなりません!!」
殤
「いいから落ち着けって!もうすぐ俺達のマスターが到着するから、どうするかはそん時決める!」
剣城
「これ一体どうなってるの!?」
殤
「おっ!噂をすれば良い頃合いで来たな。」
剣城くーん!!ゆめ!!お願い!この鎧何とかしてぇぇぇぇ!!
ゆめ
「エルザさん!?それにセイラちゃんも!?」
セイラ
「虹野!?」
エルザ
「ユメ・ニジノ!?」
え!?エルちゃん達とゆめって知り合いだったの!?
剣城
「ゴブリンスレイヤー!レベッカに何をしてるの!!」
ゴブリンスレイヤー
「こいつがサーヴァントを召喚した所を目撃した。こいつ等が暴れ出さないよう人質に取っている。」
剣城
「だったらもういい!放してあげて!!」
ゴブリンスレイヤー
「いいのか。」
ゆめ
「放してあげて、レベッカさんは味方だから大丈夫。」
ゴブリンスレイヤー
「わかった。」
ようやく鎧男から解放された私はフラつきながら倒れそうになっていた。直ぐにマリア姐さんが支えてくれた。
マリア
「レベッカ?」
レベッカ
「終わるかと思った・・・・。」
マリア
「もう大丈夫よ。一区切り着いたわ。」
レベッカ
「借金地獄にならずに済んだ。」
マリア
「そっちの心配!?」
はぁ・・・・なんだろ。メチャクチャ疲れた。皆んな落ち着いたところで一息つかせて。
剣城
「とりあえず立ち話もなんだし、全員司令室に移動しようか。」
殤
「そうだな。そっちの方が丸く収まりそうだ。と言う訳だ。お前等暴れるなよ。」
何か古事記みたいなおっさんに助けられた。後でお礼言っとかなきゃな。
こうして騒動が収まった私達は司令室に向かった。着いた先で苦笑いしているドクターに、知らん顔してるクリスティーナさん、眉間にシワを寄せて明らかにご立腹のロード、そして剣城君のサーヴァント達黒の陣営が待っていた。
あいね
「エルザさんにセイラちゃん!久しぶりだね!」
セイラ
「結城に湊に白銀もか!?」
エルザ
「これは驚いたわ。私達以外にもアイドルで召喚されたサーヴァントがいるなんて。」
なんか・・・・エルちゃん達の同郷?多くない?まあそれは後ででいいか。
アルタイル
「ほう?これはこれは。シンフォギア奏者のマリア・カデンツァヴナ・イヴ殿に、甲斐の武田の家臣真田幸村殿に、『否定姫』の懐刀左右田右衛門左衛門殿に、パーフェクトアイドルのエルザ・フォルテ殿に、ドリームアカデミーの初代エース音城セイラ殿に、ラオモトのソウカイ・シンジケートを壊滅させたニンジャスレイヤー殿、そしてフェアリーテイルの魔道士ナツ・ドラグニル殿。またパワフルで暑苦しいサーヴァントが召喚されたものだ。」
マリア、幸村、右衛門左衛門、エルザ、セイラ、ニンジャスレイヤー、ナツ
「っ!?」
何!?この暑苦しいコートを着た軍服の女の子!?いきなり皆んなの真名暴露してきたけど・・・・てか何で知ってるのっ!?
右衛門左衛門
「有り得ず。何故我等の真名を知っている!」
キリト
「悪い!こいつそう言うスキル持ってるから許してやってくれ!」
いや、サーヴァントの真名暴露しといてそれで済むと思うか!!てかお前誰だよ!!
エルメロイ二世
「さて・・・・どう言う事か話を聞かせてもらおうか。」
ツッコミ入れる暇もないまま、ロードに追求され色々説明しました。
エルメロイ二世
「この馬鹿者がぁ!!第三倉庫の骨董品を触媒にしてサーヴァントを召喚するなどふざけているにも程がある!!」
レベッカ
「すいません!!」
まあ当然怒られる訳でして、私も無断でサーヴァントを召喚した事に反省してます。
レベッカ
「それで私の処分は。」
エルメロイ二世
「剣城がマスターに決まった以上、君の役目は終わった事になる。忘却魔法でアースに関する記憶を全て消去して退去してもらう。悪いがその後こちらから資金や援助、また君の保護には一切関与しない。」
ロマニ
「ちょっと待ってくださいロード!!さっきと話が違いませんか!?」
エルメロイ二世
「こうでも言わなければ、お前達は納得しなかっただろ!」
ゆめ
「だからってそんなの酷すぎる!!」
それを聞いて私は涙目になった。やっぱり私は用済みだったんだ。だよね、聖王教会もそうだけど私なんていてもいなくてもどっちでもいいんだよね。結局アースも私を見てくれていなかったんだ。まあ・・・・わかっていたけど。
マリア
「やっと話が繋がったわ。レベッカが訳のわからない事言い出すから何かと思えばそう言う話だったのね。」
エルメロイ二世
「君等は言わばレベッカに利用されたに過ぎない。だから彼女との契約を破棄しても構わん。あるべき場所に帰りたまえ。」
そんな・・・皆んなとお別れしろって事?セイラとエルちゃんだって再会出来たのに、幸村もこんな私を慕ってくれてるのに、その思いを破り捨てろって言ってるの。そんな残酷な事ってないよ。
マリア
「だったらお断りよ!」
え・・・・・マリア姐さん。
エルメロイ二世
「彼女の悪用に利用されてるとわかった上で発言しているのか。」
マリア
「ええそうよ!レベッカがどんな理由で私達を召喚したとしてもそんなのはただの切っ掛けに過ぎない!けど、私達をどうするかは貴方が決める事じゃない、マスターであるレベッカに決定権があるわ!」
エルメロイ二世
「使い魔風情が魔術師に意見するか。では私が無理やりにでもレベッカに強制を強いれたとしたらどうする。」
マリア
「その答えが返ってきた時点で、既にわかりきってるわ。そうよねナツ!!」
ナツ
「おう!レベッカは俺達の仲間だ!!傷つける奴は誰だろうとぶっ飛ばす!!」
マリア姐さんもナツも、私を庇ってくれていた。それは二人だけじゃなかった。
幸村
「我等が主人は姫様のみ!貴殿に指図される言われはないでござる!!」
右衛門左衛門
「同感だ。」
セイラ
「レベッカには手出しさせないよ!」
エルザ
「もし彼女に何かあればそこのバーサーカーとランサーが黙ってないわよ。」
ナツ
「お前人任せかよ!?」
幸村
「なんたる理不尽。」
ニンジャスレイヤー
「我々の処分を決めるのはレベッカ=サン!用済みであるなら潔くハイクを詠んで役目を全うするのみ!!」
ナツ
「いやお前はもうちょい粘れよ!!」
右衛門左衛門
「何故俳句を詠んで散らねばならんのだ。」
さらにそれだけじゃなかった。
リムル
「俺もこいつ等を返すのは気が引けるな。勝手に呼び出しておいて「はい解散!」ってのは納得いかないだろうし。」
あいね
「そうだよ!せっかくセイラちゃんやエルザさんと再会出来て、他のサーヴァントの皆んなとも友達になれるのにお別れなんてやだよ!!」
リムル
「お前はどうなんだ?ゴブリンスレイヤー。」
ゴブリンスレイヤー
「興味は無い。だが不愉快な話だ。元々俺達のマスターがイレギュラーなだけであって、本来ならこいつが請け負う役目だったのだろ。なら当初の予定通りマスターとして活動を続けても構わないのではないか。」
ナツ
「なんだ?レベッカ人質に取ってた割にはいい奴だな。」
ゴブリンスレイヤー
「非常事態とは言え、彼女がアースの関係者と知らず人質を取ったのは俺が把握しきれてなかった部分もある。お前達の動きを封じるとは言え流石にやり過ぎた。すまなかった。」
そう説明して黒のアサシンは頭を下げて私に謝った。なんだ、割と自分でも反省してたんだ。いい奴じゃん!
レベッカ
「いいよ。許す!」
ゴブリンスレイヤー
「感謝する。」
まさか黒のアサシンとこんな形で仲良くなるとは思わなかった。でも悪くない!
エルメロイ二世
「ではレベッカ。君の答えを聞かせてもらおうか。」
ロードは私に問いかけた。これから皆んなをどうするのか、どう接するのか。その答えは私の中で決まっていた。
レベッカ
「失った記憶を取り戻してお互い再会出来たライダーとキャスター、こんな頼りない私を主人として慕ってくれるランサーとアーチャー、仲間を敵に回してでも私を守ろうとしてくれたアサシン、私の為に動いてくれるセイバー、私を『仲間』って言ってくれたバーサーカー、そんな彼等の決意も、志も、思いも、切り捨てる事なんて私には出来ません!!」
エルメロイ二世
「我々アースが君を切り捨てようともか。」
レベッカ
「皆んな私の我儘に付き合ってくれた!だったら私にはその責任を果たす義務があります!ここを追い出されても彼等と共に行きます!!」
エルメロイ二世
「それが君の願いか。」
レベッカ
「はい。」
最初は『生きたい』と言う私の我儘で召喚したけど、皆んなと接してみてわかった。確かに見た目はただの絵だけど、喋る事も出来るし、動く事も出来る。怒ったり、笑ったり、喜んだり、感情も豊かだった。そう、私達と変わらない同じ『人間』だもの。だったら私のやる事は変わらない。
エルメロイ二世
「そうか。ならば後は君がクライド氏に伝えるがいい。私からはこれ以上何も無い。」
レベッカ
「え?」
私だけでなく、この場にいる全員がロードとあと何故かクリスティーナさん以外はキョトンとしていた。それもそのはず、ロードは時計塔の中でも最高権力に位置する地位を持っている。なのに何故か処罰を下さない?
レベッカ
「あのー、私の処罰は?」
エルメロイ二世
「何を言っている。私に君の処遇についての権限など持ち合わせて無い。」
レベッカ
「え?」
エルメロイ二世
「何を勘違いしてるのかは知らんが、私はアドバイザーとしてここにいるだけだ。君をどうこうするかは所長であるクライド氏に決定権がある。」
レベッカ
「はぁっ!?」
マリア
「じゃあ今までの偉そうな発言は!?」
紅莉栖
「このおじさんが好き勝手言ってただけよ。そもそも、アースの職員じゃない彼がどうこう出来る訳ないでしょ。」
レベッカ
「でもロードって地位があるし!!」
紅莉栖
「そんなの家で通用する訳ないでしょ。それにこのおじさん、ロードって凄い地位に居座ってるだけのヘッポコよ。中身はド三流以下の魔術師なんだから。」
エルメロイ二世
「発言が過ぎるぞ!牧瀬紅莉栖!!」
紅莉栖
「事実を言ったまでよ。」
なんだよ!!ただの苔脅しかい!!
ナツ
「じゃあレベッカは大丈夫だって事か?」
右衛門左衛門
「油断せず。そのクライド殿の正式な御許可が無ければ状況は変わらない。」
まあ、結局クライドさんに許可貰わないといけない訳か。一見優しそうに見えて頑固な所があるからな。
クライド
「おや?皆さんお揃いでどうかしましたか?」
噂をすればクライドさんともう一人金髪の女性がやって来た。彼女は『ヴィリアント・チャールズ』って言って会計課に所属している。真面目な性格で厳しい所もある。でも何で会計課の彼女まで?
紅莉栖
「見ての通りレベッカがサーヴァントの召喚に成功したわ。その事で彼女の処遇について議論していた所よ。」
クライド
「それなら心配ないよ。彼女はこのままアースに留まる事になった。悪い意味で。」
え?何?どう言う事?
クライド
「ヴィリアント君、詳細な説明を。」
ヴィリアント
「はい。先程第三倉庫の紛失物を調べた所、状態の良いディスク5枚とガラスケースに厳重に保管していた計6枚のカードだけでした。それ等を含め合計を出すと被害総額はこのようになります。」
レベッカ
「うわーい。ゼロがいっぱいだー。軽く億は行ってるよね。因みにこの紛失物って?」
私は顔を青ざめながら恐る恐る聞いてみた。まさかとは思うけど嘘だよね?嘘って言ってぇぇぇぇ!!
ヴィリアント
「貴女がサーヴァントの召喚に無断で使用した触媒です。勿論、弁償して貰います。」
イヤアアアアアアアアアアーーー!!
レベッカ
「ドウジヨウ!!ワタジ借金シヂャッダ!!」
マリア
「落ち着いてレベッカ!!」
泣き愚じゃりながら現実を受け入れない私がいた。借金確定だ。
ヴィリアント
「因みにこの被害総額の約9割はそのガラスケースにあった6枚のカードです。」
レベッカ
「じゃあそれがなかったらもっと安い額で済んでたって事!?」
クライド
「レベッカ君。借金背負ったまま路頭に迷いたいかい?」
レベッカ
「それだけは!!」
クライド
「なら発言を慎みなさい。」
やばっ!クライドさんマジで私を追い出す気だった!!でもまさか適当に選んだガラスケースのカードがそんな高額な物だったなんて。流石エースとパーフェクトって言うだけはあるわ。てか喜んでいいのかがっかりしていいのかわからなくなって来た。
クライド
「レベッカ君。これからは剣城君の黒の陣営と共に共闘して戦って行きなさい。そう・・・・"赤の陣営"として。」
レベッカ
「赤の陣営。」
クライドさんのその表情は凄く安心し切っていた。私がここにいるべき理由が見つかったからだ。赤の陣営・・・・何かいいかも!
クライド
「まあ・・・・借金返済の為に頑張ってね。」
やっぱりそうなるよね。借金と聞いてため息付きたくなる程落ち込んでいた。
マリア
「レベッカ。私達も協力するわ。貴女が大金を掛けて召喚してくれたんだもの。恩返しはさせて貰うわ。」
エルザ
「そうね。特に9割増しのサーヴァントには一番働いてもらわないとね。」
セイラ
「だな!責任持ってしっかり働いて貰わないと!」
いやエルちゃんとセイラはそんな大見え切っていいのかな?その触媒にして召喚したサーヴァント二人なんだけど?
クライド
「因みにそのカードを触媒にしたサーヴァントと言うのは?」
レベッカ
「こちらの二人です。」
クライド
「やっぱりそうか。衣装を見たときまさかと思ったけど彼女達二人がそうか。」
レベッカ
「そんなに貴重な代物何ですか?」
ヴィリアント
「そうですね。大昔からここまで綺麗に現存している物はその6枚だけですから、後は世界中探しても見つからないでしょう。」
ヴィリアントさんが言うには、そのカードの印刷に使われていたインクの成分を調べた所、とても安価な物が使われていたらしく、紫外線や湿気で直ぐに滲んでしまい、保存状態が悪ければカードに描かれた衣装の絵は簡単に消えてしまう物だった。この事から当時は同じカードが大量生産されていたと言う事になると言う話だ。
エルザ
「ふざけないで!!私達のドレスはそんな安っぽい代物ではないわ!!」
セイラ。
「そうだ!これは私やエルザが日々の努力で勝ち取ったドレスなんだ!並のアイドルじゃ扱えない筈だよ!!」
当然、二人が怒るのも無理は無かった。自分達が努力して手に入る物が、他の人には一瞬にして手にできる。しかも世界に一つだけ、自分だけの物がコピーされて配られているんだ。だから二人の事は共感出来た。
セイラ
「私達をバカに・・・・っ!?」
あれ?セイラが反論しなくなった。あっ!これ気づいたな!
エルザ
「セイラ・オトシロ?」
セイラ
「クライドさん。そのガラスケースに入ってたカードって・・・・まさかッ!?」
クライド
「今頃気づいたのかい!?レベッカ君が君達二人を召喚した触媒だよ!?」
エルザ
「なっ!?」
言っちゃった。これ笑ったらダメな奴だよね?マリア姐さんとナツは必死に笑い堪えてるし、右衛門左衛門とニンジャスレイヤーと幸村はそっぽ向いてるし、当の本人達は顔を赤くして下向いてるし、どうしようこれ?
マリア
「ねえレベッカ。私達も協力するわ。貴女が大金を掛けて召喚してくれたんだもの。恩返しはさせて貰うわ。」
レベッカ
「姐さんそれさっきも聞いたんだけど?」
マリア
「特に
それが言いたかった為に言い直したの!?
右衛門左衛門
「ご安心下さい姫様。
幸村
「さよう!
ニンジャスレイヤー
「自分達の不始末は自分達でつける物、なれば後は任せても構わん!!」
ナツ
「てな訳で頑張れよ!9割増しの
皆んなエルちゃんとセイラを弄りにかかったぁ!!もうネタにされてるけど!?ん?てか何で二人とも反抗しないの?
エルザ
「ねえセイラ・オトシロ。私達今同盟を組んでいる話だったわよね。」
セイラ
「だよな。ならこの問題を解決するのもチームの大事な仕事だもんな。」
え?何?この二人・・・・なんか怖い!!
エルザ
「と言う訳で仲間の不祥事は皆んなで解決しましょう!!」
セイラ
「私達全員で一緒にこの借金を返していこう!!」
マリア、ナツ
「ふざけるなぁぁぁぁ!!」
右衛門左衛門
「有り得ず。」
ニンジャスレイヤー
「スゴク、シツレイ!!」
幸村
「お断り申す!!」
連帯責任で押し切るつもりだこの二人!?
マリア
「何で貴女達の借金を私達まで背負わなきゃいけないの!?おかしいでしょ!!」
セイラ
「だって私達チームで動く訳だし、一丸となる為にはやっぱり助け合っていかないと!」
マリア
「それを理由にしてこっちに押し付けようとしてるだけでしょ!そんなのお断りよ!」
エルザ
「あら?随分と懐の小さいセイバーね。やはりその格好は水商売でしか役に立たないのかしら?」
マリア
「今なんて言ったエルザぁぁぁぁ!!」
げっ!マリア姐さんがブチ切れた!?
マリア
「ナツ!この二人少しお仕置きするわよ!」
ナツ
「もう頭に来たぞ!!このお騒がせ我儘ライダーぁぁぁぁ!!」
エルザ
「誰が我儘よ!!単細胞の人間火炎放射器バーサーカー!!」
ナツ
「誰が人間火炎放射器だぁぁぁぁ!!」
うわぁ・・・・。なんか見苦しいケンカ始まりそう。止めに入らないとこっちが醜態晒されそう。
レベッカ
「はいはい!そこまで!」
ナツ
「何で止めるんだレベッカ!!」
エルザ
「これは私達の問題よ!邪魔しないで!!」
レベッカ
「お前等の幼稚なケンカにこれ以上付き合ってられるかぁぁぁぁ!!」
マリア、セイラ、ナツ、エルザ
「はいっ!!すいませんでした!!」
四人を仲裁して落ち着かせた。
レベッカ
「それと何か勘違いしてるみたいだけど、これは私が作った借金な訳で皆んなの借金じゃないの。つまり赤の陣営の借金って事になるの。」
マリア
「それって結局セイラとエルザの借金を私達も持つって事と一緒になるわよ?」
レベッカ
「捉え方の違い!確かに同じかもしれないけど、これは私の借金でもあるの。だから皆んなは気にしなくていい。その代わり私の指示に従って貰います。いいですね!」
マリア
「貴女がそこまで言うならわかったわ。」
幸村
「お引き受け申した!!」
右衛門左衛門
「御意。」
エルザ
「結構な事ね。」
セイラ
「ああ!わかった!」
ニンジャスレイヤー
「承知した。」
ナツ
「おう!」
これで赤の陣営の問題が解決したかと思いきや、また次の問題が発生した。
紅莉栖
「で?レベッカが次の次元世界に派遣するの?本来なら、今回は絶対剣城君に行かせるつもりだったけど?」
そう。次の次元世界には剣城君が派遣される予定だったが、何で絶対に行かせるつもり?
ロマニ
「今回の次元先は日本の都『京都』だ。そこに聖杯も確認されてる。だから出身国である剣城が適任であると思うんだ。」
なるほどそれで剣城君か。確かに適任ではある。誰もがそう思ったが、本人は違っていたようだ。
剣城
「俺はレベッカ達赤の陣営に行かせるべきだと思います。」
ゆめ
「レベッカさん達に?」
紅莉栖
「いきなりレベッカ達を?」
剣城
「俺もエベレストは初めてだったけど、殤さんや杉元さん、そしてリリィの協力で乗り越える事が出来た。だからレベッカにも京都で戦っているサーヴァント達と触れ合って欲しいんだ。」
そう言う事か。流石は経験者、なんか説得力ある。まあ現地のサーヴァントを仲間にした方がいいかもしれないな。
剣城
「それに、今回は俺とゆめもドクターと一緒にサポートに入る。だから安心していいよ。」
それは助かる!!
ロマニ
「わかった。剣城君がそこまで言うならこちらも了承しよう。レベッカもそれでいいね。」
レベッカ
「はい!頑張ります!」
ナツ
「なら行くとするか!京都に!!」
ロマニ
「ちょっと待った!!」
ナツが走り出した時にドクターに止められたけど、なんかさっきからこんなんばっかだなナツは?
ナツ
「何でさっきから俺のやる事に皆んな止めに入るんだよ!?」
自分でも自覚してたんだ。
マリア
「もう少し周りを見てから動きなさい!」
ロマニ
「今回レイシフトで出撃する英霊は三騎まで。調整しても最大四騎までが限界だ。」
そう言えばサーヴァントを送り過ぎると次元崩壊を起こす危険性があるんだっけ?なら全員は無理か。
紅莉栖
「さあレベッカ。今回同行するサーヴァントを三騎選んで。」
いきなり三騎選べって言われてもな。誰が適任かわからないし・・・・ん?そう言えば日本って木造建築の建物が多いんだっけ?だったらもう決まったかな!
レベッカ
「今回出撃するサーヴァントは、セイバー、ライダー、キャスターの三騎です!」
マリア
「私達が?」
レベッカ
「都って事は街中の戦いになるから、被害を最小限に抑える為にもこの人選で行くしかない。」
ナツ
「俺じゃねーのかよ!!」
レベッカ
「うん。特に今回ナツは無理だ。」
ナツ
「いや何で!?」
レベッカ
「日本の建物って木造建築になってるから。そんな所で火なんか使ったら火事になるでしょ!」
ナツ
「あーっ!なるほど!ってんな訳あるかぁ!!要は火さえ使わなきゃいいだけだろ!!」
レベッカ
「全身火炎放射器が無理に決まってるだろ!!」
ナツ
「誰が全身火炎放射器だぁぁぁぁ!!」
エルザ
「貴方以外誰がいるの。」
はぁ・・・・ナツは凄く出たがってるけど、流石に木造建築だらけの街中じゃ火事確定だ。
レベッカ
「それと右衛門左衛門とニンジャスレイヤーには頼みたい事があるの。」
右衛門左衛門
「何でしょうか。」
レベッカ
「二人でドクターや剣城君達と一緒に京都全体を監視して欲しいの。直ぐ私達に知らせるし、何かあったらどちらか出撃出来るよう待機してて欲しい。」
右衛門左衛門
「わかりました。その任お引き受けしましょう。」
ニンジャスレイヤー
「承知した。」
レベッカ
「ありがとう。二人共。」
ナツ
「なあ!俺達は!」
レベッカ
「ナツと幸村は大人しく留守番してなさい。」
ナツ
「え!?」
政宗
「ならちょうどいい。真田幸村、partyの続きと行こうじゃねえか!」
幸村
「うむ!政宗殿の果たし合いお引き受け申した!!」
政宗
「ようやくアンタらしくなって来たじゃねえか!と言う訳だ『赤の大将』!真田幸村を借りてくぜ!」
『赤の大将』って私の事!?
幸村
「それでは姫様!某は政宗殿の再会のを祝って一戦交えて来ます!!」
レベッカ
「いいけど程々にね!」
殤
「安心しろ。この二人がやり過ぎないようこっちで見張っとく。」
それから幸村達はシミュレーションルームに行ってしまったが大丈夫かな?まああのセイバーのおじさんぽい人が見てくれてるからいいか。
リベット
「ドクターロマン。次元転送装置の準備が完了しました。いつでも
ロマニ
「わかった。ありがとうリベット。」
彼女は『リベット・スカンビアナ』。私達と同じ16歳のブルースカイのロングヘアーがトレードマークの女性だ。普段はオペレーターを担当しているが、次元転送装置の操作も任されている。剣城君が転送された時も「エネルギー充電完了。座標軸固定。システムオールグリーン。これより次元転送による
クライド
「ではこれより指令を伝えます。赤の陣営は京都に向かい、聖杯の回収と七騎の大罪を討伐し、次元世界を修復しなさい!」
レベッカ
「はい!それじゃあ行くよ三人とも!」
マリア、エルザ、セイラ
「おー!!」
剣城
「レベッカ!ちょっと待って!」
私達が転送装置に向かおうとした時だった。剣城君が私達の所に駆け寄って来た。何か伝え忘れたのかな?
剣城
「会えるかどうかわからないけど、白玄さんって人がいたら頼るといいよ!彼は被造物のサーヴァントの事に詳しいから、きっと力になってくれる筈だよ!」
剣城君がエベレストで会った人か。なら尋ねてみよう!
リベット
「レベッカ!急いで準備して!もう装置が起動してるから!」
レベッカ
「ごめん!今行く!」
転送装置の前まで来た時、私は少しばかり緊張していた。初めてだったってのもあるし、これから連れて行くサーヴァント達にちゃんと指示できるか、不安であった。
リベット
「エネルギー充電完了。座標軸固定。システムオールグリーン。これより次元転送による
転送装置が作動して私達は光に飲み込まれた。
京都で待っていたのは、聖杯戦争に参加しているサーヴァント達、都の脅威を調べる謎の無手組のサーヴァントとそのマスター、まるで炎そもの様な熱い剣士、そんな私達の敵は、かつてこの京都を復讐の炎で飲み込んだ明治政府が生んだ最恐の人斬抜刀斎だ。今、京都で動乱の炎の嵐が吹き荒れようとしていた。
英霊紹介
赤の陣営
レベッカ・スカーレット・ティファニーによって召喚された英霊達の事である。黒の陣営と同じく、『トゥリファス』で行われている『聖杯大戦』の陣営から名前を取っている。
真名:『マリア・カデンツァヴナ・イヴ』
クラス:『
宝具:『アガートラーム』
作品名:『戦記絶唱シンフォギアG』『戦記絶唱シンフォギアGX』『戦記絶唱シンフォギアAXZ』『戦記絶唱シンフォギアXV』
プロフィール
S.O.N.G.所属のウクライナ出身のシンフォギア奏者。ミステリアスながらも力強い歌声を持ち、デビューからわずか2か月で米国チャートの頂点まで昇りつめた新進気鋭の歌姫だったが、フロンティア事変を引き起こし一時行方をくらませ、それ以降は今の対策組織に入り『風鳴翼』のゲスト出演と言う形でステージに上がっている。面倒見が良く優しい一面もあるが、何処か後ろめた気持ちを抱えたまま戦っている所がある。妹がいたが実験中の事故で死亡している。
真名:『
クラス:『
宝具:『
作品名:『戦国BASARA』『戦国BASARA弍』『劇場版 戦国BASARA-The Last Party-』
プロフィール
武田信玄に仕える勇猛果敢な17歳の若武者。何事にも真っ直ぐ向かい合う心を持つ熱血漢。主君である武田信玄を人生の師として深く敬愛しており、信玄の天下取りのためにその力を奮う。伊達政宗とは宿命で結ばれた「蒼紅」と称されるライバル関係にあり、互いに誰よりも意識し認め合い決着を望んでいる。主従関係にある佐助とは互いに信頼し合っている。
真名:『
クラス:『
宝具:『炎刀 銃』
作品名:『刀語』
プロフィール
尾張幕府直轄内部監察所総監督補佐にして否定姫の腹心の元忍者。更にかつて真庭忍軍に里を滅ぼされた『
真名:『エルザ・フォルテ』
クラス:『
宝具:『ネオヴィーナスアーク』
作品名:『アイカツスターズ!』『アイカツオンパレード!』
プロフィール
モナコ出身の王位継承権を持つプリンセスで、『パーフェクトアイドル』兼ネオヴィーナスアークの学園長でもある。『太陽のドレス』を手に入れる為に日本を訪れる。そこで全ての星のツバサのドレスが揃い、太陽のドレスを手にする事が出来たが、そこから自分について来た仲間たちに申し訳なさを感じ、素気ない態度で引き離そうとした。そして『アイカツ!ランキング決勝トーナメント』でゆめに敗れはしたものの、母親に抱きしめられ自分の過ちに気づいた。そして自分の責任を果たし、ネオヴィーナスアークとして新たな船出へと出た。
真名:『
クラス:『
宝具:『アイドル活動!Ver.ROCK』
作品名:『アイカツ!』『劇場版 アイカツ!』『アイカツオンパレード』
プロフィール
ドリームアカデミーのアイドル。その前は友人とロックバンドをやっており、その前はクラシックもやっていた絶対音感の持ち主。『星宮いちご』のライバルでもあり、ユニットで『2wingS』を結成している。リズミカルで強気な一面もあるが面倒見が良く、クールで優しい性格の持ち主である。好きな動物は猫。
真名:『ニンジャスレイヤー』
クラス:『
宝具:『ナラク・ニンジャ』
作品名:『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』
プロフィール
本名は『
真名:『ナツ・ドラグニル』
クラス:『
宝具:『ドラゴンフォース』
作品名:『
プロフィール
魔道士ギルド『FAIRY TAIL』に所属する魔道士で一番の問題児。滅流魔法を使う『炎の