公安特捜班 北陸特急連鎖殺人・冬の北陸に殺意が走る 作:新庄雄太郎
特捜班は、北陸で起きた殺人事件の関係者を任意同行し、事情聴取を行った、同行したのはこの3人だ。
藤岡 正美 (46歳) 森山商事 庶務課勤務
川井 敦 (24歳) 同 営業課勤務
中島 政子 (36歳) 喫茶のウエイトレス
「ええ、2・3度お見えされましたよ。」
「じゃあ、あなたは恨まれたりするのでしょうか?。」
「そんなの考えすぎよ。」
「そうか。」
「私は許せないよ、山谷って言うのわ。」
「それはどういう事か。」
「私にセクハラされたのよ、本当に頭に来るわ、地獄へ行くのも当然よ。」
「それはそうだけど。」
山谷は会社で藤岡や同僚たちにセクハラやパワハラを受けていたことが判明された。
「なるほど、その山谷にセクハラで恨んでたんだね。」
「はい、いつか殺してやりたいもんですよ。」
高山と小泉は聴取を行ったのをもとに高杉班長に報告した。
「なるほど、山谷がセクハラとパワハラか。」
「ええ、相当恨んでましたよ。」
南と水野は、特急「しらさぎ3号」で起きた殺人を調べていた。
「やはり、山谷と瀬口がパワハラとセクハラの恨みの犯行でしょうか。」
「という事は高岡で起きた事件も関係してるかもしれない。」
「うん、その可能性も高いな。」
「よしっ、南と水野はその線で捜査してくれ。」
「わかりました。」
南は、高山と小海と水野はある北陸旅行から帰って来た人に会った。
「あの、何かあったんですか。」
「はい、私鉄道公安隊の南と言います。」
「同じく水野です。」
彼の名前は清川 雅弘。
「どちらへ行かれてたのですか。」
「私は北陸へ取材旅行へ行ってたんです。」
「そうですか。」
「どの辺りですか。」
「私は金沢と能登と高岡へ行っていました。」
「そうですか。」
「あの、何か事件でもあったんですか。」
「実はですね、福井の東尋坊とL特急「しらさぎ3号」の車内で殺人事件がありましてね。」
「この写真の男をご存知でしょうか。」
と、高山は言う。
「あっ、瀬口さんじゃないですか。」
「は、知ってるんですか。」
「ええ、うちの同人サークルのメンバーですよ。」
「本当ですか、それ。」
「はい、まさか、瀬口が殺されるなんて。」
高山と南達は特捜班に戻り、高杉に報告した。
「えっ、瀬口は同人誌サークルのメンバーなのか。」
「はい、清川が確認しました。」
「それで、清川のアリバイは。」
特捜班は、5人の内清川のアリバイ捜査については石川県警の協力を得ることになった。
1日目 東京出発 7時40分発上越新幹線「あさひ1号」に乗車し、長岡で下車
9時04分発特急「かがやき2号」に乗車 金沢で1泊
2日目 金沢出発 七尾線で輪島へ向い、輪島で1泊
3日目 輪島-金沢で列車に乗り、金沢で9時07分発特急「北越5号」に乗り高岡で下車
高岡から氷見線に乗り、雨晴海岸へ。
4日目 高岡-金沢-京都とL特急「雷鳥24号」に乗り、16時09分京都で下車し新幹線「ひかり」で帰京。
石川県警では、金沢のホテルと輪島の旅館を当たってくれた。その結果が、報告されてきたが、間違いなく清川は
金沢市内のホテルにチェック・インし、翌日に出発していた。
富山県警にも清川の足取りを調べて貰った。
その結果、間違いなく、清川は、12月9日に雨晴の旅館に泊まっていることが確認された。
「アリバイは成立ですか。」
と、水野は言った。
「ああ、富山県警と石川県警にも確認してもらった。」
「そうか、犯人は。」
「犯人は、上越新幹線と北陸本線に乗り次いで福井へ行き、そして福井で特急「しらさぎ3号」に乗り、小松で下車し、そこから飛行機で東京へ帰京した。」
「なるほど、新幹線と特急に乗りついたのか。」
「はい、時刻表で調べて見ますと。」
新幹線「あさひ309号」 上野 10時08分 長岡 11時38分
ここで上りの北陸本線の特急に乗り継ぐ。
特急「かがやき4号」 長岡 11時46分 金沢 14時19分
そこから金沢で特急に乗り換えるのだ。
特急「しらさぎ10号」
金沢 14時25分 福井15時15分
「そこで、東尋坊へ行った。」
「そういう事だ、そして、第二の事件はこうだ。」
特急「しらさぎ3号」 福井 11時17分 小松 11時49分 終着金沢 12時08分
「そうか、犯人はそれを利用したのか。」
「その通り、そして山谷をナイフで刺して、小松で下車した。」
「そうか。」
そして、第3の事件が起きた。
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もし犯人がそれに乗ったとしたら、犯人は誰なのか
次回は、高岡で事件が起きる