公安特捜班 北陸特急連鎖殺人・冬の北陸に殺意が走る   作:新庄雄太郎

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今回で、最終回となりました。


第7章 雨晴海岸

高杉は事件の推理をした。

 

「第一の事件はこうだ、犯人は東京から米原までは東京から米原までは新幹線「こだま」に乗り米原へ着くのは10時頃だ、そこから米原から特急「しらさぎ3号」に乗り、米原を10時10分に発車し福井には11時17分に着く、瀬口を東尋坊に呼び出し、断崖へ突き落した、そして、次の日、11時17分に「しらさぎ3号」に再び乗り、山谷をナイフで殺害、小松に着くのは11時59分、小松からは飛行機で14時50分、東京に着くのは15時55分、そして東京から山手線に乗り上野へ行き、そして第3の事件の高岡は行くには22時44分発の金沢行の寝台特急「北陸」に乗れば高岡には5時55分に着く、そして古城公園に行き武井を銃殺する。」

 

事件の推理

 

第一の事件

 

犯人は東海道新幹線を使う

 

7時36分 ひかり「203号」に乗る

 

10時02分 米原着

 

10時10分 北陸本線 L特急「しらさぎ3号」に乗る

 

11時17分 福井着

 

東尋坊へ

 

11時17分 福井からL特急「しらさぎ3号」に乗る

 

山谷を殺害

 

11時49分 小松着

 

14時50分 小松空港から飛行機で

 

15時55分 東京

 

そして、山手線で新宿へ

 

22時44分 上野発 寝台特急「北陸」に乗る。

 

5時55分  高岡着

 

高岡市内で武井を呼び出し、拳銃で殺害、高岡古城公園で死体を運ぶ。

 

「そうか、犯人はL特急「しらさぎ」を米原から福井まで乗り、次の日に「しらさぎ」に乗って犯行を計画した。」

 

「そうだ。」

 

「じゃあ、犯人は。」

 

「ああ、高岡で起きた射殺事件の同一人物の可能性が高いですね。」

 

「目撃者の話だと帽子とサングラスしていたと言ってたから、人相は若い男と思われます。」

 

「そして、4年前の射殺事件の犯人はその人だ。」

 

「じゃあ、その男が。」

 

「班長、犯人は。」

 

「この男じゃないでしょうか。」

 

「やっぱり。」

 

「あの男か。」

 

「先週、新宿駅構内で密輸ブローカーが逃走してると一報が入り、そのブローカーを確保したと。」

 

「そうか。」

 

「ブローカーのリチャードの奴、売った人の名前を言わないんですよ。」

 

「という事は、あの人がか。」

 

そこへ、高山と小海から連絡が入った。

 

「班長、川井の姿が見えません。」

 

「奴はきっと。」

 

「場所はどこだ。」

 

「雨晴海岸。」

 

南と高山達はパトカーに乗り、雨晴海岸へ向かった。

 

「おい、何処にいる、出て来い。」

 

「見つけたぞ、川本。」

 

「あっ、お前は。」

 

男はSW・M59を片手に花丸を人質を取っていた。

 

「そうだ、3年前に契約解除された立川雅也だよ。」

 

「何、お前が。」

 

「そうだ、やっとわかったな。」

 

そこへ、高杉班長達が到着した。

 

「そこまでだ!、立川。」

 

と南が叫んだ。

 

立川はM59を発砲したが、桜井に制圧された。

 

「動くなっ!。」

 

「くそーっ。」

 

高山と小海は花丸を救出した。

 

「何故わかったのだ、俺の計画が、くそーっ!。」

 

こうして、北陸の連続殺人は解決した。




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