「ここに来て怨楼血まで復活するなんて…」
「ちょっとこれはヤバいな…」
妖魔とスカルの力を手にした道元相手に苦戦していたのにさらに倒したと思っていた怨楼血までもが道元によって復活したことで俺達はピンチに追い込まれてしまっていた。
「クハハハハ!!貴様らがどれだけ足掻こうと私の野望は止められない!!無駄な抵抗をやめて潔くその命を散らせるがいい!!」
傷だらけの俺達を見た道元は高笑いしながらそう叫んだ。
「ふざけんな!!誰がお前なんかに倒されるか!!」
「同感だ、テメェなんかに俺達は絶対負けない!!」
俺達はそう叫ぶと立ち上がり再び道元と怨楼血へと身構える。
「愚かな…ならば貴様らは絶望と共に葬ってくれる…やれ!!」
『オオォォォォォォォォォォ!!』
道元の指示と共に怨楼血は雄叫びを上げながら突進を仕掛けてきた。
「いくぞ!!」
「はぁっ!!」
俺達は向かってくる怨楼血の攻撃を躱して道元に攻撃を繰り出す。しかし、道元はそれを容易く防ぐと俺をガリューの方へと投げ飛ばした。
「うわぁ!!」
「がっ…」
俺達は吹き飛ばされて壁へと叩きつけられる。
「グォォォォォ!!」
そこへ怨楼血が現れ俺達へと腕を振り下ろした。
「この…」
『必殺の術!!』
「必殺忍法!!激竜忍斬り!!」
俺は咄嗟にファングクナイにティラノキーを挿し込んで回し必殺忍法で怨楼血の一撃を防いだ。
「甘い!!」
「うわぁっ!!」
しかしそこへ道元が現れ俺を殴り飛ばした。
「リューマ!?このぉ!!」
ガリューはすぐさま道元をスピノアクスで斬りつけるが道元はそれを片手で防いでしまう。
「炎佐…そういえば君には私の子飼いを潰されていたんだっけなぁ…」
道元はガリューを見ながらそう言うと右手に黒い剣を生み出してガリューを斬りつけた。
「ぐあっ!!」
「せっかく使い勝手のいい駒だったのによくもやってくれたな、思えばあの頃から君は目障りでしょうがなかった…ガリューの鎧に選ばれていなければさっさと始末できたんだがねぇ…」
「はっ…!あんなザコが蛇邪の選抜メンバーなんてあまりにも情けなくてな…あんなのしか仲間に引き込めないなんてお前の底が知れるぜ」
道元の言葉にガリューは笑みを浮かべながらそう返す。
「ふっ……」
道元は青筋を立てながら笑うと剣でガリューを斬りつけた。
「ぐわぁっ!!」
「身の程知らずめ…私はこの世界の支配者になる男だぞ、口には気をつけることだ」
「ガリュー!!このぉっ!!」
ガリューが斬られたのを見た俺はファングクナイを手に道元へと攻撃を繰り出した。
「無駄だ!!」
「うわぁぁぁぁぁ!!」
しかし道元は俺が攻撃するよりも早く光弾を放ち俺は吹き飛ばされてしまった。
「お前達に見せてやろう…世界の支配者となる、私の最強の力をなぁ!!」
道元は怨楼血の上に乗り、道元の手と怨楼血の口から黒い光が集まり禍々しい光線が放たれた。
「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
強力な一撃に俺達は為す術もなく吹き飛ばされてしまった。
「う…うう…」
「くそ………」
吹き飛ばされた俺達は変身が解けて満身創痍となって倒れてしまった。
「ふははははは!!素晴らしい…素晴らしいぞ!!まさにこの世界の支配者に相応しい力じゃないか!!」
倒れた俺達を見て道元は嬉しそうに高笑いした。
「さて…それじゃあ最後の大掃除と行こうか」
そういって道元が指を鳴らすと辺りからどす黒い泥が現れそこから無数のアントスカルやアーミーアントスカルが湧き出てきた。
「もうこの学園にも要はない。全て喰らい尽くしてこい!!」
『ギギィッ!!』
道元の命令を聞きアントスカル達は学園内へと向かって行った。
「う、うわぁぁぁぁぁ!!」
「なんだこいつは…」
「助けてくれぇぇぇ!!」
突然現れたアントスカル達に蛇邪の忍学生達はパニックを起こしていた。
「はぁぁぁ!!」
そこへ焔を除く選抜メンバーが現れてアントスカルやアーミーアントスカルを倒していく。
「みんな落ち着きなさい!!動ける者達は負傷者を安全な場所へ連れて行きなさい!!」
「す、すみません詠さん」
「おい、こっち手伝ってくれ!!」
詠達の指示を聞いて落ち着いた忍学生達は冷静さを取り戻して負傷者達の救護を始めた。
「一体…何が起こってますの…」
「炎佐さんに何かあったかもしれんな」
「春花様、皆さん!!報告したいことが……」
すると、彼女達の元へと理吉が駆け寄ってきた。
「そんな…道元が…」
「わしらはまんまと手のひらに踊らされてたってわけか」
理吉から事の経緯を聞いた春花達はその事実に驚愕した。
「じゃあ不味いじゃない!!早く炎佐を助けに…」
「駄目よ!!」
慌てて炎佐の元へ向かおうとする未来を春花は止めた。
「今私達がここを離れたらあの蟻達にここの生徒達がやられるわ」
選抜メンバーの自分達とは違い彼らは戦闘経験の少ない一般生徒だ。この大量のアントスカル達を相手に彼らだけでは危険すぎる。そう春花は判断した。
「でもそれじゃあ炎佐は…」
「彼なら大丈夫、焔ちゃんもいるしそれに…」
思い出すのは初めて出会ったあの日、絶望の中にいた私を地獄から引っ張り出してくれた彼の顔
「私の憧れの人だもの」
「春花様…」
その時、物陰からアントスカルが飛び出して詠へと飛びかかってきた。
「詠お姉ちゃん!!」
「しまっ……」
「ふはははは!!どうだお前達!!圧倒的力の前に大切な仲間達が倒されていく気分は絶望的ではないかな!?」
アントスカル達を放った道元は俺達に勝ち誇った顔で高笑いした。
「もはや仮面ライダーなと私の敵ではない、この力で世界の全てを手に入れる!!誰も私を止めることはできないのだぁぁぁ!!」
「いいやいる!!」
「私達が!!」
声が聞こえて道元は振り返る。するとそこには竜司と炎佐を守るように立ちはだかる飛鳥と焔がいた。
彼に会ったのは10年前、じっちゃんがうちに突然連れてきたのが始まりだった。
『今日からうちで面倒を見ることになった竜司じゃ、仲良くしてやってくれ』
『あの…よろしくお願いします…』
初めて会った時の彼は悲しい顔をして俯きながらそう言った。
それから彼との生活が始まったが彼はいつも俯いていた。
『お母さん…』
彼はいつも悲しい声でそう呟いていた。聞けば彼は物心がつく前に母親が亡くなっており父親はある重要な任務の為、家を空けなければならず、両親の知り合いでもあるじっちゃんが彼を引き取ることになったそうだ。
『今のあの子に必要なのは自分を支えてくれる仲間なんじゃ。飛鳥…あの子を…竜司を支えてやってくれ。』
『うん!!』
それから私は彼と接して行き、時間を重ねて彼と話していくうちにいつしか彼に笑顔が見えてきた。
そして共にじっちゃんのもと修行を重ねて行き、いつしか私と彼は共に忍びの道を歩む家族であり、友であり、ライバルとなった。
『はい、俺の勝ち』
『く…くそ…』
あいつに誘われて蛇邪学園に編入した私はすぐにその実力を認められ選抜メンバーに認められた。だが、あの男…炎佐には何度挑んでも敵わない
『お前さ…少し熱くなりすぎ。春花から聞いてるぞ、いつも1人で修行ばかりしていてメンバーから孤立してるって』
『…仲間なんていらない、忍にとって必要なのはただ強くなることだ』
『……ほぉ〜そう思ってんだ』
私の答えが気に入らなかったのか炎佐はため息を吐きながらそう呟く
『そんな考えじゃ一生俺には勝てねえよ』
炎佐は自分の武器の片手斧を背負って立ち去っていった。
『炎佐さん、お疲れ様です!!』
『飲み物をお待ちしました!!』
『おう、ありがとなお前ら』
炎佐の元へと彼を慕う後輩達が駆け寄ってくる。あいつはいつもあのように後輩達から慕われ巨大な派閥となっている。
『く…くそぉ…』
『何故だ!!何故私はお前に勝てない!?』
再び炎佐に挑んだ私は再び返り討ちに遭った。
『お前が仲間を信じようとしないからだ』
炎佐は叫ぶ私にそう告げる
『仲間…だと…悪忍にとって仲間などいないようなものじゃないか!!私たちの使命はただ与えられた任務をこなすだけ…仲良しごっこなんて…』
『それは違うよ』
炎佐は私の言葉を否定する。
『俺達はいつ死ぬか分からない… だからこそ今ここで出会った縁を大切にするんだ。それに…人間ってのは仲間がいる方が強いんだぜ』
彼の言葉を私は否定できなかった。現に彼は私を遥かに超える強さを持っているのだから、何より…
『まぁこれは俺の親父の受け売りなんだけどな』
そんな彼の真っ直ぐな生き方がとても眩しく見えたから…
『私はこんなところでは終わらない…今の私よりも強くなって…必ずお前を超えてやる!!』
『おう、その意気だ』
それからだ、彼が私の目標に、ライバルに、憧れになったのは
「ふん、他の連中に比べれば中々だが所詮はただの忍、スカルと妖魔の力を手に入れたこの私の敵ではない」
道元に立ち向かった飛鳥と焔だが、道元と怨楼血の強力な猛攻の前に傷だらけになっていた。
「はぁ…はぁ…まだまだ」
「私達は……まだやれる!!」
2人は武器を構えると再び道元達へと攻撃を仕掛けた。
『オォォォォォォォォォォ!!』
「きゃあ!?」
「ぐわぁ!!」
しかしそこへ怨楼血が黒い光線を放ちそれにより吹き飛ばされてしまい、さらに道元は高速移動で2人に近づき拳と蹴りで2人は壁に激突してしまった。
「まだだ…こんなことでは…私は倒れない!!」
「はぁぁぁぁぁっ!!」
しかし、2人はすぐに起き上がり秘伝忍法を使い反撃を試みる。
「秘伝忍法!二刀両断!!」
「秘伝忍法!魁!!」
「無駄だと言っているだろ!!」
しかし道元は2人の武器を軽々と掴んで地面へ叩きつけた。
「まったく…弱いくせに本当に世話が焼ける…いい加減諦めたらどうだ?」
道元は倒れる2人を見下ろしながら笑みを浮かべてそう言った。
「私達は……絶対に……諦めない……」
「そうだ…こんなところで……終わってたまるか……」
しかし2人は諦めない…ふらふらになりながらも再び立ち上がり武器を構えた。
「りゅーくんなら…こんなところで諦めない!!」
「ここで折れたら…私はこの先一生炎佐の奴に追いつけないからな!!」
その時、突如眩い光が辺りを包み込んだ
「な…何だこれは……まさか!!」
その光の発生源は驚くべきものだった。
「あれって……」
「超秘伝忍法書……」
怨楼血復活に力を使われた二つの超秘伝忍法書が眩くも暖かい輝きを放っていた。
「馬鹿な!?怨楼血復活に力を使い果たしていたはず…一体何故!!」
あまりのことに動揺する道元を無視して2つの超秘伝忍法書は光り輝いたまま飛鳥と焔の体内へと入っていった。
「これって……」
「超秘伝忍法書が…私達の中に……」
飛鳥と焔は自分達に宿った新たな力に驚きを隠さずにいた。
「え…?」
アントスカルの急襲に反応できずやられると思った詠は自分を助けた相手に驚いた。
「大丈夫ですか、お怪我は…?」
それはこれまで自分と何度も争った憎き鳳凰財閥の令嬢である斑鳩とその仲間達だった。
「あなたは…どうしてわたくしを…」
「助けたいと思ったからです…」
「何故…!!あなたを散々怨んでいたわたくしを…何を企んでいるんですか!?」
「詠ちゃん…」
「詠お姉ちゃん…」
斑鳩に食ってかかる詠を春花達は見つめる…
「…例え目指す道の異なる敵同士であろうと…目の前で苦しむ人を見捨てて良いことにはならない…少なくとも竜司さんなら…わたくしの好きなあの方ならそうするからです!!」
「あなた…」
真っ直ぐとそう告げる斑鳩に詠は動揺した。
「…どうやら今は善忍だ悪忍だっていがみ合ってる場合じゃないようね」
そんな彼女達を見て春花は決意した。
「蛇邪忍学生に連絡!!善忍達とは一時休戦、目の前の蟻どもを協力して倒すわよ!!」
「は…はいっ!!」
春花の指示に戸惑いながらも他の忍学生達は武器を構えてアントスカルを迎え撃った。
「へっへっへっ、まさかアンタと共闘するとはな」
「背に腹は変えられん、後ろは任せたで」
「俺達も行くぞ」
「言われなくても分かってるわよ!!」
「ありがとう、春花さん!!」
「ふふふ、よろしくね雲雀ちゃん」
他のみんなが共闘する中、詠は斑鳩を見つめる
「詠さん…」
「貴方は…わたくしが今まで見てきたどのお金持ちとも違うようですわ…だから…力を貸してください!!」
「…はいっ!!」
詠の真っ直ぐな言葉に斑鳩は笑みを浮かべてそう答えた。
「その力…馬鹿な!!選ばれたと言うのか…超秘伝忍法書に!?」
超秘伝忍法書の力を手にした飛鳥と焔に道元は慌てふためく。
「見たかよ炎佐…あいつらを」
「ああ、あんなの見せられちゃ…こんなところで寝てなんかいられないな…」
すると、倒れていた竜司と炎佐が起き上がってきた。
「くたばりぞこない共め!!今のキサマらに何ができると言うんだ!!」
「決まってるだろ……お前を倒すんだよ」
「お前みたいな奴に…この世界を好きにはさせない!!」
俺達は異なる世界で生きるもの達…しかし
「「忍の道を…極める為に!!」」
『ティラノ!!』
『スピノ!!』
俺達はカグラドライバーを腰に巻きキョウリュウキーを挿し込む
『『ドンドロロンロンドロンドロン!!ドンドロロンロンドロンドロン!!』』
「「変身!!」」
『武装!!ティラノ!!』
『武装!!スピノ!!』
鍵を回すとドライバーから現れた2匹の恐竜が俺達を包み込み2人の仮面ライダー、仮面ライダーリューマと仮面ライダーガリューへと変身した。
「仮面ライダーリューマ…いざ、舞い忍ぶぜ!!」
「仮面ライダーガリュー…いざ、舞い殉じる!!」
「りゅーくん!!」
「炎佐!!」
超秘伝忍法書の力で覚醒した飛鳥と焔がリューマとガリューへと駆け寄る。
「飛鳥、ありがとな」
「悪い、少し遅くなった。」
「よかった…りゅーくん達が無事で」
「まったく遅れたからにはしっかり働けよ」
俺達の様子を見て2人は安心した様子でそう言う
「飛鳥、それと焔さん…だっけ?2人には怨楼血を任せていいかな?」
「道元は俺達が何とかする。」
俺達はリューマとガリューに変身し道元に立ち向かった。
「決着をつける時だ道元!!」
「もうお前の好きにはさせない…ここで終わらせる!!」
「おのれ…おのれぇぇぇぇ!!」
激昂した道元は黒い球体状のエネルギー弾を放つ。しかし俺達はそれを躱して道元に攻撃を繰り出していった。
「ぐっ…このぉっ!!」
道元は反撃と言わんばかりに剣を使って斬りつけるが俺がそれをガードしてその隙にガリューがスピノアクスで斬りつけた。
「くそぉ…ならばっ!!」
今度は頭部の触手で俺達の動きを止め様とする。
「はぁぁぁぁぁっ!!」
しかし、俺は命懸モードになって触手を回避、渾身の蹴りで道元を吹き飛ばす。
『武装!!ブラキオ!!』
すぐさまガリューもブラキオ武装になって吹き飛ばされた道元を大剣で叩き落とした。
「な…何だこれは…!!さっきと動きが全然違う…一体何をしたぁぁぁ!!」
「伝わってくるのさ…仲間が俺を信じてくれるのが!!」
今もみんなが戦っている…そして、俺達のことを信じている。先程飛鳥や焔が俺達の復活を信じて戦ってくれたように
「仲間を信じる力が俺達を強くしてくれるんだ!!」
「誰かを踏み台にすることしかできないお前には一生分かんないだろうがな!!」
「黙れ…黙れ黙れ黙れぇぇぇぇぇぇ!!」
俺達の言葉に道元は怒り叫ぶ。
「いくよ焔ちゃん!!」
「勿論だ飛鳥!!」
飛鳥達も超秘伝忍法の力で怨楼血をどんどん追い詰めていく
「死ヲ…撒キ散らセェェェェ!!」
怨楼血は最後の足掻きと言わんばかりに攻撃を放っていく、しかし飛鳥達は動じない、側に共に闘う仲間がいるのだから!!
「超秘伝忍法・半蔵流乱れ咲!!!」
「超秘伝忍法・紅!!!」
2人の超秘伝忍法は怨楼血を見事切り裂いた
「こんなところで…私の完璧な計画が終わってたまるかぁぁぁ!!」
道元は手を上に掲げてそこへエネルギーを集める黒い光はどんどん巨大な光球へと変わっていく
「最後の攻撃ってわけか…行くぞガリュー!!」
「見せてやるぞリューマ…俺達の力を!!」
『必殺の術!!』
『必殺の術!!』
2人はティラノ武装とスピノ武装に戻り同時にカグラドライバーを叩くとオレンジと赤のエネルギーが2人を包み込む
「「はぁぁぁっ!!」」
瞬間、2人は天高く飛び上がり同時に道元へとキックを繰り出した。
「「合体必殺忍法!!双竜マキシマムフィニッシュ!!」」
2人と共に巨大なティラノサウルスとスピノサウルスのオーラが光り輝き道元の放った黒い光線を打ち破りながら道元へ炸裂した。
「おのれぇ……仮面……ライダァァァァァァァァ!!!」
道元は断末魔と共に吹き飛び飛鳥達に斬り裂かれた怨楼血に直撃し大爆発した。
「りゅーくん!!」
「炎佐!!」
すると、飛鳥と焔が駆けつけさらに斑鳩先輩達も来た。
「ついに道元を討ち倒したんですね」
「あぁ、何とか倒せたよ」
「竜司…」
すると、炎佐が俺に話しかけてきた。
「お前のおかげで父上の仇を取れた…感謝する。」
「へへ、気にするなって」
「…リューマに選ばれたのが…お前で良かった」
炎佐の言葉に俺は少し恥ずかしくなった。
その時、轟音と共に校舎が揺れだした。
「な、なんだ…!?」
「これはまさか…自爆装置か!?」
どうやら道元は万が一秘密がバレた時全てを消し去る為の自爆装置を仕掛けていたようだ。それが先の闘いで道元が敗れた際に作動したのである。
「まずい…このままじゃこの学園の生徒が!!」
まだこの学園には生徒が何人もいる中には怪我で動けない人もいるはずだ…
「お前ら…さっさとここを離れろ」
すると、炎佐が俺や飛鳥達を見てそう言った。
「な…炎佐達は!?」
「俺達は逃げ遅れた生徒達を助けにいく」
「だったら俺達も」
「無理よ」
俺が協力しようとすると春花がそれを止める
「この学園は迷路のように入り組んでるの、他所の生徒の貴方達じゃ足手纏いになるだけよ」
「でも…」
「ここから先は我ら悪忍の領分だ、お前達はさっさと行け」
「……………。」
焔の言葉に俺達は何も言えなくなってしまった。
「心配すんな、俺はこんなとこじゃ死なん。必ず生きてお前にリベンジしにいく」
炎佐は笑みを浮かべてそう言い俺達に背を向ける。
「じゃあな」
その言葉と共に彼らは火の中へと飛び込んで行った。
「仮面ライダーリューマ…いや、竜司…」
ふと声が聞こえてそちらを振り向くと鈴音が俺の前にいた。
「貴方は貴方の道を目指しなさい、それは…きっと素晴らしい目標なのだから」
それだけ言いたかった、そう言い残して鈴音は俺の頭を撫でると炎佐の消えた方へと駆け出していった。
「りゅーくん…」
「行こう皆」
俺は炎佐達が消えた炎に背を向けて学園を立ち去ることにした。これより先は彼らの領分だ、俺達に出来ることは何もない。それに…
「あいつらは死なない、必ずまた会える」
そう遠くない未来に彼と再会することを確信していた。
「さあ帰ろう、俺達の半蔵学院へ」
こうして俺達は自分達の帰る場所へと帰還した。いつの日か、彼らと再会することを信じて
竜司達が立ち去った後、蛇邪学園では避難を終えた生徒達が消火作業を続けていた。
「逃げ遅れた奴はいないかー!!」
「MK5がまだ中に!!」
「あいつらなら大丈夫だ多分!!」
「あぁ多分!!」
そして、炎佐の舎弟の理吉は
「こっち包帯持ってきてー!!」
「はいただいまー!!」
「こっちは【幻鬼怒輪虎】頼むー!!」
「それはやめといてくださーい!!」
怪我をした生徒達の介抱をしていた。
「炎佐さん……」
彼は辺りを見渡すが自分の尊敬する炎佐の姿は先程から見当たらない
「俺、信じてますから」
しかし彼は確信していた。炎佐は、仮面ライダーガリューはこんなことでは絶対死なないということを
「蛇邪学園が…燃えている……」
黒いジャケットを着た空色の髪の青年が燃える蛇邪学園を見ていた
「僕が留守にしていた間にどうやらとんでもないことになってるようだな」
青年の手には紫色のプテラノドンが描かれたキョウリュウキーが握られていた。
「
すると、白髪の女性が現れて彼の姿を見て驚愕した。
「久しぶりですね、雅緋」
「
とある場所学園では銀色の髪をした女性が誰かを探していた。
「まったく…ちょっと目を離すとすぐこれなんですから…」
その頃、学園の屋上では
「うーん♪いい月だな〜」
銀髪を肩まで伸ばした少年が屋根の上で寝っ転がってた。
「なんだかもうすぐ面白いことが起きそうな気がするぜ」
そう言う彼の手には銀色のトリケラトプスが描かれたキョウリュウキーが握られていた
竜司達はまだ知らない…キョウリュウキーを手に持つ2人の男、彼らの存在がのちに始まる大きな闘いの幕開けとなることを
この後、オリジナルストーリーを少し入れてそれから新章スタート致します!!