俺が1歳の時、母さんが死んだ。
母さんのことはあまり覚えていない。じいちゃんに聞いた話では根っからの忍であり任務の鬼だったそうだ。どんな危険な任務も決して顔色を変えずに鋭い目で遂行していたそうだ。しかし、俺を抱きあげて子守唄を歌う時は、とても優しい表情を浮かべていたらしい。
ある任務で命を落とした時、母さんは泣きながら呟いたらしい
『もっとあの子といたかった。あの子を忍者として、なにより愛する息子としてずっと育てたかった。』
その後、親父は任務と称して俺を置いていき、結果俺は母さんの師でもあったじいちゃん、半蔵に引き取られた。
「あいつはのう、どこまでも真面目な奴じゃった。じゃがのう、それ以上にどこまでも優しい心の持ち主じゃった。」
母の命日になるとじいちゃんは仏壇の前で悲しそうにそう呟く。
「竜司という名はな、死ぬ前にあいつがお前が忍になったら絶対にこの名をつけてくれってワシに頼んだ名なんじゃ」
「母さんが?」
「うむ、『あの子に自分が母だという証を残したい』そう言ってな、お前が産まれるまえから忍としての名を必死になって考えておるあいつは微笑ましかった…」
そう言うとじいちゃんは俺の頭を撫でる。
「竜司、あいつは…叶(かなえ)は確かにお前の中で生きておる。胸を張って…なにより強く生きろ」
目に涙を滲ませながらじいちゃんはそう俺に言った。
「う…うう…ここは…?」
目が覚めるとそこは暗い洞窟の中だった。
「俺は…一体…」
「目が覚めたか」
ふと声が聞こえてそちらに首を傾けるとそこには先ほど遭遇した口元を隠したくノ一が焚き火に目をやりながらそこにいた。
「あんた…さっきの悪に…痛っ…!?」
起き上がろうとすると体に痛みが走る、
「動くな、応急処置をしたが本来なら死んでてもおかしくないほどの怪我だったんだ。まだじっとしていろ」
よく見ると全身に包帯がグルグルと巻かれていた。
「あんたが…俺を助けてくれたのか?なんで?」
「今この状況では善忍だの悪忍言ってる場合じゃないしな。ロードスカルに対抗する力は1人でも多い方が良い。奴らはスカル達の中でも幹部クラス、ガリューでも倒すのは難しい相手だからな」
そう言うとくノ一は俺に自分が飲んでいた水筒を投げ渡す。
「今は体を休めろ。傷を治すことを最優先にするんだ。」
「わ…わかった…」
俺は水筒の水を飲むとそのまま体を休めた。
「ギギィッ!!」
メドューサが手を振ると目の前のアントスカルが破裂する。
「見つからないじゃあないだろ…さっさと見つけろ!!」
苛立ちながら叫ぶメドューサに残りのアントスカルたちは再び竜司の捜索を始めた。
「これだけ探しても見つからない…やはり生きてるのか?」
あれだけの攻撃を受けてなおリューマは生きている、そう考えるとメドューサはさらに怒りを露わにした。
「しぶとい奴め…それなら…」
メドューサは何かを思いつき歩き出した。
「ん…寝てたのか俺…」
目が覚めると俺は起き上がった。どうやら知らない間に眠ってしまったようだ。体はまだ痛いが先ほどよりだいぶ楽になった。
「本当に無防備だな。まさか仮にも敵の前で堂々と眠れるとは…」
「あ…あはは…」
「ふっ、おかしな奴だ」
呆れた顔でこちらを見るくノ一は少し懐かしそうに笑った。
「それで…この後どうするんだ?」
「結界を解く」
俺の質問そう言うとくノ一はそう答えると地面に術式のようなものを書き始めた。
「この結界はスカルの能力によるものだがその根幹は忍の術によるものに近い。これなら時間はかかるが私ならなんとか解除できるかもしれない。結界が解ければ外のガリューがこの島に入れる。そうすればロードスカルに対抗できるだろう。」
「おおっ!!」
ガリューは強い、味方になってくれればこれほど頼りになることはない!!
「…休戦協定を提案した私が言うのもなんだが…さっきから私のことを信用し過ぎじゃないか?」
喜ぶ俺にくノ一は呆れた顔でそう聞く
「いや…まぁそうなんだけどさ、あんたって悪忍だけど、いい奴そうだからさ」
一緒にいれば少しはわかる、この人は確かに敵だが…悪い奴ではない、信用できる人だ
「…本当におかしな奴だ」
ため息を吐きながらくノ一は苦笑いをした。
「くそっ!!」
炎佐はガリューに変身してスピノアクスで結界を攻撃するが破壊できずにいた。
「この力…おそらくスカル…しかもロード級だ!!鈴音先生や今のリューマじゃ相手が悪い!!なんとかしないと…」
『シュルルルル!!シュルルルル!!』
突然、紅い蛇型のオトモカラクリ『カラクリヘビ』のヘビ丸が携帯電話のへと変形し炎佐の手に収まる。見てみると着信がある。
「もしもし?」
『やぁ炎佐』
「っ!!てめぇは…」
電話の相手は蛇邪学園に多額の資金援助を行なっている有力スポンサーの男であった。
「何のようだ…今忙しいから後にしてくれ」
「事情はわかってるよ、ロードスカルが出たのだろう?」
「っ!?テメェなんでそのことを…」
炎佐はなぜこの男がそれを知ってるのか驚愕した。
「単刀直入に言おう、お前達はそこで待機していたまえ」
「っ!?なんでだよ!!」
炎佐は男の言葉に怒り叫んだ。
「これは上からの命令って奴だよ。悪いが私に従ってもらうよ」
「ぐっ…」
男の笑い声に炎佐は悔しそうに歯軋りをした。
「…頼んだぞ…リューマ…」
「よし…このまま結界の解除に取り掛かる。」
「お、おぉ」
その頃、くノ一と俺は結界の解除の準備をしていた。俺も結界解除に必要なものや準備を手伝っている。
『仮面ライダーリューマ…』
「「!?」」
突然声が聞こえ俺たちが外に出ると空中に燕尾服を着た女、メドューサが映し出された。
『貴様が生きているのなら今から指定する場所へ1時間以内に来い…もし来ないようなら…こいつらの命はない』
「っ!?みんな!!」
そこに映し出されたのは石になってしまった飛鳥達の姿であった。
『これは脅しじゃ無い…必ず来いよ』
メドューサの言葉とともに映像は途切れた。
「くそぉっ!!」
俺は傷ついた体に鞭打ってメドューサに指定された場所へと向かおうとした。
「だめだ」
しかし、くノ一は俺の手をつかんで止めた。
「はなしてくれ!!早く行かないとみんなが!!」
「あからさまな罠だ、行けば殺されるぞ」
「だからって…みんなを見捨てられるわけねぇだろ!!」
「聞き分けろ!!」
突然くノ一は俺はと怒鳴りつけた。
「スカルに対抗できるのはガリューとお前だけなんだぞ!!お前が死ねばそれだけ人々がスカルの脅威に苛まれることになるのがなぜわからん!?リューマの力を手に入れて最強になったつもりか!?死んだら全て終わりなんだぞ!!違うか!?」
くノ一は体を震わせながら言葉を続けた。
「いいか…お前がどんな力を手に入れようとも…所詮お前は忍学生、未熟なことには変わりない…お前はこの先もっと多くの命を救う人間なんだ…ここで死んではいけない…」
その声は震えており手には血が滲み出していた。
「お前は生きなければならないんだ…目指すものがあるなら…その命を捨てるようなことはするな…」
「………。」
しかし、俺の意思は変わらない。
「悪い、俺行くよ…」
「なっ…!?」
俺の言葉にくノ一は驚愕した。
「俺さ…『世界一カッコイイ忍者』になりたいんだ。その夢を叶える為に一つ、絶対にこれだけは守るって誓いを立ててるんだよ」
『世界一カッコイイ忍者』、それは俺の目指す忍者。その為に、決めていること…
「仲間を絶対に見捨てない…それが俺の目指す夢の為にたてた俺の誓いなんだ」
この誓いがあるから俺は自分の夢を追い続けられる。前へ進み続けられる。
「だから俺はみんなを助けに行く…ここで仲間を見捨出るくらいなら…俺は忍を辞める…そうしてまで俺は忍なんて続けたくないから!!」
そう言うと俺は走り出す。大切な仲間を守るために
「……仲間…か」
それをくノ一は静かに見つめていた。
「来たか」
俺がたどり着くとそこにはアントスカルを引き連れ鋭い目つきでこちらを見つめるメドューサが立っており後ろには石にされた仲間がいた。
「返してもらうぞ、俺の仲間を!!」
「それは無理だな。お前はここでこの私に殺されるのだからな」
『メドューサ!!』
メドューサは腰にスカルドライバーを装着して金色の骨の装飾があるメドューサキーを起動し、スカルドライバーの口の中にある鍵穴に差し込み回した。すると鍵穴からどす黒い泥が体を包み込み全身が蛇の鱗の様な女性らしいラインの鎧に包まれ顔は蛇のような兜に覆われてたスカル。メドューサスカルへと変身した。
「死なねえよ…俺はお前を倒してみんなを助けるんだ!!」
『ティラノ!!』
腰にはめたカグラドライバーに起動したティラノキーを鍵穴に差し込んだ。
『ドンドロロンロンドロンドロン!!ドンドロロンロンドロンドロン!!』
ベルトから音楽が流れ出す。
「変身!!」
俺は掛け声と共にティラノキーを回した。
『武装!!ティラノ!!』
ドライバーの音声と共にティラノサウルスの幻影が現れ俺を包み仮面ライダーリューマへと変身した。
「仮面ライダーリューマ…いざ、舞い忍ぶぜ!!」
俺はファングクナイを手にメドューサへと斬りかかった。
「舐めるなぁ!!」
メドューサスカルも長剣を手に取り斬りかかる。
「ぐっ…」
「はぁぁぁっ!!」
鍔迫り合いになるもメドューサスカルの力に負けて俺は吹き飛ばされる。
「ぐっ…だったら!!」
『必殺の術!!』
俺はファングクナイの鍵穴にティラノキーを挿して回し、音声とともにファングクナイにエネルギーが込められて巨大なオレンジの斬撃が放たれた。
「必殺忍法!!激竜忍斬り!!」
斬撃はメドューサスカルへと向かっていく。
「無駄だ」
すると、メドューサスカルの長剣の刃が分裂し蛇腹剣へと変形し、俺の斬撃を細切れにした。
「んなっ!?」
「死ね」
そのまま蛇腹剣の斬撃は俺へ襲いかかり俺の体を斬り裂いた。
「うわぁぁぁぁぁ!!」
蛇腹剣で斬り裂かれた俺はボロボロになって倒れ込む。
「ふん、他愛無い。」
メドューサスカルは俺にとどめを刺す為にゆっくりと近づいてきた。
「この…まだだぁ!!」
『必殺の術!!』
「必殺忍法!!激竜無双キック!!」
俺は立ち上がりカグラドライバーの恐竜を叩くと音声と共に足にエネルギーが込められていく。俺は飛び上がりティラノサウルスのオーラを全身に纏い渾身のキックが繰り出した。
「鬱陶しい!!」
「ぐわぁぁぁぁ!!」
メドューサスカルは頭部の髪を蛇に変えそこから紫色の炎を放ち俺は吹き飛ばされる。
「う…くそっ…」
俺は再び立ち上がろうと力を入れる。
「本当にしつこい…ただの忍の分際で…私と陛下の道を妨げるなぁ!!」
メドューサは怒りながら蛇腹剣で俺を再び斬りつける。
「なぜ貴様は倒れない!?ただの忍のくせに!!『リューマの鎧』に選ばれただけの…ただの小僧のくせにぃ!!死ね!!消えろ!!私と陛下の邪魔をするなぁ!!」
メドューサスカルは激昂しながら俺に何度も何度も蛇腹剣を叩きつけてきた。
「…倒れるわけ…ねぇだろ…俺は…『世界一カッコイイ忍者』になる男だぞ?」
「何…!?」
俺はなんとか立ち上がり言葉を続ける。
「お前…さっきから忍を馬鹿にしてるけどなぁ…忍の凄さを…何にもわかってねえ…」
俺の憧れた忍は…忍の歴史はこんなやつに語れるほど柔なもんじゃ無い
「見せてやるよ…お前が見下した…忍の力って奴をなぁ!!」
ぶっつけ本番でこの技を使うことになるとは思わなかったけど…ここで使わなければみんな死ぬ…俺も…飛鳥たちも…失ってたまるか!!
「はぁぁぁっ!!」
俺は全身のエネルギーを放出する。すると、リューマの装甲が変化していき薄く、最小限の装甲になる。
「仮面ライダーリューマ・命駆モード…いざ、舞い忍ぶぜ!!」
「あれは…まさか…!!」
リューマを見ながら口元を隠したくノ一、鈴音は驚愕した。
「まさか…リューマの状態で命駆を行なってるというのか!?」
確かに、『リューマの鎧』は元々忍がスカルに対抗出来る様に作られたもの、理論上忍の術を使うことも可能だろう…だが、リューマの状態で命駆を使うなんて初代リューマでも使用したという記録は無い…
「あの男…天才というやつか…」
鈴音は竜司の潜在能力の高さは驚愕した。
「なんだ…その姿は…いや、それ以上に…なんだその膨大なエネルギーは!?」
メドューサスカルはリューマから溢れ出てくるエネルギーに動揺した。
「貴様は…危険だ…ここで倒す!!いけぇ!!」
メドューサスカルの指揮によりアントスカルたちは一斉にリューマへと襲い掛かる。十数対のアントスカルがリューマを取り囲み攻撃を仕掛けるがリューマは一瞬で消える。
「なっ!?どこに…」
瞬間、アントスカルたちが吹き飛ばされ爆散すると再びリューマが現れた。
「貴様ぁ!!一体何をしたぁ!!」
メドューサスカルは蛇腹剣で斬りかかる。しかし、リューマは再び姿を消して少し離れたところへ現れる。
「これは…消えてるのでは無い…高速で動いているのか!?」
「そういうことになるな」
仮面ライダーリューマ・命駆モード…リューマの状態で命駆を使用した特殊フォームである。防御力がほとんどなくなるがその分攻撃力とスピードが上昇するのである。
「今までの分反撃させてもらうぜ!!」
俺は高速でメドューサスカルへ接近すると全力で殴りつける。
「舐めるなぁ!!」
黒い蛇のようなオーラがメドューサスカルを包み込むように覆い俺のパンチをガードする。しかし、
「オラァ!!」
「ぐわぁぁぁぁ!?」
俺のパンチはオーラを突き破りメドューサスカルは吹き飛ばされる。
「このぉ…舐めるなぁ!!」
メドューサスカルは激昂しながら蛇腹剣で斬りかかる。しかし、俺は再び高速で動いて斬撃を躱してメドューサスカルを蹴り飛ばす。
「くそぉぉぉぉ!!嘘だ嘘だ嘘だ!!この私が…ロードスカルの一角であるこの私が…こんな忍なんかにぃぃぃ!!」
「俺は絶対に負けない…お前が見下した忍の力…お前に見せてやるぜ!!」
負けるわけにはいかない…大切な仲間を守る為に…俺の目指す『世界一カッコイイ忍者』になるために!!
「ふざけるな…私は…陛下の忠臣…こんなところで…貴様なんかに…負けられないんだぁぁぁ!!」
突然メドューサスカルは叫びだし頭部の蛇たちがメドューサスカルの全身に噛みつき出した。
「なっ…何を…!?」
「ぐぅぅぅ…ぐぁぁぁぁ!!」
突然メドューサスカルの体が肥大化し巨大な大蛇、メドューサスカル巨獣態へと変わった。
「リューマぁぁぁ…貴様は殺す…この私がぁぁ…ゼッタイニコロシテヤルゥゥゥゥ!!」
メドューサスカル巨獣態は鋭い牙を震わせ俺に襲いかかる。
「やれるもんならやってみろ!!」
『シノビークル!!』
俺はメドューサスカル巨獣態の攻撃を躱すとオレンジ色の巻物、シノビークル大地を起動してバイクに跨りカードキーを挿し込む
『ハヤウマモード!!』
ハヤウマモードになったシノビークル大地は命駆の状態によりパワーとスピードも上昇しメドューサスカル巨獣態の攻撃を躱してメドューサスカル巨獣態へと突進を繰り出す。
「舐めるナァァァ!!」
メドューサスカル巨獣態は負けじと口から紫色の炎弾を撃ち出す。
「これが…ロードスカルの力ダ…クタバレリューマァァァ!!」
「ぐっ…」
次々と放たれる炎弾に道を阻まれ俺は空中へとジャンプして逃れる。
「馬鹿メ!!そのまま石にシテクレル!!」
するとメドューサスカル巨獣態が口を全開すると巨大な目玉がが現れそこから黒い光線が放たれる。
「舐めるな…忍の…俺の力を!!」
『必殺の術!!』
俺はカグラドライバーを叩くと音声と共に足にエネルギーが込められていく。俺は飛び上がるとティラノサウルスのオーラを全身に纏い渾身のキックが繰り出された。
「必殺忍法!!激竜命駆キック!!」
メドューサスカル巨獣態の光線と俺の必殺忍法が衝突し競り合いになる。
「これが…俺たちの…リューマの…忍の力だぁぁぁ!!」
俺のキックは光線を撃ち破りメドューサスカル巨獣態の頭を貫いた。
「そんな…嘘だ…この私が…ウソダァァァァ!!」
メドューサスカル巨獣態は断末魔と共に爆発した。すると、メドューサスカルの力が解けたのか飛鳥たちが元に戻った。
「っ!!飛鳥、みんな!!」
「う…りゅーくん…私たち一体…」
どうやら無事なようだ
「よかった…ほんとによかった…」
俺はみんなの無事にほっとした。
「ぐっ…馬鹿な…この私が…負けるなんて…」
突然声が聞こえてそちらを向くと燕尾服を着た女性が倒れていた。手に持つスカルキーは無傷のようだ。しかし、もう満身創痍で戦える様子では無かった、
「お前には色々と聞かせてもらうぞ、スカルやお前のボスについてとかな」
俺は奴を拘束しようと近づく。
「ちょっと待ってくれるかな?」
突然声が聞こえて振り向くと突然空間が歪み黒い穴が現れ一体のスカルが現れる。
その姿は血のように紅い鎧と闇夜のように黒いマントに身を包んだヴァンパイアを彷彿させるスカル、ヴァンパイアスカルが現れた。
「へ…陛下…」
メドューサはふらつきながらヴァンパイアスカルを陛下と呼び近づく
「も…申し訳ありません…リューマを…倒せず…」
「気にすることは無い、こっちこそ君に仕事を押し付けすぎていた。すまない…華蛇(かだ)」
謝るメドューサ、華蛇にヴァンパイアスカルは優しくそう言い彼女を抱き抱える。
「今日のところは退かせてもらうよ。縁があったらまた会おう」
「待っ…」
俺は止めようとするがヴァンパイアスカルは黒い穴の中へと入っていき消えていった。
「そんなことが…」
学院に戻った俺は神門様に報告していた。
「はい、ロードスカル…そして陛下と呼ばれる敵のボス…恐ろしい相手でした。闘わなくてもわかるほどのオーラ…もし奴が闘うつもりだったらやられてました。」
「そういえば…悪忍に救われたと報告にありましたが…」
「あっ…それは…」
しまった…やっぱり不味かったか…
「状況が状況だったのです。咎めるつもりはありませんよ。ただその悪忍はその後どうなったのか聞きたかったので」
「あ…それが…あの後どこかに消えてしまって…それっきりです…」
敵だけど…お礼を言っておけば良かった…
「申し訳ありません鈴音先生、救助に向かえず…」
「いや、上からの命令だったのだ。気にしなくてもいい。」
その頃、鈴音は炎佐と話していた。
「しかし…まさかリューマがロードスカルを倒すなんて…」
「はい、あなたの言う通り私たちの予想を超える速さで強くなっています。」
その言葉に炎佐も静かに笑みを浮かべる。
「俺も強くならないとな」
仮面ライダーリューマと仮面ライダーガリュー、この2人の因縁の決着はまた少し先の話…
ロードスカル撃破!!
少し長くなってしまいましたがなんとか書けました!!