ハーレム女王を目指す女好きな女の話   作:リチプ

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93『女好き、雪降る思い出、最高の海賊船』

「……ん、んん…っ」

 

「あ」

 

「…な、みさん…?ミキータ、ロビン…みんなも…」

 

こ、こは…?船の、上…?

 

目を覚ますと、覚悟はしていたけれど全く動かない体、そして頭の下にある幸せな感触に目をぱちくりとさせる。

…ていうか、この船…分からない筈がない、もしかしなくてもメリー号だよね…?

 

「…メリー…?どうして……」

 

「あんたが良く分かんない力で海兵達を眠らせてくれてたから、後は脱出する方法だけって所でメリーが来てくれたのよ。船内のどこを探しても誰もいないのに…。…それよりあんた、体大丈夫?チョッパーが出来る限りの治療をしてくれたけど…相当酷い状態よ」

 

「あー…確かに脇腹がすんごく痛いです。でも大丈夫だよ、能力が使えるようになったらすぐ回復するから」

 

…メリーが来てくれた、か…。

 

私の頭の中に、空島で見た影が浮かんでくる。

…そっか。やっぱり…あれはメリーだったんだね。

 

「ウソップも、戻ってきてくれる気になったの?」

 

「う、ウソップ?私はウソップでは無くそげキング…安心したまえ、彼ならさっき小舟で先に帰ったとも」

 

「ふーん…」

 

そんな意地張らなくてもいいじゃん…ロビンを助けるのに一役買ってくれたんでしょ?私だってあの時ウソップに声かけて貰って嬉しかったのにな。

 

「…それにしても赤…いえ、イリス、まさか青キジを倒しちゃうなんて、驚いたわ、とても」

 

「あァ、そりゃ俺もだイリスちゃん。なんだいあの変化は」

 

「それに、この世界の住人じゃない、だったか。言いたかねェなら別に構わねェが、流石に俺も気になる」

 

「あはは…うん、もうみんなには隠すのやめるよ。全部話すから」

 

前世の記憶は王華関係以外全て忘れて元に戻っちゃったから、未来が分かるようにはなってないんだけど。

それでももう、みんなに私の生まれを伏せておくのも…何より私が嫌だった。

 

「実はーーーー」

 

「ん?前から船が来るぞ!」

 

「ちょっとルフィ、今からイリスの話を聞くんだからそんな事はどうでも……って、あれは、ガレーラカンパニーの船?」

 

ふぐぐ…と全力で首を動かして前を見れば、確かに帆に「ガレーラカンパニー」と書いてある船が近付いてきていた。

 

「うおー!麦わら達だ!!」

「生きてるぞ〜〜〜!!」

 

「アイスのおっさん!!」

 

アイスバーグも居るのか。

…ああダメだ、アイスって聞いたらもう青キジしか頭に浮かんでこない…。

確かにあの戦いは楽しかったけど、同時に今までで1番命懸けだったから…何というかトラウマ物だよ。出来れば青キジの顔は一生見たくないです。フラグじゃないから!

 

「うわ…!」

 

「メリー!?」

 

その時、突然メリー号が…嫌な音を立てて前後で割れ、前方に傾いた。

傾いてしまったメリー号の甲板上にいた私が滑り落ちないように、ナミさんは慌てて私を抱き抱える。

 

「おい、何だ!どうしたんだ急に!!」

 

「急にも何も…!これが当然なんじゃねェのか!メリーはもう2度と走れねェと断定されてた船だ、忘れた訳じゃねェだろ」

 

サンジの言葉にルフィはたじろぐ。

走れないと言われても、この船は…メリーは、私達を助ける為にエニエス・ロビーまで来てくれた。

そんなメリーを前にしてルフィが落ち着いていられる訳もない。

 

「おっさん!やべェ!メリーがやべェよ!!何とかしてくれ!!お前ら…!丁度良かった、みんな船大工だろ!頼むから何とかしてくれよ!ずっっと一緒に旅してきた仲間なんだよ!さっきもこいつに救われたばっかりだ!!」

 

だけど…アイスバーグは首を振る。

それは彼が船大工だから、その船はもう走れないから直せない、と言っているのではなかった。

 

「だったらもう、眠らせてやれ…!既にやれるだけの手は尽くした…。俺は今…奇跡を見てる。もう、限界なんかとうに越えてる船の奇跡を」

 

「……!!」

 

「ーーー長年船大工をやってるが…俺はこんなに凄い海賊船を見た事がない。見事な生き様だった」

 

「………イリス」

 

ルフィが横目で私に確認を取ってくる。

もう…分かってるよ、そんな目で見なくたって…ルフィが、人だろうと船だろうと、その心を踏みにじる様な人じゃないって事は…ここに居る全員が知ってる。

…だから、

 

「…お願いね、ルフィ」

 

軽く頷いて返事をした。

ごめんね…ルフィ。1番辛い役を押し付けちゃって…。

 

 

私達はメリーを降りて、小舟に集まった。

いつものメンバーの中に、何故かココロさんとチムニー、それからゴンベも居る。勿論、フランキーも。

 

「じゃ、いいか?みんな」

 

木の棒に火を付けたルフィが、覚悟の籠もった声で聞いてくるのを全員で頷いた。

 

「…メリー、海底は暗くて、淋しいからな。おれ達が見届ける」

 

ルフィはそう言ってメリーに火を付けた。

パチ…パチ…と音を鳴らして、火の手は一気にメリーを包み込む。

 

「ウソップは…いなくて良かったかもな…。あいつがこんなの、耐えられる訳がねェ…」

 

「…だってさ、そげキング…どうなの?」

 

「そんな事、ないさ…。決別の時は来る、男の別れだ。涙の1つもあってはいけない…彼にも覚悟は出来てる」

 

…そっか。

なら、メリー号も心残りなく眠れるね…。

 

「長い間…おれ達を乗せてくれてありがとう、メリー号」

 

ぽつ、と私の頬に何かが落ちる感触がした。

視線を上に向ければ、雪が降ってきたようだ。

 

「……メリー」

 

 

『よし!完成っ!!これで海賊船ゴーイング・メリー号の出来上がりだ!』

『おー』

 

ーーー

 

『お、オイ待てイリス、これお前が修理したのか…?』

『うん!メリー号には末長く、私達を連れて行って貰いたいからっ!』

『うぐ…そんな目をされると言うに言えねェ…』

 

ーーー

 

『すげェ、船が空を飛んだ!!』

『行けーっ!!メリ〜〜っ!!!』

 

ーーー

 

『今日は良い天気だね〜。寝ちゃいそう…時間が来たら起こしてね、メリー』

『いや起こせるか!』

 

 

「……っ」

 

ポロ…と涙が溢れる。

今まで苦楽を共にしてきたメリーとの思い出が、航海の日々が…降る雪の様に止む事なく頭の中で巡って…。

 

(…ごめんね)

 

「…え」

 

(ーーーーもっとみんなを遠くまで、運んであげたかった…。…ごめんね、ずっと一緒に、冒険したかった)

 

あの時の…声だ。

空島で出会った、影の声。…メリーの、声。

 

私だけじゃない、みんなにも…ガレーラカンパニーの人にも、この場にいる全員にその声は届く。

 

(だけど、ぼくは)

 

「ごめんっつーなら!!おれ達の方だぞメリー!!おれ、舵ヘタだからよー!!お前を氷山にぶつげだりよーー!帆も破った事あるしよー!!ゾロもサンジもアホだがら色んなモン壊すしよ!!そのたんびウソップが直すんだげど、ヘタクソでよォ!!イリスなんが…っ、おれよりヘタなクセに直したがるしよォ!!!ごめんっつーなら…」

 

(だけどぼくは、幸せだった)

 

「……ッ」

 

私を抱くナミさんの涙が、ポロポロと私の頬に落ちて私の涙と混ざり伝う。

ルフィの言葉を遮って、メリーは自分の想いを伝えてきたんだ。

 

…自分は一方的に謝っておいて、私達には謝罪すらさせてくれないなんて…この船は、本当に…なんて、なんて気高い…っ。

 

(今まで大切にしてくれて、どうもありがとう。ぼくは、本当にーーーーー幸せだった)

 

「…!!っ…メリ〜〜〜〜!!!!」

 

ルフィの叫びが海に轟く。私達の気持ちも、感謝も、全てをその声に乗せて…メリーへと届けた。

あなたは立派な海賊船…未来の海賊王が、女王が乗った…初めての海賊船なんだ!

…今まで、ありがとう。次に会う時はきっと…沢山の武勇伝を携えて行くから。

 

だから今だけは……おやすみ。ありがとう……メリー。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

「……ん」

 

メリー号の最期を見届けた私は、その瞬間にぷつりと糸が切れた様に眠った。

…んだけど、何故か今真っ暗闇の空間に居る。

 

ここは、アレだね。王華部屋だよね。

 

「お疲れ様、イリス。…メリー号と…別れたんだね」

 

「…王華。……うん」

 

ぱっと目の前に現れたのは、やっぱり王華だった。

彼女も残念そうに顔を陰らせて、でも直ぐに表情を切り替えて私を見据えた。

 

「私はね、イリス。これから起こる大体の出来事を知ってる。…例えば、メリー号の事だって最初からあなたに伝えておけばこんな結末にはならなかったって言えるよ」

 

「…ふふ、気を使ってくれてありがと。だけど…いいよ、未来を教えなくても」

 

「!」

 

王華は驚いた様に目を見開かせた。分かるよ、あなたの言いたい事くらい。それに…私は絶対にそれを聞いた方が良いと思う。

…だけど、それじゃあダメなんだ。

 

「私はこの世界の人だからね。その知識を得ちゃったら…なんていうか、ズルじゃん。今でも大概ズルしてるのにさ、2度目の人生なんて」

 

「…はは、まぁ、そういうかな、とは思っていたけど…でもやっぱり面と向かって言われるとビックリするよ。私なら絶対に根掘り葉掘り聞くのに」

 

「だけど…私が聞いたら教えてね?そのくらいのズルは許してくれるでしょ、私は女王になるんだから…世界も、私の都合の良い様に動いて貰わなくちゃ」

 

「うわぁ、ナミさん達に言ってやろ」

 

「やめて下さいお願いします私が悪かったですごめんなさい!!!!」

 

ズザ!と土下座をすれば王華は腹を抱えて笑った。

く、くそう…怖い事を言ってくれる…!

 

「…でも、今私をわざわざ呼び出したって事は…この先、未来で何か起きるって事だよね?それこそ私に教えたい程の何かが」

 

「実は…そうなの。…聞く?」

 

「言ったでしょ、私が聞いたら教えてねって」

 

私は少し冗談っぽく口にしたが、王華は逆に表情を硬くした。

…それ程の何かが、あるっていうのか。

 

「……まだ少し時期は先だけど、エースが死ぬ」

 

「……え?」

 

エース…って……ちょっと待ってよ、それってまさか…ルフィの兄の名じゃ…!!

 

「死因は別に病気でも何でもない…戦争で命を落とすの。事情さえ知ってれば助けられる!」

 

「…なるほど、そういう事ね」

 

それなら、私がこの世界に来た時に授かった王華ボーナスを遠慮なく使わせて貰うとしよう。

…ONE PIECEでエースは死ぬ。ということはそれはつまり、身も蓋もない言い方をすれば恐らく…『ルフィの成長イベント』だ。

兄の死を乗り越え、肉体だけじゃなく心も成長する。ああ、成る程、確かにONE PIECE、何て良く出来た“世界”だろうか。

 

でも、敢えて言わせて貰おう。

ここは、“私の世界”だ。

 

「ONE PIECEならこうなったとか、くだらないよね、王華」

 

「はは、確かにそうだね!ここはもう私の知ってる世界じゃないんだもんね!」

 

ルフィは、恩人だ。当時はナミさん以上に素性の分からない私を一味に迎えてくれたし、さっきの事もある。

…助けてあげたい。

 

「じゃあどうする?どうやって助けたらいいの?」

 

「うーん…そこなんだけど、エースが死ぬ事でルフィは確かに精神的にもかなり成長するんだよね。…うん、あの戦争にはあの人(・・・)も居た筈…上手く利用しようかな」

 

うわぁ…悪い顔してるなぁ…。

 

「作戦は思い付いたよ。とりあえずイリスはこのままみんなと冒険してて。ああ、それからくまに頼んでルフィと一緒に女ヶ島に飛ばしてもらってね」

 

「はい?クマ?女ヶ島??作戦って???」

 

「作戦は戦争が始まる直前くらいに教えるよ。今教えても早すぎるからね」

 

「いやあの、クマってのと女ヶ島は…」

 

「それは一味と冒険してれば分かるよ。…あ、それとくまに頼むのはスリラーバークじゃなくてシャボンディだからね!間違っちゃダメだよ」

 

何なのこの人!そんな専門用語並べられても分かりません!!このオタクめ!!

 

と…そこで私の意識は途切れた。

無理矢理追い出したなぁ…王華め〜…!

 

…せっかくなんだから、もっとゆっくり話ししたっていいじゃん…もう。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

海軍本部

 

 

「……は?今、なんと言った…?」

 

「は、ハッ!え、エニエス・ロビーにて罪人、『ニコ・ロビン』と『女好きのイリス』を連行中、我々の拘束から抜け出した女好きを大将青キジが捕らえようとして…失敗!敗北致しました!!」

 

「…何だと」

 

海軍本部の上層、その中に位置する執務室で『センゴク』は我が耳を疑う報告を受けた。

 

“クザン”…海賊や世間一般からは三大将の1人…青キジの異名で呼ばれている男の名だ。

元帥という立場のセンゴクではあるが、もし自分が立場を退くような事があれば、その後継には彼を推薦しようと心の内で密かに思っている程にはクザンを一目置いている。

 

(…しかも相手は『女好きのイリス』などというではないか…!)

 

その名はセンゴクも耳にしている。近頃、よく世間を騒がせている麦わらの一味の1人だった筈だ。

懸賞金までは把握していないが、クザンがやられる様な脅威ではなかった筈であり、そもそも彼がやられると言うことはその『女好き』が王下七武海…最悪の場合は四皇クラスの実力者であるかもしれないという事だ。

ただでさえ苦労の絶えない元帥という立場で、どうしてこんな訳の分からない報告を受けなければならないのか、と現実逃避しかけた脳内をリセットしてセンゴクは机を挟んで対面する伝令役を見据えた。

 

「青キジはどうしている?」

 

「大将殿は現在、医務室にて療養中です。先程目を覚まされまして事情を聞き、伝令を承った次第です」

 

「…なるほど、つまりその程度の事しか伝令に伝えなかったという事は、私に医務室まで来てくれ、という事か。全く…仮にも元帥を顎で使う様なマネをするとは…」

 

そう口にはしながらも、大して嫌そうには見えないセンゴクはゆるりと立ち上がり、伝令役の肩を「ご苦労だったな」と叩いて部屋を出た。

 

 

 

そして医務室へと辿り着いたセンゴクは、今度は自分の目を疑う事になる。

確かに報告ではクザンが敗れたと聞いてはいたが…心のどこかではクザンが手を抜いたか、またはいつもの気紛れで彼から戦闘放棄をしたかだと思っていたからだ。

 

…だと言うのに、目の前のクザンの容態はどうだ?

全身を包帯でぐるぐる巻きにされ、もはや傷が無いところを探す方が困難な程のこれは…。

 

「あァ、センゴクさん。すんませんね、しくじりまして」

 

「…お前程の奴が“しくじる”とはな。…して、相手は本当にあの『女好き』なのか…?」

 

「間違い無く、本人。この目で確かに見てきましたよ、奴の底知れない器を」

 

クザンの言葉や実際の容態から、冗談ではない事はすぐに分かった。

本当にあの『女好き』が、海軍大将の1人であるクザンを倒したのだ。

センゴクはその事実を認識した途端、ヒュ…と息が詰まりそうになった。

 

「俺が見てきた女好きを話しましょうか。…長くなりますが」

 

「…勿論、それは聞こう。だがクザン…これだけは教えろ。お前は本当に全力でやったのか?」

 

「ーーーーーーええ、勿論です」

 

センゴクは、キリキリと痛む胃を堪えて心の中で頭を抱える。

クザンの反応からして全力を出したというのは嘘だ。…だが、やられたのは事実。そもそも、クザンは多方向から物事を見れる男だ。今回の件でニコ・ロビンを見逃す事はあっても…ただの海賊に情けをかけて見逃すとは思えなかった。

だけど現実として目の前には傷だらけの部下がベッドで横たわっている。この矛盾はなんだ…『女好きのイリス』は、なんなんだ…?

 

そしてそう思うセンゴクの疑問の中で1つ誤りがある。

クザンは確かに最後の最後で情けをかけた。自身の攻撃を当てず、わざとイリスの攻撃をその身に受けた。

だが誤算だったのはここからだ。攻撃を受ける所まではいい。だが…その攻撃で意識を失うとは思ってもみなかったのだ。

本気ではなかったが、手を抜いたつもりなど無いのだ。矛盾しているが確かにクザンはイリスを捕まえる気で居た。…ただ、殺す手に躊躇いが生まれただけの事。

そんな躊躇いを逃さずにイリスがクザンを下した…と、言葉に表せばこういう事ではあるが、実はあの時もう1つの誤算があった。

 

あの瞬間…本人も周りに居た誰1人としても気付いてはいなかった事。否、気付く筈がなかった。

 

 

ーーーー“バイバイの実”の真の能力が、薄らと顔を出していたという事実に。

 

 

 

 

時代は常に移ろい流れ行く。人の興味も、流行も、…そして、恐れられる人物も。

 

センゴクは長年の経験から直感で感じ取っていた。

…『女好きのイリス』…コイツは……この世界をひっくり返す事が出来るだけの器足りうる存在となる。

 

…だが、その事実をそのまま世間に知らせる訳にも行かない。

クザンが敗北したなどと世間に知れ渡れば、それこそ海軍本部の信頼、果ては市民の不安に繋がるからだ。

 

さて、どうしたものか…。とセンゴクは心の中で泣いた。

元帥の未来は暗い。もういっそ誰かに押し付けて隠居したい…。

はぁ、とため息1つ吐いて、クザンの言葉に耳を傾けたのだった。

 

 




ここで1つ報告します。
次回から前書きにオリキャラの人物紹介をかるーく書きます。
物語にガッツリ絡まないと書きながらもガッツリ絡みそうなのは本当に申し訳ありません。面白いと思って頂けるような展開にしてみせるので許して下さい。

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