そして、例のごとくいきなりポケモンが増えました!
そんなお話。
「なるほどのう。それでママさんやサトシにも言わずワシの所にきたというわけじゃな?」
「・・・はい。本当に申し訳ありません。」
俺はサトシに黙ってマサラタウンに帰宅していた。色々準備してくれたハナコさんの手前上自宅に帰れずこうやってオーキド研究所にお邪魔していた。転生者ということで何があってもうまくいくという自信を見事に打ち砕かれた俺はトレーナーを、旅をやりきる自信がなくなってしまいどうすればいいのか分からなかったので博士に相談しにきていた。
博士は頬を指で掻きながらどうするかを考えているようだ。そして、何かを思いついたように指をピンと立てて俺に話をする。
「実はの?サトシやカケルが言っておった謎のポケモンについて調査を頼んでいる人がいるんじゃ。その人に弟子入りしてみんか?助手を欲しがっておったしトレーナーレベルはジムリーダー以上じゃと思うぞ?」
博士の知り合いでジムリーダー以上のレベルなトレーナー?そんな人原作にいたかな?けど、今は藁でも掴む思いで強くなりたいのだ。ならば頼ってみるしかない。俺は是非にとお願いをして博士はすぐさま電話をしてくれるようでそのまま部屋を出て行く。
そして博士が出してくれていたお茶を飲むとすっかり冷めてしまっていたようで冷たかった。しかし、これからどうするべきか?恐らく博士が頼むはずの人物に会うとしても数日は掛かりそうだ。これ以上博士を頼るわけにもいかないし・・・怒られるの覚悟で自宅戻るかな。そう思うと荷物を集め始めると博士が戻ってきたのかドアが開かれた。だが、そこに立っていたのは博士ではなく見かけない顔のおじさんだった。
「ムッ。部屋を間違えたみたいだな。少年よ。オーキド博士を知らないか?」
「博士なら今電話しに部屋に出てます。この部屋で待っていれば来ると思うので少し待っててもらえませんか?」
博士のお客様見たいなので俺は荷物を隅に片付けると来訪者にお茶とお菓子・・・どちらかというとこの人は饅頭かな?出しておこう。しかし、この人どこかで見たような・・・確か原作アニメで出てきたよな?
「ウム、なかなかの味だ。そして少年よ。どうやら浮かぬ顔をしておるようだが何かあったか?話ぐらいは聞くことが出来るぞ?」
顔に出てたかな?この人になんか知らんけど隠し事をしてはいけない気がする。なんていうか如何にも大人の風格というかいくつもの修羅場をくぐってきたようなオーラを放っている。うん。どうせだ、気の気晴らしにもなるしすべてぶちまけてみるか。案外他人のほうがこういうの答えやすいかもしれないし?
「茶請けのつまみになるかどうか分かりませんが俺でよかったら話しますよ。井の中の蛙が大海を知ったらどうなったかをね。」
俺は転生者ということを隠して今まで送ってきた人生を話した。そのほうが今の状況になった理由が分かりやすいしなにより全部話せという威圧がその人からあったので隠せなかったっていうのが理由だけど。
だけど、その人は俺の話すことを目をつぶりながら真剣に聞いてくれている様子だ。なので俺もこのときどう思っていたのか。また、どう動いたりしたのかを細かく説明した。
そして・・・
「ポケモンが好き、もっと一緒に旅して勝ちたいという思いは今でもあります。だけど、思いだけでも、力だけでもだめだと気が付いてしまいどうすれば自分だけの強さっていうのが手に入るのか分からなくなってしまいまして。藁にでも縋るつもりで今も博士にお願いして弟子入りをしようとしてるんです。情けないですよね・・・ホント。」
某ロボットのコーディネーターさんも言っていたけど『思いだけでも、力だけでも』という名言があるがまさしくその通りだと思う。思いだけなら誰だってポケモンが好き!といえば勝てるはずだし力だけあってもそれに答えるポケモンやトレーナーがいなくては勝てるものも勝てない。
「ウム。確かに情けないな。少年よ。数度負けたくらいで努力は無駄なのだと勝手に思い込み挙句の果てには他人に尻拭い、もしくはキズを癒して貰うために一人逃げ帰ったということはな。」
その言葉に俺は苦虫を噛むように顔を歪ませ右手拳を強く握り締める。まさしくおじさんの言うとおり自分でそのカベを突破しようとせず他人に頼ればすぐに何とかなるであろうという甘い考えでいた。
俺はどこか転生者だから特別なのだ、負けても頼れば周りが助けてくれる。博士に相談したからきっと助けてくれる。ハナコさんに相談したらきっと甘やかしてくれる。そんな考えで旅に出てしまったからこの世界の住人たちに負けてしまいこうやってノコノコと帰ってきて他人任せで物語を進めようとしていたなんて本当に情けない。
そう思っているとおじさんが突如立ち上がる。
「ならばワシがその腐った根性をたたき直してやるわい!おい、オーキドよ!庭を借りるぞ!この少年の根性叩きなおしてくれるわ!!!」
いつの間にかドアの前にいた博士となぜかハナコさんもいて・・・うええ!?まさか聞かれてたのか!!!
「すまんな。そやつが弟子にするにはどんな人物か見極める必要があるといってな?ママさんも心配しておったし連絡しておいたんじゃよ。」
せやかて博士!心配するのは分かるけどハナコさんが泣く要素なんてあった!???逆に俺が申し訳ないんだけど!!!!
気が付いたらハナコさんが俺に抱きついて号泣してるんですが!なんかさっきまで色々と考えてた手前辞めてほしい!!!
「では、ジンダイよ。すぐに準備するから庭に先に行っててはくれんか?カケルのポケモンたちも回復しなくては行けないしのう?」
「分かった。少年よ。準備が出来たら庭にくるがよい。ここでもまさか逃げ出すとは思わないが逃げたらトレーナーになる資格はないぞ?」
はっはっは!といいながらオーキド博士に【ジンダイ】と呼ばれた人物は部屋から出て行く。俺は泣き崩れるハナコさんの頭をなでながら頭が混乱していた。
だって あの バトルフロンティアの最終ボス ジンダイ だぜ!?
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俺はハナコさんが泣き疲れたのかそのまま寝てしまったのでリビングで寝かせて着替えをしたのし庭園へとでていく。
そして、ジンダイという人物はみんなご存知であろうか?
バトルフロンティア。それは、ホウエン地方の旅を終えたサトシが次に挑戦したジムみたいなもの。そしてジンダイはその最終戦で出てきたいわばラスボスみたいなポジションなのだ。
考えてみればXYまで登場しなかったセレナが交流を深めているのを思い出してジンダイや他に登場するキャラが出てきてもおかしくはないと今改めて思い知った。そう、出てきてもおかしくはないのだ!
「先に使うポケモンをだしておこう。でてこいサマヨール!」
「ヨー」
ジンダイさんがもう何をだしても驚きません。たとえホウエンのポケモン出てきても無心でいましょう。そう、これがバトルに勝つために必須条件なのです。はい。けどね?
「ほっほーう。サマヨールか。たしかゴーストタイプでとくせいはプレッシャーじゃったかのう?」
何で博士がサマヨールのこと知ってるんですか!まだこの時代にはサマヨール発見されてないですよね!?俺はあわてて図鑑を確認してサマヨールのことについて確認する。
しかし、データなしと出て俺は思わず博士に何であのポケモンのことについて知っているのかと問い詰めてみた。
「おお。カケルのその図鑑一番古いタイプのものではないか。バージョンアップするのを忘れておったみたいじゃわい!すまんのう。」
そういいながら新しい図鑑を俺に渡してくる。・・・つまりこういうことですね?特性が新たに追加されてサンムーン世代までポケモンたちが一気に追加されたってことです。はい。やだもーこの世界。けど、新しい技使い放題ということですね!よし!!本気でいっちゃるけんのお!!!!
とりあえず、リザードとピカチュウの技を確認してみるとべらぼうに変更されてて驚きましたよ!けど、これでジンダイさんとのバトルも戦いやすくなったな!
「ポケモンたちのチェックは済んだか?少年よ!」
「お待たせしました!いつでも準備OKです!!」
「ならば・・・こい!!」
俺はその言葉にうなずきひとつのボール見つめて目をつぶる。するとサトシやシゲル、ロケット団といった今まで負けてきた相手が思い浮かぶが今は憎くはなくどれもいい思い出になっていた。
「いきます!俺のポケモンは・・・こいつだ!!!」
そうやってボールを投げた転生者ことカケルは今までにない充実感でジンダイとのポケモンバトルを楽しんだそうだ。
うーんwwwこの打ち切りエンドwwww
だが残念!プロローグ編が終わっただけなんじゃよ?ようやくこれでストーリーが進められるぜ!
ちなみにハナコさんがおお泣きした理由はカケルが死んだと思っていたから。サトシも丁度サントアンヌで沈められた頃といえば分かりますかね?