『----を期待する。以上で入学式を終わる全員解散。』
やっと終わったか、そう思い立ち上がる。男子と女子では席が別のため、椎名さんに会いに行こうとすると、
「おい、ちょっと付き合えよ」
振り向くと龍園君さんがいた。椎名さんと用事があると言って断ろうとしたら…
「女と用事があるからって断ったりするなよ?」
逃げ道を塞がれてしまった。そしてそののまま体育館裏まで連れていかれた。もう駄目かな…なんて思ってると、
「別にとって食ったりはしねぇ。話があるだけだ」
それで話とは?
そう返すと、龍園君さんは少し笑い、
「なぁ、さっき坂上が言ってた事についてどう思う?」
どうもこうも怪しいに決まってる。俺は椎名さんのおかげで気付けたが、少し考えれば可笑しいと気付ける。
何台もの監視カメラ
突然の10万円相当のポイント
そして、2年生や3年生からの哀れみの目
全てが怪しいだろう。1つ言えるのはこのポイントは大切にした方が良いと言うことだ。
「なるほどな、なかなか面白いなお前」
それはどうも、だけどそろそろ椎名さんを待たせているので行って良いでしょうか?
「ん?あぁ、もう用はねぇさっさと行ってこい」
感謝をしてその場を去る。以外と龍園君さんって優しいのでは?と思いながら走って椎名さんの元へ向かう。
「……あっ!遅いです。何処に行ってたんですか?」
まずは謝罪し、理由を説明する。と言っても龍園に呼ばれ、坂上先生の言葉についてどう思うか聞かれただけだか。
「そんなことが…なるほどあなたの言った通り怪しいですね…」
そうだなと頷きづつ、椎名さんの手を取って走りだす。早く図書館に行きたいのだ。ここの図書館パンフレットにある通りかなり広く、多くの本があるのだ。
「あっ…えぇ、行きましょう楽しみですね!」
そう言って、椎名さんも走り出す。俺も当然楽しみなので走るスピードが早くなってしまうのは仕方無いだろう。しばらく走っていると、
「はぁ…はぁ…少し…止まって…ください…」
椎名さんは息も切れており、とても辛そうだったため、取り合えず近くのベンチに座る。
「はぁ…はぁ…幾ら楽しみだからって、急ぎすぎです…まったく」
椎名さんに怒られてしまった。無理も無い。見た目からして運動が出来ないのに、手を取って走ったのだから。
「なんですかそれ、酷いです」
どうやら声に出ていた様だ。取り合えず椎名さんに、謝り、図書館へ行こうとし、前をみると…
「はい、許してあげましょう、って……凄い良い場所ですねここ」
そう目の前には綺麗な海があり、夕日が落ちて来ており、ロマンチックな光景だ。
「…本を借りたらここで2人で読みませんか?きっと楽しいでしょうから」
そう言って来る椎名さん。当然断る理由も無く、OKを出す。
「それは良かったです、約束ですよ!」
そう言ってこちらを向き、笑顔で言って来る。その笑顔は夕日に照らさせれて綺麗だった。まったく、椎名さんには敵わないなぁ…
主人公はオリ主であり、あなたです。この物語を読んでるあなたかも知れませんし、あなたが考えたオリキャラかもしれません