ヤンデレ&パズル&ドラゴンズ(停止中)   作:TENSEI2

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(今回はもはやヤンデレじゃ)ないです。
(男キャラも出て来ますがヤンデレじゃ)ないです。



遺された呪い(神器龍の女性キャラ全般)

この世界は五つの国に別れている。

 

 

 

火山が多く、爆発的噴火が度々起こる「火の国」。

この世界の水や氷のほとんどを有する「水の国」。

樹木が生い茂り、エルフ達が住まう「木の国」。

神々しく輝き、楽園とも称される「光の国」。

ほの暗いが、光の国との交流が深く、人々からも愛されている「闇の国」。

 

 

 

 

この五つの国は、足りない物を補い合い、困難な事も協力して発展していった。

 

 

 

 

 

 

だが、そんな平穏は一瞬で崩れ去った。

 

 

 

 

 

 

突如、闇の国の地下深くから、邪悪な魔龍と共に醜悪なる魔族が侵略を始めてきた。

 

 

 

魔龍は己を「ディグロスト」と名乗り、この世界の旧き支配者をすべて滅ぼし、己が新たにこの世界に君臨すると布告した。

 

 

 

 

この布告を耳に挟んだ五つの国は、それぞれの国から勇者を選出し、ディグロスト討伐の命を下した。

 

 

 

 

 

 

勇者に選出されるには、「神器龍」という、特別な龍に選ばれる必要があった。

 

 

 

 

奇しくも、俺は神器龍に選ばれ、勇者として選出された。

 

 

 

故郷である水の国から、幼なじみのディーナと一緒に、ディグロスト討伐の旅に出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道中では、心強い仲間が出来た。

 

 

向こう見ずで一辺倒だけど、そのひたむきな明るさで皆を照らしてきたダイヤ。

 

 

いつも喧嘩ばかりしていたけど、戦闘では抜群の連携を見せたドゥバルとランペイド。

 

 

見た目からおじさんだと思っていたが、意外にもかわいいものが好きだったグリゴリーとエレメイ。

 

皆からは姫騎士と呼ばれ、その度に顔を赤くしながら走り回っていたリータ。

 

 

戦闘がうまくいかない時に、皆の仲を取り持ってくれたアリナとポロネ。

 

 

皆の心を料理で掴み、皆から「おかあさん」と呼ばれるようになったパヌマス。

 

 

踊りという、皆の数少ない娯楽を提供してくれた、エルシャ。

 

 

最初は孤立していたけど、最終的には、皆に馴染めて、笑顔を見せてくれたシヴィニア。

 

 

静と動を自在に操り、美しい剣技を披露してくれたトウヤ。

 

 

回復のポーションや、爆発するフラスコで、戦闘のサポートをしてくれたリシェイラ。

 

 

 

 

皆、素晴らしい仲間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だけど―

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

ディグロストの討伐も目前と言ったところで、ある道化師が俺らの止まっている宿を訪ねてきた。

 

 

彼は自らを「チェニ」と名乗り、龍と騎士との戦いを題材とした喜劇を見せてくれた。

 

 

彼の喜劇は、まるで呪術でもかけられたかの様に見入ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その翌日から、悲劇が開演した。

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

その日俺は、いくつかのグループに別れて、ディグロストが住まう洞窟を探していた。

 

俺とアリナ、ディーナ、ポロネで東の道を進んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

時だった。

突如として、世界から強烈な衝撃が飛んできた。

 

 

「うあっ!?」

 

 

俺は情けない声をあげながら、倒れ混んでしまった。

何があったのか、顔をあげてみると

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには、めらめらと憎悪を目に滾らせた、アリナ、ディーナ、ポロネがいた。

 

 

 

「ど、どうしたんだ皆?」

 

 

 

 

と俺が問いかけると、

 

 

 

 

 

「どうした、ですって? そんなの決まってるじゃない! 今そこに寝転がってる愚図を殺すのよ!」

 

 

 

 

 

 

自分の耳が信じられなかった。

今そこに寝転がってる愚図? それは俺じゃないか。

ディーナは俺を殺すと言っているのか?

 

 

 

 

 

「お、おいおい何の冗談だ? そんなの嘘だよなアリナ?」

 

 

 

 

今度はアリナに問いかけた。すると

 

 

 

 

 

 

 

ぐさりという音と共に、アリナの杖が喉に突き刺さった。

 

 

 

 

 

「んがっ!? あがぁぁぁぁぁぁあぁぁあ!? がぁぁぁ!!」

 

 

 

「…黙ってください。あなたの声は耳障りです。」

 

 

 

 

 

 

アリナがあんなことをいうなんて信じられなかった。

恐る恐るポロネの方に目を向けると、

 

 

 

 

 

「ごめん、なさい」

 

 

 

 

その一言と共に、巨大なハンマーが俺の右足に落ちてきた。

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

それからは、ひどい目にあった。

 

ある時はエルシャの短刀で右目をくりぬかれた。

 

ある時はリシェイラのポーションの影響で、左足の骨が溶けてしまい、やむなく義足を装備することにした。

 

ある時はリータの剣の練習に付き合い、一日中体に剣を振るわれた。

 

ある時はシヴィニアに暗殺されかけ、致死量ギリギリの毒を飲まされた。

 

 

 

 

 

 

 

そんな俺をおかしく思ったのか、ダイヤ達が相談に乗ってくれた。

 

ダイヤ達に、「呪われているのでは?」と、しつこく言われたので調べてみる事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論から言うと、俺は呪われていた。

異性からの好感度が逆転している状態らしい。

 

 

 

その事を皆に知らせたら

 

 

 

 

 

「俺に出来ることがあったら何でもするよ! みんなで助け合おう!」

 

 

 

「どーせこれもディグロストのせいなんだ。 さっさと倒して、体休めようぜ!」

 

 

 

「お前の戦いっぷりは見てて惚れ惚れするからな! 手伝ってやるから早いとこ体治せ!」

 

 

 

「お主はあの者達を信じられるのだな…あいわかった!我々で、お主を補助しよう!」

 

 

 

「戦いが終わったらエルフの森に行こう。ゆっくりと体を休めてくれ。」

 

 

 

「お主にはこれまで助けられてきたからのう。これはそのほんのお返しじゃよ♪」

 

 

 

「拙者はお主達に仲間の尊さを教わった…ならば、拙者はお主の友として、力を貸したい!」

 

 

 

 

 

 

みんなが、俺のことを心配してくれていた。

その事に、涙が止まらなかった。

早速明日、ディグロストの洞窟に向かうことにして、その日は寝室に帰った。

 

 

 

 

 

いつも通り、寝室は荒らされていた。

でも、ここにはもう用は無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごめんね、みんな。

 

 

 

 

 

俺は、窓から外に飛び出した。

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

深夜ということを抜きにしても洞窟は驚くほど静かだ。

魔物に一匹も会わずに、最奥までたどり着いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで全てが終わる。そう覚悟して、俺は声を張り上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあ、戦おうじゃないか―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―ディグロストッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

その刹那、魔龍と勇者が吠えた。

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

早朝、宿の広間で、アリナは本を読んでいた。

彼女は読書が好きで、暇なときは魔術書を良く読んでいた。

 

暇潰しというのもあるが、彼女にとって、読書をしている間だけは、あの忌々しい男の事を忘れる事が出来た。

 

 

 

 

「…ふぅ。なかなかこの本も面白かったですね…♪ さて、次は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

突如、彼女の脳裏にある影が走る。

それは、彼の喉に杖を突き刺した記憶だった。

 

 

 

 

「…ぁぁ…ぁぁ……違う、違うんです! あんなことを私はしていない!」

 

 

 

 

 

否定してどうなる? 彼にしたことは事実だろう?

 

 

 

 

 

「違うっ! 私はそんなことしてないっ!」

 

 

 

 

他の奴があいつを痛め付けた時も、お前は笑ってたよなぁ。

 

 

 

 

「ッ!! 違う! そんなことを私は…!!」

 

 

 

 

おいおい、いい加減認めろよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

忌々しい男が消えて精々したって。

 

 

 

 

 

 

「あ…あぁ……」

 

 

 

 

 

 

 

「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

ディグロストがかけた呪術は解けた。

これで、ようやく彼は体を休めることが出来るだろう。

 

 

 

 

 

 

 

だが、彼女達の記憶は消えなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、彼女達は正気を失った。

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

結論から言うと、ディグロストは倒せた。

まあ右足と左腕は失くなって、いろいろな所の骨は折れているが、倒せたことに変わりはない。

 

 

やっぱりだが、ディグロストはチェニだった。

恐らく、俺たちを内側から崩壊させ、その隙に世界を征服する予定だったのだろう。

 

 

 

 

でも、もうそんなことも考えられない。

 

 

 

 

あぁ……い、しき、が…とお…く―

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

「…ろ! ……き………るだろ!」

 

「たの……め………さ………くれ…」

 

 

 

 

 

 

何かの声が聞こえる。

心が安らぐ声だ。

 

 

 

 

 

あぁ……そろそろ起きなきゃいけないのか―

 

 

 

 

 

 

 

「…! おい! 起きたぞ! おい!!」

 

「本当かランペイド!? ……! 良かった……本当に良かった……!!」

 

 

 

 

 

 

「…えーと…その…

 

 

 

 

 

 

…ただいま?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『遅すぎるんだよ! お帰り!!』

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

 

魔龍ディグロストが倒され、世界は平和となった。

 

 

 

だが、俺には、もうひとつ重要な任務が残っていた。

 

 

 

それは―

 

 

 

 

 

 

「ねぇねぇお兄ちゃん♪ アリナといっしょにあそんでよぉ~♪」

 

 

 

 

「だめだよー! ディーナとあそぶんだからー! アリナちゃんはひとりであそんでなさい!」

 

 

 

 

「いやー! リータとあそぶのーー!!」

 

 

 

 

「お、落ち着いて! なら四人で一緒に遊ぼうか!」

 

 

 

 

 

「「「はーい!」」」

 

 

 

 

 

(ふぅ…なんとかなったか)

 

 

 

 

 

俺は胸を撫で下ろす。

 

 

 

ディグロストを倒し、呪術から解放されたまではよかったのだが、実はアリナ達には記憶が残っており、その残酷な記憶に耐えきれずに、正気を失ってしまったらしい。

 

 

 

アリナとディーナ、リータは幼児退行してしまい、遊んであげないとなにをするかわからない。

 

 

 

 

 

 

ポロネとリシェイラは…

 

 

 

 

「…はぁ…」

 

 

 

 

「ご、ごめんなさい○○さん! ため息をつかせるなんてポロネは悪い子です! 今すぐこの醜い命を絶ってきます!」

 

 

 

 

「あああごめんなさい○○君! 君の足を奪った私など生きている価値なんて無いよね! ごめんね! 今すぐ消えるから!」

 

 

 

 

「お、落ち着いて! 俺はもう怒ってないから! 本当だよ!」

 

 

 

 

 

「「で、でも!」」

 

 

 

 

「な、なら命令だ! 命を捨てないで、お菓子を持ってきなさい!」

 

 

 

 

 

「「は、はい!」」

 

 

 

 

 

 

 

(…重症すぎて笑えないぞ、これ…)

 

 

 

 

 

 

 

ポロネとリシェイラは、俺を傷つけた事に対して、過剰なまでの罪悪感を感じており、何かの拍子に自害しようとなるようになってしまった。

 

 

 

 

エルシャとシヴィニアは……

 

 

 

「ご、ごめん。ちょっとトイレに…」

 

 

 

「え………い、いっちゃうの……?」

 

 

 

「…いやだ………いやいやいやいやいや! 絶対に私たちの側を離れないで!!」

 

 

 

「え、ええ…」

 

 

 

 

エルシャとシヴィニアは、俺と離れることに強い拒絶を示し、俺に依存するようになってしまった。

無理に離れると、発作を起こしてしまうため、トイレにもおちおち行けない。

 

 

 

 

 

 

「ねぇねぇお兄ちゃん! アリナね! 大きくなったらお兄ちゃんと結婚する!」

 

 

 

 

「あ! だめー! ディーナが結婚するのー!」

 

 

 

 

「ねぇねぇ? リータと結婚しよう? お兄ちゃん?」

 

 

 

 

「お、お待たせしてしまい申し訳ありません! ○○さんを待たせるなんて言語道断! 今すぐ死んできます!」

 

 

 

 

「ご、ごめんね! 私なんか見たく無いよね! 今すぐ死んでくるよ!」

 

 

 

 

「…ぁ ○○さん、行かないで…!」

 

 

 

 

「私は……あなたがいないとだめなの……!」

 

 

 

 

 

 

 

(…はぁ……全く、何の因果でこうなったのやら。)

 

 

 

 

 

 

 

 

そうぼやきながら、俺は憎いくらいに照りつける太陽を眺めていた。




もはや途中で何を書いているのかわけわからなくなったゾ…。

出して欲しいモンスターの属性は?

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