ハーレム女王を目指す女好きな女の話   作:リチプ

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126『女好き、レベル6と七武海』

「……んん〜…!はぁー……、よく寝た。…いや、塗ったの間違いかな」

 

むくり、と上半身を起こして周りをぐるりと見渡す。王華の言ってた通り何とか助かったみたいで、今はどこかの部屋のベッドに寝かされていた様だった。ここがレベル5.5?

それに動けるって事は能力も女王(クイーン)化も使用可能になってるって事だし、かなりの時間寝ていたらしい。

 

「…エース助ける、黒ひげブッ飛ばす…!作戦も覚えてる!よし…行くか!!」

 

両頬を手の平で叩いて一気に起き上がり、この部屋にある唯一の扉を開けた。

…なにこのひっっろい空間…大きな洞穴みたいな…。

ていうかそれよりも気になるのがあの大扉だよ、何あれ、網タイツ履いた男の人や女の人が一心不乱に食糧をあの扉の近くに集めてるし、集めたそばから扉の向こうから手が伸びて吸い込まれていくし。あ、伸びるって事はルフィか!良かった、無事だったんだね!

 

「女好き!あなたも無事だったのねい!」

 

「ボンちゃん!」

 

その扉の近くまで歩いていけば、ボンちゃんがやばい見た目の人の隣から声をかけてきた。

 

「本当にありがとう…!ボンちゃんが居ないと私達死んでたよ!絶対いつかこの恩は返すから!…ところで、そっちのインパクトしかない見た目の人は?」

 

ゴツい体をしているのに、オカマなんだろうなって事が一目で分かるのは凄いな…。

 

「ヴァタ〜シはエンポリオ・イワンコフ。ヴァナタ…一体何者?電伝虫で見てたわよ、マゼランを倒す所をね」

 

ああ、この人がイワンコフ!

オカマなんだろうな〜っていうのは見れば分かるけど、ボンちゃん以上に忘れられそうにない見た目だ。マスカラがとんでもない。

 

「マゼランは不意を突いただけだよ、それよりルフィの事ありがとう!うちの船長だから助けて貰って本当に感謝してる…!」

 

「ン〜〜フフフフ!礼には及ばないナブル、ヴァタシはただ麦わらボーイの免疫力を過剰に底上げしただけ」

 

「免疫力を?凄いね、能力者?」

 

「そうよ」

 

聞けば、どうやらイワンコフは“ホルホルの実”という実の能力者らしく、ホルモンを自在に操れるのだとか。

これを上手く使えばいとも容易く性転換が可能になるらしい。全人類女の子にしてくれー。

 

「ン治ったァ〜〜〜!!!!」

 

「お」

 

大扉の向こうからルフィも姿を見せた。治療ってどれだけ激しかったんだろう、マゼランから受けた傷よりも遥かに傷が増えてるし体中血が付いてるじゃん。

 

「…ヴァナ〜タも相当規格外の人間ねェ、麦わらボーイ。たったの20時間でマゼランの猛毒を打ち勝ってしまうなんて…奇跡の度を超えてるわ」

 

「はァ〜食った食った!…あ、イリス、ボンちゃん無事だったか!!」

 

「バカね〜〜い!!ジョーーダンじゃないわよーーーう!!!それはコッチのセリ…」

 

「ボンちゃん!おい…!」

 

バタン、と何の受け身も取らずにその場に倒れるボンちゃんを見て私とルフィは急いで駆け寄る。

だけどイワンコフが言うには、これは怪我のせいではなく過度な疲労によるものだと言う。

 

「イワちゃん!生きられた…!おれ達の事助けてくれてありがとう!」

 

「礼を言うなら、そのMr.2ボンボーイに言うんだね…!ヴァターシは能力を使って少々力を貸したに過ぎナブル。…だがそいつはね、何時間も何時間も…何時間も、ノドが裂けて血が噴いても、ずっとここで苦しむヴァナタと共に苦しみ…頑張れと、生きろと叫び続けてた…!!ヴァナタが命を取り止めた事に何の影響も無かったとは思えない!!」

 

私がぐーすか寝てる間にボンちゃんはそこまでの事をしてくれていたのか…。わ、私だって油断してルフィを毒まみれにしたり、瀕死のルフィを極寒のレベル5に連れてきたりしたし!!

…あれ、私カス野郎じゃん。野郎じゃないけど…!!

 

「ボンちゃんありがとう!恩にきる!!!…それにイリスも、ありがとう!!」

 

「うう…私何にもしてないよ…」

 

「マゼランを追い払っただけでもやり過ぎな程よ!ヴァナタが破ったのはこの監獄の頭…本来なら触れもしない相手ナブル!」

 

「追っ払ったのも王華だし」

 

別にいいもんね!マリンフォードで活躍しまくってやるから!

 

「回復して早々悪いけど、早速行こうか、エースのとこ!」

 

「あァ、勿論だ!悪ィけどお前らボンちゃん頼めるか!?後で迎えに来るから!…わっ」

 

「っと…やっぱりフラフラだね、ルフィ」

 

オカマ軍団にボンちゃんを頼みながら歩こうとしたルフィがフラついて倒れそうになったのを支える。

当然だけどね…さっきイワンコフが言ってた20時間…この20時間ずっと毒と戦っていたのだとすればその疲労は相当な物の筈だ。

 

「大丈夫だ、まだ動ける…!紙は…まだ下向いてる!エースは下に…ん?そういえばここどこだ?」

 

「ヴァナタそれ、ビブルカードじゃない…“こっち“じゃ珍しい物を持っているわね。…今復活したからには何が何でも兄の救出に行くんだろうね、まァヴァナタの命…勝手にすればいいけど」

 

「イワちゃんは脱獄すんのか?ボンちゃんはおめェを助けたくてフロアを降りて来たんだもんな!逃げ出すついでにエースの場所教えてくんねェか?」

 

ルフィがイワンコフにそう言うも、イワンコフはその気持ちだけ受け取っておくと脱獄を断った。

まだ脱獄する時ではないとかなんとか。

 

「世の中の情勢は把握してる…「海軍」と「白ひげ海賊団」を中心に大きく世界は動こうとしているわね。…でもあの男(・・・)はまだ動かない。世界中の革命家達の“黒幕”…ヴァターシの同胞…革命家ドラゴン!!」

 

ルフィのお父さんか。

 

「ああ、おれの父ちゃんか」

 

「そう、ヴァナタの父ちゃん。彼が軍を率いて動き出す時…ヴァターシは再びシャバへ飛び出し………父ちゃん!!!??」

 

「「「父ちゃん!!!!??」」」

 

なんかこんな感じの流れウォーターセブンでもあったなぁ…。

そこまでドラゴンに息子が居る事実が驚愕なのか、イワンコフを含めたオカマ軍団全員がどよめいていた。

 

「あ、コレ言っちゃいけねェんだっけな、まあいいや、じいちゃん言ってたし。でもおれ、顔も見た事ねェけどな」

 

「…ヴァ、ヴァナタ…出身はどこ……?」

 

東の海(イーストブルー)だ」

 

「!!…やっぱり……っ」

 

イワンコフだけはルフィの事に心当たりがある様だった。そのドラゴンって人から何かしら情報を貰ってたのかな…?

どちらにせよ、それを聞いたイワンコフの瞳に炎が宿る。すぐに近くに居る、ワインを片手に持ち右半分が白で左半分がオレンジ色の髪をし、服も髪と同じ色の物を着た男に指示を出した。

 

「イナズマ!エースボーイの出航時刻をお調べ!」

 

「ええ、直ぐに」

 

「ギリギリよね…!ビブルカードが下を向いてるから連れ出されちゃいない!ヴァターシはこれから麦わらボーイとレベル6へ向かうわよ!!」

 

レベル6…今度はどんな地獄が待っているのやら。

私の耐性でも防げないレベルの暑さだとか寒さは遠慮願いますねー。

でも何だかんだでイワンコフが力を貸してくれる様な流れになってきているのは幸運だった。この人からも強いオーラを感じるから、共に行動出来るのならするに越した事はない。

 

「麦わらボーイ!ヴァナタ今の軽々しく口にするんじゃないわよ!」

 

「あァ…やっぱそうなのか」

 

「ヴァターシはヴァナタの父親の仲間!「革命軍」の幹部よ!だからここに捕まってた。勝手ながらヴァナタをサポートする義理がある…同胞の息子を目の前で死なせるわけにはいかないわ!」

 

革命軍か。王華は詳しそうだけど私には何が何やらさっぱりだ。

革命軍の人達も世界政府ももう少し歩み寄ればいいのに…。話し合いが出来ないレベルまで来てしまってるんだろうけど。

 

「案内してくれるのか!?ありがとう!!よーし待ってろよエース、今行くぞォォォ!!!…オォ〜……」

 

「辛そうだね…背負って行こうか?」

 

「ぐぎぎ…!へ、平気だ、これくらい…!」

 

再度ルフィを支えるも、流石にこの調子じゃ助けるも何も、動く事すらままならないんじゃ…。

平気だって言うけど、どこからどう見ても平気そうには見えないし。

 

「エンポリオ・テンションホルモン!!」

 

「ごふ!!」

 

「え!?」

 

いきなりイワンコフがルフィの脇腹に親指以外の4本の指を突き刺した。…テンションホルモン…?

 

「アドレナリンってヤツよ…!今日1日その疲労を忘れられる。その代わり後日来る壮絶な後遺症なんてヴァナタ今更気にしないでしょう?」

 

それもホルホルの実の力か…相当便利な能力だ…!

ルフィもまるで疲れを感じなくなった所かハイテンションだし…確かにアドレナリンが切れたら糸が切れたように動けなくなりそう。

 

まぁいいや、動けるのなら…!今はとにかく、エース救出!打倒黒ひげだ!!

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

「さっきはよくもやってくれたねぇこの犬っころ!!!おらァ!!」

 

「ギョブ!!」

 

「どけェ!!邪魔すんなァ!!!」

 

「ボギャウ!!」

 

はーっはっは!!能力が戻った今ならこんな寒さへでもないよ!

狼が何匹掛かってこようが同じ事!動物愛護団体なんてこの世界には居ないんだよ!!…多分!

 

今、私達はイワンコフ達の居た秘密のフロア…レベル5.5を抜け出してレベル5へと戻って来ていた。

レベル6へ行くための扉はイワンコフ達が持っている鍵で開けられるらしい。囚人とは思えない手持ちの良さだね…。

 

「見えた!あの扉だよね!」

 

「ええ!イナズマ、カギを!」

 

「ハイ」

 

ガチャ、と鍵を差し込んで開ける。当然下り階段か、この先がレベル6…!

 

「この先監視アリです。罠も複数あるかと」

 

「関係ねェ!おおおおお!!!エース〜〜!!どこだァ〜〜!!!」

 

「罠なんて発動しても私が壊してあげるよ!海楼石は死んじゃうかも!」

 

ルフィに続いて螺旋状の階段をグルグル走って下りていく。向かってくる看守や飛んでくる罠を跳ね除けて、遂に私達はレベル6へと足を踏み入れた。

 

「…!何このフロア…強者のオーラがそこかしこからプンプンする…!!」

 

「ここはレベル6…政府が表沙汰にする事すら憚る程の凶悪事件を起こした輩が主に連れてこられる場所ナブル…!ここの囚人は基本終身刑か死刑待ち…その名も「無限地獄」!!」

 

無限地獄…、放り込まれた囚人からすればたまったもんじゃないかもしれないけど、別に関係ない私に言わせれば暑くもなく寒くもないここは都合が良いよ。

 

「エースボーイはこっちよ!」

 

「おおおお!!待ってろエー…ぐェえ!?」

 

「イワンコフがこっちって言ってるでしょ!」

 

全く見当違いの方へ走ろうとしたルフィの首根っこを掴んで走り出す。どうしてイワンコフは場所が分かるのかと思えば、その手にはさっき倒した看守の1人が掴まれていた。

 

「こ、この檻…です…」

 

…王華が言うにはイワンコフの所へ行った時点でインペルダウンでのエース救出は間に合わないとの事だけど、果たしてどうなるか…。

 

「…居ない…」

 

「い、イリス、苦しいって…!」

 

「あ、ごめん」

 

ルフィの首根っこ掴んでたの忘れてた。

それにしても、やっぱりエースは居ない様だ。この檻に居るのは傷だらけの大きな体格をした魚人くらいか。

 

イワンコフが脅した看守にこの檻で間違いないのかと再度問い質しても答えは変わらなかった。

となると…やはり既にマリンフォードへと向かったんだね…!

 

「お前さん、“麦わらのルフィ”だな!?」

 

「!…ああ」

 

檻の中に居た魚人が大声で話しかけてくる。レベル6に居るような囚人がどうしてルフィの事を…、あ、いやそりゃそうか、ここにはエースが居たんだからルフィの話を聞いたのかも…。

…と言うことはこの魚人は味方かもしれない。エースがルフィの事を喋るんだから少なくとも敵ではないのだろうし。

 

「今しがただ、すぐ追え!!エースさんはリフトで連行された!!急げばまだ間に合う!!!」

 

「…そうか!ありがとう!…誰だか知んねェけど…!!」

 

軽くその魚人に手を挙げて礼を言い、私達はまたフロアを駆け出した。

と言ってもリフトはすぐそこにあるんだけどね。鉄柵も開いたままだし、流石に私達がここに居るのは気付かれてるからこのリフトを動かすのは無理だろう。エレベーターみたいな構造だからこのチェーンを上に伝っていけば登れるんじゃないの?と思った直後に上からバカでかいハリセンボンみたいな鉄球が落ちて来て上へ伝う道を閉ざしてしまった。

 

「素直に元きた道を戻ろうか!」

 

「おう!」

 

「…っていつの間にか塞がれてるじゃん!!」

 

階段は鉄格子に阻まれてしまった…!しかも見事にこれ海楼石だ…どうする事も出来まい。

 

「っ…これは…ガス!?」

 

その上階段の上から白い煙が迫って来た。

このフロアからの出口はこの階段とリフトだけ…なのにその両方が使えない…と。

 

「ガスだろうが何だろうが知るか!!うおお〜〜〜!!!…ぐー…!」

 

「睡眠ガスみたいだね」

 

「無謀にも程があるよ麦わらボーイ!!」

 

まぁ多分私にこのガスは効かないだろうけど、私1人が掛からなかった所で状況が変わる事はないだろう。

せめて女王(クイーン)化が使えればこんな天井ぶち壊して上に進めるのに…!

 

「この睡眠ガスは私にお任せを」

 

「どうするの?」

 

「見ていれば分かる」

 

イナズマはそう言って両手を巨大なハサミに変形させて地面をチョキチョキと切っていく。布じゃあるまいしどんな切れ味だよ。ていうかあなたも能力者だったんだね。

 

「イナズマはチョキチョキの実の「ハサミ人間」…切り出した物を紙の様に扱える…!」

 

やがてイナズマが切り出した地面は階段とこのフロアを隔てる鉄格子の上に貼り付けられ、階段からやってくるガスを塞き止める事に成功した。

 

「全滅をしなかった事だけが救いだね。ルフィ、起きた?」

 

「ああ、悪ィ、もう大丈夫だ!」

 

「せめてもの対抗はコレ…!敵の情報を奪う事…!」

 

イワンコフが手に持っているのは…このフロアの電伝虫か、確かにそれの機能さえ停止させれば向こうの動きも鈍るだろう。

 

「…だけど常識で考えてもう間に合わナブルよ、エースボーイがリフトでスムーズに海上へ連行されるのに対し、こちらには立ちはだかる敵がいる!軍の護送は迅速…ビブルカードをごらん、真上は差してないんじゃない?」

 

ルフィが手の平にビブルカードを取り出せば、それは真上ではなく斜め上を差していた。

…つまり、エースらもうリフトを登り切って連行されている最中と見て間違いない。

 

「気持ちを切り替えて。ヴァターシはこの大監獄からヴァナタを無事脱獄させる事に全力を尽くす。エースボーイの身柄はもう「海軍本部」へ渡ってしまう。諦めるんだね…、いえ、後は白ひげに賭けるしか…」

 

「…だったら、おれ行くよ!海軍本部!!」

 

「!!ヴァカおっしゃい!!この世界の頂点の戦キャブルよ!!?白ひげの実力知ってんの!?迎え撃つ海軍の大将・中将・七武海の実力知ってんの!?ヴァナタ命幾つ持ってんの!!?」

 

「…もし諦めたら、悔いが残る!!おれは行く!!」

 

ルフィなら絶対そういうと思っていたけど…実際問題このフロアをどう乗り越えるか…。

……ん?何か知った顔が近くの檻の中から私をめっちゃ見てくるんだけど。出来れば見たくない顔なんだけど!

 

「ーーーーここを抜けたきゃ、俺を解放しろ…!俺ならこの天井に穴を開けられる!どうだ女好き…クハハハ」

 

やっぱりお前かクロコダイル!!まさかこんな所で再び顔を合わせる事になるとは思ってもなかったよ!

 

「ふざけんな!お前はビビの国をメチャクチャにした奴だ!!」

 

「待ってよルフィ、私は別に良いと思うけど…それにコイツ程度ならいつでも倒せるよ、大丈夫大丈夫」

 

実際はいつでもは言い過ぎだけど、私こいつ嫌いだから煽っておこう。ベー。

それに、今はクロコダイルの能力があれば助かるのも事実だし…。う、クロコダイルの脱獄の協力したなんて、死んでもビビには言えない…。

 

「後生の頼みだ!!」

 

「?」

 

クロコダイルに向かって舌を出して煽ってたら、エースの居た檻の中から魚人がそう叫んだ。

 

「わしも連れて行ってくれ!必ず役に立つ!!」

 

…この人が誰かは全く知らないけど…多分ルフィも私と同じ答えの筈だ。

 

「良いよね?ルフィ」

 

「ああ、いいぞ」

 

「かたじけない…!!」

 

リアルかたじけない初めて聞いたかも。武士みたいな人だ、ますます裏のない良い人感が強くなったよ。

そもそも人を見る目が良いルフィが良いって言ってるんだからダメな筈がないんだよなぁ。

 

そういう訳で、私達はイナズマの持っている鍵を使って魚人とクロコダイルを解放した。

それにしてもクロコダイル…あなた囚人服似合わないなぁ…バギーはあんなに着こなしてたのに…。

 

 

 

 




ちなみに私はクロコダイル好きですけどね!

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