「やはり来たか…」
道元は自室で竜司達の侵入の報告を聞き舌打ちした。
「超秘伝忍法書を手にしてその力を使って『最強の力』を手にする私の完璧な計画がまさかこんな形で水を差されるとは…これで万が一にも失敗なんかしたら…」
悪忍達から手を切られるくらいならまだいい。だがスカルの奴らからも見限られたら自分はお終いだ。
「まあいい、超秘伝忍法書は2つとも私の手にある。これさえあれば計画は成功する。そうなれば…炎佐ももう用済みだな」
今まではデータ集めにもなるしスカルとの繋がりを上層部にバレないようにする為の隠れ蓑として使えたから野放しにしていたが、計画さえ成功すればもう奴には用はない。
「なんの心配もない、最後に笑うのはこの私だ」
道元は陰の書と陽の書、2つの超秘伝忍法書を睨みつけ呟いた。
「はぁ…はぁ…」
飛鳥達は裏口を使ってなんとか学園内へと入ると隠し廊下を走っていた。
「りゅーくんが時間を稼いでいる間になんとか雲雀ちゃんと超秘伝忍法書を取り戻さないと」
「待ってろ雲雀…」
すると突然爆弾が自分達の方へと放たれた。
「な…これは」
「いらっしゃいませ、半蔵学院の皆様方」
すると、前方から声が聞こえて詠が大剣を手に現れた。
「万が一に備えて屋敷内を見張れという炎佐さんの指示が当たったようですわね♪」
「待ち伏せ!?」
すると、さらに増援の忍学生が現れる。
「侵入者だ、本当にいたぞ!!」
「炎佐さんの読み通りだ!!」
「加勢します詠さん!!」
彼らは武器を手に飛鳥達を取り囲む。
「くそっ!!こんな時に…」
敵の増援に葛城は舌打ちした。そんな中、斑鳩が前に出る。
「わたくし達は仲間達と、超秘伝忍法書を取り戻しに参りました。邪魔するのなら…容赦はしません!!」
飛燕を構える斑鳩に続いて飛鳥達も戦闘態勢に入る。
「他人の家に土足で踏み込んでその横暴な物言い、流石お金持ちの娘ですわ。次は札びらで頬でも叩きます?お行きなさい!!」
「はっ!!」
詠が命じると蛇邪の忍達が一斉に襲い掛かった。
「なっ…!」
そんな中、斑鳩が飛び出して詠へと斬りかかる
「皆さん、この方はわたくしにお任せください!!」
「斑鳩さん…!!」
「させるか…」
それを阻止しようと忍学生が数名、斑鳩へと向かう
「おりゃぁ!!」
「ぐわぁぁぁぁ!?」
しかし、それを葛城が蹴り飛ばして阻止する。
「斑鳩ぁ!!任せたぞ!!」
「はい!!忍結界!!」
葛城に頷くと斑鳩は忍結界を展開して詠を引き込んだ、
「かつ姉…」
「心配すんな、アタイはアイツの強さを信じてる。それに…自分の惚れた男が頑張ってんだ。負けるわけねえよ」
「その所為で最近斑鳩さん怖いけどね」
「余裕こいてんじゃねー!!」
すると忍学生の1人が斬りかかってくる。
「うわぁっ!?」
しかし、柳生の仕込み番傘の狙撃によって吹き飛ばされる。
「俺達はまずこいつらを片付けるぞ」
飛鳥達は残った雑兵達に身構えた。
「あなたのお友達、無事に潜り込んだようね。」
牢屋に閉じ込められた雲雀に春花が話しかける。
「これも先生の思惑通り?」
春花は向かいの牢屋にいる鈴音に話しかけるが彼女は何も喋らなかった。
「まぁいいわ、その方が面白そうだし」
「だ、ダメだよ!!闘って負けたら春花さん達死んじゃうんだよ!?」
雲雀は慌てて春花を止めようとした。
「大丈夫よ、私たちが負けることはないもの」
「果たしてどうかな?」
すると、先ほどまで黙っていた鈴音が口を開いた。
「半蔵学院を、霧夜を甘く見ない方がいい」
「あら先生、それはどうして?」
「あの人は生徒が負ける度に敗因を精査し、弱点を補う。持てる長所を伸ばす修行をしてるはず。それも確実に。」
鈴音の言葉に春花は何かに気づいた。
「なるほど、つまりあなたがこれまでに私達にやらせた半蔵学院の奇襲は全てあの子達を鍛える為だったってこと?」
「あなた達は私の最高の忍生徒よ。相手も、それを見合う相手になってもらわなくてはな。ロードスカルが忍島を襲撃したのは想定外だったが、結果としてリューマの少年を鍛え上げる結果となった。」
「…まぁいいわ、何を企んでいようとあなたと炎佐は私を地獄から救ってくれた恩人、ここでのことは聞かなかったことにするわ」
「この学園、でかいくせに中はまるで迷路だな」
「簡単には入らないってわけだな」
詠を斑鳩に任せた飛鳥達は学園の中間辺りまで来た。
すると、
「うわぁ!?」
突然、床が開いて葛城と柳生が落ちてしまう。
「かつ姉!!柳生ちゃん!!」
飛鳥は慌てて2人を助けようとするが
「来るな飛鳥!!」
「お前は先に行け!!」
2人は飛鳥に先を急ぐように言う。
「でも…」
「アタイ達はお前を信じる、だから飛鳥もアタイ達を信じろ」
「心配するな、すぐに合流する」
「……わかった!!」
飛鳥は2人を信じて先を急いだ。
「あーあ、1人逃しちゃったわね」
「仕掛けが間に合わなかったな〜。あの子、足速いわ」
罠に落ちた葛城と柳生の前に日影と未来が現れる。
「ま、いいんじゃない?あの先には焔が待ち構えてるし、それにまだこっちには炎佐もいる。リューマなんてすぐに倒して追いつくでしょ?」
「せやな、炎佐さんが負けるわけないしな」
「あの2人を舐めてくれるじゃねえか…」
「悪いが…通させてもらうぞ!!」
葛城と柳生は日影と未来を相手に構えた。
「最後に残ったのはお前か…」
「っ!?」
屋上目前まで辿り着いた飛鳥を待ち構えていたのは褐色の少女、焔だった。
「焔ちゃん…」
焔は立ち上がると両手に三本ずつ刀を握る。
「ここを通りたければ私を倒すことだな」
鋭い眼でこちらを睨み構える焔に飛鳥も武器を構える。
「私は負けない…雲雀ちゃんを助けて…超秘伝忍法書を取り返すんだから!!」
飛鳥と焔、2人の因縁の戦いが今始まる。
「お願い春花さん、ここを開けて!!」
その後、鈴音先生が牢屋を抜け出した際、看守が落とした鍵を取ろうとした雲雀は春花に見つかってしまった。
「ここを出てどうするの?」
「みんなに術のことを伝えないと…だってこんなの忍の使命と関係ないよ!!」
雲雀はなんとか春花を説得しようとする。
「ふふふ、そうね。でもそんなのどうでもいいの」
「私はただ自分の居場所を守りたいだけ」
「自分の…居場所?」
春花はどこか懐かしそうに話し出した
「私の父は大病院の院長だったのだけど…金に物を合わせて自分のミスを揉み消すような最低の人間だった…」
家にもたまにしか帰って来ず他所に愛人を作り自分なんて見向きもしなかった。その鬱憤を晴らすかのように母は自分に歪んだ愛情をむけた。
「愛情…違うわね、私は母の着せ替え人形同然だったわ。中学までは耐えてたけど、いつしか私は壊れてたのね…」
『全部…全部燃やせば…私は…』
ガソリンを撒き家を焼こうとした。そうすれば、その火で自分もろとも全て燃やしてしまえば解放されると信じて
『こんなことしても熱いだけだぞ』
私の手に持っていたライターを奪ったのは自分と同年代の少年だった。
『どうせ焼くなら炭火で魚を焼け』
『さ、魚って…』
そう言う問題じゃないだろう…そう思ったが、その言葉を聞いたらなんだかさっきまで絶望していた自分が馬鹿らしくなってきた。
『鈴音先生が言うにはお前には傀儡の術の才があるってよ』
『くぐつ…?』
突然そう言う彼にキョトンとする。
『とりあえずこっち来い』
『え…きゃっ!?』
『心配すんな、悪いようにはしない』
彼は私を担ぐと屋根を駆け抜けていった。
『それでろくに説明もしないで連れてきたのか』
『す…すいません鈴音先生…』
私を連れてアジトへ辿り着いた彼は鈴音先生と呼ばれた女性にゲンコツされてた。
『まったく…やはり私が連れてくるんだった…』
『え…ええと…』
私が戸惑ってると鈴音先生は私に近づき
『自分の今を変えたいのなら私がその力をお前に教えてやる』
その後、私は鈴音先生に教えてもらった傀儡の術で父を操り、自身の罪を自白させそのまま鈴音先生の元で忍になることとなった。
「どうせ焼くなら魚を焼けって…彼ってそう言うとこがあるのよね〜でも、何故か彼のそんな言葉が私を救ったのよね」
懐かしそうに話を終えた春花は牢屋の鍵を開く
「鍵を…どうして?」
「あなた達が本当に勝てるか私が試してあげるわ」
「春花さん…」
「さぁ、遠慮しないでかかってらっしゃい」
雲雀を春花が煽る
だが雲雀の覚悟は決まっていた
「忍、転身!…いくよ春花さん!」
「いつでもどうぞ」
春花を連れ、忍結界に転移する雲雀だった
「はあぁぁぁぁっ!!」
「せぇぇぇぇいっ!!」
その頃、詠と斑鳩の闘いは激しさを増していた。詠の大剣を斑鳩が飛燕で防ぎ、今度は斑鳩の斬撃を詠が躱す。
「あなたはいちいち不愉快ですわね!ずっとずっとそうでしたわ!」
「ずっと?」
詠の言葉に斑鳩は引っかかる。思えば彼女は事あるごとに自分に敵意を向けてきた。まるで自分自身に恨みがあるかのように…
「何故そこまでわたくしが憎いのですか?一体どこで…」
「私の住んでいた場所は…食べるものも満足に無い地獄のような場所でしたわ」
詠は怨みを含んだ目で話し出す。
「両親が私を置いて消えた後は…1人で飢えと寒さと闘いながら生きてきた。そんな中、テレビにあなた達が映っていた。」
そこでは鳳凰財閥の総帥である男性が貧困に苦しむ国へと多額の寄付金を出したことが挙げられていた。人々は彼をなんと立派な人間なのかと称賛した。しかし、私が抱いたのは違う感情だった。
「自分達の国の身近に!!飢えで苦しむ私達がいるのに!!よその国に寄付をして称賛されている貴方の父親が許せなかった!!」
そんな中、1人の少年が私の前に現れた。
『お前の両親から頼まれてな、うちで面倒見ることになった。』
私の両親は自分の命を削って私の為にお金を稼いでいたのだ。当時蛇邪学園で人材発掘を任されてた彼はたまたま知り合った私の両親から私を助けて欲しいと頼まれていたのだ
『最期までお前の幸せを願ってたよ』
その言葉を聞いた私は、涙を拭いながら彼と共に蛇邪学園へと向かった。
「捨てるほどある金をばら撒いているだけのくせに笑わせないでください!!善忍の善は偽善の善!!あなたとあなたの家族は、その代表ですわ!!」
詠は己の怒りを燃やしながら、自分の過去の苦しみをぶつけながら大剣を斑鳩へと叩きつけた。
「貴方の過去はよく分かりました…」
すると、斑鳩は静かに話し始める。
「貴方にとって…私やお父様達がどれだけ許せないかも…」
しかし、その目は真っ直ぐと詠を見つめる。
「ですが…だからといって…」
「わたくしの大切な仲間を傷つけさせていい理由にはなりません!!」
「なっ…!?」
その迷いなき眼に詠は動じてしまう。
「貴方に譲れないものがあるように、わたくしにも譲れないものがあります」
斑鳩は飛燕を構えて命駆を発動する。
「だから…ここは絶対に負けられません!!」
「はぁ…はぁ…」
葛城と日影の戦闘は苛烈を増していた。
「しつこいなぁ…もう何回も斬っとんのに…」
日影の攻撃を喰らってもなお立ち上がりその眼は力強くこちらを睨みつけている。
「負けるわけにはいかねえんだよ…」
「後輩に…かっこいいって…尊敬するって言われちまったからなぁ!!」
(この眼や…)
葛城の眼を見て日影は心の中で呟く
(暑苦しい…感情溢れるムカつく眼や…)
日影は幼い頃施設にいた。そこは孤児に戦闘技術を叩き込み兵士として育て上げる犯罪組織であった。そこでは『感情』は不要とされ、ただ敵を殺す為の戦闘マシンとして扱われ、いつしか自分から感情が無くなった。
しかし、いつしかそこでの生活に見切りをつけある日施設を脱走した。
そんな日影をある山賊が拾い上げた。
日向というその山賊は彼女に愛情を注いでくれた。いつしか、日影はそんな彼女に憧れるようになった。
しかし、日向はある日敵の罠にかかり命を落としてしまう。それから日影は1人、再び芽生えた感情も殺して孤独の中、山賊活動を続けた。
『はぁ…はぁ…すごいな…』
その少年はある日突然現れた。1人で山に入ってきたからカモだと思って襲ったら思いの外強く激しい戦いの結果敗れてしまう。
『最近この辺にめちゃくちゃ強い山賊が出るっていうから来てみたが…想像以上だ。』
傷だらけになりながらも立つその少年はニヤリと笑うとこちらへ近づいてくる。
『殺したきゃ殺せや、ワシは命乞いなんかせんで』
『やだよ、もったない』
『は?』
もったない?どういうことか分からずにいると
『お前さ、うち来いよ』
突然自分を勧誘してきた。
『お前ならうちの選抜メンバーも夢じゃないぜ』
『本気かいな?さっきまで自分の命を狙ってたワシを勧誘するとか』
『いいんだよ、これだけの強さ…ここで失う方が馬鹿だ』
そう言って自分を勧誘する彼の眼…真っ直ぐと見つめる信念に満ちた眼
『ええで、アンタについてく』
「気に入らん…気に入らんわ…アイツと同じ眼を持つ奴が…平和ボケした善忍どもにもいるなんて…」
葛城の眼に苛立つ日影
「気に入らん?…はは…ワシにそんな感情があったんか…」
日影は笑みを浮かべ葛城に向き合う
「ワシは負けんで…アンタなんかには…」
「アタイもな!!」
「でやああああああああ!!!」
傘に仕込んだマシンガンを連射する未来。枯れた大木がマシンガンの弾丸を受け続けて倒れた。
「凄い気迫だな…それに、以前より遥かに強くなってる。」
柳生は未来の急激な成長に驚きを隠さずにいた。
「守りたいものが。あたしに無いとでも思ってんの!?」
未来は真っ直ぐと柳生を見て叫んだ。
「あたしにだって…あるんだからぁ!!」
未来は幼少期、苛烈なイジメにあっていた。どこにいても自分に居場所は無く、周りからの悪意ある視線と笑みが彼女を傷つけていった。
そんなある日、彼女は町外れの森でいつものように同じ忍学校のいじめっ子達からイジメられていたところ、とある悪忍に遭遇してしまう。
『やれやれ、こっちに敵意はないっていうのに…仲間を置いて逃げるか普通……』
悪忍の男はため息を吐きながら囮同然に置いていかれたあたしを見つめる。
『いや、そもそも仲間じゃないのか…』
男はゆっくりとこっちに近づいてくる。
あたしはアイツらが落としていったクナイをこっそりと掴む。
『うわぁぁぁぁぁ!!』
『なっ!?』
あたしがヤケクソにクナイを振り回すと男は咄嗟に避けきれず手を怪我する。
『来るなら来なさいよ!!どうせ殺されるなら…アンタも道連れにしてやる!!』
『ぷっ…あっはっはっはっは!!』
突然男は笑い出した。
『な、なによアンタ。急に笑い出して…』
『いや…いいなお前…お前を置いて逃げてったアイツらよりずっと良い…気に入ったよ』
男は笑みを浮かべるよ武器の片手斧をしまい近づいてきた。
『仲間にならないか?』
『はぁ!?』
突然の提案にあたしは驚いた。
『どうせアイツらのとこに戻っても居場所がないんだろ?』
『あ…』
その言葉に自分は確かにと心の中で思った。
『それだったら今持ってるもん全部捨てて、こっちに来いよ』
男はニコリと笑って手を差し伸べる。
『…そっちに行ったら…あたし、強くなれる?』
『多分な』
『アイツら見返せる?』
『お前次第でいくらでもな』
その言葉を聞いて、あたしは彼の手を取った。
「アイツが…炎佐があたしに居場所をくれた…だから…負けられないのよ!!」
未来の言葉に柳生は静かに呟く
「お前が何を守りたいのかは分からん。知るつもりも無い。だがその為に、お前が戦っているのなら…」
そして柳生は身構える。
「俺もお前と向き合おう」
「そうこなくっちゃ!!」
自分を無視しない、立ち向かってくる柳生に未来は喜んだ
「まさか…ここまで強く…」
「焔ちゃんこそ…」
飛鳥と焔の闘いはほぼ互角であった。
「だが…私は負けない…お前なんかに!!」
焔の家系は善忍の名家であった。元々高い素質のあった彼女は両親からも将来を期待されて育っていた。
しかしある日、自分の信頼していた教師に命を狙われた。男は自分の一族の抹殺を命じられた悪忍であり自分に優しくしたのも彼女の警戒を解くための演技であったのだ。
我が身を守る為教師を半殺しにした焔、しかし相手側の方が上手であり自身の正体を裏付ける証拠を一切残していなかった。
結果、恩師に暴力行為を働いたとして焔は善忍としての資格を剥奪され両親からも勘当されてしまった。
行くあてもなく生きる希望もなく町を彷徨っていた時、彼に出会った。
『もったいないな…お前くらいの逸材をみすみす手放すなんて、ほんと善忍の奴らは馬鹿ばっかりだよ』
私の前に立つ少年はそう言うと私に一枚の紙を渡す。
『なんだこれは?』
『蛇邪学園の入学手続きの紙、もしよかったらうち来いよ。どうせ善忍の世界じゃ忍になれないんだしさ。』
『正気か?私は善忍の家系だぞ?』
『ああ、元・な』
『貴様…』
馬鹿にするように笑みを浮かべるそいつに私は苛立つ
『悪は善より寛大なんだ。『来るものは拒まず』ってな。』
『………面白い』
そう呟き、私は紙を受け取った。
「名のある柄に生まれ、人を疑う事を知らずに育ったお前に………この私が負けるはずがない!!!」
焔は凄まじい勢いで刀を振るい飛鳥を攻撃する。しかし、飛鳥もそれを躱して反撃する。
「ぐっ…」
「私だって…負けられないから…」
じっちゃんの名に恥じない忍になる為に、半蔵学院で出会った仲間の為に、幼い頃からずっと一緒に修行をしてきた幼馴染の為に!!
「私は……諦めない!!」
譲れない想いを胸に闘う善忍と悪忍
この闘いを制するのは果たしてどちらか
そして、仮面ライダー同士の闘いの結末は如何に!!
ごめんなさい
夢中になって描いてたらめっちゃ長くなってしまいましたw
もし良ければ感想よろしくお願いします。