「……ココドコー\(゜ロ\)(/ロ゜)/」
俺は辺り一面真っ白な世界で起き上がった。
おっかしいな……俺は確かに死んだはずなんだけどな……。
『やぁ、こんにちは。』
「……!だれだ!?」
俺は何もない空間に響く声に反応して警戒心を高める。
こっちはこんなよく分からない世界に来て結構戸惑っているんだからいきなり驚かすのはどうかと思うぞ……!
『警戒しなくてもいいよ。僕の名前は……『天の神』とでも言うべきかな。』
「天の神、ねぇ……。」
その天の神が一人間に何のようだよ。
『君に頼みたい事があってね。』
「……用件をさっさといえ。」
『辛辣だねぇ……。まぁ。言おうか。……ちょっと
「……どういう了見で人間に頼んでいるんだ、天の神(仮)」
人様に人を滅ぼせって……そいつはまた、かなりイカれた思考をしているとしか言えないな。
「何故、人にそんな事を頼んでいるんだ?」
『僕は神だ。超常の力を行使することは意図も容易く出来る。けど、人の心は分からない。人でなしのろくでなしだからね。だから、こちらに与する人間が必要なんだ。君のような仲間にしやすい人間はなかなかいないからね。』
「……成る程ねぇ……。」
俺は人が憎い。人の営みが憎い、人の笑顔が憎い、人の希望が憎い、人の勇気が……何よりも憎い。
俺はその勇気に人生を狂わされ、破滅したのだから。
「……良いだろう。だが、俺一人では出来ない。俺は一個人だ。一個人で百の天才に勝てると思うか?」
『ふむ……なら、これで良いだろうか。』
指を鳴らすような音と共に俺の目の前に何百という画像が現れる。
『一木蓮』『酒呑童子』『鴉天狗』『輪入道』……日本の昔話や伝説に出てくる妖怪や化け物ばかりだ。
『相手が多いのなら、こちらもそれ相応にしなければならないのだろ?ここにある全てのデータから幾つか君に与える事が出来る。』
「ふーん……。代償は?」
『悪意の増長と言ったところかな?最も、
成る程、更に俺に適している、という訳か。
この胡散臭い天の神は信用出来ないが、人類を滅ぼせるのならそこら辺は見なかった事にしよう。
「なら、これとこれとこれだな。」
『ふむふむ……『十六人谷』、『
「あぁ、構わない。」
『では、転生するよ―――――』
俺が首肯した瞬間、目の前の空間が歪んでいく。
これで……人類を滅ぼせる……!
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――――――これは、人にして人ならざる者たちの話。
――――――人の世界に絶望した化け物の話である。