コントローラー   作:まべるん

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なんか、文章がおかしいような…


誕生日

「「ルーシィ、お誕生日おめでとう。」」

 

今日はルーシィ様の誕生日だ。奥様と旦那様は愛する娘にお祝いの言葉をかけている。

 

「うん、ありがとう!パパ、ママ!」

 

ルーシィ様は嬉しそうに微笑んだ。太陽のようなまぶしい笑顔だ。それを見て、両親も、そしてこの屋敷の使用人も笑顔になる。

 

それにしても、ここまで大規模な誕生日パーティーに参加したのは初めてだ。屋敷の中庭を贅沢に使い、周りには煌びやかな飾り付け。テーブルにはたくさんの料理が置かれている。どれも匂いや見た目から確実に美味だろう。まぁ、私は使用人なので給仕なのだが。これらはこの誕生日パーティーに招待された奥様や旦那様のご友人が召し上がるのだろう。あぁ、羨ましい。

 

すると、旦那様がステージに上がり、始めの言葉らしきものを言う。私は給仕で移動を繰り返していたのでそこまで耳を傾けることが出来なかったが、要略するとこうだ。

 

今日は娘の誕生日パーティーに来てくれてスペシャルサンクス!

レッツパーティー!Foooooooo!

 

はい、終わり。他にも何か仰っていたかもしれないがまぁいいだろう。ちなみに内容を説明しただけなので、決して旦那様がこのようなアホみたいな発言をした訳ではない。

 

さてと、私はもう一度調理室に戻ろう。たしかまだまだやることがあったはずだ。私は基本、ルーシィ様の遊び相手だが、今日はルーシィ様と遊ぶ暇はないので給仕を手伝っている。だが、これ案外大変だ。やることがたくさんあるのに客の前では走ることができないから非常にストレスがたまる。だが、愚痴ってる暇があるなら手を動かしたほうが良い。

 

私は誰にも気づかれないようにため息をはいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

パーティーが終わり、お客様はお帰りになったのでようやく解放される、と思っていたが、まだダメらしい。

私はこの屋敷で働いているスペットさんに手首を抑えられ、そのまま引っ張られている。スペットさんは私がこの職場に来たとき屋敷の案内をしてくれた。そして、私に対して若いっていいわねー、と言っていた。まぁ、たしかにスペットさんはどちらかというと優しそうなおばさんがフィットする。失礼なので誰にも言わないが。それにしても、一体どこに行くのだろう。

 

「スペットさん、まだなにかあるんですか?」

 

私がそう尋ねると、スペットさんは私の顔を見て、意地悪そうな笑みを見せる。

 

「ふふ、秘密です。」

 

「そうですか」

 

内心ではえぇ…と思いながらも、外側から見たら、秘密ならいいやアピールをする。

 

 

しばらく歩いていると目的地に着く。

 

そこは先ほどまでパーティー会場として使っていた中庭の入口だった。……あぁ、もしかして片付けの手伝いかな。ならまぁ仕方ない。やるしかないだろう。

 

私はそう思い直して、歩みを進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…あらまぁ。」

 

思わずこんな声がでた。そこには、この屋敷の使用人が笑顔で食事や会話など各々が好きに動いており、そこには旦那様と奥様、ルーシィ様もいた。

 

「ここではパーティーが終わった後必ずこうなるのです。ここで私達はルーシィ様にお祝いの言葉を言うのですよ。」

 

まぁ、要するにご苦労様会みたいなものか。思い切ったことをするものだ。この屋敷には身分差などはあまり影響しないようだ。まぁ、確かに奥様方を見ているとそんな気もするが。

 

 

 

 

しばらく奥様方の方に視線を向けていると、なんと始めに気づいたのはルーシィ様だった。

そして、ルーシィ様は嬉しそうに私の方にかけよってくる。

 

「ミヤノ、ミヤノ!あのね、パパとママから人形もらったの!私の妹にするんだー!」

 

自慢気に見せてくるルーシィ様。おそらく誕生日プレゼントだろう。その人形は金髪の長い髪が特徴的で、着ている水色の服によく合っている。また、ピンクのほっぺたも可愛らしい。

 

「あら、よかったですね。名前は決めたのですか?」

 

「うん!ゴンザレスにするの!」

 

「…左様で。」

 

……なんともいえないネーミングセンスだ。まぁ、センスなんて、人それぞれだろう。

 

それにしても誕生日プレゼントか。ルーシィ様をよく見れば、人形の他に別のプレゼントも手に大事そうに持っている。そこには私が知っている使用人の名前が書いている訳で。これは私も渡すべきか?

というかまず、なにも用意してない。

 

来年?それも果たしてどうなのだ?……仕方ない即席で作ろう。材料は…ある。問題ないだろう。

 

「ルーシィ様」

 

「んー?」

 

私はルーシィ様にとある小さな魔水晶(ラクリマ)を見せる。

 

「わぁ…!なぁにそれ?」

 

ルーシィ様は初めて見るのか。目を輝かす。

ちなみにこの魔水晶《ラクリマ》。まだ、魔力を込めていないので、まだただの水晶だ。ここに私が魔力を注ぎこむことで本格的な魔水晶《ラクリマ》になる。

 

 

最近は仕事が原因か、魔法をまったく使っていなかったが、

私は魔道士である。ただ、日常生活ではそんな便利な魔法ではないだけで。

 

「では、ルーシィ様見ててください。」

 

私はこの中に魔力を注ぎこむ。すると、魔水晶《ラクリマ》は青く輝き出した。

 

「わぁ、綺麗……。」

 

ルーシィ様から驚きの声があがる。しばらくして、魔力を込め終わると、強い輝きが消えたかわりに、ほんのりと青い光が魔水晶《ラクリマ》から出る。私はそれを確認したのち、魔水晶《ラクリマ》に穴が空いている部分に紐を通す。最後に結べば完成だ。そしてルーシィ様に渡す。

 

「どうぞ、プレゼントです。」

 

「すごい!こんなの初めて見た!ミヤノ、なにこれ?」

 

「…まぁ、御守りですよ。外出なさるときに首にかけるといいことあるかもしれませんよ?」

 

そんなことないけど。と内心で思いながら、嘘を言う。まぁ、私の魔法の一部が組み込まれているだけの代物だ。私がどんな魔法を使うかルーシィ様は知らないが。だが、良いことはなくても御守りという点は合っている。問題はあるまい。

 

「ありがとう!ミヤノ!大切にするね!」

 

「はい。」

 

私はルーシィ様の礼に短く返す。さて、あまりの空腹に私は食事がしたかったので、私はルーシィ様にその主旨を伝えてテーブルの方にダッシュした。

 

飯には抗えないのである。




ようやく、魔道士っぽいこと書けた!

*ただ魔水晶に魔力こめただけ。
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