ISの二次創作の設定を作ってみた   作:ユキ (旧 rain time)

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 タグ オリ主×箒


隻腕は剣で語りあう

 

 私の姉はISの生みの親で超有名人になった。そのせいで小学4年の時から何度も転校を余儀なくされ、友達と呼べる人はいなかった。そして高校はIS学園に強制的に入学させられた。私はISなんて知らないのに・・・そんなことを学びたくもないのに・・・私は、篠ノ之束ではないのに。

 だが幸いなことに幼馴染の一夏がISを動かしてしまったようだ。世界初の男性IS操縦者としてここに強制入学され、女子高に男一人となり、相当縮こまっている。私も心細かったから、数少ない幼馴染の二人のうちの一人がいるのは少し安心。

 私には数少ない幼馴染の少年が二人いる。二人とも私の父が開いている剣道場で知り合い、当時から無愛想であった私の友達・・・いや、一夏は友達だ。もう一人は・・・それ以上、だと私は思っている。

 その後自己紹介で一夏が情報量の少ない自己紹介をして、姉の千冬さんに小突かれる。そして千冬さんへの歓声を鎮めた後に千冬さんはみんなが気になっていることを言う

 

「さて、今空いている席があるが、そこの生徒が今到着した。入ってもらう。入ってこい」

「分かりました」

 

 その声で教室がざわつく。明らかに男性の声だったからだ。だが彼が教室に入った瞬間、しんと静まり返ってしまう。私も声を出すことができなかった。

 一夏と同じくらいの背丈で、すらっとした体型。一夏と同じくらいの美形でそして私の・・・私の初恋の相手。

 

 

 なのに

 

 

茅野(かやの)(つき)です。世界で二番目の男性IS操縦者です。剣術を嗜んでいます。まずは一年間よろしくお願いいたします」

 

 一夏よりもしっかりとした自己紹介で一礼する彼。今もなお剣の道を歩んでいることを知れてこれ以上嬉しいことはない。

 そして、初めての休み時間に私と一夏の前に来る

 

「久しぶりだね。一夏、箒。箒は6年ぶり、一夏は4年ぶりか。元気してた?」

 

 久しぶりに会った友人として当たり障りのない会話。私のことを覚えてくれていたことで普通だったら舞い上がっているに違いない

 

 

 なのに

 

 

「つ、月・・・なんだよな?」

「そうだよ。幼馴染の月だよ。いや~二人とも成長したね~。箒なんか美人になって」

「そ、それよりも・・・」

 

 聞いてはいけないような、でも聞かなければならないようなことを。私は絞り出すようにして・・・言う

 

「月・・・()は?」

 

 初恋の彼の左腕は包帯でぐるぐる巻きになっていた。

 

 

 そして、その夜私は思い知らされる。彼の左腕が、怪我では済まされていなかったことに

 

 




 
 主要登場人物紹介

・茅野月(かやの つき)

 オリジナル主人公。一夏・箒・鈴と小学校まで幼馴染。中学の時に親の仕事で転校。
 一般家庭だったが交通事故により両親が死亡、月も左腕を切断する重傷を負ってしまう。
 入学時は男性IS操縦者となってしまったことで外出できず、義手が不調だったので代用品で乗り切っていた。
 篠ノ之流を習い、中学ではそれを土台として多くの流派を学び、独自に進化させている。しかし、あくまで剣術に変えたため剣道の試合には不参加。でも剣道は負け無し。そしてこれは趣味でやっている。
 夢は宇宙のことをもっと知ること。小さい時からその思いは変わっていないため、ISを宇宙進出させたいと考えている。
 箒のことが好きなのだが、箒の無愛想な態度が災いして箒は月を友達程度だと思っている。つまり相互片思い状態。
 箒の友達だっただけでなく、幼少期に宇宙のことに興味を持っていたため、束には箒と同じくらい気に入られている。義手も束お手製で作ってくれるほどの仲。ただ、最近束がISを兵器のように見ていることに不満を抱いている。


・篠ノ之箒

 メインヒロイン。一夏と幼馴染。月とは幼馴染兼初恋の相手。
 剣道が得意で全国優勝を果たすも、暴力で憂さ晴らしをするような剣をふるったことを後悔しており、精神的に強くなろうと努力している硬派な少女。昔から無愛想で思いを伝えることが苦手だったが、月が率先してフォローをしてくれ、次第に思いを寄せる。
 入学当初は行きたくもない学校に行かされたことで、少し暴力的(原作と同じくらい)だったが、一夏と同室で一夏がラッキースケベを起こしたことに激高して木刀の突きをしたのが月の左腕に直撃したことで、それではいけないと深く反省し暴力を行わないように努めていく。(月の左腕は義手、この時はスペアだったため事なきを得た)
 最初は月のことが好きだが思いを伝えられなかったが、周りのヒロインたちのサポートもあって段々と思いを伝えられるように。無人機戦(もしくは福音戦後)に告白して晴れて月と相思相愛の恋人に。性格も軟化していく



 魅力ある小説を読んでいると、どのヒロインも可愛いことが再認識されました。特に箒は二次創作では暴力が前面に出ることが多いですが、そこがなければメインヒロインの貫禄あるじゃん、と思い知らされました。
 本作「Inferior Stratos」ではアンチだから私が言うのもなんですが、箒が幸せになってもいいじゃない
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