黒い闘争と黒い混沌に絡まれた件   作:とりゃあああ

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五十話  真実に潜む偽り 前

 

 

 

 

 

唐突に申し訳ないが、俺は空の女神を崇拝していない。崇拝どころか、存在さえ否定している立場である。

空の女神などまさしく空想の御伽噺であり、弱い人間が作り出した妄想の産物に過ぎないと唾棄している。

誰が視認したというのか。

誰が確認したというのか。

祈りを捧げるだけ時間の無駄だ。

変わらず、救われず、絶望するだけだ。

そう宣言できる。

胸を張って言い切れる。

相手が聖職者だろうと関係ない。

だが――。

果たして、いつ頃から『そうなった』のか。

幼少期を思い出そうとして愕然とした。

俺の過去は虫食いだらけだった。確実に記憶している事はトワ・ハーシェルと行った天体観測、クレアさんとの物見遊山ぐらいだ。

他の記憶は乱雑に消されていた。無作為に削られている。隣人との何気ない会話、何十回も目に焼き写したであろう風景は、まるで自我を持っていない赤ん坊がナイフを持って適当に切り刻んだように穴だらけであった。

故にわからなかった。

俺はいつから空の女神を敬わなくなったのか。

その答えを教えてくれたのは、他ならぬトワ・ハーシェルだった。

彼女が見つけ出した化石。微かに脈動する気色悪い物体には、俺とトワで作り出した文字が刻まれていた。

『魂の右目』と書かれたそれを手にした瞬間、俺は思い出した。それは夥しい輪廻のとある一幕。七耀教会の狗に捕らえられ、総本山であるアルテリア法国にて異端審問を受けた記憶だった。

 

 

「やはり裏切ったか、トマス・ライサンダー」

 

 

前触れなく暗黒の世界に覆われ、身体の節々に違和感を覚えた時、直ぐに現状を把握した。トマスが裏切ったのだと。

俺は顔を顰めて、舌打ちして、嘆息した。

この場面で敵対しても得られるモノなんて何も無いだろうに。

匣に囚われる直前、呪いの風を目視した。

銀の騎神が動きを止め、紅黒い華が荒野と化したカレル離宮に咲き誇り、テスタ=ロッサが絶句していた事を踏まえてみると、何が起きたのか自ずと感じ取れた。

世界を終焉に導くとされる『巨イナル黄昏』が始まったのだ。

リィンたちは鉄血宰相を止められなかった。

いや、そもそも巨イナル黄昏とは『回避できる事象』ではないのかもしれない。俺が七耀暦1204年8月にループした時点で、既に確定された未来なのかもしれない。

これからどうしようか。

黄昏の次に起こるのは『七の相克』だ。

鋼の至宝を再錬成する為に行われるバトルロワイヤル。アルフィン殿下の為にも勝ち残るつもりだが、その果てに黒の騎神を討ち滅ぼしたとして、俺は終わらない輪廻を脱却できるだろうか。

外なる神は赦してくれるだろうか。

もしも目が覚めて、七耀暦1204年の夏にループしていた場合、俺はこのか細い自我を保てられるのか。

正直、自信など無かった。

 

「ヴィータさんの予想が正しければ脱出できる筈だ。でも――」

 

暗闇の世界に独りで立ち尽くす。

テスタ=ロッサはおろか、俺に抱き着いていたアルフィン殿下も存在しない。指定した単体だけを匣の中に閉じ込めるとは、聖痕の力を侮っていたようだ。

女神由来の能力に対する拒否反応からか、刻々と身体が重くなっていく。手足の痺れが酷くなっていく。動ける内に匣を壊そう。それぐらいなら造作もない。

匣から脱出して。

七の相克を勝ち抜いて。

黒の騎神イシュメルガを滅ぼして。

 

そして――。

 

そして――――。

 

そして――――――――最初から、全てやり直すと思うと、心が欠けそうになる。

 

 

【救われたいのか?】

 

 

聞き慣れた声に首を振る。

もういい。

救われなくていい。

幸せなんて望んでいない。

それは只の我儘だ。分不相応な願いだ。

明日なんて要らない。

未来なんて価値が無い。

 

 

【終わりたいのか?】

 

 

聞き慣れた声に小さく頷く。

そうだ。

その通りだ。

終わらせたいだけだ。

永遠に続く輪廻を、終わらない地獄の旅を。

それは我儘だろうか。分不相応な願いだろうか。

 

 

【そんな事はない。貴殿は立派だ】

 

 

眼前に出現した円形の黒い炎。

煌々と点滅する一つ目に、四つの歪な口。

想像を超える異形の姿だが、俺はソレが何か理解した。

 

「お前が、黒の思念体か」

【如何にも。貴殿に纏わり付いていた黒の思念体である】

 

四つの口が蠢き、エコーの掛かった言葉を紡いでいく。全身から黒い炎が燃え盛る。中央の巨大な眼は激しく膨張と収縮を繰り返していた。

慣れない人間なら失神してしまいそうな禍々しい威圧感に加え、女子供なら吐き気を催すような光景を見せ付けられた。

俺は少しだけ拍子抜けする。

黒の思念体とはこの程度なのかと。

鉄血宰相が懸念して煩虜した個体にしては、鋼の聖女が仇敵だと宣言した存在にしては、どこか慈愛を感じさせる。

 

【だが、貴殿の想像するモノと僅かに異なる。私は黒の分体であり、黒の思考システムそのものである】

「つまり、お前が本体なのか?」

【否。私は黒の騎神の主導権を失った存在だ。口惜しくも、正確に表現するならば黒の分体となるであろう】

 

そういう遠回しな発言は辞めてくれ。

お世辞にも頭が良いと言えないんだから、俺は。

 

「悪いが、信用できないよ。大体だな、お前はどうして、どうやって顕現してるんだ?」

【その怪訝は予想していた。その疑問も当然である。私はこれから貴殿の過去と未来を話す。それを充分に吟味してから、私を、私たちを信用するかどうか決断してほしい】

 

それは詐欺師の常套手段だろうが。

最終的な判断を相手に任せる事で、到底有り得なさそうな内容であっても信じ込ませる。

何度も見てきた。幾度も経験してきた。

それでも俺は頷いた。首肯して、先を促した。

 

「信用云々は置いておく。だから――」

【どうやって顕現しているのか。理由は三つ存在する】

 

一つ。

 

【貴方があの方の思惑通りに、緋の騎神の起動者であるから】

 

二つ。

 

【貴方が手に入れた化石により、私の中に巣食っていた闇が解けたから】

 

三つ。

 

【貴方が外界から完全に切り離された『匣』に収容されて、空の女神も、黒の本体も、邪神さえも視認できないから】

 

以上であると口を閉じた黒の分体。

こめかみが痙攣する。

助走をつけて殴っても赦されるかな、コイツ。

テスタ=ロッサの起動者であるからというのは多少なり納得できる。黒の思念体も、そもそも黒の騎神の思考システムだからだ。関連性が有るんだろうなと汲み取れる。

問題は『化石』だ。トワから譲り受けたモノ。二人で作った文字で『魂の右目』と刻まれたモノ。どうしてそれが黒の分体と関係しているのか。

得心がいかない。

 

 

「混乱するのも仕方ないがのう。先ずは妾たちの話を聞くことじゃな」

『我ガ起動者ノ時間モ限ラレテイル。手早ク済マセル事ヲ提案スル』

 

 

意識が激しく揺さぶられた。

新たに増えた聞き慣れた声に困惑する。

黒の分体の左右に顕れたのは見知った者たち。

ロゼをそのまま成長させた姿。妙齢の女性らしく腰に手を当てて、初代ローゼリアは不敵な笑みを浮かべている。

テスタ=ロッサは片膝をついた状態で、歴戦の戦士のように鎮座していた。

 

「おいおい、頭がおかしくなりそうだ」

 

額を右手で押さえる。

初代ローゼリアはクスクスと表情を緩める。

懐かしい姿に心弾ませるような、そんな微笑みだった。

俺は身構えた。

半年前に遭遇した初代ローゼリアを思い返す。控えめに評しても佳い女と言えなかった。他者の努力を鼻で笑い、囃し立てて、物笑いの種にするような女だった。

この違いは何だろうか。

俺を取り巻く前提条件が脆く崩れ去っていく。

 

「久し振りじゃのう。いや、素面で言葉を交わすのは初めてか。厄介なことよな。半年前は失礼したのう」

【焔の聖獣よ、貴女のせいではない。アルスカリを始め、誰にも予期できぬ結果だ。あの程度で済んだと喜ぶべきである】

『言動自体ハ大キク変ワッテイナカッタガ』

「戯けッ。何でお主は騙されておったんじゃ。妾があのような意地悪をするとでも!?」

『ウム』

【否定できない。アルスカリも、貴女の性格は陰湿で外道だと表現していた】

 

ため息を溢すローゼリア。

黄金色に輝く長髪を手で梳きながら自嘲した。

 

「アルスカリか。懐かしい名前じゃのう」

 

知らない名前。

聞いたこともない名前。

――いや、本当にそうだろうか。

何処かで耳にした覚えが有る。

内戦時、温泉郷ユミルの地で、蒼の魔女から。

俺を知っているのかと尋ねた。

返ってきた言葉には雑音が走っていたけど、それでも――。

 

 

頭の奥からブチっと音がした。

 

 

「俺は初めて聞く名前なんだが」

『アルスカリ・ライゼ・アルノール。我ガ起動者ニモ理解デキルヨウニ言ウナラ、エレボニア帝国ヲ建国シタ男ノ名前ダ』

 

へぇと生返事する。

生憎と歴史は苦手分野だった。

初代皇帝陛下はそんな名前だったのか。

ロゼやヴィータさんなら知っているのかもしれないけど。

 

「初代アルノールか。知らなかった。そんな名前だったんだな」

【既にこの世界から失われた名前である。文献にも遺されていない。悲しい事だ。彼こそが王であった。彼こそが救世主であった】

「それは晩年の事じゃろう。妾が知るアルスカリは優柔不断で、泣き虫で、唐変木で、誰よりも無駄に我慢強い輩であったよ」

『我ガ聞クニ、貴女ハ初代アルノールヲ愛シテイタラシイガ』

「だ、誰から聞いた!?」

【事実だ、緋の騎神よ。私も大地の聖獣から聞き及んでいる。こっぴどく振られた事も。聖獣も恋するのだと驚いた記憶を持っている】

「ぐぬぬぬぬッ!」

 

顔を真っ赤にして歯軋りするローゼリア。

 

「大地の奴めッ。誰にも言うなと念を押しておいたというに!」

『残念ダッタナ、ローゼリア』

【聖獣よ、落ち着け。そして怒るな。理不尽である。私と緋の騎神だけでなく、全ての騎神がその情報を知っているのだから】

「ほわぁっ!?」

『ウム。ソノ通リダ』

【貴女も知っていよう。大地の聖獣は存外口が軽い事を。アレに秘密を握られた時点で、貴女の落ち度である】

「なっ、こっ、ふざっ――!」

 

秘密を暴露された羞恥心からか、ローゼリアは言葉にならない声を発する。握り締めた拳はワナワナと震え、憤怒から紅蓮に染まった表情は今にも極大魔法を放ちそうだ。

話についていけない。

完全に置いてけぼりである。

『外』と比べて、匣の中の時間は酷く緩やか。匣の中で一時間が経過したとしても、外の世界で流れた時間は僅か数秒足らず。トマス曰く、匣に長時間居るだけで精神崩壊してしまうから、そんなに便利な能力でもないらしいけど。

 

「同窓会なら他所でやってくれ。手早く済ませるんじゃなかったのか?」

 

いずれにしても、外でアルフィン殿下を待たせている。無駄な時間を浪費するのは、彼女の騎士として許容できない。

俺の辛辣な台詞に対して、黒の分体は激しく明滅した。

 

そして、超特大級の爆弾を放り込んだ。

 

 

【これは失礼した。八百年振りに思考能力を取り戻した上、アルスカリの転生者と言葉を交わしているのだ。柄にもなく舞い上がっていたと認めよう】

 

 

――――――――は?

 

 

「は?」

 

テスタ=ロッサが続ける。

 

『言葉ノママ受ケ止メテ欲シイ、我ガ起動者ヨ。貴方ハ初代アルノールノ転生者。彼ガ予言シタ生マレ変ワリダ』

 

ローゼリアが肩を竦める。

 

「その反応は知らなかったようじゃな。二代目も終ぞ言い出せなかったか。無理もあるまいて。外なる神の言葉を真実そのまま受け止めるなど不可能な話よ。二代目は慎重居士な奴じゃからな」

 

黒の分体が抑揚なく言葉を発する。

 

【真実を伝えた邪神の思惑は未だ判明しない。二代目ローゼリアの選択は正しいものと判断する】

 

おいおいおいおい。

何をさも当然のように話してるんだ、コイツら。

俺みたいな凡人が初代アルノールの生まれ変わりだと?

俺みたいな平民がエレボニア帝国の建国者の生まれ変わりだと?

有り得ない。

馬鹿馬鹿しい。

それはどんな喜劇だよ。

それはどんな悲劇なんだよ。

帝国民を、皇族の方々を愚弄している。

 

「おい、待て。少し待ってくれ。俺が初代アルノールの生まれ変わりだなんて、そんな、有り得る訳ないだろ!」

『起動者ヨ、事実ダ。貴方コソ、我々ガ待チ望ンダ存在。アルスカリ・ライゼ・アルノールノ魂ヲ受ケ継イダ者ダ』

【心から信じなくとも、いずれ理解できる】

「難しいことかもしれぬがな、今は飲み込め」

 

三者三様の台詞に、俺は言葉を失う。

真実がどうであれ、彼らは信じ込んでいる。

フェア・ヴィルングが、アルスカリ・ライゼ・アルノールの転生者だと。生まれ変わりだと。魂を受け継いだ者だと。

今すぐ声高に否定したい。絶対に違うと宣言したい。

でも、彼らの妄信を覆す証拠が無かった。

説き伏せるのは後にしよう。今すべきは聞き流す一手だ。

 

「わかった。わかったよ。仮に俺が初代アルノールの転生者だとして、その事が俺の輪廻に影響しているのか?」

「無論。そもそもお主が2年間を繰り返しているのは、アルスカリを始めとした全ての存在が選択を間違えたからじゃ。この妾も含めてな」

『我ガ起動者ヨ、初代アルノールヲ責メナイデ欲シイ。彼ガ存在シテイナケレバ、大崩壊後、コノ世界ハ燃エ落チテイタ筈ダカラダ』

【順を追って説明しよう。質問はその後に頼む】

 

一拍置き、黒の分体は語り始めた。

 

【だが、先に伝えておく。私たちとて全てを知っている訳ではない】

 

黒の視線がテスタ=ロッサへ向いた。

 

【私とコレは騎神の思考システムである関係上、大崩壊以前の出来事を自ら知覚したと言えないからである。故に焔の聖獣を呼んだ。彼女は大崩壊より前のアルスカリを知っているから】

「妾とて詳細は知らぬがな。一つ確かなのは、アルスカリは空の女神様と面識が有り、深く愛されていたという事ぐらいか」

「――空の女神に愛されていた」

 

身の毛がよだつ内容に吐き気を覚える。

やはり俺とアルスカリは別物だ。

空の女神に愛されるなど、全身全霊で拒否する。

 

「やはりお主たちは似ておるな」

 

ローゼリアは白い歯を見せた。

視線を空に向ける姿はどこか痛ましく、郷愁を感じさせた。

 

「アルスカリもそんな反応をしておったよ。七至宝に関しても同様に嫌悪感を示していた故な」

【アルスカリはこう言っていた。七至宝はこの世に不要な存在だと。出来る事なら全て破壊したいと】

『並々ナラヌ憎悪デアッタ。ソノ理由ハ終ゾ教エテ貰エナカッタガ』

「贖罪なのだと口にしていたな」

 

アルスカリは二面性の有る人物だったのか。

空の女神に愛されながら、その愛を拒否して。

空の女神に愛されながら、七至宝を憎悪して。

どうしてかな。

貴方の気持ちがよくわかるのは。

 

【ともかく。アルスカリは大崩壊以前より活動しており、大崩壊後は焔の眷属と大地の眷属を纏め上げ、聖獣の力も借りてエレボニア帝国の礎を築いた】

『鋼ノ至宝ヲ別次元ヘ封印シテ、巨イナル器トシテ我々ヲ作成シタ』

「アルスカリの驚嘆すべき点は、その解決策を即座に提案した事よ。地精の連中に巨大な騎士人形を造らせて、妾たち魔女に巨イナル一の力を分割させて器に封印させた。迅速に鋼の至宝をどうにかできたからこそ、直後に発生した『大厄災』を乗り切れたのじゃからな」

 

便宜上、妾たちは『焔の厄災』と呼んでおるとローゼリアは付け加えた。

 

【この大厄災は二代目ローゼリアも知らない。皇帝家が所有する黒の史書にも記載されていない。誰も気付かない因果の外、即ち『外なる神』が齎した厄災だ』

『ソレハ赤黒イ焔ノ塊ダッタナ』

「復興を始めたヘイムダルの地に唐突に顕れて、全てを燃やしおった。全て、全てじゃよ。文字通り何もかも灰にしたのじゃ。人も、木々も、大地も、空も」

【誰もが諦めた。空の女神さえも匙を投げた】

「聖獣である妾は認めたくないが、空の女神様は人間に対して失望しておったのじゃろうな。滅びるならそれまでだと。地精と魔女も大厄災の前に膝を折った。恥ずかしい話になるが、諍いもせずに膝を屈したのじゃよ」

『ソンナ時、初代アルノールハ立チ上ガリ、七ノ騎神ト共ニ焔ノ厄災ヲ鎮めた』

【詳細は省く。何故か。どうして焔の厄災を鎮められられたのか理解できないからだ。アルスカリは苦笑していた。運が良かったのだと。だが、結果として私たちは生き残り、外なる神を抑えた】

「外なる神はどうしても殺せず、妥協案として封印することに相成った。口惜しい事じゃがな。今となっても腹立たしい限りよ」

『鋼ノ至宝カラ最モ力ヲ供給サレル緋ノ騎神、つまり我ヘト封ジタ』

【此処まではいいだろうか?】

 

首を横に振りたい。

話に着いていけないからだ。

一旦整理する。

アルスカリ・ライゼ・アルノールは大崩壊後の世界を纏め上げて、空の女神さえ傍観した焔の厄災を撥ね退けて、大厄災を齎した『外なる神』を緋の騎神へ封じた。

想像を絶するほど優秀な人物だったらしい。

そんな偉人の転生者と知らなければ、手放しで褒め称えたいぐらいに。

 

「良くないけど、質問は後でするよ」

 

黒の分体が歯をギチギチと鳴らした。

 

【結構。本題は此処からである故に】

 

 

 

 

 

 








初代ローゼリア「お主のことが好きじゃ!」


アルスカリ「ごめん。無理」


大地の聖獣「うっわぁ。皆に話したろ」







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