仮面ライダーリューマ   作:クロバット一世

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少し遅くなりましたが最新話です。
しかしすみません、今日はバトル無しです。


其の四 召喚で弱点発覚!?の巻

「ふむ…」

 

任務から数日後、俺たちは朝の通学路を歩きながら考え事をしていた。

 

「どうしましたか?」

 

そんな自分に気づいたのか斑鳩先輩が話しかけてきた。

 

「いや…この前の襲撃のことを思い出していて…」

 

「例の傀儡と…仮面ライダーのことですか?」

 

「はい…」

 

俺は霧夜先生の言葉を思い出していた。

 

 

 

 

 

「「「「「「傀儡!?」」」」」」

 

不良退治から戻った俺たちは霧夜先生に襲撃者について聞かされた。傀儡とは、即ち操り人形である。「かいらい」とも言う。また、傀儡を自在に操作して相手を翻弄する忍術もそう呼ばれている。

 

「話を聞く限りだと、お前達を襲った相手は、相当な傀儡使いだな。」

 

「「「「「「傀儡使い!?」」」」」」

 

「あー…リアクションは誰か一人が代表する様に」

 

全く同時にリアクションする俺たちに霧夜先生はため息を吐いた。

 

「それと霧夜先生、俺が闘った仮面ライダーについても何か知ってますか?というか仮面ライダーって俺のほかにいるんですか?」

 

傀儡使いも忘れてはいけないがそれよりも俺が出会ったガリューと名乗る仮面ライダーのことが気になってしょうがなかった。

 

「…その前に一つ質問良いか竜司」

 

「はい?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「仮面ライダーってもしかしてリューマの鎧のことか?」

 

霧夜先生は苦笑いを浮かべながら俺に聞いてきた。

 

「あ、はい。昔じいちゃんに聞いた人知れず悪と闘う仮面の戦士に似てるから…ダメですか?」  

 

なんか…ダメだったのかな…?結構かっこいい名前だと思うんだけど…

 

「いや、まぁダメじゃないが…まぁこの際それで統一するか…」

 

やれやれといった感じに霧夜先生は俺の質問に答えた。

 

「存在する」

 

「やっぱり…」

 

「300年前の文献にもリューマの鎧の対となる『ガリューの鎧』と言うものがあったとされる…お前があった仮面ライダーは…おそらくそれで間違い無いだろう」

 

「なんでガリューは俺に襲いかかってきたんですか?」

 

「………今はまだ、何も言えん」

 

霧夜先生は静かに何かを隠しながらも話を終えた。

 

 

 

 

 

 

 

「なんか…嫌な予感がするな…」

 

大きな争いが起きるような…嫌な予感が。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある渓流。忍転身した斑鳩が立っている。

 

「秘伝忍法!鳳火炎閃!」

 

炎の鳳凰が現れると家宝の刀「飛燕」を抜いて、周囲を火に包む。そして火を一太刀、二太刀と斬り裂く。

 

一方忍転身したかつ姉が、崖から大ジャンプした。

 

「こい!アタイのドラゴン!!!!」

 

風が蒼い龍を象る

 

「秘伝忍法!トルネード・シュピンデル!!!!!」

 

ブレイクダンスをするかのような動きで葛城が竜巻を呼び起こす

 

「秘伝忍法」

 

柳生が傘を開くと同時にイカを召喚する

 

「薙ぎ払う足」

 

するとイカが自身の十本の足を使い回転し凄まじい渦を作る

 

「よっしゃいくぜ!!」

 

そして俺も目の前の巨大な岩へと走り出す。

 

「秘伝忍法!!激烈拳!!」

 

俺が拳を振るうとオレンジ色のティラノサウルスのオーラが岩を砕いた。

 

 

現在俺たちは秘伝忍法の修行を行なっていた。

秘伝忍法、またの名を召喚忍法とよび心でイメージした生物を具現化させ自らの力とする忍の奥義である。

 

「斑鳩も葛城も見事な完成度だ。柳生は相変わらずのイカぶりだったぞ」

 

「相変わらず霧夜先生はとりあえず褒める達人ですね」

 

霧夜先生は何かを褒める際、このようになんかよくわかんない褒め方をするのである。

 

「あははは竜司、俺を褒めてもなにも出てこないぞ?」

 

褒めては無いんだが

 

「まぁ竜司、お前もなかなか腕をあげたな」

 

霧夜先生は俺にそう微笑んだ

 

「お、本当ですか」

 

「あぁ、今までで一番のティラノぶりだったぞ」

 

一番のティラノぶりってなんだ?

 

「さて、次は飛鳥、雲雀」

 

「「はっ、はい」」

 

飛鳥と雲雀は慌てた様子で返事した

 

「どうだ?今日こそ見せてもらえそうか?」

 

「が、頑張ります・・・」

 

「あのぉ〜、霧夜先生・・・」

 

雲雀が軽く手をあげる

 

「なんだ雲雀」

 

「召喚するのってどんな子でもいいんですよね?」

 

「あぁ。想像上、実在上の生き物でも問題はない。ただし召喚は生まれ持っての特性や相性にあったものが好ましいぞ」

 

霧夜が皆にわかりやすく説明した。

 

「ず~っと考えててひばり一番仲良くなれる子を決めました」

 

「ほ~では見せてもらおう」

 

「は~い!」

 

雲雀は距離をとり気合いを入れ始める。

 

「ひばりちゃんがいつになく真剣、いったい何を呼ぶんだろ?」

 

「エロイものだといいな~」

 

「意味がわかりません」

 

「でもなんかすごいやつが出てきそうな気がするなぁ〜」

 

雲雀はおっちょこちょいなところがあるが同時に頑張り屋なので俺もなにが出てくるか期待していた。

 

「…頑張れ雲雀」

 

雲雀を妹のように可愛がっている柳生も心配そうに見つめていた。

 

「お願い…来て」

 

雲雀が念じると

 

現れたのは超どでかいピンクのうさぎだった

 

「来た~!!」

 

「うさぎ?」

 

「しかもピンク?」

 

「雲雀らしくていいな」

 

考えてみたら雲雀ってうさぎらしいところがあるのでぴったりである。

 

「ぶ~ん。ぶ~ん♪」

 

雲雀を乗せうさぎはすごい勢いで山の中に入っていき木々を蹴散らしながら山道をかける

 

「すげ~」

 

「見掛けに拠らない破壊力ですわ」

 

 

 

「わ~いできた~!!」

 

雲雀がみんなの場所へ戻ってくるとウサギは消え、雲雀は召喚に成功したのが嬉しいのか大喜びした。

 

「雲雀、なかなかのうさぎっぷりだったぞ」

 

「ありがとうございます」

 

霧夜も雲雀を褒める

 

「やったなひばり」

 

「うんっ!!」

 

雲雀が褒められたことに柳生も嬉しそうだった

 

「バニーか。バニーといえばバニーガール。こりゃみんなでバニーガールにならねえとな」

 

そう言うとかつ姉が服の中からバニーガールのコスチュームを取り出す。

 

「いつの間にそんなものを?」

 

「装束は忍の基本だろ?」

 

「そんな格好で動いていたら逆に目立つわ」

 

バニーコスで敵に捕まるなんて末代まで馬鹿にされてしまう。

 

「さて、最後は飛鳥だな」

 

「えっ、はっはい。頑張ります…」

 

 

 

 

飛鳥は霧夜先生に言われ集中し生き物を召喚しようとした。しかし、その日は何も現れないまま授業は終わってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

「ふう…」

 

授業が終わって俺はシャワー室で汗を流していた。

 

「飛鳥のやつ…落ち込んでなきゃ良いけど…」

 

小さい頃から一緒にいるから分かる。飛鳥は強い、まっすぐ自分の道を歩き続けている。そんな彼女がいたから俺は自分の道を見つけることが出来たのだ。だから俺はそんな飛鳥の力になりたい。

 

「そういえば前にじいちゃんに教えたもらったっけな。」

 

じいちゃんこと飛鳥の祖父にして俺の師匠、半蔵は、忍の世界では知らぬ者は居ない手練れであり、内閣特務諜報部・諜報一課内特殊機密諜報員、即ち忍部隊の創設者でもあった。その功績を称え、また目標とする意味で、この学院は、今や伝説と呼ばれる忍、半蔵の名を冠してるのだった。そのじいちゃん曰く秘伝動物は一族の家系に影響する場合が多く、特に代々忍びの一族であればあるほどその影響は強いとのことである。

 

「じいちゃんに聞いてみれば活路が開けるかもしれない。」

 

ただ一つその生物が飛鳥の嫌う「アレ」でなければの話だけど…

 

 

 

 

「で…なにこれ?」

 

目の前にはビニールプールがあり、かつ姉がと雲雀が水着姿で遊んでおり、飛鳥も水浸しになっていた。

 

「ねえねえ、飛鳥ちゃんも竜司くんも一緒に遊ぼ」

 

雲雀は俺と飛鳥を遊びに誘う。

 

「いや俺はさっきシャワー浴びたばかりで…」

 

「そんなこと言わずに〜そっりゃぁ!!」

 

「えっ、ちょっ」

 

「きゃあっ!?」

 

断ろうとするとかつ姉が俺を引っ張ってプールに落とした。

 

「たくっかつ姉…(むにゅん)」

 

「ひぁあ!?」

 

俺が起き上がろうとすると手に何か柔らかい感触がした。

 

「え…これってまさか…」

 

ふと下を見ると真っ赤な顔の飛鳥の胸を俺が鷲掴みしていた。

 

「あ…その…ごめん」

 

「ひゃああああああありゅーくんのエッチーーーー!!!」

 

「痛ぇぇぇぇぇぇ!!」

 

俺は飛鳥に平手打ちされ吹き飛んだ。

 

 

 

 

 

すると、煙玉の爆発とともに再び霧夜先生が現れた。

 

「霧夜先生、今日の修行は終わったはずですが?」

 

「言い忘れたことがあってな」

 

「言い忘れたことですか?」

 

「あぁ、今後もしばらくの間、外部との接触は厳禁とする」

 

突然の霧夜先生からの外部との接触の禁止令

 

その理由に心当たりがあった俺はそれを霧夜先生に聞いた。

 

「例の仮面ライダーと傀儡使いですか?」

 

「そういうことだ」

 

「へっ、あんな奴らアタイが返り討ちにしてやるよ!!」

 

「おうともよ、その時はリューマになって俺も」

 

「ダメだ!!」

 

自信満々にいうかつ姉と俺に一括する霧夜先生

 

「これは命令だ。葛城」

 

「はっ、は~い」

 

「竜司もスカルの事件がある時以外は外部との接触は避けろ。いいな」

 

「あ、はい…」

 

 

 

 

「なんだよ霧夜先生ってばあんなのにビビっちゃってさ。なぁそう思うだろ?」

 

「まったくだ。このドライバーがあればスカルだろうとなんだろうと一捻りだぜ」

 

その日の帰り、俺たちは帰宅していたが俺とかつ姉は霧夜先生の愚痴を言っていた。

 

「二人とも、私達は忍び。耐え忍ぶのもまた修行の一つです。」

 

そんな俺たちを斑鳩先輩が諫める。

 

「しかし霧夜先生のご様子、私達が襲われた件に関して、何かご存知のような…そんな気がするのですが…」

 

たしかに、ガリューのことも知ってたし。あのあとなんかごまかされたけど何か隠してたよな…

 

「関係ない、オレたちは忍、与えられた任務をこなすだけだ」

 

俺たちが考える中、柳生は静かに呟いた。

 

「でもまたあんなのが出てきたらひばり怖いな~」

 

「安心しろ、ひばりはオレが守る」」

 

ひばりが心配そうにすると柳生は先ほどとは打って変わって優しく雲雀を安心させた。

 

「じゃあ飛鳥の胸はアタイが守る~」

 

かつ姉が胸を揉もうとしたけど

 

飛鳥ちゃんがそれを防ごうとして木に向かって倒れるとそこの葉っぱにへばりついていたカエル。おそらく雨蛙だろうが飛鳥の胸の谷間に入る

 

あ、やべぇ

 

「きっ、きゃあぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

瞬間、飛鳥は絶叫した。そして飛鳥は俺に飛びつきそのまま俺たちは倒れてしまった。

 

「ちょ、////。飛鳥離せって」

 

「かかかカエルが私の胸に〜!!」

 

そう、カエル。小さい頃から飛鳥はカエルが苦手なのである。本人曰く特に太ももや水かきがなんとも言えない恐怖を感じるらしい。

 

「りゅ、りゅーくん助けてぇ〜」

 

「無茶言うなって!!男がこんな市街地で女子高生の服脱がすってアウトだろ!!」

 

「だってぇ〜」

 

「あーもう誰かなんとかしてくれー!!」

 

そんな取っ組み合いの結果、かつ姉が取ってくれました。

 

 

 

 

 

 

その日の夜、俺は自室で愛読している恐竜図鑑を読んでいた。

 

「このベルトも恐竜の力を使って変身するって話だったし…改めて勉強しないとな」

 

俺は母が死に父が任務で何処かに行ってしまって間も無い頃、じいちゃんに連れられて近くで開催していた恐竜博に行った。その時、恐竜たちの迫力に目が離せなくなったのだ。こんな大きな生き物が大地を、海を、空を自由に生きていたのだと感動で体が震えた。俺が秘伝忍法を習得した時も、真っ先に浮かんだのが恐竜達の中で一番好きな恐竜、ティラノサウルスだった。そして見事それが的中して秘伝忍法習得に至ったのである。

 

「やっぱり恐竜は強いし…かっこいいよな…」

 

忍と恐竜、一見合わなそうな組み合わせ…でもどちらも俺の目指す目標の中で絶対に外せない組み合わせなのだろう。

 

「さて、明日も早いし寝るかな」

 

そして俺は本を閉じてベットに入り眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜、一つの交番が突如爆発した。どこにでもある普通の交番である。しかし今は炎に包まれあたりは騒然としていた。幸い死者は出ていないが勤務していた警察官が大怪我を負っていた。

 

そんな光景を少し離れた建物からスーツ姿のサラリーマンがスマートフォンで撮影していた。

 

「くくく…いいぞ…良い絵が撮れた。」

 

「いつになればリューマを倒しに行く?」

 

ふと後ろから声が聞こえてサラリーマンの男が振り向くと燕尾服の女性、メドューサが立っていた。

 

「あれだけ大口を叩いておいて一向にリューマを倒しに行かない。なにを考えている?もしやらないと言うなら…」

 

メドューサは懐から髑髏を彷彿させるバックルを取り出し腰に当てると骨の様な帯が巻きつきベルト『スカルドライバー』になった。

 

『メドューサ!!』

 

メドューサが金色の骨の装飾があるスカルキーを起動し、スカルドライバーの口の中にある鍵穴に差し込み回した。すると鍵穴からどす黒い泥が体を包み込み全身が蛇の鱗の様な女性らしいラインの鎧に包まれ顔は蛇のような兜に覆われてたスカル。メドューサスカルへと変身した。

 

「私が代わりにやるぞ」

 

「んふふふふ、メドューサ様もせっかちですねぇ〜そう心配しなくてもプランは完璧にしてありますよ。今回のこれは予行演習って奴ですよ」

 

しかし、サラリーマンの男はまったく動じずに笑っていた。

 

「なんの計画も無しに行動するのは馬鹿のやることですよ。一流の人間は対象を観察してしっかりと計画的に行動するのですよ。」

 

男は懐から緑色の骨の装飾がある鍵を取り出し起動した。

 

『カメレオン!!』

 

すると男の舌に鍵穴が現れ男はそこに鍵を挿して回す。すると、どす黒い泥が体を包み込み紫色の長い舌を持つカメレオンの様なスカル、カメレオンスカルへと変身した。

 

「まぁ見ていてくださいよ、この俺があの小僧を殺して見事選ばれし十二体の獣…ロードスカルへと進化してみせますのでね。んふふふふ…」

 

そう言い残してカメレオンスカルは姿を消して何処かに行ってしまった。

 

「あんな奴が私たちと同じロードスカルになれるとは思えんが…お手並み拝見とさせてもらおうか…仮に奴が負けてもそれはそれで清々するしな」

 

メドューサスカルはそう言い残して静かにその場を去った。

 

 

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