試製・転生請負トラッカー日月抄~撥ね殺すのがお仕事DEATH~【一般版】   作:珍歩意地郎_四五四五

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第6話:異世界からの使者

異世界からの使者

 

             *  *  *

 

 短い入院のあとの退院手続き。

 

 ホンの一週間ほどの間だったが、ずいぶん長かった気がする。

 手首に巻かれた患者認識用のバーコードが入ったリスト・バンドを切られた時は、心底ホッとしたモンだ。それまで着ていたものは血まみれとなってゴミ箱直行だったので、庶務の()が見舞いがてら買ってきてくれた簡単なスポーツ・ウェアの上下を着ることになる。

 事業所は、相変わらず忙しいらしい。

 ひとり、バックれて行方不明だそうだが。

 

 入院中に買ったマグカップや歯ブラシ、寝巻などをひとまとめにしたスポーツ用品店の紙袋をさげ、オレは独り、病院の自動ドアを開けて輝くような午前中の光の中に歩み出た。

 

 春の陽ざしがまぶしい。

 

 病室では独り鬱々として、ふと自殺のコトなんかも考えたが、こうして陽の光に包まれてみると「生きているのも良いモンだ」などとあっけなく思ってしまう。

 

 ――人の心なんてその程度なのかネ。

 

 オレは春の陽光まで肺に入れる勢いで大きく深呼吸。

 ナースがニコニコこちらを見ているのに気づき、テレ臭くなったオレは会釈をして、近くの駅までの道をキズに気を付けながらゆっくりと歩き始めた。

 

 電車を乗り継いで、ようやく地元までもどってくる。

 安っぽいアパートの3階。

 貧弱な急こう配の外階段を上がって突き当り。

 そこが、没落したオレの今の(ねぐら)ってワケ。

 会社の寮ってのは、どれも殺風景なモンだ。それでも住めば愛着がわくのか、近くまで来て見上げた時は、どことなくホッとする。おまけに待っているのは、一週間の有給だ。

 

 ――へへ……ワルくねぇぜ。

 

 だが、エレベーターのない階段をヨロヨロとあがり、ようやく3階までたどり着いたとき、オレはゼイゼイと荒く息をつく。

 

 驚いた。

 

 たかが一週間程度の入院だったのに脚が――太ももが、おどろくほど弱っている。まるで力が入らず、おまけにプルプルして。

 

 どうに自分の借りる部屋までたどり着き、入り口のドアを開けた時。

 こんどはウッ、と息を詰めた。

 

 バーボンの甘いような()えた臭いが部屋中にこもっていた。

 

 ドアわきに固まるビールの空き缶。あるいはウィスキー、ジンの空きボトル。入院して週1回の資源ゴミの日に出せなかったんで、そうとう溜まってる。

 これを飲まずに貯金していれば……などとチラッと浮かぶが、あえて考えまい。

  珍歩意地郎とかいう得体のしれないラノベ書きも言ってたじゃないか。

 

 ――メシは死なないために食う物。

 

          酒は生きるために飲む物……。

 

 紙袋を玄関わきにおき、オレは狭くうすぐらい部屋を横切る。

 遮光カーテンを手荒に引き開け、窓を全開にして風をいれた。

 

 ゴゥ!と流れ込む春の風。

 

 厭世観の混ざった瘴気が、中年の倦怠(けんたい)が、心の闇が、アッという間に遠のいてゆき、先ほど感じた“人生は生きる価値がある”という、そんな錯覚とよろこびが、再び胸に湧きおこってくる。

 

 高台にあるこの部屋からは、街並みが良く見えた。

 

 まっとうな人々が過ごす生活の舞台。

 生きる、という躍動の場所。黄金の小皿の振動。

 

 ここで唯一、気に入っている長所だ。あとの長所といえば、隣の新婚さんたちが時を選ばずギシギシ・アンアンしてくれるのでAV要らずというやつか。

 

 ――ま、ンなこたどうでもいい……。

 

 微風に吹かれ、すっかり気分の良くなったオレは、冷蔵庫をあけ、残り少ないストックから1週間ぶりのビール(と、言いたいが、お金のカンケーで正確には発泡酒)と意気込んだ。

 プシュ、とあけるこの心地よさ。

 

 さぁ……とばかり最初のひと口。

 

 

 

 

 ――不味(マズ)い……※

 

 

 

 

 含んだときの、そのマズさ。

 

 ――なんで?なんでなんでなんで……?

 

 それでも窓辺に腰かけ、ガマンして一本開けるころには舌の味覚がもどってきて、美味くフィニッシュすることができた。

 

 ――二本目……いや。そのまえにシャワーをあびよう。

 

 病院では頭だけしか洗わなかったため体臭がするのか、電車の中で隣のおばさんたちから微妙な顔をされてしまい恥ずかしかったんだ。

 銃創のある部分をビニールでおおい、患部を濡らさないようにする。シャワーの熱い湯が、全身の血に“駆け足!”の号令をならし、ビリビリと電気が通るように。

 

 バスタオルを首にかけ、サッパリした後の二本目は文句なく美味かった。

 

 おれはガーゼ下の銃創をさぐる。

 あとは、ガーゼを定期的に交換し、もう一回、病院で抜糸を受けねばならない。

 憂鬱だ。

 銃弾は、身体のどの臓器も傷つけなかったらしい。貫通力を重視した鉛の露出しないタイプのため、きれいに身体をヌケたのが幸いだったと医者から聞いた。

 

 本来ならもっと早く退院できるのだが、予後を重視したのと警察の聴収をガードするのが目的だと所長の“アシュラ”から携帯のメールに入っていた。

 

 500缶4本目でつまみナシのビールにも飽きてきた。

 

 ワキ腹に軽い(うづ)きをおぼえ、ベッドにひっくり返る。

 やはり久しぶりのせいか、回りがはやい。

 レースのカーテンが風に揺れ、眠気をさそう。

 

 オレは“虎”の隊長の小太刀を想った。

 鋭い動きだったが、余裕で回避できた。

 

 オレの方が上をいったのだ、と思うと小気味がいい。

 

 ――アイツは、あれからどうしただろうか。

 

 夢、と割り切るには、あまりに生々しい感覚。

 馬上の疾走感が、いまだ身から離れない。

 それにしても、長い夢だった。意識を失っているあいだ、ずっと見ていたのだろうか……。

 

 ――よかった――戻ってきているようだね。

 

 聞いたような声がした。

 ふと気づけば、あたりは(くら)い空気に満ち、重苦しい気配に充ちている。

 

 木材の焼け焦げた臭い――死体の腐る気配。

 神経にさわるカラスの啼き声すら聞こえた、ような。

 

 ――キミはどうも恵まれた存在のようだねぇ。ラノベで言えば“主人公クラス”のようだよ?

 

 声に、聞き覚えがある。

 こう、クソ生意気な。分かったような上から目線の……。

 

 ――あいかわらず、ご挨拶だねぇ……。

 

 そのセリフで、ようやくピンときた。

 

 異世界の夢で見た、シッポの割れた黒ネコ……。

 魔女の従者。いや、使い魔どころではない。

 

 独立した一個の自由妖霊のような。

 あるいはネコのふりをした、魔王。

 

 ――それほどまでのモノじゃないさ。

 

 そうは言ったものの、この黒ネコはフフン♪と、どこか得意げに、

 

 ――ナンならキミの“使い魔”になっても良いんだよ?ただし……。

「契約をしろ、ってンだろ?ヤなこった」

 ――そこまで無粋じゃないさ。それとも性転換されて魔法少女になってみる?

「……は?」

 ――とりあえずは……そうだな、三食ぐらいはごちそうになりたいねぇ。

「養育費でヒーヒー言ってるオレにはむりな話だ」

 ――べつに三食『モンぺち』を食べさせろって言ってるワケじゃないよ?この世界で安定した存在軸が欲しいのさ。

「と……いうと?」

 ――もうワケの分からないウンコ合戦を見たり、オナカを蹴られるのはゴメンなんだ。

 

 ――コイツ、あの時の!

 

 どういうことだ、とオレはギョッとする。

 やはり、シーアが言った通り、妖魔の類なのか。

 待て待て!それじゃぁ、あの世界は実際に存在した世界……?

 

 ――まぁ、考えといてよ。いい返事を待ってるからネ?

 

 そういって黒い気配はスルリ、消えた。

 

 感覚がジワジワ戻ってくる。

 暗い。寒い。

 

 遠くでクラクションの音

 死臭や家の焼ける気配にかわり、排ガスまじりな都会の空気。

 

 気づけば、いつの間にか陽はおち、部屋は夕闇の中にあった。

 

 また黒ネコの夢。

 おれは、得体の知れないものにとり憑かれたんだろうか……。

 

 上半身裸のまま寝ていたので、すっかり下がった体温をシャワーで温めなおす。

 現実感が、陽気な風呂場の灯りに漂う湯気ともにもどってくる。

 

 そう、ここは21世紀の日本だ。

 長剣と魔法の支配する異世界じゃない。

 あれは銃で撃たれた苦痛が()んだ、ただの悪夢だ。

 

 ――と、思うんだが……。

 

 

            * * *

 

 それは有給3日目の良く晴れた朝だった。

 

 この二日間、朝からビールと読み残した本の消化ばかり。

 ひょっとして、さすがに時間を無駄にしているのでは、という自覚の出たオレは『行動療法』とばかり、気晴らしに風景でも撮りに行くかと小さなカメラをショルダー・バッグに入れ、街へと繰り出した。

 

 高層ビルの根もとにある高級ショッピング・モール。

 そこで久しくご無沙汰だった服屋や、店先の目新しいグッズなどを冷やかしてあるく。

 

 ステンレスとガラスの広い空間に靴音高く行き交う、洒落た身なりの人々。

 ウィンドウにかざられた商品やオブジェは、お高くとまった照りを魅せて。

 

 休日とも会って、午前中ながら“よそ行き”な格好の若い家族連れが目立った。

 子供を肩車するパパや、ベビー・カーを押しているママ。

 

 オレはベンチにすわり、目の前を通り過ぎる幸せそうな家族連れを微笑ましく眺めた。

 自分の姿をそこに重ねたり、あるいはシーアやサフィと置き換えてみたり。

 なにか、彼らから元気をもらえるような、有難い気分になっている。

 

 よく「他人の幸せをねたむ」なんてヤツがいるがオレには理解できない。

 おれは幸せそうな人々を見ると、ちょっとトクした気分になるタチなんだ。

 

 

 そこでオレの考えは、ふと立ち止まる。

 

 ――あれ……出て行った妻の顔って、どんなだったっけ?

 

 心ひそかにギョッとした。

 娘の顔も、思い出そうとしてみるが、浮かんでこようとするとサフィの笑顔が邪魔をする。

 バカな。

 あれほど面会の権利を得ようと七転八倒の苦労をした実の娘の顔が思い出せないなんて……。 

 

 若年性の痴呆症だろうか?

 あるいは大量輸血による何かの後遺症?

 もしかしてあのガキと争ったとき、頭を打った?

 

 そう考えれば、黒ネコの幻惑も納得がいくような……。

 

 ――ヤバイ、いちど脳の検査をしてみるか?

 

 くっそ、オレもヤキが回ったか……。

 うなだれたまま、ショルダー・バッグを肩にかなおし、ベンチをはなれてショッピング・モールをどこか蹌踉とした足取りで歩き出す。

 

 すこし客の少ないエリアに差し掛かったときだった。

 

「あの……落ちましたよ?」

 

 背後から声がかかった。

 

 振り向いたとき、まず目に入ったのは差し出された白い手に握られるお守りだった。ショルダー・バッグに下げていたのだが、いつのまにかヒモの結び目が外れて落ちたらしい。あの神社のお守りだ。せっかく賽銭をハズんだので、厄除け代わりに持っている。

 

 次にオレの眼は、差し出された手の持ち主に向かう。

 

「シーア……」

 

 オレは呻くようにつぶやいた。

 

 あのエルフ属の若妻が目の前に。

 すこし青ざめたような顔で微笑んでいる。

 もちろん、耳はドガってなどいないし金髪でもない。

 なにより違うのが、ブラウスの胸が(たゆん)としている。

 

 だが、理知的な目と品の良い眉毛、通った鼻すじ。

 いつも巻いている額飾りはどうした?と聞きたくなるほど。

 

 オレがあまりに見つめたせいか、女性の顔にうっすら赤みが差して、

 

「申し訳ございません、どこかでお会い致しましたでしょうか……」

「!!!」

 

 よく聞けば、声までソックリだった。

 

 オークに犯され、目の前で娘の無残な姿を見ながら死んでいった彼女の姿。おそらくオレの名を呼び、助けを叫んだりもしただろう。

 

 任務を優先したため、死なせてしまった妻と娘。

 あと一日はやく屋敷にもどっていたら……。

 

 俗にいう“悲しみの労働”が今ごろやってきた。

 涙がにじみ、目の前の若い女性の姿がボヤける。

 

 あの時は敵に気を配ること、そして“虎”の字との決闘で精一杯となり、悲しむヒマもなく相手の剣で倒れたんだ。

 

 もちろんすべては夢の中の話だ。

 異世界も、そしてあの黒ネコも。

 

 とは言え――やはり『無念でならない』という圧倒的な想いが押しよせ、打ちひしがれる。

 一体どうしたんだろう。このオレとしたことが。

 

「スイマセン――」

 

 辛うじてそれだけ言い、相手の前からヨロヨロと逃れ去ると、オレは人影のない柱の隅にあるベンチにうずくまり、肩を震わせながら心を鎮めようと大きく息をついた。

 

 ややあって、

 

「どう致しまして?大丈夫ですか?」

 

 優しい声が背後から。

 肩を震わせていたオレはうつ向いたまま涙を慌てて払い、辛うじて平静を保つ。

 

「なに。バカな話なんですよ――忘れてください」

「そんなことありませんわ。なにか事情がおありのようすでしたもの」

 

 言おうか、言うまいか逡巡(ためらい)があった。

 こんな夢の話などして、バカにされるに決まってる。最悪、イッちゃってるオヤジとして通報されてもおかしくない。

 しかし、あまりにも見慣れた彼女の顔は、そんな用心を外してしまうに十分な威力があった。

 

「ヘンな話なんですがね……夢の中で、貴女そっくりの女性とオレが夫婦で(御免なさいよ?)どこかで仲睦まじく暮らしていたんです。もしかしたら前世かもしれない。あなたは妖精属でね?……金髪で……娘がいて……」

 

 そこまで言って、オレは顔をまっかにした。

 

 何を言ってるんだオレは。

 見ず知らずの女性に、こんな下らない妄想話を。

 頭がオカしい奴に捕まったという後悔の色があらわれていないかと畏れて、オレは相手の顔色をうかがう。

 しかし――意外にも目の前の女性は、そんな素振りをみせず身を乗り出し、

 

「――それで?どうなりましたの?」

 

 いや、忘れて下さい。とオレは慌てて手を振り、

 

「つい先日まで入院してましてね?その時に悪い夢をみたんです」

 

 目の前の美人は微笑した。

 

「悪夢に私が出てきたとあっては、余計に気になりますわ。どうか、是非」

 

 相手のあまりに真剣な面持ちに、オレも覚悟を決めた。

 ぜったい笑わないで下さいよ?と、ひとつ念押しをしたあと、

 

「オレは――いや私は王都に属する戦闘集団の隊長だったらしいんですが……」

「……」

「あるとき都に反乱がおこり、それを鎮圧するため長いコト屋敷を空けたんです。すると賊が侵入して、あなたを――妻を、そして娘を集団で乱暴して……」

「……」

「オレ、いや私は――留守で……なにもしてやれなくて」

「……」

「それがすごい生々しい夢なんです」

「……」

「あなたも夢の中の妻にそっくりで――声まで」

「それで……どうなさいましたの?」

 

 ささやくような声でこの若い女性は、

 

「カタキは……とって下さいまして……?」

「関わっていたヤツラは、皆殺しでした」

 

 サッと女性の顔から緊張がとれ、わずかに微笑みをうかべる。

 次にそのほおから、涙がこぼれ始めた。

 

「よかった……よかった……」

 

 なぜだかオレも、もらい泣き。

 結果、大のおとながワケの分からん理由で向かい合って泣き合うという、おポンチな情景に。

 

 もうだめ。我ながら見てらんない。

 

 しまいにゃ軽く抱き合い、お互い肩をふるわせて。

 通りすがりの買い物中なカップルや家族連れが、

 

(ナニあれ?不倫の別れ話?)

(痴話ゲンカじゃねwww)

 

(ママー!泣いてるよ!?)

()ッ!――見るんじゃありません!)

 

 など、プークスクスされるのもお構いなしに。

 

 やがて泣き止んだオレたちは、すこし落ち着こうとショッピングモールに付属する庭園へ、お互いを気遣い、いたわりつつ、まるで本物の“歳の差”夫婦のようにゆっくりと移動していった。

 

           *  *  *

 

 外の庭園は気持ちが良かった。

 暖かい陽光が降り注ぎ、涙に湿ったほおのかゆみを、微風がやさしく()でる。

 

 あれから10分後。

 

 オレはひとり、庭園の物陰にあるベンチで、目の前の広い人工芝をかける子供たちの動きなどを呆っとした目で追っている。

 あの美人は「ちょっと失礼」といったままオレのそばを離れ、長らく帰ってこない。

 

 ――やっぱ、イっちゃってるオヤジと思われたんだなァ……。

 

 ほろ苦い思い。

 

 考えてみれば当然か。

 こんなムサい中年から、得体の知れない夢物語を聞かされたんだ。

 警察(ポリ)を呼ばれて“事案”とされなかっただけでもめっけモンだぜ。

 

 だが――後悔はしていない。

 

 それどころか、夢の中の死んだ妻に再びめぐり会って、悲しみを分かち合えたような。それがために今日の天気のように妙にスッキリと、心が晴れ晴れしたのを感じている。

 

 気を利かせ、彼女が居ないあいだに買った二本の缶紅茶がムダになってしまったが、それも“お笑いぐさ”程度じゃないか。有給はまだ半分以上も残っている。しばらくこの心持ちのままノビノビしたら、いいリフレッシュ休暇になるハズさ。

 

 どれ……昼時だ。奮発して近くで高級店さがして、いっちょ気取ったランチと洒落込むか。このイイ気分を保ったままにするには、かなり上級の店でなくちゃ。シャンパンも、いいものをチョイスしてやろう。

 

 ――それにしてもキレイな人だったなァ……。

 

 ほのぼのしながらスマホでレストランを検索していると、

 

「ごめんなさい、お待たせして……」

 

 




※禁酒明けの一杯って、なんであんなに不味いんでしょうね。

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