青い光りに飲み込まれ、そのまま落ちていくかのように光のトンネルのようなものを通っていた。やがて目の前に出口らしき光が見えて、俺とゆめはその光に突っ込んで行った。すると周辺に建物が密集している場所に出た。
剣城
「おっと!?」
ゆめ
「マスター!大丈夫!」
剣城
「大丈夫!ちょっと転けそうになっただけ。それよりも。」
辺りを見渡すと、建物が現実ではなくまるで絵のような風景だった。だがそれ以上に驚いたのはその惨状だった。建物は倒壊し、そこからは燃え盛る炎が上がっていた。
紅莉栖
[どう?
するとクリスティーナさんから貰った通信機から通信が入った。
剣城
「
紅莉栖
[簡単に説明すると、私達がいるこの三次元空間の現実世界から二次元空間のあるアニメーション世界に行くには一度貴方の身体を霊子分解し、アニメーション世界の身体に再構築して二次元空間にダイブするの。つまり貴方は今『絵』になってるって言ったらいいかしら。]
剣城
「それって大丈夫なんですか!?」
この状況でそんな爆弾発言されても困るんだけど!?そしてさらに最悪の事態が発生した。俺達の前に複数の黒い影がモヤの様に漂い、そこに仮面を付けた気味の悪い化物が姿を現した。
剣城
「なんだこいつら!?」
ゆめ
「あれは『魔獣』だよ。」
『魔獣』とは、二次元世界に存在する生命体で色んな種類の個体があるが、その正体と出現場所は不明らしい。だが魔獣達は二次元世界を破壊する存在らしい。
「グォォォォ!!」
この魔獣達もその内の一種なのである。
紅莉栖
[怯えてる暇は無いわ。戦闘を開始して。]
そうだ!今はこの場を潜り抜ける為に戦わないと!だがその時だった。
「グォッ!」
魔獣達が先に攻撃を仕掛けて来た。彼等は一気にゆめの方に向かって来た。
ゆめ
「マスター下がって!!」
ゆめの周りに光り輝く粒子のような物が舞っていた。オーラみたいな物か?襲って来た魔獣にゆめはそのオーラをまるで
ゆめ
「ふんっ!」
それに対応できなから今度は盾として魔獣の攻撃を防いでいた。彼女は戦っていると言うより踊っている様に見えた。
ゆめ
「はぁぁぁぁ!!」
あっという間に最後の一体も倒して戦闘は終了した。俺は急いでゆめの所に駆け寄った。
剣城
「ゆめ!」
ゆめ
「マスター!怪我はなかった!」
剣城
「こっちのセリフだよ!でも魔獣達を倒すなんて凄いや!」
ゆめ
「初めてだったから緊張したけど、上手くいって良かった。」
俺は君が無事だったのが良かったけどね。
紅莉栖
[イチャついてるとこ悪いけど、そっちの現状を聞かせてくれないかしら?]
俺は慌ててクリスティーナさんに色々説明した。今の現状も魔獣の襲撃の事も話した。
紅莉栖
[んー・・・・色々探索してみないとわからないわね。とりあえず聖杯が観測された場所に向かってくれる。]
そう言われて俺達は指定されたポイントに向かって歩き出した。その場所が『
剣城
「あの魔獣達の仕業かな。」
ゆめ
「わからない。でもわかっている事は、聖杯を回収しないと救われないって事だよ!」
剣城
「そうだよね!聖杯を回収すれば解決するんだ。なら急ごう!」
だがその時だった。突然空から何か勢い良く降って来た。
剣城
「何だ!?」
ゆめ
「マスター!危ない!!」
何が何だかわからないまま、俺はゆめに突き飛ばされたその時だった。
立花響オルタ
「ウガァァァァ!!」
ゆめ
「くっ!!」
突然黒い影がゆめを襲って来たが、彼女は咄嗟に自分のオーラを盾に防いだが。
立花響オルタ
「ハァッ!!」
ゆめ
「きゃあッ!」
剣城
「ゆめ!」
黒い影の馬鹿力でゆめをぶっ飛ばされ、俺は急いで彼女の元に向かった。
剣城
「大丈夫!?」
ゆめ
「何とか・・・。」
ゆめの安否を確認した後、警戒を怠らず黒い影の方を振り向いた。よく見るとさっきの魔獣と違って人の形をしていて目が赤く光っていて牙を出していた。
剣城
「魔獣じゃ無いのか!?」
ゆめ
「あれはサーヴァント!!クラスは
剣城
「何だって!!」
何でサーヴァントがこんな所に!?
立花響オルタ
「ウガァッ!!」
バーサーカーは勢いよく飛び、そのまま空中で蹴り飛ばして猛スピードで俺達の方に向かって来た。
立花響オルタ
「ハァァァァァ!!」
剣城
「危ない!!」
バーサーカーのスピードが速すぎて逃げる所か避ける事も出来ない状況で、俺は自分の背を盾にゆめを抱きしめた。
立花響オルタ
「ハァァァァァ!!」
もうダメかと思ったその時だった。
政宗
「
何かがバーサーカーに突っ込みそのままぶっ飛ばしていた。見ると青い鎧を見に纏った戦国武将らしき人物が俺達に背を向けてたっていた。
政宗
「ようバーサーカー。しばらく見ない間に
この人もサーヴァントなのか?
立花響オルタ
「セイ・・・・バー。」
あの一撃でも立ち上がるバーサーカーだったが、何処か様子がおかしかった。まるで自分の力で苦しんでいる様な感じだった。
立花響オルタ
「タスケ・・・・テ。」
政宗
「OK。今楽にしてやる。」
その戦国武将は六本の刀を同時に抜いた。バーサーカーと戦う気だ。
政宗
「
立花響オルタ
「ウガァァァァ!!」
二人のサーヴァントが激突し、そのまま激しい打ち合いが始まった。一撃一撃の衝撃波がこっちまで伝わって来た。これがサーヴァント同士の戦いか。
政宗
「オラオラどうしたバーサーカー!!そんな軽い
そのまま相手の攻撃を弾き返した。
政宗
「
立花響オルタ
「グハァッ!?」
そのままバーサーカーを空中に飛ばしかと思ったら、今度は持っていた五本の刀をバーサーカーの周りに飛ばし、バーサーカーを中心に竜の模様みたいな物が浮かび上がりその模様に縛られた。それはまるで魔法陣のようだった。
政宗
「テメーのそのイカレた楔を断ち切ってやる!!」
彼はそのままバーサーカーに向かって飛び出した。
政宗
「
彼は蒼い閃光となってバーサーカーを貫らぬいた。バーサーカーはそのまま地面に落ちて倒れてしまった。やったんだよな。その時、バーサーカーを倒した男がこっちを振り向いた。
政宗
「ところでそこのお二人さん。こんな状況でよくイチャついてられるな?」
剣城
「え?」
よく見ると俺はゆめを抱きしめたままだった。彼女は顔を真っ赤にしてもう離してと言わんばかりにこっちを見ていた。
剣城
「うわぁ!!ごめん!!」
ゆめ
「いいえ!!こちらこそ!!」
慌ててゆめから離れて直ぐに立ち上がった。彼女は恥ずかしそうにしていて座り込んだままだった。するとさっきの彼が俺達の近くまで寄って来た。
政宗
「お宅らこの
あれ?三日月の兜に右眼の眼帯って、この人戦国武将『伊達政宗』だよな?
立花響オルタ
「モウ・・・・イヤダヨ。」
倒れていたバーサーカーが正気に戻ったのか、その黒い影も無くなり現れたのはただの女の子だったが、彼女の身体は黒く染まっていた。それに泣きながら何かを語り始めた。
立花響オルタ
「ワタシノコブシハ、ダレカトテヲツナグタメニアルノニ・・・・モウダレカヲキズツケルノハヤダヨ・・・・。」
不思議と俺は彼女の所に近づいた。何だか放って置けなかったからだ。
ゆめ
「マスター!?」
政宗
「おい坊主!そいつに近づくと火傷じゃ済まされねーぞ!!」
二人はそう言ってるけど俺にはバーサーカーの狂化は解けているとわかっていた。だから彼女に近づいても問題ない。こんな風に手を繋ぐ事だって出来る。
剣城
「大丈夫だよ。その優しい心があれば、君は何度だって手を繋げる。こんな風にさ。」
安心したのか、バーサーカーの強張っていた表情が穏やかになり、徐々に笑顔になっていった。
立花響オルタ
「暖かい。
剣城
「安心した?」
立花響オルタ
「うん。平気!ヘッチャラ!」
バーサーカーからオーブの様な光が舞い上がり、彼女の姿は段々薄れていってそのまま消えていった。やっぱり英霊だからか、幽霊が成仏するような感じだった。そんな末路を俺達は見送るしか出来なかったけど、彼女は死んだわけではない。自分の世界へと帰っていったのだから。
政宗
「あんたの連れはとんだギャンブラーだな。狂化が解けてなかったら間違いなくあの世行きだぜ。」
ゆめ
「多分マスターもわかってたと思いますよ。だからか近づけたと思います。」
政宗
「そうかい。で?あんた等一体何者なんだ。」
彼が質問するとゆめは直ぐ立ち上がって彼と向き合って紹介した。
ゆめ
「私はルーラー。聖杯戦争の裁定者です。」
政宗
「ルーラーだと?確か聖杯戦争を取り締まるサーヴァントだったか?そのお偉いさんがこんな所で何してんだ?」
ゆめ
「私達はこの冬木の聖杯を回収しに来ました。」
政宗
「聖杯だと?」
ゆめ
「残念ですが聖杯による願望機は正常に機能しません。なので貴方方の願いも叶える事が出来ません。」
俺は遠くからゆめ達の話を聞いていた。サーヴァント達には気の毒だけど聖杯が機能しないんなら仕方無いよな。
政宗
「そんな事だろうと思ったぜ。」
ゆめ
「気付いていたのですか。」
政宗
「最初っからイケすかねえ
え?そうなの?じゃあ何が目的なんだ。
政宗
「まあせっかくの
俺は二人がそんな話をしている内に戻ってきた。なんか俺の知ってる伊達政宗とは違って、この人は喧嘩が好きみたいだ。
政宗
「そんでそこの
ゆめ
「彼は私のマスターです。」
剣城
「黒河剣城って言います。まあ一様魔術師です。」
政宗
「マスターだ!?なんだそりゃ!?」
この人マスターの存在を知らない!?俺とゆめは驚いてはいたが必死にこの人に説明した。だが彼の話も聞いていると、彼等は魔術師に召喚された訳ではなくて、聖杯に召喚されたらしい。
紅莉栖
[もしかすると、それが聖杯による暴走かもしれないわね。]
クリスティーナさんがいきなり通信で話題に入って来た。彼女の推測では、暴走した聖杯が七騎のサーヴァントをお構い無しに呼び出して戦わされていた事になる。そうなると彼等からしたら酷い話だ。
政宗
「要はあんた等暴走中の聖杯を黙らせてそれを回収する。そう言う事だな。」
ゆめ
「そうですけど?」
政宗
「OK!その
ゆめ
「本当ですか!?」
政宗
「元々俺達の
剣城
「ありがとう!」
この人が参戦すなら心強い。ルーラーであるゆめでも流石にここからの戦いはキツいし、凄く助かるよ。
政宗
「
剣城
「名前って・・・・まさか真名も!?」
政宗
「もう聖杯戦争は終わりだろ?だったら隠す必要も無えしな。」
もう知ってるけどね。
政宗
「
剣城、ゆめ
「よ・・・・よろしくお願いします。」
俺とゆめは気まずそうに返事をした。正直、俺とゆめも彼の正体に気付いていたからだ。
政宗
「おい、何だその最初から正体知ってましたみたいなリアクションは?」
政宗さん自身も自覚はあったんだね。
剣城
「右眼の眼帯に三日月兜と言ったら『伊達政宗』しかいないから。」
政宗
「OH!
剣城
「そうなの?別の世界同士のサーヴァントなら真名を知られても、お互いに存在を知らないから意味無いんじゃないかな?」
政宗
「だがあんたは俺の事を知っていた。それについてはどう説明する。」
剣城
「俺が貴方を知っていたのは、後世に名が知れ渡っていたから・・・・そうか!!」
政宗
「そう言う事だ。どうりでキャスターの野郎が俺の真名を知っていた訳だ。」
剣城
「キャスター?」
ゆめ
「セイバー以外にも生き残ってるサーヴァントがいるんですね!」
政宗
「まああと残ってるのは俺とキャスターだけだからな。」
そうか!ならキャスターにも協力を頼めば聖杯を止める事が出来る!!
政宗
「だが奴は損得で動くような男だ。この状況なら協力を受ける筈だが期待しない方がいい。」
剣城
「どんな人物なんですか?」
政宗
「『
剣城
「死神・・・・。」
話を聞いてるだけでそんな危険なサーヴァントを味方に付けていいのか不安になって来た。
ゆめ
「セイバー。案内をお願い出来ますか。」
政宗
「いいのか?地獄へ道案内する事になるぜ。」
ゆめ
「構いません。キャスターを味方に付けるためなら私は戦います。」
ゆめは話を聞いても動揺せずにキャスターと向かい合う事を決意していた。彼女のそんな姿を見て俺は情けなくなってきた。何考えてるんだ黒河剣城!!動揺すな!前を向け!怖気付くな!死ぬまで進め!彼女も覚悟を決めてるんだぞ!そう言い聞かせて俺も腹を括った。
政宗
「黒河剣城。あんたはどうする。」
剣城
「行きます!味方は一人でも多い方がいいから!」
政宗
「OK!二人共いい面構えになったじゃねえか!なら地獄の片道切符は三人分でいいな!」
俺達は政宗さんの案内でキャスターの所に向かった。その間ゆめは政宗さんから色々事情を聞いていた。
彼の話だと殆どのサーヴァントをキャスターが倒したらしく、政宗さんはランサーとさっきのバーサーカーを倒しただけだった。その間に起きた些細な出来事は無かったらしいが、キャスターなら何か知っているかも知れない。
そんな話をしている内に到着したが、ここって学校?
剣城
「『
政宗
「ここを拠点にしているからな。こっからは奴の
剣城
「はい。」
ゆめ
「わかりました。」
校門を入り、校庭を通り過ぎて校舎の正面玄関前まで辿り着いたが、入り口から入ろうとした時、中から声が聞こえ来た。
アインズ
「勝手に人の家に土足で踏み込むとはいい度胸をしている。」
目の前に現れたのはローブを身に纏った大きな骸骨だった。彼がキャスターだと思うけど確かに政宗さんの言った通り、魔王と言うより死神だ。
ゆめ
「貴方がキャスターですね。私はルーラー。聖杯戦争の裁定者です。」
アインズ
「ルーラーだと?貴様の様な小娘が?」
ゆめはキャスターの前で堂々としているように見えていたが、身体全体で微動だにしていたのがわかった。内心ゆめも彼の威圧感に怯えていたのだ。俺なんて今でも逃げ出したいのに。
アインズ
「それでそのルーラーがこの私に何の用だ。セイバーと共闘して私に戦いを挑もうとする愚かな行為をしに来た訳では無い。話し合いに来たと言う所か。」
政宗
「まあそんな所だ。俺達はあんたをスカウトしに来ただけだ。」
アインズ
「なるほど。では話を聞かせて貰おう。」
ゆめと政宗さんはキャスターに俺達が来た目的と現状と俺の存在について説明し、そのまま聖杯回収の協力を要請する交渉に入った。そして全てを聞き終えた彼だが、直ぐに答えを出さなかった。
アインズ
「内容は理解した。それでルーラー。あれが君のマスターとやらか。」
ゆめ
「そうですが?」
アインズ
「彼と話をさせて欲しい。」
それを聞いてゆめと政宗さんは彼を睨んだ。どうやら彼が俺に対して何をするかわからないからだ。
アインズ
「安心しろ。彼と話をするだけだ。」
政宗
「よく言うぜ。奇妙な術で俺の心臓握り潰そうとしたり、更にはテメー以外の周りの時を止めてその隙に殺しに掛かったりと、イケスカねえ
アインズ
「それを全て回避したのはお前が初めてだったがな。時間を止めたにも関わらず力尽くで自分の身体を動かすなど有り得ない話だ。」
もうめちゃくちゃだこの人達。
アインズ
「それに私が妙な動きをすればルーラーの特権であるクラススキルを使用すれば良いのではないか。」
ゆめ
「『神明裁決』ですね。その権限はありますが私はそれを使いたくありません。」
アインズ
「そうか。では約束しよう。君のマスターには手を出さない。それで彼との対話を許可して欲しい。」
ゆめ
「それはマスターに伺うのが礼儀ではありませんか。」
剣城
「俺はいいよ。キャスターとの対話を許可する。」
ゆめ
「だそうですよ。」
アインズ
「恩にきる。」
キャスターは玄関から出て俺に近づいて来た。やっぱり存在感が凄いな。
アインズ
「自己紹介が遅れてすまなかった。ルーラーのマスターよ。」
え?自己紹介?まさか真名を明かしてくれるの!?
アインズ
「我が真名は『アインズ・ウール・ゴウン』。『ナザリック地下大墳墓』の絶対的支配者である!!」
剣城
「俺は黒河剣城!機密組織アースの所属でルーラーのマスターです!」
なんか自己紹介で勢い負けしちゃった。存在感が凄すぎて押し潰されそうだ。
アインズ
「黒河剣城。君は魔術師にしては余りに非力だが、この私を前にして何故恐れない。君の中で恐怖は感じている筈だ。それとも生きる事を諦め開き直ったか。」
でもなんだろ?不思議と話し易い。存在感は圧倒的だし怖い筈なのに、その奥から彼なりの暖かさを感じる。
剣城
「貴方は悪い人ではないと思ったから。」
アインズ
「なんだと?」
剣城
「貴方は確かに無茶苦茶だけどそこにはちゃんとした道理があるからそうしている。そうではありませんか。」
アインズ
「ほう?死の支配者たる私を仏か神と勘違いしているのか。だとしたらとんだ愚か者だ。」
剣城
「そうかも知れない。でも貴方が与える死は善には安らかな死を、悪には苦痛な死をとそう言う拘りがある筈だ。さっきもゆめと政宗さんが警戒していたにも関わらず貴方は争う処か穏便に済ませようとした。本当に人間を下等種族として見てるなら真っ先に一番弱い俺を見せしめに殺しに掛かっていた筈。少なくとも貴方は善悪がハッキリしている人だと俺は思う。」
まあ彼を見て思った事を口にしたけど、よかったのかな?
アインズ
「中々・・・・面白い少年だ。実に興味深い。」
それって?
アインズ
「いいだろ。私もこのクエストに参加させて貰おう。」
剣城
「本当に!!」
アインズ
「この私を侮辱した聖杯を許す訳にはいかん。落とし前は付けさせてもらう。」
剣城
「ありがとう!」
なんか知らないけどキャスターの交渉に成功したぞ!!
剣城
「ゆめ!政宗さん!アインズさんOKだって!!」
けど二人はなんだかキョトンとした顔で驚いていた。
政宗
「あんたの相方一体何者なんだ?あのキャスターを口説き落とすとはとんでもねえ坊主だ。」
ゆめ
「私もこの冬木に来る前から知り合ったばかりですけど、不思議と彼は私達に当たり前のように接して来ます。例えどんな相手でも。」
政宗
「おまけに先見の目も持ってやがる。」
ゆめ
「どう言う事ですか。」
政宗
「さっきのバーサーカーもそうだが、奴の狂化が解けたのを見計らって近づいていたし、キャスターが坊主との対談を申し出た時、あんたは止めようとしたが奴はそのチャンスを見逃さなかった。並大抵で出来る芸当じゃねえ。」
ゆめ
「そうなんだ。」
何か話しているみたいだったけど、俺とアインズさんは二人と合流した。
剣城
「二人共どうかした?」
政宗
「なんでもねえ。」
ゆめ
「マスターは凄いなあって話してただけだよ。」
剣城
「俺が?そんな大した人間じゃないよ。」
アインズ
「いや、私も彼女達と同じ意見だ。」
剣城
「そうなの?」
ゆめ
「そうだよ!だから自身を持って!マスター!」
正直自覚は無かった。俺は彼等に慕われる程の人物じゃない事くらい知っていたからだ。多分皆んなの気の所為だと思う。
アインズ
「それはそうと、君達が目指している『柳洞寺』に聖杯はあるのだな。」
剣城
「そうですけど?」
アインズ
「歩いて行くのも面倒だ。私のスキルを使って一気に行くぞ。」
そんな事まで出来るの!?
政宗
「アンタにしちゃ気が効くじゃねえか。」
ゆめ
「ではキャスターお願いします。」
俺達はアインズさんの服に掴まった。
アインズ
「グレーター!テレポーテーション!!」
なんか一瞬テンションおかしかったけど大丈夫なの!?とツッコミを入れていたらいつの間にかお寺に着いていた。
剣城
「ここが柳洞寺。」
紅莉栖
[そう。そこに聖杯がある筈だけど。]
辺りを見渡したけどそれらしい物は何処にも無かった。するとゆめや政宗さん、アインズさんが空を見上げていた。するとまるで皆既日食なんかに良く出る光の円の中心に、金色の鎧を纏った黒髪の男が宙を浮いてその場に君臨していた。
ルシファードラゴン
「ようやく来たか。雑種共。」
今、冬木での戦いが終わりを迎えようとしていた。
英霊紹介
真名:『
クラス:『
宝具:『
作品名:『戦国BASARA』『戦国BASARA弐』『劇場版 戦国BASARA The Last Party』
プロフィール
奥州(現在の宮城県)を領地に持つ若き戦国武将。冷静で柔軟な思考を持ち合わせており、武略や智略にも長けている。暴走族風の甲冑や巧みな英語での会話など、史実とは掛け離れた風貌をしている。ライバルは戦国武将『真田幸村』であり、彼を前にすると持ち前の冷静さを抑えられなくなり、対決したがる程の野心を持っている。
『戦国BASARA Judge End』や『学園BASARA』にも同様の人物は登場しているが、今回聖杯が召喚した『伊達政宗』は上記の作品から召喚されたと思われる。
真名:『アインズ・ウール・ゴウン』
クラス:『
宝具:『
作品名:『
プロフィール
『ナザリック地下大墳墓』のギルドマスターにして『魔導王』の異名を持つ
VRMMORPG『ユグドラシル』のサービス終了を一人待つモモンガであったが、終了時間と同時に彼はナザリックとそのNPC達と一緒に別世界に飛ばされてしまう。そこで彼は自分以外のユグドラシルプレイヤー、特にかつてのギルド仲間も来ている事を信じて、自身の存在を伝えようと行動に移す。幾多の戦いを潜り抜け、『エ・ランテル』と言う国を侵略し、魔導国を建国し『魔導王』として君臨した。
真名:『立花響オルタ』
クラス:『
宝具:『???』
作品名:『戦姫絶唱シンフォギア』『戦姫絶唱シンフォギアG』
プロフィール
彼女の詳細は不明だが、自らの宝具により暴走を起こした事が何度もあった事があり、身勝手な聖杯の選定により、彼女はバーサーカーとして望まぬ戦地へと派遣された。