鉄道公安隊の鶴岡晟弥は去年第2警戒班に入ったのですが、ある事件の容疑者を逮捕したきっかけで東京公安室の公安特捜班に配属されて2年になろうとしています。
「鶴岡が着任してもう2年か。」
「はい、少しは成長しましたね。」
「うん、南、高山、頼むぞ。」
「はい。」
そこへ、中野公安がやって来た。
「班長、今警視庁から捜査手配の資料です。」
「ああ、ご苦労。」
「この人か。」
「あっ、手配中の麻薬密輸組織だな。」
「ええ、いまだに逃走しているという事です。」
「うーん。」
そこへ、高山が電話を撮った。
「えっ、行方不明!?。」
「どうした。」
「何か、友人が行方不明らしいんです。」
「えっ。」
「何だって。」
「それで、失踪したのは。」
「友人の名前は?。」
「はい、名前は木島かおりって言うの。」
「木島かおりか。」
「行きそうな場所で心当たりありますか?。」
と、小海は言う。
「なるほど、とこかの駅で連れ去った可能性も。」
「考えられるわね。」
「よし、高山と小海は報告書で巻き込まれた可能性があるので調べて見てくれ。」
「わかりました。」
高山と小海は昨日起きた報告書を調べて見ることにした。
「南主任は。」
「私は鶴岡と一緒に駅周辺の捜索をしてみる。」
「はい。」
「わかったら、連絡をください。」
そう言って、南は鶴岡と一緒に行方不明者の捜索に行った。
「すいません、この方を知りませんか?。」
「さぁ、知らないねぇ。」
「そうですか。」
鶴岡は、新幹線ホームへ。
「イヤー、見かけないね。」
と、聞き込みをした。
そこへ、南と鶴岡が戻って来た。
「どうでした?。」
「駅構内を聞き込みをしたが、かおりらしきの女性は見なかったよ。」
「そうか。」
その時、鶴岡はひらめいた。
「南主任、彼女は上野駅で特急に乗ったって事は考えられるんじゃないか。」
「東京から上越新幹線に乗って新潟から信越本線に乗ったって事は?。」
「それは考えもあるけど。」
「上野から特急、そうか、かおりは信越本線に乗ったのか。」
「きっとそうだわ。」
鶴岡は推理した。
午前8時発 L特急「あさま3号」に乗車
長野から信越本線に乗車
「わかったよ、主任。」
「ここかもしれん。」
次の日、南と高山と小海と鶴岡は午前7時発のL特急「あさま1号」直江津行に乗り、直江津へ到着したのは
11時04分である。
「直江津に来ましたね。」
「よし、直江津公安分室を通して協力しておこう。」
長岡鉄道公安室直江津鉄道公安分室
「行方不明の捜索ですか?。」
「はい、この女性です。」
「ああ、この女性は柏崎駅で見ましたよ。」
「柏崎駅?。」
「ええ、直江津から行くと信越本線に乗って柏崎駅へ。」
「はい。」
「よし、早速柏崎へ行って見よう。」
「ええ。」
南と高山達は、列車に乗って柏崎へやって来た。
「本当にここなのか、高山。」
「この車窓は海が見えるんだ。」
「国鉄信越本線、柏崎駅だ。」
「確か、北陸本線と信越本線は海が見えるんだよな。」
「そういう事だ。」
「よし、手分けして探そう。」
「了解。」
早速、高山達は柏崎駅沿線を徹底的に捜索をした。
「ここは、行って見るか。」
と、鶴岡は1件の倉庫を見つけた。
「こちら鶴岡、行方不明の女性を発見、場所は柏崎港西防波堤の第4倉庫。」
「了解、僕と南主任と小海に柏崎港西防波堤の倉庫に向かわせます。」
3分後、高山と小海と南主任が到着した。
「鉄道公安隊です、大丈夫ですか。」
「え、ええ。」
「よかった、無事で。」
そこへ、3人の男がやって来た。
「てめぇら!、何やってる?。」
「何やってるんだ!。」
そこへ、仲間は言った。
「おい、あれって!。」
「お、おい、その制服は警察か!。」
「そこまでだ!、鉄道公安隊だ。」
「く、くそー、なんでここがわかったんだ。」
「構わねぇ、ぶっ殺せっ!。」
「おう。」
南と高山と鶴岡は拳銃を取り出した。
「クソガキがーッ!。」
「こいつ!。」
そして、南と高山は男を2人を確保した。
「ぐは。」
「くそー。」
そして、鶴岡は男を拳銃で発砲した。
「ぐはっ、くそーっき―汚たねぇぞ。」
「お前たちを逮捕する。」
高山と鶴岡達が逮捕したのは、違法薬物の取引のグループだった。
「やりましたね、主任。」
「それに、鶴岡もお手柄だったな。」
「ああ、恐らく信越本線に乗ったかなと。」
劇中の列車の時刻は平成6年のダイヤを使用しています
なお、L特急「あさま」は97年のダイヤ改正で廃止されました