DMPがアークファイブ世界で無月の門開いたり、ジョーカーズループ決めたり、ファイナルタイムストップデュエルを決めたりする反逆生活(タイトル長えー!)   作:ハッタリピエロ

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またまた、始めました。


転生と初デュエル!

「なんだここ……」

 

初めに出た感想がそれだった。

 

朝起きて、新入り虐めの社畜生活がまた始まるのかと思っていたら、目を覚ましたら、目に映ったのは全く知らない天井だった。

 

俺は拉致監禁でもされたのかと思ったが、それにしては部屋は粗末ではないし、確かめたところ、鍵もかかってなかったし、窓も簡単に開いた。

 

俺はテーブルにスマホと手紙が置いてあるのが見えたのでそれを見ると

 

『これを見ているということは転生完了したということじゃな。実はお主は儂等神のミスで死んでしまったのじゃよ。なのでランダムに選ばれた世界に転生させてもらったのじゃ。お主に断りもなく転生させてしまい本当に申し訳ない。今いるその家は遊戯王ARCーV世界の次元の一つエクシーズ次元のハートランドじゃ。この後の展開はお主も知っておるじゃろ?別に原作ブレイクしてくれても構わんし、逃げたければ、デュエルディスクに次元転移装置が搭載されておるから、スタンダード次元に逃げてくれても構わん。ああ、ちなみに時期はアカデミアがエクシーズ次元に襲来する一年ほど前じゃ。なおこの手紙は機密保持のために爆発することはないが消させてもらうから。それじゃお主の幸運を祈っておる。ー神より』

 

俺が手紙を読み終えると、手紙が光とともに粒子となって消えた。

 

……なるほどね。これからのことに若干……いや、かなりの不安を隠せないでいた。

 

いや、別に転生したことに怒ってるんじゃないんだよ。むしろあの社畜生活から抜け出せると思うと、嬉しいし

 

アークファイブもアニメを見ていたから知らないわけじゃないんだけどね?一つ言わせて欲しい

 

俺………………

 

 

 

 

 

 

DMP……通称デュエルマスターズプレイヤーなんだけどな……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・

 

 

あの後、結局どうするかを考えていた。スタンダードに逃げるか、レジスタンスとして戦うか。

 

アカデミアに着くのはないかって?論外だ。アニメの視点でも碌なやつらではないことぐらい酷かった。率いているのが娘のために他次元を侵略するロリコンだから尚更だ。

 

とかれこれ30分ほと思案中だったが、自分のカードを見ていなかった。とりあえず、今の自分の力量を確かめてから考えることにした。

 

俺はDMPだが遊戯王のルールは一応知っている。チェーン処理とか、アニメで出てきたカードの大体の能力とか。

 

俺はデッキケースを開けて中身を確認してみる

 

……30分後、

 

「なんだこれ……」

 

初めに出てきた感想がそれだ。初めのセリフと大分被っているって?

 

しょうがないじゃん!

 

自分のカード見てみたけど、ちょっと……いやOCG知らない俺から見てもすごいチートだもん!例えば俺が愛用していたデスザークが遊戯王仕様に変わっていてこんな風になっています

 

卍デ・スザーク卍

ランク8/闇属性/ドルスザク族・マフィギャング/ATK3000/DEF2500/エクシーズモンスター/効果モンスター

素材レベル8の闇属性モンスター二体以上

効果

①≪無月の門≫自分の魔道具が召喚、特殊召喚された時にこのカードがエクストラデッキ、墓地にあるなら発動できる。自分フィールド上に存在する魔道具二枚と墓地に存在する魔道具二枚をこのカードのORUにして、召喚条件を無視してこのカードをエクシーズ召喚扱いで特殊召喚する。

②このカードの特殊召喚に成功した時、相手の場のモンスター1体を破壊する。この効果による破壊は無効化できない。

③このカードのORUが4以上ある時に召喚、特殊召喚された相手モンスターはそのターンに攻撃できず、次の相手ターンのスタンバイフェイズまで攻撃力、守備力が半分となる。

 

……いやね。デスザークがデュエマでも猛威を振るっていたのは知っていたが……なんだよこれ!?デュエマの時よりもチートになってないか!?

 

更に青魔道具カードも紹介しましょう

 

堕呪ザフィヴォ

効果

①カードを二枚引く。その後、手札からレベル4以下の水属性、または闇属性モンスターを特殊召喚してもよい

②このカードが墓地に存在するとき、このカードを魔道具カードとして扱う。

③このカードと同名カードは1ターンに一度しか発動できない

 

効果が変わってないか!?強欲の壺も涙目だよ!!

 

とまあ、デスザークがエクシーズモンスターになって更に強力になってたりと、デュエマの時よりもチートデュエルが出来ると心が高鳴っていた。

 

だって山札から墓地に落とす手間が省けるんだぜ?それにエクストラデッキだから手札にデスザーク3枚来て、事故ッタァー!

 

なんてならないし

 

まあ、とりあえずはこの次元でデュエルタクティクスの腕を高めていくか。

 

となれば

 

「スペード校か……」

 

机に置いてあった封筒に転入手続き完了の用紙と自分の学生証が置いてあった。

 

ちなみにこっちでの俺の名前は倉持鈴らしい。鈴と書いてベルと読む。

 

で自分の容姿は……さっき見てみたがダンまちのベル・クラネルそのものだった。随分とイケメンになったなぁ……

 

ま、まあそれは置いといて!この用紙の通りだと明日から俺はスペード校に編入することになっていた。1年生として

 

多分だけど神様が色々と手回ししてくれたんだろう

 

今日スペード校はハート校との交流デュエルなので明日から編入できるらしい。

 

確かこの学生証があれば見学できるんだよな?よし!見に行くか!

 

・・・・

 

スマホの案内の通りにスペード校に来てみた。

 

警備員の人に怪しまれたが、学生証を見せると通してくれた。

 

んで、スタジアムの観客席を探していたが、いつの間にかデュエルコートに来てしまった。

 

観客席を探そう戻ろうとした時、俺の横を一人の男が通り過ぎた。あれ?アイツってまさか……

 

「瑠璃!!貰うんじゃない!!」

 

「兄さん!!」

 

俺の横を通り過ぎた男の妹と思われる女の子が対戦相手から渡されたカードをその男が叩き落とそうとした時

 

ガシッ

 

「ッ!?」

 

「……なにやってんだよ」

 

その手を振るう前に俺が掴んだ。男が手を振りほどこうと力を込めたので俺も手を放す

 

男……いい加減名前で呼ぶか。黒咲隼が俺を睨んでくる。

 

んでさっきの妹と思われる子は黒咲瑠璃。原作に置いてのキーパーソンとなるキャラだが柚子やセレナに比べると不遇の位置に存在するヒロインだ。

 

んで対戦相手の女の子は笹山サヤカ。ハート校の生徒。まあアニメだけは見てたからな。ある程度は知っている。

 

「どういうつもりだ?」

 

「いやな。俺も別になにもなければ関わる気はなかったんだよ。でもな……カードを叩き落とそうとしただろ。カードを粗末に扱うやつはデュエリストとして失格なんじゃないか?」

 

「彼女はその己の魂とも言えるカードを気安く渡そうとした。それはデュエリストとして許されることではない」

 

「……確かにお前の言ってることにも一理ある。だが、その大事なカードを渡すってことはお互いを認めた証だと思わないのか?」

 

「……口先だけなら何とでも言える」

 

「……なら、こうしようぜ。この後の特別デュエルで勝負だ。お互いの意志をぶつけるには一番手っ取り早い」

 

「……いいだろう」

 

「自己紹介が遅れたな。俺は明日スペード校に編入する予定の倉持鈴だ」

 

「……黒咲隼だ」

 

それだけ言うと黒咲は去っていった。

 

っていうか、威圧感が半端なかったけど!!あいつヤンキーか!?

 

「あ、あの……」

 

「ん?」

 

後ろを見てみると瑠璃がこっちに来ていた

 

「さっきはありがとうございました」

 

「いいよ。俺がアイツの行動を気に食わなかっただけだからな。あっ!嫌だったか!?」

 

「……ううん。兄さんの行動を止めてくれたのには感謝してるわ。兄さん時々暴走しがちだから……」

 

あはは……と笑うしかない

 

「紹介が遅れたわ。私は黒咲瑠璃。スペード校の1年生です。編入するなら一緒のクラスになるかもしれないわね」

 

「そうだな。「あっ、あのっ!」ん?」

 

「さっ、さっきはありがとうございました!私は笹山サヤカです!」

 

「よろしく。俺は倉持鈴。で?このカードだけど……結局どうする?」

 

「……サヤカがいいなら貰ってもいいかな?」

 

「!うん!!私はいいよ!!」

 

瑠璃とサヤカが手を取り合ってお互いを認めていた。

 

その様子を見ていたら肩を叩かれたので振り向くと、あの男がいた。成程……本当に遊矢にそっくりだな……

 

「君は……」

 

「さっきは隼が済まなかったな。俺はユートだ」

 

・・・・

 

あの後、ユートとお互いの情報を交換し合った結果、俺はユートより1つ歳下だとわかった。

 

敬語を使おうかと思ったが

 

「堅苦しくない方がいい」

 

と言われたので遠慮しないことにした。

 

そしていよいよ、黒咲とのデュエル

 

『さぁー!!本日のスペシャルマッチ!!最後の組み合わせはこの二人だぁー!!スペード校の優等生!!黒咲隼と!!スペード校のホープ!!倉持鈴!!どんなデュエルを見せてくれるのでしょう!!?』

 

「……貴様を倒す」

 

「そんなに張り詰めなくてもいいんじゃないか?デュエルは楽しんだほうが楽だぜ?」

 

「ほざけ!このデュエルはお互いの意志を懸けた戦い!!負けることは許されん!!」

 

なんか変に張り切っちゃってるな……まあいいか!!

 

「「デュエル!」」

 

黒咲隼LP4000 手札5枚

VS

倉持鈴LP4000 手札5枚

 

「先行は俺だ!!俺は「RRーバニシング・レイニアス」を召喚!」

 

黒咲が初めに召喚したのは脚部が輪っか状になっている鳥獣族……機械族の間違いじゃないか?と思えるモンスターだった。

 

「更に自分フィールド上にRRモンスターが存在する時!手札の「RRーファジーレイニアス」は特殊召喚できる!来い!「ファジー・レイニアス」!」

 

次に舞い降りたのは紫の鳥……本当に機械族の間違いじゃないか?とにかく紫のサイバネティックな見た目の鳥が特殊召喚された。

 

「更に「RRーネスト」発動!俺の場にRRモンスターが二体以上存在する時、1ターンに1度、デッキ、墓地から「RR」モンスターを手札に加えることができる!俺は「ペイン・レイニアス」を手札に加える!そして「バニシング・レイニアス」と「ファジー・レイニアス」でオーバレイ!」

 

二体のRRが紫の球状になって渦に飲まれていく

 

「冥府の猛禽よ、闇の眼力で真実を暴き、鋭き鉤爪で栄光をもぎ取れ!エクシーズ召喚!飛来せよ!ランク4!「RRーフォース・ストリクス」!」

 

現れたのは梟?のようなメタリックな鳥だった。

 

「「フォース・ストリクス」の効果!自身のORUを一つ取り除くことで、デッキから鳥獣族・闇属性・レベル4のモンスターを手札に加える。俺は「トリビュート・レイニアス」を手札に加える!更に墓地に送られた「ファジー・レイニアス」の効果!同名のカードを手札に加える!そして「バニシング・レイニアス」が召喚に成功したターンのメインフェイズに効果発動!手札から「トリビュート・レイニアス」を特殊召喚!更に「トリビュート・レイニアス」の効果!デッキから「RRーミミクリー・レイニアス」を墓地に送る!墓地に送られた「ミミクリー・レイニアス」の効果を発動する!「ミミクリー・レイニアス」を除外してデッキから「RRーレディネス」を手札に加える!そして手札の「RRーペイン・レイニアス」は自分の場に「RR」モンスターが存在する時、特殊召喚できる!来い!「ペイン・レイニアス」!」

 

ソリティアガンガン回してくれやがって……

 

「「ペイン・レイニアス」の効果により俺は「トリビュート・レイニアス」の守備力、400のダメージを受ける」

 

黒咲隼LP3600 手札4枚

 

「そしてこの効果で召喚した「ペイン・レイニアス」はレベル4となる。更に俺は「ペイン・レイニアス」と「トリビュート・レイニアス」でオーバレイ!冥府の猛禽よ、闇の眼力で真実を暴き、鋭き鉤爪で栄光をもぎ取れ!エクシーズ召喚!飛来せよ!「フォース・ストリクス」!」

 

二体目のフォース・ストリクス……!

 

「「フォース・ストリクスの」効果!デッキから「バニシング・レイニアス」を手札に加える!カードを一枚伏せてターンエンドだ」

 

…………

 

「……どうした。怖気づいたか」

 

俺が黙っているのに黒咲はそう感じ取ったらしいが……

 

「…………すっげえ!」

 

『!!?』

 

黒咲も含む観客も俺の言葉が予想外だったらしい

 

「だってそうだろ!!?この状況をひっくり返そうと思えばどれだけワクワクするか……!!デュエルってのはそういうもんじゃないのか!!?黒咲!!」

 

黒咲はポカーンとしていたが、次の瞬間

 

「…………フッ」

 

あっ!あの黒咲が笑った!ユートも驚いているようだし!

 

「…………貴様はとんだデュエルバカのようだな」

 

「それは褒め言葉と受け取っておくよ。んじゃ!俺のターン!」

 

倉持鈴LP4000 手札6枚

 

「まずは永続魔法!「卍 新世壊 卍(グランドゼーロ)」を発動!」

 

「なんだその魔法は!?」

 

卍 新世壊 卍(グランドゼーロ)

永続魔法

①場のこのカードは相手カードの効果の影響を受けず、自分の堕呪(ダスペル)と名の付くカードの発動は無効化されない

②1ターンに1度自分が堕呪(ダスペル)と名の付くカードを発動した後、このカードに無月カウンターを一つ乗せ、1枚ドローする。この効果は相手ターンでも発動できる

③≪無月の門99(ザイン)≫ゲーム中一度だけ、自分のターンのメインフェイズに発動できる。このカードに無月カウンターが4つ以上あれば下の効果を発動する

・手札、または墓地の魔法カード一枚を発動する。この発動は相手のカードの効果の影響を受けない。

 

場に出されたのは深く深淵まで闇が包むようなフィールドだった。

 

「あの魔法は一体……」

 

ユートたちも驚いているようだった。もしかして元々この世界にない魔法だからかな?

 

「そして「堕魔(ダーマ)ヴォガイガ」を召喚!」

 

俺の場に次に現れたのは笑う絵画だった

 

堕魔(ダーマ)ヴォガイガ

レベル4/闇属性/魔道具族・マフィギャング/ATK1600/DEF1800/効果モンスター

効果

①このカードが召喚、特殊召喚された時、デッキから4枚を墓地に送る。その後、闇属性モンスターを一枚回収する

②このカードが召喚、特殊召喚されたターンのメインフェイズに次の効果を発動できる。この効果は1ターンに一度しか発動できない

・手札からレベル4以下の魔道具一体を特殊召喚する。

③自分の手札にある魔道具はレベルが1下がる。

 

「うっ……気味が悪いな」

 

「それを言わないでくれ……その効果でデッキから4枚を墓地に送る!その後、墓地に落ちたカードの中から闇属性モンスターを回収する!「堕魔(ダーマ)ヴォーミラ」を回収して、「ヴォガイガ」の効果で特殊召喚!」

 

ヴォガイガの効果で特殊召喚されたのは、不気味に笑う写し鏡。

 

堕魔(ダーマ)ヴォーミラ

レベル4/闇属性/魔道具族・マフィギャング/ATK1600/DEF1800/効果モンスター

効果

①このカードが召喚、特殊召喚された時、デッキから3枚を墓地に送ってもいい

②次の効果は1ターンに1度、メインフェイズにのみ発動できる。

・墓地にある魔道具モンスターを通常召喚に加えて、召喚することができる。

 

フィールドに揃った魔道具たちは笑いながら周囲を漂っていた。その光景に

 

「怖い……」

 

「不気味……」

 

「俺の幻影騎士団(ファントムナイツ)でもここまで不気味じゃないな……」

 

観客席にいたユートたちもドン引きしていた。

 

ソリッドビジョンだとここまで不気味になるんだな……

 

てゆーかここまでやったなら勝たないと不味いよな……

 

「……更に召喚時効果でデッキから3枚を墓地に送る!次に手札から堕呪(ダスペル)ザフィヴォを発動!その効果で2枚ドロー!その後、手札からレベル4以下の水属性、または闇属性モンスターを特殊召喚できる!俺は「追憶人形ラビリピト」を特殊召喚!」

 

追憶人形ラビリピト

レベル4/闇属性/アンデッド族/ATK1400/DEF1400/効果モンスター

効果

・このカードが召喚、特殊召喚された時、相手の手札を1枚ランダムで選び捨てさせる

・自分の場にレベル8以上のモンスターが通常召喚された時、またはランク8以上のエクシーズモンスターが無月の門によってエクシーズ召喚された時、相手の手札を全て捨てさせる。

 

ザフィヴォの効果で現れたのは、不気味に笑みを浮かべる兎の人形だった。

 

「「ラビリピト」の効果発動!それにチェーンして「卍 新世壊 卍」の効果発動!チェーン発動はあるか?」

 

「……ない」

 

「ないなら効果発動!「卍 新世壊 卍」に無月カウンターを一つ乗せる!更に「卍 新世壊 卍」の効果!無月カウンターが1つ乗った時1枚ドローできる!ドロー!そして「ラビリピト」の効果!相手の手札を1枚選んで捨てさせる!俺が選択するのは……右端のカードだ!」

 

墓地に送られたのは……「ブースター・ストリクス」か

 

「そして「ヴォーミラ」の効果発動!通常召喚に加えて、俺は墓地から魔道具を召喚できる!「堕魔ヴォガイガ」を召喚!この時に無月の門を宣言する!」

 

『無月の門!?』

 

聞きなれない単語に実況を含む観客たちは言葉を揃える。

 

「その前に「ヴォガイガ」の効果発動!デッキからカードを墓地に送って……墓地から「堕魔ドゥグラス」を回収する!そして開け!無月の門!」

 

フィールドのヴォガイガ二体と墓地から堕魔グリギャン二体が現れて踊りだすと、下に黒き渦が現れて、魔道具たちはぶつかり合って光となる

 

「な、なんだ……!?」

 

黒咲は見たこともない光景に戦慄する。

 

「無月の門は自分フィールドに魔道具が召喚、特殊召喚された時、場の魔道具二体と、墓地に存在する魔道具二体を素材とし、召喚条件を無視してエクシーズ召喚を行う!」

 

「何だと!!?」

 

「冥府の霊長よ……深淵で狂いし焔を轟かせ、闇より出でよ!ランク8!「卍デ・スザーク卍」!」

 

下の渦から現れたのは、朱雀を沸騰とさせる俺の愛用カードデ・スザークだった。

 

「攻撃力3000……!」

 

「デ・スザークの効果!相手モンスターを1体破壊する!それにチェーンしてラビリピトの効果!相手の手札を全て捨てさせる!」

 

「なんだと!?」

 

ラビリピトが杖を振るうと黒咲の手札が全て捨てられた。

 

「グッ……だが「ファジー・レイニアス」の効果!デッキから「ファジー・レイニアス」を手札に加える!」

 

「更にチェーン1でデ・スザークの効果!「フォース・ストリクス」を破壊しろ!魔鳥獄炎!」

 

デ・スザークの焔はフォース・ストリクスが受けた恩恵を貫通して焼き払った。

 

「そして俺は手札から邪魂創生を発動!ヴォーミラを破壊して3枚ドロー!そしてバトルだ!行け!デ・スザークで「フォース・ストラクス」を攻撃!」

 

「させん!俺は「RRーレディネス」を発動!このターン、俺の「RR」は戦闘で破壊されない!」

 

レディネスの恩恵を受けたフォース・ストラクスはデ・スザークの炎を受けても尚倒れない

 

「カードを二枚伏せてターンエンド。エンドフェイズ時に無月の門・絶を発動!」

 

『無月の門・絶!?』

 

俺が宣言すると墓地に落ちた、ザフィヴォやヴォーミラなどが蘇って踊りだす

 

「無月の門・絶は各ターンのエンドフェイズ時に自分フィールド上、墓地に存在する魔道具六枚を素材としてエクシーズ召喚を行う!」

 

「また俺の知らないエクシーズ召喚……!」

 

「そして墓地に存在するザフィヴォを含む魔法・罠カードは魔道具として扱うことができる!怠惰の霊長よ……冥府に眠りしその翼翻し、大地を焼き払え!ランク9!「(バン)月ガ・リュザーク卍」!」

 

卍月ガ・リュザーク卍

ランク9/闇属性/ドルスザク族・マフィギャング/ATK4500/DEF0/エクシーズモンスター

素材レベル9の闇属性モンスター二体以上

効果

①≪無月の門・絶≫各ターンのエンドフェイズ時にこのカードがエクストラデッキ、墓地にあるなら発動できる。フィールド上、墓地に存在する、魔道具を合計6枚になるように対象とする。対象としたカードをORUにして、このカードの召喚条件を無視して、エクシーズ召喚扱いで特殊召喚する。

②各ターンのスタンバイフェイズ時にこのモンスターが自分フィールド上に存在する時、相手はそのターン、カード効果を3度までしか使用できない。

③このカードがフィールドを離れた時、ORUとなっていたカードは除外される。

④墓地にこのカードが存在して、自分と相手を含む墓地の枚数が13枚以上あるならこのカードを除外して次の効果を発動できる。

・このターンのバトルフェイズに発動する。フィールド上のカード全てを破壊する。この効果の発動時、フィールド上に存在するカード効果は無効化され、発動できない。

 

「攻撃力4500……!」

 

「この召喚に対しても「ラビリピト」の効果は発動する。最後の「ファジー・レイニアス」を墓地に送る!」

 

「クッ……!だがまだ終わりではない!俺のターン!俺は「フォース・ストリクス」の効果でデッキから「インペイル・レイニアス」を手札に加える!更に手札から「強欲で貪欲な壺」を発動!デッキから10枚除外して二枚ドロー!俺は「バニシング・レイニアス」を召喚!「バニシング・レイニアス」の効果で「インペイル・レイニアス」を特殊召喚!そして「インペイル・レイニアス」の効果で「卍月 ガ・リュザーク 卍」を守備表示に……どうした!?なぜ効果が発動できない!?それに「バニシング・レイニアス」も……!」

 

バニシング・レイニアス

ATK650/DEF800

 

インペイル・レイニアス

ATK850/DEF500

 

「「卍月ガ・リュザーク卍」の効果。このカードがスタンバイフェイズ時に存在したターン、相手はカード効果を3度までしか使用できない。そして「デ・スザーク」の効果。相手モンスターが召喚、特殊召喚された時、ORUが4つ以上あれば、そのモンスターはそのターン攻撃できず、攻撃力、守備力が次の相手のスタンバイフェイズ時まで半分となる」

 

「そんな効果が……!!」

 

「さあ……どうする?」

 

「クッ……!カードを一枚伏せてターンエンド」

 

「エンド時に速攻魔法「堕呪ギャプドゥ」を発動!1枚ドロー!」

 

堕呪ギャプドゥ

速攻魔法カード

効果

①1枚ドローする

②墓地にあるこのカードを除外して発動する。そのターン相手モンスターは攻撃できない

③このカードが墓地に存在する時、このカードは魔道具として扱う。

 

「ここに来てドロー……?何を狙っている……?」

 

「忘れたのか黒咲。俺の場に何があるかを」

 

「あっ!?」

 

「そう!「卍 新世壊 卍」の効果発動!無月カウンターを乗せて……ドロー!」

 

倉持鈴LP4000 手札8枚

 

卍 新世壊 卍 

無月カウンター2

卍デ・スザーク卍

ランク8ATK3000

ORU4

卍月ガ・リュザーク卍

ランク9ATK4500

ORU6

追憶人形ラビリピト

レベル4ATK1400

 

圧巻……ここまで回るとは思ってなかったわ

 

デ・スザークヤベェーー!!

 

ユートを含む観客たちもなんか引いているように見えるんだけど……魔道具の気味の悪さだと信じたい

 

「俺のターン!ドロー!俺は伏せていた「堕呪ウキドゥ」を発動!」

 

堕呪ウキドゥ

魔法カード

効果

①相手の伏せカードを1枚選択する。そのカードを見る。その後、そのカードを墓地に送ってもよい。そうした場合、相手はカードを1枚引き、それが魔法、罠カードなら、相手はそのカードを伏せることができる。こうして伏せたカードはこのターン発動できる。この効果の発動に対して対象のカードは発動できない。

②1枚ドローする

③このカードが墓地に存在する時、このカードを魔道具として扱う。

 

「「ウキドゥ」の効果でそのカードを見る!カードは……「レディネス」か。当然墓地に送る!その後、相手はカードをドローできる。それが魔法、罠カードならセットできる。さあ、ドローしてくれ」

 

黒咲はカードを引いたが……伏せてはこなかった。モンスターカードか?

 

まあやることは変わらない!

 

「そして「ウキドゥ」の効果でドロー!更に「卍 新世壊 卍」の効果で無月カウンターを乗せてドロー!俺は「堕魔ドゥグラス」を召喚!」

 

堕魔ドゥグラス

レベル1/闇属性/魔道具族・マフィギャング/ATK1000/DEF2000/効果モンスター

効果

①相手モンスターが攻撃してきた時、この効果をその攻撃中に使ってなければ次の効果を発動できる。

・手札にあるこのカードを特殊召喚する。

②相手モンスターが自分フィールド上に存在する他のモンスターを攻撃している時、このカードが攻撃表示なら、このカードを守備表示に変更してその攻撃先をこのモンスターに変更してもよい。

③このモンスターが攻撃宣言した時、その攻撃の終了後、このモンスターを破壊する。

 

うん!!完全にぶっ壊れてますわ!!HAHAHA!!

 

「バトルだ!「ドゥグラス」で「インペイル・レイニアス」を攻撃!」

 

「俺は墓地の「レディネス」を発動!このターン、ダメージを受けない!」

 

「だが破壊はさせてもらう!行け!」

 

ドゥグラスが体当たりを仕掛けるとインペイル・レイニアスはドゥグラスと共に爆発四散した。

 

「「デ・スザーク」で「バニシング・レイニアス」を攻撃!卍爆炎!」

 

デ・スザークがその翼を振るうと、それだけでバニシング・レイニアスは消し炭と化した

 

「「ガ・リュザーク」でフォース・ストリクスを攻撃!(バン)獄殺!」

 

「やらせん!この瞬間俺は手札の「RRーブースター・ストリクス」を除外して効果発動!攻撃モンスターを破壊する!」

 

ガ・リュザークが翼を広げて、フォース・ストリクスに突進を仕掛けたが……その翼が当たる前にガ・リュザークは空からの迎撃を受けて爆発四散した。

 

「「ガ・リュザーク」のORUは除外される。メインフェイズ2で俺は「堕呪バレッドゥ」を発動。カードを2枚引いて1枚捨てる」

 

堕呪バレッドゥ

魔法カード

効果

①カードを2枚引いて1枚捨てる

②墓地に存在するこのカードを除外して発動する。この効果は1ターンに1度、メインフェイズにしか発動できない。

・墓地のレベル4以下の魔道具モンスターを特殊召喚する。特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。

③このカードが墓地に存在する時、このカードを魔道具として扱う。

 

「更に「バレッドゥ」の効果で除外して、俺は墓地から「ヴォガイガ」を特殊召喚する。デッキから4枚落として、墓地から「堕魔ドゥポイズ」を回収。「ヴォガイガ」効果で「ドゥポイズ」を特殊召喚」

 

堕魔ドゥポイズ

レベル1/闇属性/魔道具/ATK2800/DEF2500/効果モンスター

効果

①このカードを召喚、特殊召喚した時、自分の場のモンスター二体を破壊する。その後相手は、自身の場にあるモンスター一体を選択して破壊する。

 

「効果で「ヴォガイガ」と「ドゥポイズ」を破壊。お前も一体破壊してくれ」

 

「クッ……!フォース・ストリクスを破壊……!」

 

ドゥポイズがヴォガイガとフォース・ストリクスを巻き込んで自爆した。

 

「カードを一枚伏せてターンエンド。そしてエンドフェイズ時に無月の門・絶を発動!」

 

「なに!?」

 

「墓地にある「ガ・リュザーク」を蘇らせる!再び舞い戻れ!「(バン)月ガ・リュザーク卍」!」

 

そして墓地から6つの魔道具が出現して再び円陣を作る。

 

その円陣から再びガ・リュザークが復活する。

 

「なん……だと……!」

 

「ガ・リュザークは墓地に素材があれば何度でも蘇る。これが俺のデッキ、無月デッキだ」

 

「クッ……!だが俺は最後まで諦めない!ドロー!強欲で貪欲な壺を発動!デッキからカードを10枚裏側表示で除外して発動!2枚ドロー!ッ……!……カードを二枚伏せてターンエンド」

 

「俺のターン、ドロー。俺は「堕呪ゴンパドゥ」を発動」

 

堕呪ゴンパドゥ

魔法カード

効果

①デッキから3枚を見てその中の1枚を手札に加える。残りを好きな順序で山札の下に置く。

②墓地のこのカードを除外して効果を発動する。墓地にある魔道具1枚を手札に戻す。

③このカードが墓地に存在する時、このカードを魔道具として扱う。

 

「効果でデッキからカードを3枚見て、一枚を手札に。そして「卍 新世壊 卍」の効果で無月カウンターを乗せてドロー。「ゴンパドゥ」を墓地から除外して、「ドゥポイズ」を手札に戻す。そして召喚。効果で「ラビリピト」と「ドゥポイズ」を破壊」

 

「自分で破壊した……!?」

 

「何を狙っているんだ……!?」

 

ユートと瑠璃も驚いてるようだがまだまだこんなもんじゃないぞ……!

 

「そしてこの瞬間に≪無月の門99(ザイン)≫を発動!手札、又は墓地の魔法カード1枚を発動する!俺は墓地から月下(バン)壊ガリュミーズを発動!」

 

月下(バン)壊ガリュミーズ

魔法カード

効果

①このカードは≪無月の門99(ザイン)≫の効果以外では発動できない。

②このカードの発動と効果は無効化できない。

③エクストラデッキ、墓地からドルスザクを4体まで召喚条件を無視して可能な限り特殊召喚する。この特殊召喚は相手カードの効果の影響を受けない

④このターンのエンドフェイズ時の後、もう一回、自分のターンを行う。

 

「その効果で俺はエクストラデッキから「卍ギ・ルーギリン卍」!更に「凶器(バン)号メラヴォルガル」を二体特殊召喚!」

 

卍ギ・ルーギリン卍

ランク8/水属性/ドルスザク族・マフィギャング/ATK2800/DEF2800/エクシーズモンスター

素材レベル8の水属性のモンスター二体以上

効果

①≪虚・無月の門≫自分が堕呪と名の付くカードを発動した時にこのカードがエクストラデッキ、墓地に存在するなら自分フィールド上、又は墓地に存在する魔道具を合計4枚を対象として発動できる。対象としたカードをこのカードのORUにして召喚条件を無視してこのカードをエクシーズ召喚する。

②このカードが自分フィールド上に存在する時、相手は攻撃を無効化できず、自身へのダメージを減らしたり、0にすることもできない。

③相手モンスターが自分フィールド上に存在する他のモンスターを攻撃している時、このカードが攻撃表示なら、このカードを守備表示に変更してその攻撃先をこのモンスターに変更してもよい。

④エクストラデッキにあるこのカードを墓地に送って、発動する。この効果は1ターンに1度しか発動できない。

・デッキから1枚ドローする。

 

凶器(バン)号メラヴォルガル

ランク8/闇属性/ドルスザク族・マフィギャング/ATK3300/DEF3000/エクシーズモンスター

素材レベル8の闇属性モンスターを二体以上

効果

①≪無月の門≫自分の魔道具が召喚、特殊召喚された時にこのカードがエクストラデッキ、墓地にあるなら発動できる。自分フィールド上に存在する魔道具二枚と墓地に存在する魔道具二枚をこのカードのORUにして、召喚条件を無視してこのカードをエクシーズ召喚扱いで特殊召喚する。

②このカードの特殊召喚に成功した時、相手プレイヤーに2000ポイントのダメージを与える。その後、自分に1000ポイントのダメージを与える。

③自分のライフが2000ポイント以下の時、次の効果を得る

・相手モンスターが自分フィールド上に存在する他のモンスターを攻撃している時、このカードが攻撃表示なら、このカードを守備表示に変更してその攻撃先をこのモンスターに変更してもよい。

 

倉持鈴LP4000 手札11枚

 

卍 新世壊 卍

無月カウンター4

卍デ・スザーク卍

ランク8ATK3000

ORU4

卍月ガ・リュザーク卍

ランク9ATK4500

ORU6

卍ギ・ルーギリン卍

ランク8ATK2800

ORU0

凶器(バン)号メラヴォルガル

ランク8ATK3300

ORU0

凶器(バン)号メラヴォルガル

ランク8ATK3300

ORU0

 

「これが無月の門」

 

「こんな……!!ことって……!!」

 

「「メラヴォルガル」の効果!相手に2000ポイントのダメージを与える!」

 

「グッ……!「レディネス」を墓地から発動!効果ダメージを0にする!」

 

「無駄だ!ギ・ルーギリンの効果で!お前はダメージを0にできない!効果で俺も1000ポイントのダメージを受ける。そしてもう一回効果発動!これで止め!」

 

「……フッ」

 

黒咲隼LP0

 

 

 

 

 

 

 

『決まりたした……!!勝者は……!!倉持鈴!!』

 

観客席で見ていた、俺たちも歓声を上げた。

 

本当にすごかった。最後まで諦めなかった隼もだがあの無月の門というエクシーズ召喚を使いこなす彼も、俺たち観客から注目を集めた。

 

「すごかったね!!無月の門!!」

 

「うん!!カッコよかったな……鈴くん……兄さんもあの中で良く戦ったよ!!」

 

笹山さんと黒咲さんも盛り上がっていた。

 

俺も心の中では今すぐ彼とデュエルしたい気持ちでいっぱいだった。

 

と鈴が隼に近づくと

 

「良いデュエルだった。またやろうな」

 

「……フッ。次は打ち破ってやる」

 

「そりゃ楽しみだ」

 

二人はガシッと握手してお互いを讃え合っていた。

 

俺たちは惜しまない拍手を彼らに送った。

 

 

 

 

 

 

 

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