そしてカケルのヒロイン追加でございます!その名もエリカ様!ひゃっほう!!!!
もう少しでお気に入り100だ!がんばろう!!!
「お義母さま。お久しぶりです!」
「あら~。エリカちゃん!カケルの面倒いつも見てくれてありがとうね?」
「いえいえ。一緒に旅をしているだけですから。むしろこちらが助けられてるばかりで・・・」
どうして女性の電話ってこんなに長いのだろう?こんな会話をしてすでに1時間経過してますぜ?ほとんどが俺の話で聞いてて恥ずかしくなるからこうやってポケモンセンターの一角でポケモンたちにポケモンフーズあげてるんだけどさ?てかいつのまにハナコさんと仲良くなったのさ?てか、お義母さまってなんぞ?
そんな事を思いながら
「コンパ♪」「ビー!」「ブラッ?」
「モジャ~」「フィー」
エリカさんこと改めエリカのポケモンたちも飽きれたようにご主人をみながら俺のポケモンたちとともにご飯を食べていた。ちなみにイーブイだけど1匹はエリカにあげた。なんかね?リーフの石使ったらイーブイワンチャン進化するんじゃね?と思いタマムシデパートで石買って使ってみたらリーフィアに進化したのよ。それを見たエリカがリーフィアのことを気に入ったらしく草タイプのジムリーダーということもありリーフィアを譲った。
俺のイーブイはというとブラッキーに進化した。てっきりなついてくれてなかったと思ってたのに夜にバトルしてたら進化したのよ。うれしいよね!
さて、ここからどの道へ進もうか?テンセイ山の最短の道のりだとジムもすくないし・・・少し遠回りになるけど別ルートで行くか。そう決めて自分のポケモンを戻してエリカさんのポケモンたちもボールに戻そうとしたときシャワーズを連れたトレーナーが入ってきてジョーイさんに見せていた。
「エンテイが近くの森に出たんだ。相性のいいシャワーズで挑んだんだけど負けて。」
エンテイだって!?そんな声があちらこちらから聞こえてくるのが分かった。しかし俺は興味が全く・・・いや興味はあるけど今はまだ戦うときではない。一度ホウオウと3犬を目の前にしている。だからそれが分かる。
ならば今することはなにか?決まっている。ジンダイさんが言っていた自分が戦う理由を見つけることだ。ただ漠然と転生者として生きてたらきっとモブのまま終わってしまいそうだからな。そのあたりはちゃんとしなくては。
いつの間にかポケモンセンターはもぬけの殻になっており残されたのは俺とエリカ、そしてジョーイさんだけとなっていた。電話が終わったエリカが戻ってきたので旅に出る準備を始める。そういえば、ハナコさんといつ仲良くなったの?すっごい気になるんですけど?
「ふふっ。秘密ですわ♪」
だとさ!逆に怖くなるよね!けどかわいいからいいや!!けどま、エリカがうれしそうならいいかな?そう考えているとなにやらうるさい連中が入ってくる。お姉さんのほかにも少女やロリといったいわゆるハーレムでその中をよく見ると顔なじみのやつでエリカも少し顔をしかめていた。エリカもあいつのこと知っているのか?
「・・・ええ。人やポケモンを道具としか見てないような人でしたのでよく覚えていますわ。」
原作キャラではそんなキャラではなかったのにな。なにがあったシゲルよ?けど今のあいつは俺も嫌いだしなにより原作にはないサトシを確実に嫌っているという行為が本当に嫌だ。
なのでカバンを持ちポケモンセンターから出ようとすると案の定シゲルに声をかけられてしまう。はあ・・・憂鬱だなあ。もう。
「よお!誰かと思えば落ちこぼれの弟君じゃないか!そういえば10才になったんだってな。じいちゃんから聞いたぜ?」
「そいつはどーも。で、そのお姉さんや少女ロリっこはどうしたんだ?ついに犯罪でも犯したか?」
「んなこたーしてねえよ。っと、タマムシジムのジムリーダー様じゃねえか。どうした?俺と一緒に来たくなったか?」
「結構です!今はカケルさんと旅をしているので!!」
そういいながら俺の右手にしがみついてくる。エリカ。少し手が震えているようなので手を握り安心させてやる。まだ少し男に対する恐怖心は残ってしまっているようだ。
「そうだ。お前の誕生日プレゼントだ。いい情報教えてやるよ。ここから少し南にいったところにポケモンいたぜ?弱いポケモンだから弱い『奴等』にはお似合いかもな。バイビーバイビー!」
いつものように手を振りながら去っていく。そして女性人も原作通り『いいぞ、いいぞ、シ!ゲ!ル!』といいながら後をついていく。あんなやつらのどこがいいのか。本当に分からない。
けど、シゲルの言っていた弱いポケモンね?次の目的地に行くには通る道だから様子だけ見に行ってみるか。なんか嫌な予感がするし。そしていつものようにエリカが『頭をなでてほしい』といってきたので抱き寄せながら頭をなでているとジョーイさんがやってきて
「イチャイチャするなら人前でしないでもらえますか?」
と若干怒りながら追い出されてしまった。解せぬ。
そしてカケルは気が付かなかった。シゲルのカバンに黒く淀んでいる羽根がくっついているということに。
────────────────────────
さて、シゲルが言っていた場所へと来てみたがそこは洞窟だった。ちょうど雨も降って着たので雨宿りも含めて焚き火をしながら服を乾かしながら散策してみる。しかし、どうやらデマ情報だったらしくポケモン一匹いなかった。博士に今度文句言ってもらわないといけないかな?さすがに暴走しすぎだろ畜生!
「ごめんな?エリカにはあんまり野宿とかさせたくなかったけど状況が状況だから・・・」
「別にかまいませんわ。それに野宿は旅の風情でもありますしこうしていればどこでも泊まれます♪」
焚き火の前で肩を寄せ合いイチャイチャする2人。例の如くポケモンたちはまたかあ・・・とジト目で見ながらお互いに体を寄せ合い寒さを凌いでいた。そんな時セレビィが何かを見つけたのか出口のほうへ向かっていく。
「ビイ!!!」「グオ♪」
「まあ、エンテイではないですか。それに野生のポケモンたちですわね?」
のっそのっそと歩いてきたのは以前あった3犬の1匹なのだろうか?セレビィが喜んでエンテイの元へ行きその回りをクルクルと回っていた。
エンテイも嬉しそうにポケモンたちを奥に連れて行くとセレビィと共になにかおしゃべりをしているようだった。卵の時のことでもみんな覚えているもんなのかね?
俺も久々に見るエンテイに近づいていくが野生のポケモンたちが完全に威嚇してしまうので秘儀、餌付けをして仲良くすることに成功した。ちょろいぜ!
「ゼ、ゼニイイイイ!」
野生のポケモンの中に珍しいポケモンがいた。ゼニガメである。ゼニガメは何故か俺に気が付くとひざのうえに乗り泣き出してしまっていた。その行動に俺やエリカは驚いていたがエンテイはどこか寂しそうにゼニガメを見つめている。
「あら?そのゼニガメさん。お知り合いですの?」
「いや、野性のポケモンのゼニガメは知らない。せいぜい知っているのはオーキド研究所で世話してたときのゼニガメ・・・」
そう。オーキド研究所。俺がゼニガメをよく見たのはその時だけである。そして、先ほどシゲルの言っていた言葉を完全に思い出す。
『弱いポケモンだから弱い『奴等』にはお似合いかもな。』
そして、それは確信へと変わりゼニガメへと声をかける。
「お前・・・シゲルのゼニガメか?」
その言葉にうなずくと俺は生まれて初めて人を殺したい。そう思ってしまったのであった。
────────────────────────
ゼニガメは泣きつかれたのか。俺の隣でぐっすりと眠り、またエリカも俺のひざに頭を乗せて寝息を立てている。
エンテイたちはというと雨が上がったからなのかのっそのっそと歩いて洞窟の外へと歩いていく。その際にセレビィとゼニガメのことを頼んだと言わんばかりに見つめられたのでうなずくとそのまま去っていく。
しかし、世の中本当にポケモンを捨てるやつなんているのか。そんなこと、あってはならない。人もポケモンも同じ生命宿しているのだ。許されるはずがない。
『お前の戦いはどこにある!!』
ジンダイさんの言葉がふと頭をよぎる。ゼニガメを見ながら、そして捨てたトレーナーを思い出しながら俺の戦いを見出していた。
「ゼニ~・・・」
「お。起きたか?ゼニガメ。」
気が付くとすでに朝だったらしく洞窟の出入り口から日がさしていた。ゼニガメはというとエンテイたちがいなくなっているのに気が付きあわててそれを追いかけようとしていたが呼び止める。
「ゼニガメ。俺といっしょにこないか?シゲルがいってたんだ。俺とお前は弱いもの同士でお似合いだって。だから、一緒に強くならないか?」
そうやってボールをひとつとりだす。ゼニガメもしばらく考えていたが答えが出たかのようにうなずくと俺は立ち上がりモンスターボールを投げた。
「ゼニガ!」
ゼニガメはボールに吸い込まれていくと揺れることなくゼニガメをゲットすることに成功した。
そしてゼニガメの入ったボールをおでこに当てて誓いを立てた。
(ポケモンを捨てたトレーナーなんかには絶対に負けない。そして、捨てられたポケモンと共に強くなる!)
その言葉を心に刻むと出発するかと思い荷物をまとめに入ったが
「ひどいですわ・・・」
エリカをひざに乗せていたことを忘れており頭を打ったのかこすりながら涙目ですねているエリカの機嫌をとるまで何時間もかかってしまった。エリカ、本当にごめんなさい!
はい!そういうわけでシゲルもホウオウ争奪戦参加になります!!!
無印カントー編のシゲルの扱いひどくね?そう思いどうせなら悪役にしちゃれ そう思って書いてしまった。
てかあの応援団のオネエさまは何者なんでしょうね?