今回はハリーからの手紙のみです。相変わらず短いですがどうぞ。
返事をいただいてありがとうございます、フラーさん。不慣れとは思えないほど立派な英語で、驚いています。今すぐには行けないですが、必ずフランスに行ってみたいと思っています。
魔法学校が僕の想像を超える数存在していると知って、今まで知らなかった魔法界がとても広い世界だということを改めて実感しています。
もうすぐハロウィンですね。先輩達から聞く話だとホグワーツではカボチャ尽くしのパーティが開かれるようです。今までハロウィンを楽しむことがなかったのでとても楽しみです。
フランスでは、どのようにハロウィンを迎えるのでしょうか?
フラーさんのアドバイスのおかげで、魔法が少しだけ上達した…気がします。変身術の授業では、焦らずに基礎から一つずつ仕組みを理解していくことで無事にマッチ棒を綺麗な針に変えることが出来ました。最初の授業ではうんともすんとも言わなかったのに、ほんの少し意識を変えるだけでこんなに結果が変わるとは思ってもみませんでした。
あとスネイプ…先生に対しても一方的にこちらからも嫌な態度を取るのではなく、よく考えてみれば理不尽な点が多いのは確かなのですが間違ったことは殆ど言っていないと気づきました。
また、魔法史の授業で教わったのですがフランスだけでなく多くの国でゲラート・グリンデルバルドという闇の魔法使いが猛威を振るっていたようですね。どのような国や魔法界でもそういうのが居ると知り恐ろしさを感じました。
そんな悪い魔法使いに対処できるようにこれからも基礎からしっかりと学んでいきたいと思います。
フラーさんは三頭犬はご存じですか?僕たちは学校内でそれと遭遇するという機会に恵まれ…恵まれてはないですね……とにかく僕たちは学校内で三頭犬に遭遇してしまい、命からがら逃げ出すことになってしまいました。そもそも校則を破って夜間に寮の外を出歩いたのが悪いのですが、まさか学校内にあのような恐ろしい存在がいるとは思ってもみませんでした。
同じ寮の女の子は「仕掛け扉があったから、きっと何かを守っていた」と言っていて、あれほど恐ろしい魔法生物を用意してまで守ろうとするものが何なのかとても気になってしまいます。
最近あったり考えたりしたことを取り止めもなく書き連ねるだけになってしまいましたが、手紙で書きたい内容が定まっていなくて自分でも何を書いていいのか悩んでいる状態です。見苦しい内容でしたら言ってもらえればなんとかするので、気軽に言ってください。
次回投稿は1週間を目処に投稿したいと思います。が、未だに執筆に慣れてないので予定は恐らくブレると思います。書けたら投稿するスタイルでやらせてもらうので…どうかご容赦を。