12月6日 名古屋駅
「冬の北陸も行きたくなったな、ひとり旅なら北陸路へ。」
この日南は研修会の後、休暇を取って北陸へ旅行する事にした。
「あっ、昨日の新幹線の人だわ。」
「こっちですよ。」
と、ルビィは言った。
「何だ、君たちもか。」
「はい。」
「奇遇ですね。」
「ああ、丁度名古屋で研修会があったもんで、その日を休暇を取って名古屋から特急に乗って北陸へ旅行しようと思ってね、行先は加賀温泉と高岡辺りで。」
「まぁ、実は私も何です。」
「ところで君たちは。」
「私、高見千歌、よろしくね。」
「そして私は千歌の友人の渡辺 曜です。」
「私は、くく、黒澤ルビィです。」
こうして南は、浦の星女学院の3人と一緒に名古屋から北陸本線経由のL特急「しらさぎ」に乗って北陸の旅へと出発した。メンバーは高見千歌、渡辺 曜、黒澤ルビィ。
名古屋駅のホームで千歌たちを後を付けていた、その男は一体何者なのか?。
「ぬふふふふふ。」
プルルルルルルルルルーっ!
ホームに名古屋から北陸本線経由のL特急「しらさぎ」が入線してきた。
「おーっ、これが「しらさぎ」か、一度乗って見たかったんだよ。」
「曜ちゃん、嬉しそうだね。」
「うん、名古屋から北陸へ行くと言ったらこの特急だよ。」
と、言って、カメラで写真を撮る。
「この列車の車両は何系かな。」
「ああ、この特急「しらさぎ」は485系という特急列車なんだよ。」
「そうなんだ、ルビィはね特急「しらさぎ」に乗るのは初めてなの。」
「本当か。」
南と千歌たちは名古屋から8時56分に発車したL特急「しらさぎ3号」金沢行に乗って北陸へ、今夜は加賀温泉で一泊、明日は北陸本線で高岡へ向かう予定である、今回の北陸旅行は特急「しらさぎ」に乗って行くもの楽しいのだ、L特急「しらさぎ」は田園地帯に飛来する鷺のイラストに描かれているのだ。
「楽しいなぁ、特急「しらさぎ」に乗って旅行できるなんて。」
「うん、梨子ちゃんも一緒に行きたかったかな。」
「うん。」
そこへ、車掌がやって来た。
「すみません、乗車券を拝見させていただきます。」
「はい、乗車券。」
と、千歌は特急券と乗車券を拝見した。
「加賀温泉駅には11時25分です。」
「どうも、ありがとう。」
米原 9時57分
そこへ、アナウンスが流れた
「次の米原では進行方向が変わります、進行方向が変わります。」
「おっ、進行方向が変わるって。」
「本当だ。」
プァーン!
「お、敦賀か北陸に入ったのね。」
「うん、やっと北陸本線ね。」
「楽しみだわ、冬の北陸は。」
「そうだよね。」
加賀温泉 11時25分着
「やっと、加賀温泉に来たのね。」
「ねぇ、加賀温泉郷の観光名所をまわって見ようよ。」
「この辺り、観光名所はどこでしょうか?。」
千歌は観光案内所に行ってパンフレットをもらってきた。
「ねぇ、那谷寺へ行って見ようか。」
「ええ。」
南と千歌たちは、加賀温泉駅からバスに乗り那谷寺へ。
那谷寺
南と千歌たちは、那谷寺の大悲閣へ登って来た。
「おーっ、絶景であります。この景色ネットで見つけた写真そのものだね。」
「ここは確か、「奥の細道」で有名な松尾芭蕉が歩いた場所だね。」
「花丸ちゃんも行き語ったと思うよ。」
そして、南は。
「石山の石より白し秋の風。」
「上手ですね。」
「芭蕉の句だよ。」
「そうか。」
そして、南と千歌たちは加賀温泉郷を見物する事にした。
「凄く人気なんだよね。」
「うん、北陸の観光名所だからな。」
千歌と曜は足湯に使っていた。
「気持ちいいね。」
「うん。」
そして、南と千歌達は芭蕉が泊まった山中温泉の吉祥やまなかで一泊する事にした。
「そうだね、北陸の温泉で行くもの楽しいわね。」
「うん、加賀温泉へ行ったら温泉めぐりと高岡の観光もいいわね。」
「そうだな。」
南は千歌とルビィと曜に話をした。
「美味しいわね。」
「うん、本当。」
「ルビィも美味しいわ。」
「あっ、これは美味しい。」
「ところで、千歌ちゃんと曜ちゃんは幼馴染なのか。」
「うん、小学校も中学校も一緒なの。」
「私たちはね、沼津に住んでるの。」
「ちなみにルビィちゃんは。」
「私は、千歌ちゃんより年下なの。」
「ルビィちゃんはダイヤさんの妹なの。」
「そうなんだ。」
そして、事件は起きた。
「ああ、いい湯だったよ。」
南は山中温泉から出ると千歌と曜がやって来た。
「南さん、ねぇ、ルビィちゃん知らない。」
「えっ、ルビィちゃんが。」
「本当か。」
「よし、一緒に探そう。」
南は千歌と曜と一緒にルビィを捜索した。
「おい、隣の部屋で人が死んでるぞ。」
「何だって。」
「まさかっ!。」
と、千歌は驚いた。
「南さん、さっきルビィの携帯から電話があったけど、ルビィちゃん、ルビィちゃんなの?と言ったら。」
「千歌さん、私、事件を目撃したの。と、言ったら、その場で切られられてしまって。」
「もしかしたら、ルビィちゃん。」
隣の部屋へ行って見ると、男性がナイフで刺されて殺されていたのだ。
2時間後、石川県警のパトカーと鑑識者が到着した。
「警部、被害者は鹿取製薬の役員で如月光弘さん43歳です、住所は東京在住と思われます。」
「それで、死因は?。」
「恐らくナイフによる出血死です。」
「うん、犯人は2人の女性を連れ去って逃走したと。」
「ああ、それは考えられますね。」
それを聞いた千歌と曜は。
「じゃあ、ルビィちゃんはそれを目撃して連れ去ったんじゃない。」
「ええ、可能性があるわ。」
殺人事件が起きたことは、特捜班に知らせた。
「うん、被害者は如月光弘、43歳、わかった、じゃあ、南は。」
「今、山中温泉のホテルにいます。」
「そうか、山中って事は石川県警か。」
「そうです。」
「わかった、こっちも捜査してみる。」
と、電話を切った。
「おい、石川県警から協力の要請だ。」
と高山と小泉に捜査をさせることにした。
鹿取製薬
「ええ、役員の如月が。」
「はい、山中で殺害されまして。」
「困りましたな、私としてはどう対処していいか。」
「それってどういうことですか?。」
「はい、当社では新しく発売される高血圧治療薬の開発の担当なんです。」
「そうですか。」
桜井と小泉は、如月について報告した。
「如月は2年前に会社役員になられ、医療用の医薬品に関わっていました。」
「そうか、何の薬を開発したんだ。」
「高血圧の治療薬だそうです。」
一方、南と水野は石川県警捜査一課の覆面パトカーに乗り、現場へ向かった。
「紅い髪の女性が乗せた車は、ベージュ色の乗用車で小松方面へ向かったの事あり、現場へ急行せよ。」
「主任、まさか。」
「よしっ、加賀海岸へ。」
加賀海岸
「おっ、何だあれは?。」
「おっ、黒いコートの女だな。」
「おいっ、この女、し、死んでるぞ。」
漁師や住民が集まって来た。
「おい、女性の水死体が上がったぞ。」
「まさか!?。」
「松岡刑事、あそこ。」
「あれ、ルビィじゃないぞ。」
「てことは別人か。」
鑑識が担架で亡骸を運び、身元を特定してもらった。
「小沢警部、被害者の身元が割れました。」
「被害者は、宮島あけみ、27歳です。」
「やはり、犯人は男か。」
「ああ、可能性が高いな。」
そこへ、高山と小海がやって来た。
「よし、南主任と水野はベージュの乗用車を追ってくれ。」
「了解。」
南と水野と小海が乗った覆面パトカーは、犯人が乗り捨てた乗用車が発見したと入電が入った。
「ご苦労様です。」
「はい、鉄道公安隊です。」
「逃走した車が発見されたんですって。」
「こちらです。」
「ナンバーを紹介した結果、盗難車でした。」
と、警官は言った。
「いつ頃です。」
「先週の水曜日に金沢市内で盗難に遭ったものです。」
「なるほど。」
「そうか、事前に盗難してたって事か。」
「はい、後部座席にはこんなものが。」
そこへ、千歌と曜がやって来た。
「あっ、間違いないわ、ルビィのだわ。」
と、千歌は言った。
「本当にルビィのか。」
「はい。」
そして、南は千歌と曜と一緒にルビィを捜しながら旅行する事になるのだ。
次の日、南と千歌と曜は加賀温泉駅から北陸本線経由の福井発の10時28分発の特急「かがやき5号」が到着し高岡へ。
高岡着 11時21分
「やっと高岡へ来たのね。」
「ああ。」
「あっ、大伴家持だ。」
と、南は家持の銅像を見た。
「じゃあ、写真を撮ってあげよう。」
「すいません。」
南は、カメラで家持の銅像で拓哉とルビィと一緒に写真を撮った。
「まずは高岡古城公園へ行こうよ。」
「うん。」
高岡古城公園へ行くと動物園を散策や公園内を歩いてみた、高岡といえば何といっても高岡大仏だ。
高岡大仏
「おーっ、これが高岡大仏ですか。」
「中学の修学旅行に行った奈良の大仏とそっくりだね。」
「うん。」
「おいっ、誰か倒れてるぞ。」
そして、第二の事件が起きた
「おいっ、しっかりしろ。」
と、起こしてみるとその女性は死んでいたのだ。
「おいっ!、この男、死んでるぜ。」
「ほんとか。」
「うわぁぁぁ。」
2人は慌てて走り去ってって言った。
「何だ、何なの今のは。」
「えっ。」
そして、事件は起きた。
数分後、富山県警のパトカーと鑑識が到着し、捜査が開始された。
「高岡中央署の市川です、早速ですが犯人の特徴は。」
「ええ、サングラスとマスクしていたので年齢はわかりません。」
「なるほど。」
そこへ、南主任がやって来た。
「被害者の免許証です」
「身元は分かったのか。」
「はい、被害者は東京在住の早川雄一さん、31歳です。」
「これで2人目だな、山中の殺人と加賀海岸で起きた女性の水死体と高岡の殺人。」
そこへ、高山と小海も駆けつけてきた。
「やはり、2件目は高岡で起きたのか。」
「ええ、凶器は鋭利な刃物と見て間違いない。」
事件後、山中の殺人と加賀海岸で起きた水死体と高岡で起きた殺人は石川県警と富山県警は合同捜査本部が設置された。
そして、桜井と小泉は加賀温泉駅から10時33分の特急「しらさぎ1号」に乗り、高岡へ向かった。
11時17分 高岡着、そこへ桜井と合流。
「はい、目撃者の話では20代から30代前後の男を目撃しています。」
「なるほど、その男が犯人って事か。」
「はい、間違いありません。」
南は高岡中央署で報告した。
「2人が高岡駅で下車したって、本当か。」
「ええ、そこから氷見線に乗って。」
「どこだ。」
「雨晴海岸。」
「桜井、雨晴海岸だ。」
「了解。」
犯人は富山県の高岡市伏木へ逃走したと判明し、南と高山達が乗ったパトカーは雨晴海岸へ向かった。
「ルビィちゃん、ルビィちゃん、何処にいるの。」
「おーい、出来てよ。」
「どこにいるの、ルビィちゃん。」
その時、ルビィの悲鳴が聞こえた。
「ピギィーッ!。」
「あっ、ルビィちゃん。」
そこへ、1人の男が包丁を持って人質に取っていた。
「アハハハハハハハハ、こんな事だと思ったぜ、こいつがどうなってもいいのか。」
「お願い、ルビィちゃんを放して。」
「顔見られたからには返すわけには行かないな、お前を海に沈んで魚の餌にしてやるぜ。」
そこへ、桜井がやって来た。
「観念しなさいっ!。」
「何だてめぇ。」
男はナイフを振り回したが、桜井の格闘で男を制圧した。
「ぐはっ。」
「お前を銃刀法違反及び逮捕監禁の現行犯でお前を逮捕する。」
「くそーっ!。」
逮捕した犯人は藤崎 武蔵、元鹿取製薬の社員だった、被害者の交際相手の如月光弘を殺害し、それを目撃したルビィは宮島と一緒に車で拉致し雨晴海岸へ逃げ込んだのだ。
「南、とんだ休暇だったな。」
「ええ。」
そして、千歌と曜はルビィを救った。
「よかった、ルビィちゃん。」
「うん。」
「よかった、無事で。」
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