椎名さんと過ごす日々   作:ニアランテ・オルタ

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冬休みが終わり、受験準備に入るので投稿が遅くなるかもしれません。できる限り00時00分には出すつもりですが……あ、あと色が赤に戻りました!沢山の評価とお気に入り登録ありがとうございます!!







追伸タグを少し変更致しました。


坂柳さんと出会い、椎名さんの提案

 午後の授業も終わり、椎名さんは体育館へ行っている。そのころ俺は図書館で椎名さんが貸してくれた本の続きを読んでいる。このシリーズが図書館に有ったのは本当に良かった。現在三巻まで読み終え、ふと喉が渇いたと思い時計を見る…まだ椎名さんが戻ってくるまで時間がありそうだ。そう思い図書館を出て、コンビニへ向かう。しばらく歩いてコンビニへ着くと無料コーナーの近くにある飲み物コーナーにいる一人の女子に目がいった。何だか動きが監視カメラを警戒している様に見える。もしや万引きでもするのだろうか?そんな風に考えていると、

 

「あちらの方…神室真澄さんと言いますが、万引きに成功すると思いますか?それとも、失敗すると思います?」

 

肩を叩かれ振り向くと急にそんなことを言ってきた。彼女は、杖を持っており、髪は綺麗な銀色をしている。

 

「どうです?成功すると思います?」

 

その言葉に返すならNoだろう。まず人が多いから目につき安い。それに、意外と気付かれない所にもカメラはあるのだから。

 

「なるほど…では賭けませんか?」

 

何をだ。出来れば乗りたくは無いが、この人はかなりしつこいタイプだ。

 

「ひどい言いわれようですね…では、ポイントを賭けましょう。こちらは五万、そちらは…一万でいいでしょう」

 

こちらにデメリットが無さすぎる。何か隠しているだろう。四万もの差が有るのだ。

 

「さぁ、どうでしょう?乗りますか?乗りませんか?」

 

そこまで言われては男が廃ると言うもの乗ろう。でも、

 

「でも、なんです?」

 

彼女がそう言っている間に俺はコンビニに入り、飲み物コーナーにいる神室さんに、さりげなく近付き神室さんの横にあるお茶をとった。

 

「なっ……!」

 

横を少し見ると神室さんは驚いた様にこちらを見て、鞄に入れかけたコーラを急いで棚に戻していた。そのまま俺はお茶を買い、外に出た。神室さんはそのまま逃げる様に帰っていった。

 

「なっ…すごいことしますね…あなた」

 

当然だ折角ポイントが手に入るんだ。出来ることは全てやる。

 

「ふふっ、あなた。なかなか面白いですね。携帯、貸して下さいポイントを渡します」

 

その言葉に従い携帯を渡す。少しして返ってきた携帯にはしっかり五万ポイントが入っていた。が、何故か知らない名前が携帯に入っていた。

 

「私からのプレゼントです。そして初めまして、Aクラス所属の坂柳有栖と言います。先天性疾患を持っているため、杖を持って歩いております。趣味はチェスなどですね」

 

そう言われたためこちらも挨拶と自己紹介をすませる。

 

「連絡先も交換したので晴れて友達ですね。よろしくお願いします」

 

…とんでもない友達が出来てしまったようだ。坂柳さんには敵う気がしない。

 

「それでは、私はこれで。またお会いしましょう?」

 

坂柳さんはそう言って何処かへ行ってしまった。嵐の様な人だったなと思いつつ、図書館へ戻ろうとすると椎名さんの姿が見えたため、椎名さんを呼ぶ。

 

「あれ?図書館に居たんじゃ無いんですか?」

 

椎名さんの言葉にコンビニへ寄っていたと、伝える。勿論、坂柳さんの事は言わない。

 

「そうですか…では帰りましょうか」

 

その言葉に頷いておく、鞄を持ってきて成功だった。

 

「あっ、そうだ晩ごはんの買い物に行かないとですね」

 

忘れていた。椎名さんには助けられてばかりだな。スーパーの無料コーナーの食品は形が悪かったり、賞味期限が近かったりするが、一日五点までとかなりお得だ。二人で必要な分の食材を買い、本の話をしながら帰っているといつの間にか寮に着いていた

 

「あっ、着いてましたね」

 

そう言いながらエレベーターで登っていく。

 

「そういえば、思い付きましたよ、お昼ご飯をどうするか」

 

さすが椎名さんだ。どうするか聞こうと思ったが、残念ながらエレベーターは椎名さんの部屋がある階に着いてしまった。明日どうするか聞こうと思っていると椎名さんはいつの間にか次の階のボタンを押していた

「それはですね…」

 

そう椎名さんが言おうとしていると俺の部屋がある階に着いた。椎名さんはそこで降りていく。当然、俺も降りるが嫌な予感がする。

 

「私が、あなたにお弁当を作ればいいんです!折角ですから、そちらの材料で私とあなたの夕食を作り、こちらで私とあなたのお弁当を作ればいいのです!」

 

椎名さんは胸をはりながらそう言って来た。………………本当に椎名さんには敵わない。

 




オリ主はあなたです。それ以外ではありません。それがこの物語の一番大切な所です……
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