この世には人を食う化け物がいる。
その化け物は心臓を穿っても,内臓がつぶれても死ぬことはない。
唯一化け物を殺すことができるのは,特殊な刀でその首をとばすことだ。
その化け物は 鬼 と呼ばれた。
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「聞いたか?3丁目の美恵さんとこの里子ちゃんが攫われたんだってよ」
「またかよ?これで20人目じゃないか」
「あっ,その話俺も聞いたぜ,噂じゃ鬼にさらわれたって話だぜ」
剣道着に身を包んだ少年3人がひそひそと話をしている。
「その話,少し聞かせていただいてもよろしいでしょうか」
街中を歩いていると,気になる単語が耳に入ったため,話をしていた3人組に私は声をかけると,外国の人が珍しいのか3人は驚いた顔をした。
「え、ええと,なっなんでしょうか?!」
赤面しながら,どもる少年にお礼を言いながら,詳しい話を聞く。
女の子が攫われるようになったのは1週間前からのこと。
場所に規則性はなく,家で攫われた娘もいれば,友人と飲みに行った飲み屋でいなくなった娘,夫婦一家まるごと攫われた家もあった。
一つだけ共通点があるのは娘が全員16歳になった者ばかりということだ。
街中で聞いた話と3人組の情報を整理ていると,3人組が不思議そうな顔して,こちらを見ていた。
「どうしたのかしら?まだ,なにかあったの?」
「いや,俺たちが知ってるのはこれで全部です!ただ・・・」
「ただ?」
「お姉さん,この話を聞いてどうするの?」
「ふふ,いい質問ですね。私はね、その悪い人をね懲らしめに来たの。」
「え?」
呆然とした3人組にお礼に飴玉を握らして別れる。すると,それを見計らっていたかのように路地裏の陰から男がすっと私に声をかけてくる。
「セフィリア様,例の隊士がこの街に入ったとのことです。邪魔になるようでしたら,こちらで対処いたしましょうか?」
「今は様子を見ましょう。私もすこし気になることがありますしね。」
よい機会ですね,竈門炭治郎君・・・・あなたとあなたの妹をこれを機に見定めさせていただきましょう。
そして,私は私の仕事をいたしましょうか。
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任務でやってきた町では16歳になった娘を食う鬼がおり,和己さんの許嫁の里子さんを食った鬼を禰豆子とともに追い詰めることができた。
「鬼無辻無残について知っていることを話してもらう」
日輪刀を鬼に突きつけ,今すぐにでも切り捨てたい気持ちを抑え,問いただす。
任務でやってきた町にいた鬼は16歳になったばかりの女性を食い殺す腐ったような鬼だった。
血気術という,鬼が持つ異能の力に一時手詰まりになりかけたが,妹の禰豆子のおかげで,こうやって鬼を追いつめることができた。
「言えない・・・・。言えない、言えない言えない言えない」
今まで,怒りの匂いを漂わせていた鬼が,俺の質問を聞いた瞬間,一転して骨の奥まで震えるような恐怖な匂いを漂わせて後ずさりをし始める。
「言えないんだよおおおおおおおおおおおおおお」
常軌を逸したその恐怖に俺が一瞬ひるんだ隙に,鬼は一瞬で腕を再生させると,俺に切りかかってくる。それを咄嗟に横にかわし,鬼の首を切る。
ああ,また何も聞き出せなかった。
視界の隅に倒れている禰豆子が目に入る。血を流し一切動きがない禰豆子の姿に血の気が引いていくの感じる。
「禰豆子!!」
無事か心配になり,禰豆子に駆け寄ろうとする。
「面白い隊士だな,食いがいがありそうだ」
突然,鬼の匂いが強くなったと思った瞬間,目の前に黒い穴が現れたと思うと,その穴から巨体の鬼が人ほどの大きな刀を肩にかけて俺と禰豆子との間に割って入ってくる。
「そんな,鬼の匂いはしなかったのに!!」
それに,この匂いさっきの鬼と比べてもひどいドブのような匂いと血の匂いが染みついてる。
「匂いだぁー。何言ってんだてめぇー。まぁ死ねや」
巨体の鬼が刀を振るうと,突如,鬼の匂いが後ろから濃くなった。咄嗟に横に飛ぶと後ろから刀が振り下ろされていた。
「どういことだ。」
見ると巨体の鬼の刀の根元にはさっきの黒い穴があり,俺に振り下ろされた刀にも黒い穴があった。
あの黒い穴は別の場所とつながっているのか。そうか、それでさっき匂いがするまで気配が一切しなかったのか。
「ほらよ,まだまだいくぜー」
巨体の鬼が刀が振るった瞬間,俺の周りに黒い穴が無数に現れる。現れた刀をかわすと,その刀が別の穴に入り,別の穴から刀が降りかかってくる。
かわしていくと,どんどん刀のスピードが上がってくる。容易には鬼に近づくことができない。
「なら!!」
水の呼吸 参の型 流流舞い
これで刀をかわして・・・・
「甘いんだよ」
「うっ」
流流舞でかわしたはずの刀が俺の肩を切り裂いていた。
「この程度かよ。期待外れだな。死ねよ」
そのまま鬼が再び俺に刀を振り下ろした。
必死に体を動かそうにも,力が入らない。
このままじゃ
死ぬ
目の前が真っ黒にそまった。
「あなたの時はまだ止まるべきではありません」
そこには鬼の剣を漆黒の剣で防ぐ黒いコートを着た女性が立っていた。
暗柱は
ただの暗殺から来てます・・・・