「もう、心配させないでください」
そう言って俺をベットに寝かせてくれる椎名さんあの後、すぐ意識が戻ったものの体が重かったため部屋に連れてきてもらったのだ。
「買い物は私が行きますから、あなたはここで寝ててくださいね?」
わかっている。下手に動くより体を休める方がいいだろう。
「多分ですけど、ストレスと緊張によって倒れたんだと思います。この一ヶ月間は大変でしたから」
椎名さんはそう言って部屋を出ていく。確かにそうだろう急に実力を測ると言われたり、Aクラスじゃないと好きなところに進学出来ないと言われたのだから。そんな事を考えいると睡魔に襲われた………
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「あっ、起きましたか?」
目を開けると椎名さんがこちらを見ている。時間を見ると三時間ほどたっていた。
「もう体調大丈夫ですか?」
大丈夫だ。もともと風邪では無いし、少し疲れが出ただけだから問題は無い。
「なら、良かったです。ご飯出来てますから、早く来てくださいね」
そう言って椎名さんは寝室から出ていく。俺も体を起こし、立ちくらみ等が無いことを確認すると椎名さんの待っている机へ向かう。
「来ましたね、それでは食べましょうか」
俺も席に着き、手をあわせる。少しの間だったが看病してもらったことに感謝しつつ、いただきます。と言う
「はい、召し上がれ」
こんな風に過ごすのも悪くない。そう思う、今日だった。
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今日もCクラスの王を決めるための争いが起こっている。俺と椎名さんには関係無いが、休み時間がうるさくて敵わない。
「そうですね…昼休みぐらいは静かに食べたいのですが…」
多分、教室では叶わないだろう。こんなにもうるさいのだ静かに出来る訳がない。
「何処か良い場所があれ良いのですが…」
椎名さんに言われて思い付くのは夕日が綺麗だったベンチだが、あそこはお弁当を食べる様な場所ではない。そうなるとどうするべきか……
「どうしましょうか…」
本当にどうしよう。坂柳さんなら良い場所を知ってそうな気もするが何を要求されるかわかった物じゃない。
「そうですよね……でしたら私達で探してみると言うのはどうでしょう」
それも良い案だが、時間との勝負になりそうだ。やっぱり、坂柳さんに聞いて見るしか無いのか……
「出来れば避けたいのですが……」
椎名さんも乗り気では無い。そう考えているのチャイムが鳴ったので席に着く。考えるのはまた後だ。
「そうですね。今度倒れないでくださいよ?」
授業中に倒れるつもりは無い。俺が倒れるのは椎名さんの前だけだ。そんな事をいいあっている内に先生が入ってくる。さぁ、授業に集中しよう…