「コウジ!あんたまた何もしないでゴロゴロしてる訳!?」
俺にそう言って来たのは母親のカンナだ。
俺はタドコロコウジ、下北沢に住んでいるなんの個性もない(大嘘)24才の男だ
「でもさぁ母さん、何しないっつってもやる事ないんだからしょうがないだろ?」
「あんたねぇ……まあ良いわ、そんなあんたの為に良法よ。父さんが牧場主やってる事は知ってるわよね?」
「ああ、確か花の芽町って町にある小さい牧場の事だろ?俺も小さい時に一度父さんに連れて来て貰った事があるから覚えてるよ」
「それなら良いわ、実はね、父さん。他に仕事が出来ちゃって牧場経営が出来なくなっちゃったそうなのよ」
そう言えば父さんは色んな仕事をやってたからなぁ…
無理もないか。いつも顔にモザイクかかってるけど
「そこでよ!あんたがその牧場主として働いて貰おうって訳!あんた牧場経営に興味あったでしょ?」
確かに俺は牧場経営に強い興味を持っている。
正直無茶苦茶やりたい…良し!
「オカノシタ…やりますやります」
「あ~良かった~。父さんは駅で待ってるからさっさと行きなさい」
「お兄ちゃん出掛けるの?」
妹が声を掛けてくる
「ああスイカ、お兄ちゃん頑張ってくるからな」
「うん!わたしも応援してる~」
ふ~!妹からの応援気持ちいい~!
かくして俺は父さんと一緒に新幹線に乗り、花の芽町の牧場までやって来た
「コウジ、これが今日からお前が経営していく牧場だ。
父さんは1年間他の仕事でいなくなるから、それまでの間頼んだぞ」
「オカノシタ…でも父さん、牧場にしてはかなり汚くないか?」
正直牧場の状態は、畑は荒れ放題、動物は1匹もいないと言う状態だ。
牧場なのかどうかこれもう解んねぇな…
「すまんな、何せ急に他の仕事が入って来た物だからこっちの仕事が回せなくてな、まあとにかく1年間頼むぞ、息子よ」
「オカノシタ…」
父さんはそう言うと何処かへ入ってしまった。
少しすると、赤い服を着た小さな男性が来た
「やあ、君が新しくこの牧場を経営しる人だね?私はトーマス、この花の芽町の町長だよ。良かったらこの町を案内してあげようか?」
そう言えばこの牧場の事は知っているが町のほうは全然覚えてないんだよなぁ…
「オッスお願いしま~す」
俺はトーマスさんに色々と案内して貰う事になった
「まずは花屋さんだ、花や野菜の種はみんなここで売っているんだ」
「花の事なら是非フラワーリリアへ!」
桃色の髪をした女の子が元気よくそう言った。
たぶん隣に居る店長らしき女性の娘さんだろう。
トーマスさんが言うには娘さんの名前はポプリ、女性の名前はリリアと言うそうだ
「次は酒場だ、夜になると開くから是非とも利用すると良いよ」
酒場のオーナーである女の子とその双子の弟さんが笑顔を向けてくれた。
女の子の名前はクレア、弟さんの名前はピートと言うそうだ
「次は最近出来たラーメン屋さんだ、この町ではラーメンはかなり珍しい食べ物だから君も利用すると良いだろう」
「あ!タドコロじゃないか!」
「ミウラさん!?ミウラさんじゃないっすか!」
「先輩!?先輩もこの町に来たんですか」
「トオノも!?久しぶりぃ!」
「知り合いかい?」
「はい、ミウラさんは大学の時の先輩でトオノは高校の時の後輩なんですよ」
「タドコロ、暇があったら是非ともラーメン食べに来て欲しいゾ~これ」
「解りました、ミウラさんのラーメン楽しみっすよ~」
「先輩、僕このラーメン屋でバイトしてますんで、お互い頑張りましょう」
「おう、トオノも頑張れよ」
その後も色んな施設を紹介して貰った。
ジェフさんとエリィちゃんが経営しているケーキ屋。
トーマスさんの娘さんのマリーちゃんが経営している図書館。
ゴッツって人が経営しているぶどう園。
動物を主に取り扱っているグリーン牧場。
小さい町だけど色々あるんすねぇ…
「じゃあ最後に君の事を良く知る為にいくつか質問するから、正直に答えて言ってくれ」
「オカノシタ…」
「じゃあ、質問するよ」
俺はトーマスさんから質問を受けた
「じゃあまず、年齢を教えてくれるかな?」
「24才です」
「24才?」
「はい」
「もう働いてるの?じゃあ」
「学生です」
「学生?あ(察し)ふ~ん…身長体重はどれ位あるの?」
「え~身長は170cmで」
「うん」
「体重は74キロです」
「74キロ?」
「はい」
「何かやってるの?スポーツ、けっこうガッチリしてるよね」
「特にはやってないんですけど、トレーニングはやってます」
「トレーニング?」
「はい」
「彼女とか居る?今」
「今は居ないです」
「今は居ない?」
「はい」
「いつまで居たの?」
「え~、こ…去年ですね」
「去年?」
「はい」
「風俗とかは行った事あるの?」
「行った事ありますよ」
「どういう系統が好きなの?」
「そうですねぇ…やっぱり僕は王道を往く。ソープ系ですかね」
「ソープ?高いでしょでもソープ?」
「ピンキリですよね、でもね」
「じゃあ、オ○ニーとかっていうのは?」
「やりますねぇ!」
「やるんだ」
「やりますやります」
「週どれ位やるの?」
「シュー…何回っていうよりは、けっこう頻繁にやってる感じですね」
「え、じゃあ。最近いつ抜いたの?」
「最近は…3日前」
「3日前?」
「はい」
「ふ~ん…」
トーマスさんからの質問はだいたいこんな感じだった
「質問は以上だ、紹介とは言え色んな所に連れ回して疲れただろう?時間も遅いし、牧場経営は明日からにして今日はゆっくり休むと良いよ」
「オカノシタ…」
俺は牧場にある自宅に行った。
ベット付いてんねや、ええやん!
「ぬわああああん!疲れたもおおおおん!じゃけん今日はもう寝ましょうね」
さて、明日からはいよいよ仕事だ。
頑張りますよ~、頑張りますよ~、頑張る頑張る
作者のMPです。個人的にはミネラルタウンより花の芽町の方が114514倍好き(迫真)