転生した私に待っていたのは、非力な腕力と友達のアラガミでした。(完結) 作:黒音195(kurone)
皆さんどうも、私です・・・今回はここ。エイジスにやって来てます〜・・・って言っても誰も居ないんですけどねぇ・・・ここでウロウロするの楽しいんですよォ・・・と。前回リンドウさんがハンニバル侵喰種になったのを見届けてからどっか行っちゃって・・・別れてるんですよね・・・1週間探してるんですけど全然見当たりませんよ・・・勘弁勘弁・・・けど、そろそろ動きを見せてもいいはず・・・ですよね?
カコン!
私は結構音に敏感なので、今の音でも何人来たのか分かってしまう・・・数からして5・・・皆が皆、実力者だ・・・第1部隊・・・かな?
アリサ「目標発見!!直ちに保護します!!」
1人・・・また1人とこちらに降りてくる神機使い達・・・私は一応警戒する素振りを見せて、そちらを向く。
コウタ「大丈夫、痛い事はしないよ・・・こっちにおいで」
私は・・・その言葉には反応せず、近くに侵喰種が居る事を察知・・・まぁ、なんというか・・・アラガミの危険予知みたいなやつですよ・・・ヤベェやつが来るぞぉみたいな?
私はザイゴートの習性を使い、侵喰種を呼び寄せ、その場に静止する。そして、神機使い達の動向を観察し、持ち前の聴覚で侵喰種の対処を優先するという事を聞いた。それに対し、私はその場から飛んで、エイジスの天井に張り付いた。見届ける為に・・・
こっちには目もくれず、第1部隊の5人は戦闘を開始する。5人の連携は素晴らしく、流石第1部隊と言わざるを得なかった。けど、侵喰種のリンドウさんが第1部隊に向けて、こんな事を言い放ってました。
リンドウ「俺の事は・・・放っておけ・・・立ち去れ、早く・・・もう俺は、覚悟は出来てる・・・自分のケツは、自分で拭くさ・・・ここから!逃げろっ!!・・・これはっ!命令だっ!!」
そうリンドウさんが言った瞬間、リーダーと呼ばれた女性、アキが叫び、こう言い放つ。
アキ「逃げるなぁ!!・・・生きることから!逃げるな!!・・・これは!命令だぁぁ!!」
そして、アキが走り、侵喰種に神機を突き立て、侵喰種の頭が裂けた。そして、コアに触れて・・・精神世界へと飛んだ。それと同時に天井に張り付いていた私も侵喰種のコアに触れて一緒に飛んだ。
「逃げるな・・・か・・・無印もそろそろ終盤だ・・・そして、これが最後の戦い・・・私も加勢に行くよ、ゴッドイーター・・・いや、霊代アキ・・・」
結局私は、人間を捨てきれて居なかったみたいです・・・