『おはようございます、よく眠れましたか?』
俺は椎名さんから送られたメールの着信音で目を覚ます。高校生活二日目の朝だ、椎名さんへメールを返し学校へ行く準備をする。すると
『寮の前で待ってますね』
…準備にかかる時間を減らさないといけなくなったな。急いで制服へ着替え、朝食を食べる。今日の昼食は購買で何か買おうと決め外にでる。すると
「あっ……被っちゃいましたね」
どうやら椎名さんも準備をしていたらしい。とりあえずおはようと言い一緒にエレベーターへ向かう。
「はい、おはようごさいます。それとすいません。焦らせる様なことを書いてしまい…」
それについては気にしていない。お陰で椎名さんと一緒の時間に出られたのだから。
「本当ですか?本当なんですね?」
本当だ。これは俺の心からの本心、椎名さんと一緒に登校できるのは嬉しい限りだ。
「はぁ、良かったです。私てっきり迷惑をかけたのかと…」
迷惑はかかって無い。ただ椎名さんがそんな風に心配してくれることが嬉しいのだ。
「ふふっ、何ですかそれ。ただ迷惑で無いのなら良かったです」
ただ一つ迷惑がかかるとしたら、毎日昼食が購買の物になると言うことだけだ。
「大問題じゃないですか。ポイントは使わないようにしないといけないんですから」
そう言われても…購買で昼食を買うことにして、椎名さんと一緒に登校するか、弁当を作って学校にダッシュで向かうかの二択しかない。何せ俺は朝が弱いため、起きる時間で弁当を作るとギリギリになるのだ。
「昨日の内にお弁当を作って置くのはどうでしょう」
嫌だ。それでも良いが、やはり弁当は朝に作った物が良い。
「本当にどうしましょうかね…」
そんなことを二人で考えながら歩いていると、学校に着いていた。
「あっ、もう着きましたね。今日もお互い頑張りましょう」
勿論、せっかくの高校生活だ。良く学び、良く遊ぶ。頑張っていこう。
「はい!頑張りましょう!」
そんな椎名さんの笑顔はとっても綺麗で椎名さんには敵わないなぁ。と再認識できた俺だった。
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学校二日目。授業の初日だからかほとんどの授業が今後の授業方針で終わっていた。ほとんどの先生は親しみ易く今後の授業が楽しみになった。そして、昼休み。俺は購買で買った惣菜パンをそして椎名さんは自作の弁当を食べていた。
「しかし、不思議でしたね」
椎名さんはそんなことを言っている何が不思議だったのだろう?
「もう、気付いている癖に言わないでください。先生が隣の席の人としゃべっている生徒やスマホを触っている生徒がいても注意しなかったことです」
確かに不思議だ。あんなに先生がいるのだ一人ぐらい神経質な先生が注意していても可笑しくはない。
「どう言うことなんでしょうね」
よくわからないが、強いて言うなら自己責任と言った所だろう。
「なるほど…それなら確かに納得出来ますね」
しかしそれだと厄介だ。もしかしたら連帯責任とか言ってクラスに罰を出すかもしれない。
「確かにそうですね…」
そんな事を考えながら食べていると…
『本日午後五時より第一体育館にて、部活動説明会をおこないます。部活動について興味のある生徒は第一体育館に集合して下さい。繰り返します。本日ーーーーーーーーー』
可愛らしい声と共にアナウンスか流れ始める。椎名さんはどこか入るのだろうか?
「私ですか?中学校の頃に茶道部に入っていましたので、あるなら入部するかもしれませんね」
椎名さんが茶道部に入ってしまうと放課後一緒に本を読める時間が減ってしまうのでは?と心配になっている俺がいる。
「大丈夫です。あくまで在ればですし多分、参加せず本を読むことの方が多いと思いますよ?」
そうか、なら安心だ。そう思い惣菜パンを呑み込むこれで午後も頑張れそうだ。
「あなたはどうするんですか?」
俺はどうしようか考え中。多分入らないと思う。
「そうですか…でしたら図書館で待っていて下さい。終わったら一緒に帰りましょう」
それぐらいなら構わない元々、今日は行くつもりだったから。そう伝えると
「なら、決定ですね!」
そう言って嬉しそうにする椎名さん。あぁ、やっぱり敵わないなぁ。そう考えていると食堂に行っていたクラスメイトが戻ってくる。さぁ午後も椎名さんの笑顔を胸に頑張るとしよう。
何度も言いますが主人公はオリ主であり、あなたです。この話を読んでいるあなたかもしれませんし、あなたが妄想したキャラかもしれません…