【何はともあれ、大崩壊後の混沌とした世界を生き残り、間髪入れずに飛来した外なる神も封印した。世界を救ったアルスカリは調停者として讃えられ、皆に望まれて長となり、晩年には王として君臨した】
指導者として人々を纏めた。
調停者として聖獣と眷属を融和した。
もしも俺が同様の偉業を成し遂げたとして、膨大な人の群れを統制できるだろうか。二つの至宝を喪失した民草に希望を与えられるだろうか。
考えるまでもない。
絶対に無理だ。
いや、そもそも民衆の上に立とうなんて望まないだろうけど。
「その表情、懐かしいのう。覚えておるよ。アルスカリもそんな顔だったからな。人の上に立つなんて絶対に嫌だと駄々を捏ねておったよ」
ローゼリアは苦笑する。
右のこめかみを揉みながら目を細めた。
「妾たちが頼み込み、ようやく首を縦に振った程じゃ。柄じゃないと口をへの字に曲げて、夜中の内に逃げ出した事も数知れず。大地の奴も呆れておったよ。まぁ、それでも敬愛されていたがな」
その通りだとテスタ=ロッサも頷く。
【順風満帆だった。だが、アルスカリは死ぬ前に言い残した。それは遺言のようであり、懺悔のようであった。酷く憔悴した様子で、息も絶え絶えになりながら幾度となく何かに謝り、うわ言のように繰り返した。私は、私たちは全て間違っていたのだと。再び繰り返されるのだと】
「自らの転生者がいつの日か現れる。その者は空の女神を信じず、緋の騎神を駆けて、天を見続ける者だと口にして、アルスカリは役目を終えたのじゃ」
全てとは何か。
間違えたとは何か。
何を繰り返すというのか。
彼らも仔細は聞かされなかったようだ。詳しく尋ねる前に、アルスカリ・ライゼ・アルノールは息を引き取ったらしい。
だが、ローゼリアは大凡ながら予想できると豪語した。
『初代アルノールノ遺言ヲ聞イタノハ我ト黒ノ騎神、ローゼリア、アルグレスノミ』
【アルスカリの遺言に従い、私たちはそれぞれが最善を尽くそうと誓った】
「とは言え、妾たちの役割は生前にアルスカリが決めておった。焔の聖獣である妾は己の魂を二分し、割合の多い方をテスタ=ロッサの中に封入したのじゃ。焔の神を監視して、場合によっては鎮める為にのう。それには妾が最適解じゃ。理由は言わずともわかるじゃろう?」
たとえ無謀な次善策だとしても。
焔の至宝を見守る為に遣わされた存在、灼獣ローゼリアならば『焔の神』を監視して、あわよくば暴走した時に鎮撫できると踏んだのだろう。
可能かどうかは議論するだけ無駄だ。
少なくとも、彼らの中だと最も高い可能性を有している。
『我モ同様ノ役割ヲ仰セツカッタ。故ニ、皇城ノ地下深クニ鎮座シタノダ。封印ガ解ケテ、ローゼリアモ鎮メルノニ失敗シタ時、焔ノ神ガ暴レ出シテモ地上ノ被害ヲ減ラス為ニ』
「ふん。大地の奴だけは素知らぬ顔で日々を過ごしておったがな」
鼻を鳴らすローゼリア。
秘密を暴露された怒りからか、それとも元来仲良くないのか、大地の聖獣に対する敵愾心が台詞の節々から溢れていた。
【焔の聖獣は昔から言葉足らずである。誤解ないように補足しよう。大地の聖獣には特別な役目が有ったのだと】
黒の分体は瞳を明滅させる。
赤黒い焔を生き物のように揺らした。
どうやら何かに不満を覚えた時、異形の姿を激しく動かすようだ。今回の場合だとローゼリアに対してだろう。
「口の軽い獣の癖に、なーにが海の近くだと落ち着くから遷都しようよ、じゃ。一匹で海底に潜り込んでおれ馬鹿者が!」
『後学ノ為ニ教エルガ、二匹ノ聖獣ハ酷ク仲ガ悪イ。アルグレスニ会ウ機会デモアレバ気ヲ付ケル事ダ、我ガ起動者ヨ』
当の本人は気付かずに愚痴を溢し続けていた。
テスタ=ロッサは暢気に忠告してくる。
黒の分体は膨張と収縮を荒々しく繰り返しながら一喝した。
【話を戻す】
緩慢な空気が引き締まった。
【焔、大地、緋の騎神、それぞれに役割が与えられた。当然ながら黒の騎神にも。私の役目は『七の騎神の纏め役』であった。もしも他の騎神が暴走した場合に於いて、それを鎮静化させる、或いはどのようにして解決するかを決定する使命を帯びていた】
「黒の騎神は調整役として、非常に高い知能を与えられた。妾が丹精込めて作った、まさしく傑作とでも呼ぶべき高度な思考システムを搭載したのじゃよ。うむ、まぁ、大地の奴には到底できぬ神業よな!」
『我ハ地下深クデ鎮座スル代ワリニ、黒ノ騎神ガ他ノ五体ヲ統制スル。ソウイウ規約ダ。誰モ反対シナカッタ。黒ノ騎神ナラ任セラレルト皆ガ頷イタ程ダ』
じゃがな、とローゼリアは顔を顰めた。
「結果として、それが良くなかったと言えよう」
【アルスカリが死した後、二百年間、私たちに変化などなかった。アルノールの血脈は代々受け継がれていき、エレボニア帝国も少しずつ発展を遂げていった】
俺が馬鹿だからかな。
なにも問題ないように思えるけど。
アルスカリの子孫は皇帝の地位を約束された。
大崩壊と焔の厄災を乗り越えて、エレボニア帝国は時を重ねる毎に興隆していった。
それらは素晴らしいことじゃないのか。
俺の疑念を察したのか、黒の分体は気まずそうに同意した。
【貴殿の考える通りである。それらは素晴らしい事だ。称賛に値する。私も誇りに感じていた。だが、人間の齎らす眩い光景を見守り続けた結果、ふとこう思ってしまった】
――――羨ましいな、と。
【それは愚かな嫉妬であり、下らぬ憎悪であり、場違いな羨望であった。一瞬の思考だ。一秒後には泡沫のように消えた。だが、それは私の思考システムに致命的な『悪意』を生じさせてしまったのである】
「人間なら誰もが併せ持つ悪性と善性じゃ。他の騎神とは隔絶する高度な思考システムを持った黒の騎神は、人間と同じように悪意と善意の二面性を得てしまったのじゃよ」
【私は自らを善性だと思わないが、理解しやすいようにそう呼称しよう。悪性と善性に分かれてしまったが、百年にも及ぶ主導権争いは私の優勢だった。百年の果てに悪性を抑え付け、それから数年も経てば完全に消滅させていただろう】
黒の分体は忸怩たる想いを隠さずに告げた。
何事も無ければ、私が勝ち残っていたのだと。
『ダガ、悪性ハ賢カッタ』
テスタ=ロッサが吐き捨てる。
「狡賢いが正しかろうな。悪性は巨イナル一から漏れ出す呪いに指向性を持たせ、一点に凝縮させたのじゃ。結果、呪いの塊である『暗黒竜』が生まれた」
【貴殿は暗黒竜について知っているかな?】
概要だけなら、テスタ=ロッサとロゼから聞き及んでいる。
約九百年前、帝都を死の都へ変貌させる暗黒竜が生まれた。時の皇帝陛下は仮の都としてセントアークに落ち延びた。それから約百年後、ヘクトル1世が緋の騎神を駆使して帝都を奪還。暗黒竜の討伐に成功する。けれど暗黒竜の血を浴びて、緋の騎神は穢れた存在に堕ちてしまった。
【結構。貴殿の知る通り、暗黒竜はヘイムダルを死都に変えた。そして、人々を眷属とした。彼らの持つエネルギーは悪性に吸収され、私たちの力関係は互角となってしまった】
「最悪なことに、穢れてしまったのはテスタ=ロッサだけではなかったのじゃよ。焔の神も、そして妾も等しく呪いに汚染されてしもうた」
【悪性の目論見通り、絶大な力を誇る緋の騎神は穢された。封印してある焔の神と焔の聖獣も。悪性は計画を完遂した。即ち、呪いと同化した悪性は穢れた緋の騎神から『七割以上の能力』を強奪したのだ。七の騎神の力関係も、私たちの主導権争いも逆転された】
暗黒竜が生み出されただけで。
テスタ=ロッサが穢れるだけで。
全てを覆されて、堅牢な土台が崩壊したのか。
皮肉だなと口許が緩んだ。
緋の騎神は能力を奪われた。
焔の聖獣と黒の善性は汚染された。
恐らくだが、緋の騎神に高度な思考システムを搭載しなかったのは、こうなる事態を避ける為だったのだろう。
『巨イナル一』と最も強い繋がりを持ち、更に焔の神を宿したテスタ=ロッサの思考システムに悪意が目覚めてしまえば、もう誰にも止められなくなるから。
まぁ、黒の悪性がその危惧を現実にしてしまったわけだが。
「悪性は焔の神と結託して、善性と妾を取り込みおった。屈辱であったよ。この妾を、創造主である妾を嘲笑う悪性に対して、何度己自身を消滅させようと考えたかわからぬ」
【だが、焔の聖獣は踏み止まった。アルスカリの為に】
「ふん。アルスカリの転生者なぞ、あやつと同じく泣き虫で、唐変木で、我慢強いだけの男だと予想できたからのう。たとえ面倒でも、妾が傍にいてやらねばならぬと思っただけじゃ」
『ソウイウ言イ方ト性格ダカラ、初代アルノールニ振ラレタノダロウナ』
「喧しいわッ!」
食い気味に咆哮するローゼリア。
聖獣のこめかみには青筋が浮かんでいた。
「妾は聖獣じゃぞッ。誰よりもあやつを支えたのにも拘らず、よくわからぬ普通の女子に絆されおって。あんな薄情な男、妾の方から願い下げじゃな!」
そうか。そうだよな。
子孫を残したという事は、アルスカリにも妻がいたのだ。誰かを愛したのだ。子供を作り、そして血を次代に繋げた。人間として、生物として当たり前の事を成し遂げた。
その一点だけはとても羨ましいと感じた。
【焔の聖獣は放っておく。昔から酷い癇癪持ちだからだ】
「癇癪持ちではないわ!」
【兎にも角にも、数百の年月を経て、私と焔の聖獣は悪性に蝕まれた。だが、完全には取り込まれなかった。邪魔だと考えたのだろう。放棄したいと考えたのだろう。私と焔の聖獣による無駄な抵抗に、悪性は根気負けした】
少しだけ同情した。
未来が暗くても、希望が見えなくても。
数百年に渡って抵抗を続けるのは、非常に困難だと俺は知っているから。
『我ガ起動者ヲ監視スル為ニ、我ガ起動者ノ行動ニ関与スル為ニ、悪性ハ己ノ分体ヲ取リ憑カセタノダ』
「本来なら喜ぶべき事じゃが、妾たちは数百年以上も呪いのプールに浸かっていたような存在じゃからな。まともな思考回路などない、かつての暗黒竜に等しい存在であったよ」
【貴殿には迷惑を掛けた。だが、運命は私たちに味方した。トワ・ハーシェルなる者が齎した化石には、極限まで濃縮された呪いを拡散させる権能があったらしく、こうして悪性の支配下から脱する事ができたのだから】
「あの化石は空の女神様と同格な、この世界の根幹を担う神の残骸じゃろうな。ゼーレ・デァ・ライヒナムとかいう冥府の神の遺物であろう」
【以上が、私と焔の聖獣が貴殿に取り憑いた経緯であり、八百年の歳月を経て、自己を取り戻した理由である】
彼らの過去を聞いた。
俺の前世とやらを把握した。
内容を吟味して、検討して、熟考した。
辻褄は合っていると思う。
否定できる部分など見受けられない。
考慮すべき中身だ。
心に留めておくべき事柄だ。
それでも、鵜呑みにしていいのだろうか。
「過去はわかったよ。なら、未来に関してはどうなんだ?」
俺は馬鹿だ。
阿呆で、間抜けで、凡愚だ。
数え切れないぐらい二年間を繰り返して得たモノなど、エレボニア帝国でも有数の腕っ節ぐらいというお粗末さである。
だから間違えた。
半年前、アルフィン殿下を酷く傷付けた。
一人で考えて、それが最善だと決め付けて、結果として主君の心に深い疵を遺した。一生掛けても赦されない傷害を与えた。
鉄血宰相に感謝すべきだな。
己の馬鹿さ加減を教えてくれたのだから。
――間違えずに済んだ。
幸いにも、俺のような暗愚と比較できない明晰な頭脳を持つ者たちを知っている。機知に富んだ魔女たちと同じ目的を有している。
足りないならば任せよう。
彼らの言葉を信じるべきかどうか、その決断はロゼやヴィータさんに委ねよう。
故に聞き出す。
判断材料を一つでも増やす為に。
過去を学んだのなら、次は未来について知るべきだ。
「アルスカリは何を間違えたのか。そして、俺の輪廻を終わらせる為に何をすべきなのか。教えてくれ」
ローゼリアは深紅の双眸を見開いた。
一拍挟んで、お日様のように微笑んだ。
アルスカリではなく『俺』を見ながら破顔した。
「それで良い。アルスカリも一人で全てを成し遂げておらぬ。大地の奴から手を借りた。妾も協力した。色んな存在から助力を得た。お主もそうすれば良いのじゃ」
俺の成長を喜ぶように声を弾ませる。
誰もが振り返るような美しい笑みを携えて、ローゼリアは問いに応えた。
「妾たちの間違い。それは恐らく『焔の神』を殺さなかった事じゃ」
『――ウム。我モ同ジ答エダ、我ガ起動者ヨ』
【アルスカリの絶望、再び繰り返されるという発言から推測して、私もその考えに同意しよう。焔の神を殺さなかった事。封印に留めた事。これが私たちの間違いだったのだ】
彼らの台詞を反芻する。
焔の神を殺さなかったのではなく、誰にも殺せなかったのではないのか。
「お主の言う通りよ。妾たちはどうやっても焔の神を殺せなかった。アルスカリでさえも、手傷を負わせるだけで精一杯だった程じゃ」
『騎神ノ力モ、焔ノ厄災ニハ無力ダッタ』
【だが、焔の神を殺さなければ、邪神は赦してくれないだろう。この世界の存続を認めてくれないだろう。フェア・ヴィルング、貴殿を同じ二年間に捕えているのは、焔の神を殺す手段を探させる為だと予想できる】
確かに存在Xは、邪神はこう言った。
――探せと。
人形を探せと頻繁に語り掛けていた。
俺を英雄にさせるためじゃないかと推察していたが、まさか焔の神を殺害する唯一の方法が騎神なのだろうか。
待て。結論を急ぐな。
どんなに理路整然としていても考えを止めるな。
「でも、どうしてそんな回りくどい方法を取っているんだ?」
「外なる神の思考など誰にもわからぬよ。じゃがのう、お主が輪廻に囚われている理由など、これ以外に考え付かぬのじゃ」
【貴殿にとって茨の道はまだまだ続くだろう。焔の神を完全に殺害する方法は皆無に等しい。アルスカリも、私たちも見付けられなかった。神殺しなど想像できない。だが、貴殿は探し出さなければならない。私たちの出来なかった事を成し遂げなければ、貴殿は輪廻から脱却できない】
黒の分体が歯切れを悪くして口にした。
どうやら俺が落ち込むと思っているらしい。困難な未来を想像して、気落ちするのではと心配しているらしい。
安心してくれ。
俺は歓喜している。
希望に満ち溢れている。
事実は違うかもしれない。
輪廻を終わらせられないかもしれない。
でも、進むべき道を発見した。
酷く険しい筈だ。苦難に満ちている筈だ。
一歩前進するだけで命を落とす過酷な旅になるかもしれないが、それでも『本当の意味で死亡できる道』を見付けたのだから。
『焔ノ神ヲ殺セレバ、我ガ起動者ノ望ミ通リ、フェア・ヴィルングトイウ存在ハ完全ナル無ト化ス。ソシテ、我々ハ約束ノ刻ヘ至ルダロウ』
テスタ=ロッサの言葉に耳を傾けないまま、俺は両足に力を込めた。
フェア・ヴィルングは駆け出した。
匣から脱出して、目的を達する為に。
嬉しそうだった。幸せそうだった。
輪廻から解放されて死ぬことだけを願いながら。
彼は傷付いた体躯に鞭を打ち、これからも苦難の道をひた走っていく。
その痛ましい背中を眺めながら、黒の分体は嘆息した。
【教えてくれ、焔の聖獣。私が悪意にさえ目覚めなければ、フェア・ヴィルングの苦難は緩和されていただろうか?】
「どうじゃろうなぁ。妾にもわからぬよ」
ローゼリアが淡々と答える。
【彼の敵はあまりに強大だ。黒の騎神に焔の神、邪神さえ敵に回るかもしれない。七耀教会も特異点排除に動くだろう。輪廻を脱却するなど不可能に近い。輪廻を越えたとしても、彼は絶対に幸福を掴めない。にも拘らず、何故、フェア・ヴィルングは諦めないのだろうか?】
「どうじゃろうなぁ。妾にもわからぬよ」
ローゼリアが滔々と答える。
【やはり、私は愚かな思考システムである。彼のことを羨ましいと思ってしまった。何度挫けても立ち上がる強さを羨望してしまった。アルスカリに似ている姿を見て憎悪してしまった。だが、私は望もう。私は願おう。どうか、焔の神を殺して安らかに眠ってほしいと祈ろう。これは果たして傲慢だろうか?】
「どうじゃろうなぁ。妾にもわからぬよ」
ローゼリアが飄々と答える。
【焔の聖獣よ、貴女はまさか――】
棒立ちで同じ言葉を繰り返す聖獣に対して、黒の分体は嫌な予感を覚えた。
間違いなく呪いは霧散している。
黒の分体と焔の聖獣は悪性の支配から逃れた。
ならばどうしてと疑い、高度な思考システムを持つ故に正確な答えに辿り着いた。
――ローゼリアは巨イナル一の呪いだけでなく、別次元の存在による干渉も受けていたのだと。
赤黒い焔を揺らして、警戒して、次の瞬間に黒の分体はこの世から消失した。箱庭世界から完全に姿を消した。
「どいつもこいつも何故気付かぬのじゃ。何故こうもころりと騙される。妾が愛してるのはアルスカリだけじゃ。今も昔ものう」
ローゼリアは顔色一つ変えずに立ち尽くす。
黒い霞を四肢に纏わせて、黒の分体を捕食しながら昏い空を仰いだ。
零れ落ちる涙が頬を伝う。
色褪せない記憶が脳裏に過った。
――ローゼリア、俺を頼んだよ。どうか助けてあげて欲しい。
「外なる神よ。ニャラルトホテプよ。これで良いのじゃろう。こうすれば、アルスカリにもう一度会わせてくれるのじゃろう?」
ローゼリア「もう一度で良いからアルスカリに会いたい」←邪神の巫女。
大地の聖獣「こんなのと同じにされたくないんだけど」←アルスカリの親友。