ISの二次創作の設定を作ってみた   作:ユキ (旧 rain time)

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 タグ オリ主×シャル


スパイ達が行き着く未来

 光影学園(こうえいがくえん)。そこは都内に存在する中高一貫校。一学年400人のマンモス校だ。そこにはクラスごとにコースが分かれており、普通科、体育科、進学科が1組から9組の計9クラスで各クラスに40人の生徒が所属している。科が違っているとは言えども、体育祭などの交流があり全く接点がないわけではない

 

 

 ある一クラスを除いて

 

 

 

 

 光影学園の()()。特進科としてこの学園に存在している。だが、その組だけは他クラスとの交流が禁止されており、同じ学校に居ながらどんな人がいるかさえ分からない。関わったら最後、生きて戻れないと噂されており、学校の七不思議として語られている。

そんな3年0組の中である男子、目元しか見えないほど包帯で顔をぐるぐる巻きにして、左手にだけ白い手袋をした男子が教室に入っていく

 

「おはよう」

「天照!いったい何依頼されてたんだ?」

「他校の膿潰し。静岡の小中一貫校だったんだが・・・いじめに教師から生徒へのセクハラ、校長の横領とオンパレードだった。創立100年目で廃校をプレゼントしてやった」

「やるじゃん」

「で、その膿たちは?」

「生け捕りにしといた。好きに使っていいぜ。腕とかない奴もいるけど」

「いいねえ!今日はそいつらで拷問の練習と行こうか!!」

 

 

 

 お気づきかもしれないが、この0組は特進科ではない。本来の名前は『諜報科』、いわゆるスパイ育成のための学科。法で裁くことが難しい悪人たちをこの手で処刑するという、考えられないような学科だ。表面上は特進ということで世間では認められているが、この実態は当人たちと諜報科のOB、担当教師、そして日本の裏組織のみしか知らない。諜報科を卒業する生徒はほとんどが日本のスパイ工作員となって他国の情報などを盗み取っていく。

 そして、先ほどの男子こと『天照(あまでら)氷夜(ひょうや)』はこの学園で最優秀と言われるほどのスパイのエリートであり、時折彼には他校の内部状況を把握するように依頼が来る。そして情状酌量の余地がないと依頼主からの通達があり、氷夜も同意した場合、廃校にするように動くのだ。情報収集力に暗殺技術、人身掌握、権力者や裏とのパイプがどれも一級品で同期のあこがれとなっている

 このまま高校でもその技術を磨く予定だった。だが

 

「私がIS学園に、ですか?」

「そうだ、君は奇しくもISの適性がある。ならばそこでISや学園の情報を探ってほしい。どうやらそこには我々とは異なる日本の狗も紛れ込んでいるから気を付けてくれ」

「分かりました。理事長」

「・・・無理はするなよ。()()()

「はい・・・父さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

「って安請け合いするんじゃなかった。ああくそ、こんなに嫌われるなんてな」

 

 わかっている。所詮雌共は血統を優先する。ブリュンヒルデの弟と敵対すればこうなるのは分かってはいたが、中学の時と比較してしまうと寂しさが感じる

 

「要するに、IS動かせて偉いと思っている脳みそ空っぽの無能集団だったということだ。あの男も何故女尊男卑のゴミを擁護するのか・・・脳みそ大麻畑なんだろうな」

 

 IS学園では彼の味方がいなかった。ならば逆に潰すには苦にならない。そう思って、そう言い聞かせて氷夜はスパイを続けていく。

 いつしか彼はIS学園の生徒に対しての感情が消えてしまった

 

 

 

 

 

「どうして天照君は僕を助けてくれたの」

 

 ・・・たまたまだ。俺に関わるな

 

 

 

 

 これが俺のやってきたことだ。こうなりたくなければ俺に関わるな

 

「・・・ううん、それは聞けない。だって・・・悲しそうだもん」

 

 ・・・うるせえ、首の骨折るぞ?

 

「いいよ、どうせ助けられた命だもん。氷夜ならいいよ」

 

 ・・・

 

 

 

 

 ・・・いい加減にしろ!俺に関わるなよ!織斑とこに行けよ!!代表候補生同士で仲良くしてろよ!!!

 

「嫌だ!君も仲良くなるんだ!そうじゃなきゃ僕も行かない!!」

 

 やめろよ!構うなよ!!

 

 

 俺に・・・関わるなよぉ・・・

 

 

 その氷を溶かす少女が来るまでは

 




 登場人物紹介
・天照氷夜(あまでら ひょうや)

 世界で二番目の男性IS操縦者であり、光影学園にも在籍している生徒。
両親はすでに他界しており、両親の虐待によって顔、首、左手、右肩、左足に重度の火傷痕がある。それを他人に見られるのが嫌で包帯などで隠して生活をする。仲が良くなるとプライベートで素顔を見せてくれるため、一種の指標になる。(公共の場では誰に対いても隠している)
 両親の死後に光影学園の現理事長に拾われ、そこの養子となる。小学生の時にたまたま0組の存在を知り、スパイとしての実力があることに気づき0組に入学することを決意。学年のトップとして才能を伸ばしていく。
 IS学園には適性がなぜかあったことと、情報収集のため入学の形で潜入する。しかし、1組に在籍する女尊男卑の人間たちに失望、織斑一夏ともそりが合わず(正々堂々やISで女子を傷つけるなと言う考えについていけず)クラスでも孤立。仕事で入ったと言い聞かせてスパイ活動を続ける。
 シャルロットが男装して入学したとき一目で見抜くが行動しなかったが、身の丈話で実の両親に指示されたことを知り、粗末なスパイをさせたことや、子を蔑ろにすることに怒り、デュノア社に潜入。実際は保護の目的でやっており、氷夜たちが調べ上げてデュノア社のスパイを拘束して問題は解決する。
 シャルロットに対しては助けた後に付きまとわれ迷惑だったのだが、誰かと関わりたい思いもあり、無下にしなかった。シャルロットからのアプローチに心惹かれるものの、スパイとして生きていくと決めており、苦悶の日々を過ごす


・シャルロット・デュノア

 メインヒロイン。デュノア社社長の妾の子でフランス代表候補生。
 デュノア社がIS開発の遅れにより陥った経営危機を回避する為、男装してIS学園に入学して男子のISデータを盗む目的で入学するよう強制される。しかし、実際は暗殺されないように保護するのが目的であり、フランス政府、IS学園にもこのことを伝えている。そのため偽装入学はしていない。
 デュノア社社長の意図を知り真実を伝えられるようにしてくれた氷夜に感謝し、恋に落ちる。そして彼自身が孤立していることに疑問を持ち、自身が懸け橋になろうとすることで学園生活を豊かになってほしいと思うようになり、積極的に氷夜にアプローチする




 シャルヒロインはもうたくさん見てきた。そんな中で新たな主人公像はあるのか、考えてみる・・・スパイ同士の恋愛はどうだろう?
 シャルは強制とはいえスパイとして入った。なら主人公はガチスパイで入るなら面白い。それにクラスになじめないキャラでシャルが来て性格が軟化するってのも面白い。
 こんな感じでできたのが氷夜君です。ちなみに彼の性格は私が3年前辺りに書こうとしたISの二次創作の主人公だったり、容姿は筆者が別で書いている主人公の没案だったりしています。こちらは外見にダメージが残るキャラとしてあちらと対比しています
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