仮面ライダーリューマ   作:クロバット一世

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其の三十九 危険な辻斬り!?の巻

「くそったれが…」

 

グリフォンスカルが屋根の上に座りながら呟く、身体中はリューマとの戦闘の傷がいくつも残っていた。

 

「随分酷くやられたみたいだねグリフォン」

 

するとそこへ弥勒が現れて声をかける。

 

「陛下…すいません、『禍根の力』の女を取り逃して……」

 

「彼女の事は残念だったね。まぁ縁がなかったと思って諦めるとするよ」

 

グリフォンスカルが謝るが弥勒は気にしない様子で笑みを浮かべる。

 

「まぁ、君には期待してたんだけどね。それについても残念だよ」

 

「…………………っ!!」

 

しかし次の瞬間、幻滅したように呟く。グリフォンは恐怖で体が強張った。

今まで好き勝手することができたのはロードスカル候補を何人も輩出してきた実績があったからだ。しかし、自分の手駒はリューマに何人もやられ弥勒に任された仕事も失敗した。もう後がない状況となってしまったのだ。

 

「くそっ…いい加減計画を進めないとな」

 

自分の潜伏先で密かに進めていた計画、いい加減動かなければ自分は今度こそ弥勒に消されてしまう。

 

「お久しぶりですね陛下」

 

すると、華やかな服を纏った金髪の青年、ドラゴンが現れた。

 

「久しぶりだねドラゴン、最近見かけなかったけどどうしたんだい?」

 

「いえ、最近面白いスカルキーが出来まして…それを町に放ってみたんですよ」

 

 

 

 

「はぁ…はぁ…くそっ…なんだよあれ…!!」

 

暗い路地を1人の忍が走る。その体は全身傷だらけで血が流れている。

任務中、突如現れたそれは瞬く間に自分の仲間を殺してしまった。残っているのは自分1人

 

「グルル…」

 

「ひっ!!」

 

すると、目の前に奴が現れた。自分は手負い、もう逃げられない

 

「うわぁぁぁぁぁ!!」

 

忍は一か八か手に持った忍刀で立ち向かい

 

 

 

 

「が……………」

 

斬り刻まれた。

 

「ウォォォォォン!!」

 

夜の空に獣の雄叫びが響いた。

 

 

 

 

 

「また辻斬りの仕業か…」

 

現場を見ながら俺はそう呟く。ここ最近、この町では辻斬りが出現している。被害者に共通点は無いが皆等しく全員鋭い刃で斬り刻まれている。俺達は神門様の命で現在この事件を調査していた。

 

「りゅーくん、もしかしてこれってケルベロスの仕業じゃ…」

 

現場を見ながら飛鳥が俺にそう聞いてくる。ケルベロスもとい朱音…たしかに相手を斬り刻むという点では共通している。でも

 

「いや、これはあいつ仕業じゃないよ」

 

俺はそう断言した。

 

「竜司さん、違うとはどういう事ですか?」

 

斑鳩先輩も俺に聞いてくる。

 

「ケルベロスは殺す事より相手の血を見る事を重要視している。だから必然的に相手を細切れにすることが多い」

 

俺は渡されていた遺体の写真を見ながら言葉を続ける。

 

「でもこの遺体は斬り刻まれてはいるけど全身バラバラになってるわけじゃない。言うなればただ殺しただけって感じがしてあいつのやり方とは違う気がするんだ。殺しのベクトルが違う。」

 

 

 

 

 

 

 

「あはっ❤︎さすが竜司くん…私の事ちゃんとわかってくれてる❤︎あは、あははは…斬りたいなぁ…殺したいなぁ…!!」

 

「いい加減にしろ、ここで騒ぎを起こすようなら連れて帰るぞ」

 

現場を調べている竜司を遠くから朱音と華蛇が見つめていた。

 

「でもあの飛鳥って娘、失礼しちゃうなぁ。私のアートをあんなのと一緒にするなんて…あの時毒なんか使わずに斬り刻んでおけばよかった。」

 

「私からすればお前のとそれほど違いがあるとは思えん」

 

「違うわよ、あんな殺し方じゃ血が綺麗に出ないじゃん」

 

「2人とも、こんなところにいましたか」

 

そこへドラゴンが現れ2人に声をかける。

 

「奴がまた動き出しました。準備をお願いします」

 

「ふん、なぜ私がお前の仕事の手伝いをしなくてはならないんだ…」

 

華蛇はやれやれとため息を吐きながらそうぼやく

 

「まあまあ、そう仰らないでください。リューマに受けた傷のリハビリがてら協力してくださいよ。」

 

「私は良いわよ、竜司くんを殺せるなら♪」

 

逆に朱音は嬉しそうに笑いながらケルベロススカルキーを手で回していた。

 

 

 

 

 

 

「うーん、結局手がかりは見つからなかったな…」

 

真夜中になってもこれと言った手がかりは見つからず俺は夜の街を歩いていた。別の場所を調べている飛鳥達に連絡してみるが空振りだったようである。

 

「仕方ないか、今日はもう帰って……」

 

その時、竜司は誰かがこちらを見ている気配に気付いた。

 

「誰だ、出てこい!!」

 

俺が叫ぶと銃弾が俺へと放たれるので俺は咄嗟に回避する。

 

「噂をすれば影とやらか…」

 

まさかここで辻斬りが出てくるとは思わなかったが丁度いい、俺はカグラドライバーを手に持ち気配のする方を向いて身構える。

 

 

 

 

「キキッ、よく気づいたな…だが、観念しなリューマ…ここがお前の墓場になるんだからな!!」

 

すると、屋根の上に何かが飛び移る。

 

「「「「「MK5、推参!!」」」」」

 

 

 

 

 

「…は?」

 

辻斬りかと思ったら以前蛇邪学園で俺が瞬殺したえむけー何ちゃらが某特戦隊のポーズをしていた。

 

「キキッ、観念するんだなぁ…あの時は油断してやられてしまったがもう同じ失敗はくり返さねぇ!!俺達5人の連携攻撃で…」

 

「あのさぁ…俺今結構やばい事件追ってるんだけど、あんた達の相手してる暇ないんだけど」

 

いつ辻斬りが出現するか分からないって時になんて間の悪い奴等なんだ

 

「いくぞ!!俺達の必殺フォーメーションをとくと見よぉぉぉ!!」

 

MK5はリーダー格と思われる碇(だったっけ?)の合図と共に一斉に飛びかかる…うん、やっぱりこいつら……

 

 

 

 

「空気読めやぁぁぁぁぁ!!」

 

「「「「「ダメだこりゃぁぁぁぁ!!」」」」」

 

マジで空気読めない5人組だ

 

 

 

 

 

 

 

MK5瞬殺!!

 

 

 

 

 

 

「やれやれ、なんか思いっきり無駄な時間を過ごした」

 

えむけー何ちゃらを瞬殺した俺は再び捜査を開始した。

 

「……ん?」

 

すると、再び誰かの気配を感じる

 

「あーもう!!ほんと空気読めない奴らだ…え?」

 

えむけー何ちゃらかと思ったが違う。ボロボロの着物を着て虚な目をした男が物陰から現れた。

 

「もしかして…お前が辻斬りか?」

 

「……殺す…殺す…殺す」

 

男は俺の質問に耳を貸さずブツブツと何かを呟いている。

 

「何でもいい…ダレでも良イ……殺させろヨォォォォォォォォォォ!!」

 

『ウルフ!!』

 

男は焦げ茶色のスカルキーを取り出すと起動して胸元に出来た鍵穴に挿し込んで回す。すると、どす黒い泥が鍵穴から溢れて全身を包み込むと焦げ茶色の毛の狼の様な姿をしたスカル、ウルフスカルへと変身した。

 

「やっぱりスカルの仕業だったのか」

 

「グルルルル…殺す…ころすコロすコロス…コロシテヤルゥゥゥゥゥゥ!!」

 

ウルフスカルは血走った眼をして鋭い爪を振り上げながら俺に斬りかかってくる。

 

「悪いけど…殺されるつもりはないし殺させるつもりもないぜ」

 

『ティラノ!!』

 

俺はカグラドライバーを装着してティラノキーを起動して鍵穴に挿し込む。

 

『ドンドロロンロンドロンドロン!!ドンドンドロロンロンドロンドロン!!』

 

「変身!!」

 

『武装!!ティラノ!!』

 

ティラノキーを回すとティラノサウルスのオーラが全身を包み込み仮面ライダーリューマ・ティラノ武装へと変身する。

 

「仮面ライダーリューマ…いざ、舞い忍ぶぜ!!」

 

「グルァァァァァ!!」

 

ウルフスカルは唸り声をあげながら真っ赤な口を開けて飛び掛かってきた。

 

「ふっ!!」

 

「ぐあっ!?」

 

しかし、俺はそれを躱すと手刀を繰り出して反撃する。ウルフスカルはその衝撃で壁に激突した。

 

「グルルルル…グルァァァァァ!!」

 

ウルフスカルは獣のような声をあげながら再度俺に飛び掛かってくる。しかし、その動きは単純で容易に躱せる。俺は躱しながら次々と攻撃をウルフスカルへと繰り出した。

 

「……何だこいつ……?」

 

なんだか今までのスカルと様子が違う。どちらかと言うと巨獣態になって暴走したウォートホッグやオクトパスに近い様子である。

 

「まぁとにかく倒すんだけど!!」

 

こいつを放っておいたら今以上に犠牲者が出てしまう。そうなる前にこいつを倒さないと!!

 

『必殺の術!!』

 

「必殺忍法!!激竜無双キック!!」

 

俺はカグラドライバーを叩いて必殺忍法を放つ

 

 

 

 

「あはははははは!!みーつけた❤︎」

 

しかし、そこへケルベロススカルが飛び掛かってきて妨害されてしまう。

 

「ケルベロス!!このっ…!!」

 

『必殺の術!!』

 

「必殺忍法!!激竜忍斬り!!」

 

なんとかケルベロススカルを振り解いた俺はファングクナイにティラノキーを挿しこんで斬撃を放つ

 

「ふっ!!」

 

しかし、今度はメデューサスカルが現れて蛇腹剣で斬撃を斬ってしまう。

 

「悪いがこいつを今倒されるわけにはいかないんでな」

 

「グルルルル…」

 

「あ、待て!!」

 

ウルフスカルはフラフラになりながらも立ち上がりそのまま闇夜に消えていってしまった。

 

「いくぞ」

 

「またね竜司くん❤︎」

 

ウルフスカルが立ち去るのを見届けたメデューサスカルとケルベロススカルはそのままその場を離れてしまった。

 

「くそっ…逃げられた」

 

 

 

 

 

「辻斬りが出た!?」

 

竜司からの連絡を聞いて別の場所を操作していた飛鳥は驚く

 

『うん、まだ近くにいるかもしれない…見かけたらすぐ俺に連絡して!!』

 

「うん、わかった!!りゅーくんも気をつけて!!」

 

飛鳥は竜司から近いところにいるので警戒をさらに強める。現在ではスカルキーはリューマやガリューと言った仮面ライダーでしか倒せない。だからこそ目撃しても深追いせずに竜司の応援を待つべきである。

 

「…よしっ!!」

 

竜司から送られたスカルの変身者の顔写真を確認すると飛鳥は周囲を警戒した。敵はかなり凶暴ですぐに襲ってくる危険があるそうだからだ。

 

「私だって…頑張らないと!!」

 

気づけば随分と差がついてしまった。自分も絶えず修行をしてきたが竜司はその更に先へと進んでいる。同期として、幼馴染として、家族として負けられない!!

 

「グルルルル……」

 

「っ!!」

 

すると、近くからこちらに向けられる殺意に飛鳥は気づく。

 

「グルァァァァァ!!」

 

その瞬間、ウルフスカルが血走った眼で飛鳥へと飛びかかってきた。

 

「そんな単純な攻撃、当たらないよ!!」

 

飛鳥はその攻撃を軽々と躱して両手の小太刀でウルフスカルに斬りつけた。

 

「ギャアッ!!」

 

その一撃を躱せなかったウルフスカルは地面に倒れ込む。

リューマとの戦闘の傷が癒えてなかったのかウルフスカルは中々立ち上がれない。

 

「よし、あとはりゅーくんが来れば……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ミ ツ ケ タ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え?」

 

瞬間、飛鳥の視界が真っ暗になった。

 

 

 

 

 

 

「飛鳥?おーい、飛鳥ー!!」

 

飛鳥と連絡がつかなくなって俺は周囲を探していた。

 

「この辺りにあるはずなんだけど…」

 

「う…うう…」

 

すると、どこからか誰かのうめき声が聞こえる。

 

「飛鳥!?」

 

飛鳥と思った俺は慌てて声のする方へと駆け出した。

 

「っ!?こいつは…」

 

たどり着いた俺が見たのは先程俺に襲いかかってきたウルフスカルの変身者だった。

 

「なんでこいつが…飛鳥は一体どこに?」

 

 

 

 

 

「良くやってくれましたメデューサ、ケルベロス」

 

ビルの屋上に戻り変身を解いた華蛇と朱音をドラゴンが迎える。

 

「なんなんだあれは?あんなスカルキーは見たことない」

 

「すっごい面白そうだった!!」

 

『現場』を目撃した2人はドラゴンに問い詰める。

 

「ふふふ、私の研究中に偶然生まれた子でしてね。なかなか面白いでしょ?」

 

楽しそうに笑いながらドラゴンは視線を街に向けた。

 

 

 

 

 

 

「確保した男は数年前から指名手配されてた抜け忍だった。現在は意識が戻らず治療を受けている」

 

翌日、俺は霧夜先生から判明した情報を聞いていた。あの後スカルによる辻斬りは確認されていないので奴が辻斬りの犯人で間違いないだろう

 

「現場の状況とお前の報告から原因はスカルキーの毒素による副作用ではないかと思われている。しかし問題は…」

 

「…飛鳥の事ですよね」

 

そう、結局飛鳥はあれから帰ってきていない。合流した他のみんなと手分けして探してみたが手がかりゼロだ。

 

「そっちについても現在調査している。竜司も何かわかったらすぐ報告してくれ」

 

「…はい」

 

 

 

 

 

「飛鳥の奴…どこにいるんだよ…」

 

俺は街を探し回ったが全然見当たらない。じいちゃんのいる実家の寿司屋や商店街、飛鳥がいそうな場所は手当たり次第探したが手がかりのての字もない。

 

「じいちゃんもここ最近帰ってこないし…一体何が起こってるんだ…」

 

「グルルルル…」

 

「え…?」

 

瞬間、以前聞いたことのある唸り声が聞こえた。

 

「グルァァァァァ!!」

 

すると、焦げ茶色の体毛を持つ狼の様なスカル、ウルフスカルが俺の目の前に現れた。しかし、以前と違って両手に禍々しい双剣を持っていた。

 

「そんな馬鹿な…だって変身者の男は今…」

 

何故勾留されているはずのこいつがここにいるのか俺には訳がわからない

 

「悩んでる暇はないか…変身!!」

 

『武装!!ティラノ!!』

 

俺はカグラドライバーを装着して仮面ライダーリューマへと変身した。

 

「とにかく霧夜先生に連絡を…」

 

 

 

 

 

 

「なに!?昨日のスカルが襲ってきただと!?」

 

竜司の連絡を聞き霧夜は驚愕した。

 

「そんなはずはない、変身者の男は今病室にいるんだぞ!!」

 

『でもこの姿…間違いなく昨日襲撃してきたスカルと同じ奴です!!とにかく今はこいつを…』

 

「…わかった!!すぐに斑鳩達を向かわせる。とにかくスカルを討伐するんだ!!」

 

『了解!!』

 

霧夜が指示をすると竜司はそれに従い通信が切れた。

 

「どうなってるんだいったい…」

 

「霧夜殿!!」

 

そこへ神門の護衛の忍の1人が慌てた様子で入ってくる。

 

「どうした?」

 

「それが、例の男が意識を取り戻したのですが…とにかく来てください!!」

 

 

 

 

 

 

「違う…俺じゃない!!俺じゃないんだぁぁぁぁぁ!!」

 

「こらっ!!落ち着けと言ってるだろ!!」

 

霧夜が病室に入るとウルフスカルの変身者の男が錯乱していた。

 

「お…俺は違う…もう俺じゃない!!次はあいつが…あの娘が奴になるんだぁぁぁ!!」

 

「……まさか!!」

 

 

 

 

 

 

「くそっ!!こいつこの前より強くなってる!!」

 

ウルフスカルは以前戦った時より更に速くなっており両手の双剣で凄まじい連撃を放ってくる。

 

「それなら…」

 

『サイクロン武装!!メガロ!!』

 

サイクロンメガロキーを起動して鍵穴に挿しこみ仮面ライダーリューマ・サイクロンへと変身した。

 

「はぁぁぁ!!」

 

「ぐあっ!!」

 

風を纏った連撃をくらいウルフスカルは吹き飛ぶがすぐに立ち上がり攻撃を仕掛けてくる。

 

「くそっ!!」

 

しかし俺はすぐに腕に風を纏ってガードしカウンターを繰り出すがウルフスカルはそれを回避する。

 

「タフさも速さも以前と桁違いだな…」

 

俺はウルフスカルの力の上昇度に驚愕した。

 

「グルルルル…グルァァァァァ!!」

 

すると、ウルフスカルが突然構えて空中へ飛び上がり独楽のようにスピンしながら双剣による斬撃を放った

 

「なっ…!!それは…」

 

俺はその技に取り乱して直撃してしまい吹き飛んでしまった。

 

「ウォォォォォン!!」

 

ウルフスカルは勝ち誇ったかの様に雄叫びを上げる

 

「なんで…なんでその技をお前が使うんだ!!」

 

俺はウルフスカルに問い詰める。だってその技は…

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それは……飛鳥の秘伝忍法だぞ!!」

 

間違いない、あれは飛鳥の半蔵流・乱れ斬り…何故それをスカルが使えるのか…意味がわからない

 

「グルルルル…グルァッ!?」

 

すると、突然ウルフスカルが苦しみ出す。

 

「ぐぁぁぁぁぁ!!」

 

突然ウルフスカルが叫ぶと泥が剥がれ落ちるように変身が解除される。そこには…

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

「あす……か?」

 

苦しそうな顔で立っている飛鳥がそこにいた。

 

「どうなってるんだ?なんで飛鳥がスカルに…」

 

「りゅーくん…鍵が…うっ!!」

 

すると、飛鳥が再び苦しみ出す。

 

「はやく鍵を…うわぁぁぁぁぁ!!」

 

瞬間、飛鳥の胸元に鍵穴が現れどす黒い泥が溢れてウルフスカルへと変貌した。

 

「オマエ…ネムレ…コノカラダ…オレノ…」

 

「まさか…スカルが…飛鳥を乗っ取って…」

 

 

 

 

 

 

「恐ろしい鍵だな…使用者の肉体を乗っ取り、成長するスカルキーとは…」

 

「どうやら気に入った依代を見つけた様ですね」

 

離れた場所から華蛇達がウルフスカルを見ている。

 

「あの娘の肉体を完全に支配すれば力は安定してロードスカルへと進化する。それまで成長を助けるとしましょう」

 

ドラゴンはウルフスカルの成長を嬉しそうに見つめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

牙を剥くスカル!!

 

スカルに乗っ取られた飛鳥!!

 

果たして竜司、飛鳥を救えるのか!!

 

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