仮面ライダーリューマ   作:クロバット一世

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其の四十二 学炎祭と新たな仮面ライダー!!の巻

「霧夜先生、学炎祭ってなんですか?」

 

死塾月閃忍学館の宣戦布告を受けた俺達は霧夜先生に学炎祭について聞いていた。

 

「学炎祭とは忍学校に伝わる、学校対抗の決闘のことだ。学炎祭に参加するのは忍学校の代表数名、学炎祭を申し込まれた学校は自分の陣地に忍結界を張って申し込んだ側を迎え撃つ。最終的に全ての忍結界を破られれば、半蔵学院の校舎には火が放たれ半蔵学院は廃校に追い込まれることになる。そして、学校を燃やされた忍学生は永久に忍の資格習得か不可能になる。」

 

「廃校!?しかも忍になれなくなるってこと!?」

 

俺は衝撃の事実に思わず叫んでしまった。

 

「でも、学炎祭なんて初めて聞きました。」

 

斑鳩先輩の言葉に俺は頷いた。そんな決戦があるなんてことは授業でも、師匠はじいちゃんにも聞いたことがない。

 

「前回学炎祭が行われたのは50年前だからな、お前達が知らないのも無理はない。」

 

「そもそもどうしてそんな決戦があるんですか?」

 

学園が失われたらそこに通う忍学生は路頭に迷うことになる。どうしてそんな学校同士で潰し合う決戦が行われているのかが分からなかった。

 

「竜司、忍のランクの最高位を知ってるな?」

 

「えっと…たしかカグラでしたよね?」

 

昔じいちゃんから聞いたことがある。忍のランクは下から下忍、中忍、上忍、隠密、特上忍、最上忍、天上忍、極上忍…それからあまり知られていないランクとして餓忍、絶忍、轟忍、虚忍、影忍、殲忍、卍忍、朧忍、秘忍が存在しており、それらの中の最上位のランクをカグラという。

「そうだ、よく覚えていたな。そして学炎祭はカグラを養成する為に考案されたと言われている。」

 

なるほど、カグラは謂わば最強の称号。その地位を得る為には全てを失う覚悟を伴う。そのために学園を失うリスクを設けたわけか…でも

 

「月閃の人達はカグラになることが目的ってわけじゃなさそうだったけど…」

 

飛鳥の言うとおり、彼女達はカグラになることよりももっと優先していることがある。そんな気がしていた。

 

「そうだな、そもそも月閃は善忍を養成する学校だ。おなじ善忍を養成する半蔵学院に学炎祭を仕掛けてくる理由がない。」

 

そう、善忍同士でそんなことをすれば善忍の戦力を大幅に失うことになる。相手が悪忍の学校ならわかるが今回の場合は寧ろリスクしかない。俺はそこに何か裏があるようにしか思えなかった。

 

「それでも、挑まれたからには俺達も戦うしかないですね。」

 

そうしなければ半蔵学院が廃校になってしまう。そんなの阻止しなきゃダメだ。

 

「そう言うわけだお前ら、今は月閃を迎え撃ってくれ」

 

「「「「「「はい!!」」」」」」

 

霧夜先生の言葉に俺達は頷いた。負けたら俺は自分の夢である『世界一カッコイイ忍』になることが出来なくなる。みんなも同じ考えだった。

 

「それはそうと竜司…」

 

「はい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前顔大丈夫か?」

 

霧夜先生の視線の先には飛鳥と斑鳩先輩に殴られてパンパンに腫れ包帯がグルグルに巻かれた俺の顔があった。

 

「遅いですよ心配するのが!!」

 

「う…うん、すまなかった…」

 

「霧夜先生が相談に乗ってくれないから!!相談に乗ってくれれば何か対処できたかもしれないのに!!」

 

「い、いや…たとえ言っても無理だったかも…寧ろさらにややこしくなるような…」

 

文句を言い続ける俺から目を背けながら霧夜先生は小さな声で謝っていた。

 

「わ、わたくしたちは悪くありません…」

 

「りゅーくんが悪いんだもん」

 

そんな竜司と霧夜を見て斑鳩と飛鳥は気まずそうに目を逸らした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「痛た…まだ腫れてるよ」

 

授業が終わり帰路に着いた俺は顔をさすりながら歩いていた。先程よりも腫れは引いたがまだ痛みが残っている。

 

「しかし、なんだか今日は凄いことが立て続けに起こったな」

 

死塾月閃忍学館、学炎祭、カグラ…情報が多すぎて何が何だかわからなくなってきた。

 

「とにかくなんとか学炎祭を制さないと」

 

もし負けたら半蔵学院が廃校になるどころか一生忍になれなくなってしまう。それだけは絶対に阻止しなくては

 

 

 

 

「テメェ!!調子乗んのも大概にしろよ!!」

 

「ん?」

 

ふと怒鳴り声が聞こえて振り向くとそこに強面の不良数人が長い銀髪の少年を取り囲んでいた。

 

「だからさ、あの子に付き纏うのはやめてくれって頼んでるだけじゃん。あの子、あんたのせいで最近通学するのも怖いって言ってんの」

 

「うるせえ!!テメェにはカンケーねえだろ!!」

 

銀髪の少年の言葉に不良のリーダー格の男はどんどん苛立っておりとうとう少年の胸ぐらを掴んだ。

 

「それ以上舐めた口叩くとぶっ殺すぞ!!」

 

「こっちだって退かねえよ。これ以上あの子に悲しい顔なんて絶対させねえ」

 

怒りの形相で睨みつける不良に一歩も引かず銀髪の少年も睨み返した。

 

「おいお前ら!!こいつをフクロにしてやれ!!」

 

「「「「おらぁぁぁ!!」」」」

 

リーダー格の男の命令で周りの不良は一斉に銀髪の少年に殴りかかった。

 

「せいやぁ!!」

 

「ぶへぇ!?」

 

しかしそこへ竜司が飛び蹴りを喰らわし不良の1人を吹っ飛ばした。

 

「なんだお前?」

 

「とりあえずあんたの味方をした方が良さそうだな」

 

突然の事にキョトンとする少年に俺は笑ってこう答えた。

 

「テメェもこいつの肩を持つのか…!!だったら2人まとめてしばいてやる!!」

 

頭に血が上った不良達は武器を手に俺達へと飛び掛かってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぶへぇ…」

 

それから間も無くして不良達は俺達によって返り討ちにあった。

 

「今回はこれくらいにしといてやる。でももしまたあの子に付き纏ってきたら……わかるよな?」

 

銀髪の少年はリーダー格の男に近寄ると胸ぐらを掴んで鋭い目で睨みつけた。

 

「ほら、さっさと失せろ」

 

「ひ…ひぃぃぃぃ!!」

 

不良達はその鋭い目に怯えると慌てて逃げ出していった。

 

「おーい!!もう大丈夫だよ〜」

 

銀髪の少年がそう叫ぶと物陰から可愛らしい少女が涙目で現れた。

 

「ありがとう満月くん……怖くて誰にも相談できなかったの……」

 

「いいよ気にしなくて、またあいつらが来たら俺がまたしばいてやるから安心しな」

 

泣きながらお礼を言う彼女に満月と呼ばれた少年は優しく笑った。

 

「早く元気になれよ、またお店のパン食べにくるからさ」

 

「うん…!!」

 

少女は涙目で頷くとそのまま帰っていった。

 

「あの子、この近くのパン屋の娘なんだけどさっきの不良のリーダーにずっと『俺の女になれ』って言われててさ、このままだとお店に嫌がらせされそうだって泣きながら俺に相談してきたんだ。協力してくれてありがとな」

 

立ち去る少女を見た満月は俺の方を向くと笑いながら俺に礼を言った。

 

「良いよ気にしなくて、俺も当たり前のことをしただけだし」

 

「ははっ、そりゃどーも」

 

俺の言葉に満月は嬉しそうに笑った。

 

「ん?そういやお前その制服…もしかして半蔵学院?」

 

「あれ?そう言うお前もその制服…」

 

俺はふと満月の制服を見た。それは男性の制服ではあったが間違いなくこの間宣戦布告に来た雪泉達と同じ月閃の制服だった。

 

「もしかして…お前半蔵の忍学生?」

 

「そういうお前も…もしかして月閃の最後の1人ってお前?」

 

まさかこんなところで月閃の最後のメンバーに遭遇するとは思いもしなかった。

 

「そうかそうか、ってことはお前が仮面ライダーリューマか〜」

 

俺の正体を知った満月は笑顔を浮かべながら俺に近づいてきた。

 

「え、ええと…お前は…」

 

 

 

 

 

 

「俺は満月、お前と同じ仮面ライダーだ」

 

 

 

 

 

 

 

「まさかこんな事になるとは…」

 

本部にある一室では神門とその側近の男が話していた。

 

「善忍同士での学炎祭など前代未聞です。ましてやリューマと例のライダーシステム資格者が戦うなど…神門様、大丈夫でしょうか?」

 

「…心配いりません、今はこのまま様子を見ましょう」

 

心配する側近に神門は紅茶を飲みながらそう答えた。

 

「神門様、報告したい事が…」

 

すると、部下の忍が現れ神門に報告をした。

 

 

 

 

 

 

「んで……なんでこんな事に?」

 

気づいたら俺は喫茶店で満月と一緒にケーキを食べていた。彼の席の周囲には複数の女の子が座っている。

 

あの後、「話をしよう」と言われた俺は満月についていった。すると、途中で彼と出会った女の子達が次々集まっていき、仕舞いにはこのような事に…

 

「はい、満月君アーン♡」

 

「ちょっと!!あなたさっき一口あげたでしょ!?次は私よ!!」

 

「ねえ満月くん♪こっちのケーキも美味しいよ♡」

 

「お♪本当に美味そうだな、ありがと」

 

女の子達は次々とフォークに刺したケーキを彼の口元に運んでいた。

 

「ん?お前も食えよ。ここのケーキすごく美味いぞ」

 

「う、うん」

 

俺は勧められるままに出されたケーキを口にした。

 

「っ!!美味いなこれ!!」

 

その美味しさに俺は驚きどんどんフォークが進んだ。

 

 

 

「えっと…それで話って?」

 

ケーキを食べ終えた俺は満月に聞いてみた。

 

「そんな大した事じゃねえよ、助けてもらったお礼をしただけだって」

 

食後の紅茶を飲みながら満月は笑いながらそう答える。

 

『クモクモ!!クモクモ!!』

 

「ん?げっ……雪泉かよ……」

 

突然満月のタブレットが鳴り出す。満月が相手の名前を見ると顔を顰めた。

 

「わりぃ竜司、ちょっと出てくる」

 

そう言うと満月はタブレットを手に席をたった。

 

「えっと…満月ってすごい人気なんだな」

 

俺は女の子達に満月の事を聞いてみた。

 

「そりゃもちろんですよ〜」

 

「強くて優しいし」

 

「何よりかっこいい!!」

 

女の子達は頬に手を当てながら嬉しそうにそう答えた。すると、ウェイトレスの女の子も混ざってきた。

 

「ここにいる皆…いじめや親の虐待、ストーカーとかから満月君に助けられた子なんです。満月君、学校も違うのに『辛そうだったから』、それだけの理由で助けてくれて…かくいう私も前に酷い地上げ屋に実家のこの店を明け渡すように言われた時、満月君が助けてくれたんですよ。父もそれ以来すっかり満月君に恩を感じちゃって…本当、彼は私達の恩人です」

 

「へぇ…」

 

満月の事を知った俺は彼の人柄に感心した。

 

 

 

 

 

 

「すっかり暗くなっちゃったな、悪いすっかり付き合わせちゃって」

 

「良いよ気にしなくて、俺も楽しかった。」

 

喫茶店を出た俺達は2人で路地を歩いていた。

 

「なぁ満月、どうしてうちに学炎祭なんて申し込んだんだ?」

 

俺は気になっていた質問を満月に聞いてみた。

 

「…そうだな、いきなり宣戦布告されて訳わかんねえよな」

 

満月は少し申し訳なさそうにする。

 

「理由は…そうだな…」

 

 

 

 

 

 

 

「っ!!満月!!」

 

「…あぁ」

 

その時、突然周囲から殺気が溢れてきた。

 

「そこにいるやつ!!出てこいよ!!」

 

するとあたりから忍装束を来た集団が俺達を取り囲んで現れた。

 

「ふっ、まさかリューマの鎧の資格者まで現れるとは…我々も運が良い」

 

集団は手に様々な武器を手にしあきらかに戦闘態勢だった。

 

「おいおい随分殺気立ってるじゃねえか。話があるなら聞くけど」

 

「黙れぇ!!我々は有力な情報を得たのだ!!」

 

忍のリーダー格は満月に怒声を浴びせる。

 

「満月!!貴様があの大罪人…黒影の弟子だったとはな!!」

 

「…………っ!!」

 

「黒影?」

 

リーダー格の忍の言葉に満月は体を硬らせた。

 

「あのような善忍の面汚しの弟子がライダーシステムの資格者など許されてたまるか!!」

 

「我々は貴様らを倒し、独自に新たなライダーシステムの資格者を選考する!!」

 

「……………………………。」

 

忍達は武器を手にじわりじわりと詰め寄ってくる。

そうか………こいつらは俺や満月が仮面ライダーになったことが面白くない奴らだったのか…それで俺達を倒して自分達に都合の良い人間にドライバーを渡すつもりなのか!!

 

「ふざけんな!!こんな強盗紛いなことが…善忍のやることかよ!!」

 

「黙れ!!全ては貴様らのような邪道を一掃する為だ!!」

 

あまりにも一方的な物言いに俺はカグラドライバーを手にした。

 

「満月、敵はベテランの忍だ!!2人がかりで…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「竜司、お前は手を出すな」

 

そのとき、満月は先程とは打って変わって静かに、怒りに震えながら前に出た。

 

「満月……?」

 

「馬鹿にしようがさ…悪口言おうがさ…俺の事なら良いよ…」

 

けどなぁ、と満月は忍達を鋭く睨みつける

 

「何も知らないくせに…先生の事を、親父のことを侮辱してんじゃねえよゴラァ!!」

 

『転身剣トプスパーダ!!』

 

怒りに震えた満月の手にトリケラトプスを彷彿させる盾が現れる。

 

『トリケラ!!』

 

満月はトリケラトプスが描かれたキョウリュウキーを取り出すとそれを起動してトプスパーダの鍵穴へと挿し込む。

 

「♪〜♪〜〜♪〜〜」

 

すると、トプスパーダから三味線の音色が響き渡る。

 

「変身」

 

『竜装!!トリケラ!!』

 

そして剣を抜くと、鍵が回り満月の周囲をトリケラトプスの様な装甲が取り囲み満月の体に装着され、トリケラトプスの様な仮面ライダー、仮面ライダーオルグへと変身した。

 

「仮面ライダーオルグ…月の正義を舞い称える!!」

 

 

 

 

 

「へ、変身した…」

 

「くそっ…厄介だな」

 

仮面ライダーオルグへと変身した満月に忍達は動揺する。    

 

「狼狽えるな!!いくら変身しても所詮は忍学生…全員で取り囲んで倒すぞ!!」

 

動揺する仲間にリーダー格の忍は武器を手に指示を出し、それに仲間達は一斉に仮面ライダーオルグへと飛びかかった。

 

「はぁ!!」

 

「死ねぇ!!」

 

忍達は武器を振り上げて仮面ライダーオルグを斬りつけた。

 

「なっ!?」

 

しかし、その攻撃はオルグの装甲を傷つけることはなく弾かれてしまっていた。

 

「甘えよ」

 

オルグはトプスパーダの剣を振るい自分を斬りつけた忍を吹き飛ばした。

 

「ぐっ…舐めるなぁ!!」

 

すると残った忍達は一斉にオルグへと攻撃を仕掛けた。しかしオルグは剣で襲ってくる忍達を次々と倒していく。

すると、忍達は手にした鎖でオルグを縛り付け動きを止めた。

 

「満月!!」

 

俺は拘束されたオルグを見て思わず叫んでしまう。

 

「心配ねえよ」

 

『必殺の術!!』

 

しかしオルグはそのパワーで難なく鎖を引きちぎると剣を盾に納めながら剣の柄のボタンを押す。

 

「必殺忍法!!クリスタルブレイク!!」

 

そして剣を抜くと銀色のオーラを纏った斬撃を放ち忍達を吹き飛ばした。

 

「…すげえ」

 

戦いが終わった後には襲撃してきた忍が全員気を失って倒れていた。

 

「こ…こんな…ことが…」

 

すると、リーダー格の忍は意識が残っておりふらつきながら地面を這っていた。

 

「なんだよまだ残っていたのか」

 

「ひ、ひぃ!!」

 

オルグはそれを見つけるとゆっくりとリーダー格の忍へと近づいていく

 

「た…助け…」

 

「逃げんじゃねえよ」

 

「がぁ!!」

 

オルグは命乞いをする忍の首を掴んだ。

 

「あんたら俺らを殺す気だったんだろ?ってことは俺らに殺される覚悟があるってことだよな?」

 

「が…あ…」

 

首を掴むオルグの力は徐々に強くなっていく。

 

 

  

 

 

 

 

「やめろぉ!!」

 

『武装!!ティラノ!!』

 

俺は仮面ライダーリューマに変身してオルグへと攻撃する。オルグがそれを防ぐとその弾みで忍の首を掴んでいた手が離れる。

 

「もうやめろよ!!いくらなんでもやりすぎだ!!」

 

「何言ったんだよ?こいつらは俺達を殺そうとしたんだぞ」

 

「だからってここまですることないだろ!?もうこいつらは抵抗出来ないんだぞ!!」

 

「……はぁ」

 

俺の言葉に満月はため息を吐きながら剣を納め鍵を抜き変身を解除した。

 

「仲良くなれると思ってたけど…やっぱりお前は所詮半蔵の弟子だな」

 

その目は俺に失望した様な悲しそうな目だった。

 

「いいぜ、だったらこの学炎祭で証明してやるよ。俺達の先生が……黒影が目指した理想こそが正しいってことをな」

 

そう言うと満月は1人立ち去っていった。

 

「黒影……一体どんな人なんだ…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほぉ、襲撃した忍を返り討ちにしたか」

 

とある一室で善忍最高幹部の1人、鉄心が部下から報告を受けていた。

 

「しかも同時に調べた戦闘データを分析したところ…全てにおいて仮面ライダーリューマの数値を上回っておりました。」

 

「だろうな、我々の予測は正しかったか」

 

そして鉄心は手元にある恐竜の牙の様な装飾のある小さな機械を手に取る。

 

「やはり、予定通りリューマにはこいつを使ってもらうとしよう。我々が完成させた最強の力………『ワイルドギア』を」

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