仮面ライダーリューマ   作:クロバット一世

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其の四十六 再会と強化修行!!の巻

 

「炎佐!!」

 

仮面ライダーガルーダから竜司を守った仮面ライダーガリューこと炎佐は具現化したスピノアクスをガルーダに向けながらガルーダを睨みつける。

 

「焔、こいつらを安全な場所へ」

 

「わかった」

 

焔達が現れ炎佐の指示に従う

 

「ほ、焔ちゃん…」

 

「しっかりしろ馬鹿、こんな奴らにやられるんじゃない」

 

焔はふらつく飛鳥を抱き抱えて介抱する

 

「これは……ずいぶん懐かしい顔だね炎佐。まさか君が善忍を庇うなんて、悪忍の誇りはどうしたんだい?」

 

「捨ててねえよ。ただこいつは俺の獲物だ、たとえお前だろうと譲る気はねえぞ」

 

ガルーダは炎佐を見ると懐かしそうに笑い炎佐を問い詰めるが彼は笑って反論する。

 

「ふうん、それじゃあどうするの?」

 

「決まってんだろ」

 

炎佐はニヤリと笑いガルーダの問いに答える

 

「俺達炎佐紅蓮隊は、秘立蛇邪学園に学炎祭を申し込む!!」

 

「…なに?」

 

「へえ…」

 

炎佐の宣言に雅緋とガルーダは少し驚く

 

「俺達は確かに抜け忍だ…だけど悪忍としての誇りを捨てたわけじゃねえ。それを証明してやる」

 

「…いいよ、相手にしてあげる。でも、勝てるのかい?今まで一度も勝てたことのない僕に?」

 

「え!?」

 

飛鳥はガルーダの言葉に驚く、あの炎佐が…仮面ライダーガリューにしてりゅーくんを…仮面ライダーリューマを何度も追い詰めた彼が一度も勝てたことがない…?

 

「勝つさ、以前の俺じゃないんでね」

 

「…たしかに、以前と目が違うね」

 

ガルーダはニヤリと笑い変身を解除する。

 

「今回は君に免じて退くとしよう。行くよ雅緋」

 

「…わかった。みんなも行くぞ」

 

「はーい」

 

「両奈ちゃんもわかったの〜♡」

 

雅緋の言葉に他の蛇邪メンバーは頷き従う。

 

「竜司くん……」

 

「紫!!」

 

「う…お姉ちゃん…」

 

気を失っている竜司を心配する紫に忌夢は声をかけて紫はそれに従い、蛇邪メンバーはその場から立ち去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは……………」

 

俺が目を覚ますとそこは半蔵学院の医務室だった。

 

「俺は…いったい…」

 

「りゅーくん!!」

 

「竜司さん!!」

 

声が聞こえてそちらを振り向くと目に涙を浮かべた飛鳥と斑鳩先輩が駆け寄ってきた。

 

「ばかばかばか!!あれだけ危険な力だから使っちゃダメだって霧夜先生に言われてたのに!!」

 

「そうですよ!!こんなにボロボロになって…何考えてるんですか!!言ったじゃないですか!!竜司さんが死んじゃったら…わたくし…わたくしぃ…!!」

 

「2人とも……」

 

涙を流す2人を見ながら反省した。自分が無茶したことで2人をこんなに傷つけてしまっていたのだと

 

「お、目が覚めたか」

 

するとドアが開いて学ランじゃなくTシャツにライダージャケットを羽織った炎佐が入ってきた。

 

「炎佐…お前なんで…!?」

 

「なんでとはひどい言われようだな。気を失ってたお前をここまで運んだのは俺だぞ」

 

炎佐は苦笑いをしながら俺の近くの椅子に座る。

 

「しっかしお前も罪な男だよな。今のお前のシュチュエーション、全世界の男が憧れるヤツだぞ」

 

「怪我してんのがなんで憧れなんだよ」

 

「は?気づいてないとかラノベかよ。だからコイツらは…」

 

突然変なことを言い出した炎佐に俺は反論すると炎佐はため息を吐いた。

 

「まぁ良い、それよりお前の持っていたこの力なんだが…なんだこれ?」

 

炎佐は懐からワイルドギアを取り出すと俺の前に置いた。

 

「これは……」

 

 

 

 

 

 

「やれやれ、まさか炎佐達と学炎祭をすることになるなんてね」

 

秘立蛇邪学園では現蛇邪選抜メンバー筆頭の蒼良がどこか嬉しそうに笑っていた。

 

「あ………」

 

「ん?」

 

ふと声が聞こえてそちらを向くと黒髪に赤いメッシュがある少年、理吉が立っていた。

 

「あぁ君か理吉くん」

 

「ど、どうもお疲れ様です!!」

 

蒼良に気づいた理吉は慌てて彼に頭を下げる。

 

「ちょうどよかった、君って蛇邪にいた頃の炎佐を知ってるんだよね。彼って学園じゃどんな感じだったの?」

 

「炎佐さんですか?」

 

蒼良の質問に少し驚いたが理吉はすぐに答えた。

 

「俺達の憧れです。誰よりも強くて、自分の信念を真っ直ぐと貫く。俺達悪忍の鏡のような人です!!」

 

「ふうん」

 

「誰がなんで言おうと…これだけは…絶対に…!!」

 

目の前にいる現選抜メンバー筆頭の蒼良にも一歩も譲らずにそう言う彼に蒼良は少し感心する。

 

「なんほどね、教えてくれてありがとう」

 

蒼良は理吉にお礼を言うとその場を去っていった。

 

「あの頃とは…違うみたいだね。面白くなりそうだ。」

 

 

 

 

 

「あ〜怖かった〜あの人オーラがすごいんだよなぁ…」

 

「理吉くん……」

 

蒼良が去った後、ホッとする理吉に紫が声をかける。

 

「紫さん…」

 

「私は……蛇邪の選抜メンバーだから……理吉くんの尊敬する人達と……戦わないと……いけなくて……その……」

 

「大丈夫ですよ紫さん」

 

震える紫に理吉は優しく声をかけ手をとる。

 

「俺達の尊敬する炎佐さんはこんな事じゃ終わりません、きっと上手く乗り切っちゃいますよ」

 

「ほ、本当に………」

 

「はい、だから紫さんも気にしないでください。寧ろ手を抜かれると炎佐さんすごい怒りますから」

 

「う、うん……」

 

理吉に手を取られ紫は顔を少し染めながら頷いた。

 

 

 

 

 

 

「なるほど、つまりお前のあの暴走していた姿は恐竜の力に取り込まれていたからってことか」

 

「まぁな…」

 

俺は炎佐にワイルドギアについて話すと炎佐はどこか納得したかのように頷いた。

 

「恐竜は人間なんかと比べ物にならない程の力を宿している。そいつを解放すりゃ確かに力に振り回されてああなるわな」

 

 

 

 

 

「その通りだ」

 

すると、険しい顔をした霧夜先生が入ってきた。

 

「霧夜先生……」

 

「竜司…俺は言ったよな?もうこの力を絶対使うなって…死ぬところだったんだぞ」

 

「それは……」

 

「前にも教えたはずだ、『勇気と無謀は違う』って」

 

「でも………」

 

霧夜先生の言う通りだ。教えてもらったそのことを忘れたわけじゃない。だけど俺は…

 

 

  

 

 

 

「どうやらお前よりもそこの坊主の方がよっぽど今の現状をわかっているようだな」

 

すると黒服の男達を連れて最高幹部の1人、鉄心が現れた。

 

「あなたは…」

 

「竜司から聞いた時はまさかと思ったが…鉄心、本当にあんたがワイルドギアの開発に関わってたとはな。何しにきた?」

 

霧夜先生は怒りを含んだ目で鉄心を睨みつける

 

「貴様、鉄心様に向かって…」

 

「良い、俺とこいつの仲だ」

 

霧夜先生に詰め寄る黒服を鉄心は手で静止する。

 

「だが悪いな、今回はそいつに用がある…竜司」

 

「あ…はい!!」

 

「お前にその力の使い方を教えてやる。俺達について来い」

 

「なっ……!!」

 

鉄心の言葉に霧夜先生は驚愕する

 

「ふざけるな!!そんなこと俺が許すと思ってるのか!?」

 

「お前には聞いてない。俺は竜司に聞いてるんだ」

 

叫ぶ霧夜先生を無視して鉄心は俺に話しかける

 

「お前も気づいているはずだ。今のままじゃオルグには勝てない。ワイルドギアの力をコントロールするしか学院のみんなを守ることができんぞ」

 

鉄心は俺の目をながら俺にそう告げる。その目は鋭くも真っ直ぐと俺を貫いた。

 

「俺達はワイルドギアの制御方法を知っている。仲間を守りたいなら俺達と来い」

 

「…………………。」

 

鉄心の言葉に俺は少し考えるが、すでに答えは決まっていた。

 

「わかりました。貴方達についていきます。」

 

「竜司!!」

 

俺の答えに霧夜は慌てた様子で声をかける。

 

「すいません、霧夜先生…でも、俺はこのままじゃ終われません。この力が危険な力だってのはわかっています。でも逃げてばかりじゃいられない!!」

 

ワイルドギアの力で俺は何度も危険な目にあって飛鳥達まで傷つけそうになった。霧夜先生の言う通り使わずに済むならそれに越したことはないのだろう。でも、オルグ、ガルーダといった新しい仮面ライダー、さらにこれから先、更に厄介な能力のスカルが出てくるかもしれない。そいつらと戦うためにもこの力は必要なんだ

 

「竜司……」

 

「ふん、よく言った。それなら…」

 

「俺も連れてけ」

 

「炎佐!?」

 

すると炎佐も鉄心の前に立ちそう言った。

 

「ほぉ、貴様は…」

 

「俺は今は悪忍側からの抜け忍だ。それに蛇邪とは学炎祭をすることになってる。力を得る分には問題ないし、あんた達としてもデータは多い方がいいだろ?」

 

「…面白い、良いだろう。お前もついて来い。」

 

鉄心の言葉に俺達は頷き彼らについていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「着いたぞ、ここだ」

 

目隠しされて連れてかれた場所は辺りを森に囲まれたシェルターのような場所だった。建物の中に入ると中は分厚いコンクリートに囲まれておりまるで要塞のようであった。

 

「ずいぶん不用心だな、竜司はともかく元悪忍の俺まであっさりこんな場所に連れてきて…てっきり拘束くらいは覚悟してたんだけどな」

 

少し不思議だと言わんばかりに炎佐はつぶやいた。すると、

 

「なっ!?」

 

凄まじい速さで忍の1人が炎佐の背後を取り苦無を突きつけてた。

 

「簡単だ、ここにいる俺の部下は全員が特上忍以上、それも荒事に長けた精鋭達だ。貴様の瞬き一つすら見落とさない自信がある。だから貴様も馬鹿な真似はしない事だな」

 

「…だと思ったよ」

 

炎佐が両手を挙げると忍は苦無をおろして炎佐から離れた。

 

「大丈夫炎佐?」

 

「問題ねえ、けど…迂闊な真似は出来ねえな」

 

俺達は鉄心達にそのままおとなしく着いていくことにした。

 

 

 

 

 

「連れてきたぞ」

 

たどり着いたそこは一際広くあたりは堅牢な壁で取り囲まれていた目的地に着くと鉄心が誰かに声をかける。その人物を見ると

 

「親父!?」

 

「来たか竜司…」

 

なんと俺の父、竜舌だった。

 

「親父って…こいつがお前の父親ってことか?」

 

「う、うん。そうだけど…なんで親父がここに…」

 

「こいつがお前達にワイルドギアの制御方法を教えるからだ。」

 

鉄心の言葉に俺は驚愕して親父を見つめた。親父がワイルドギアの制御方法を…?一体どうやって…

 

「竜司…炎佐…お前達に最後の確認だ。」

 

いつものふざけた様子を一切見せず真剣な顔で親父は俺達に話しかける。

 

「本気でこの力を自分のものにする覚悟はあるか?」

 

「ある!!」

 

親父の質問に俺は迷いなく答える。この力が危険な力だとしても、いや、危険な力だからこそ自分のものにしなければならない!!

 

「俺も同じだ」

 

それは炎佐も同じ考えだったようだ。

 

「…よしわかった」

 

そういうと親父は印を結んで力を込める。

 

「竜宮結界!!」

 

すると親父を中心に結界が展開される。

 

「親父…これって…」

 

「これは竜宮結界、俺がワイルドギアのコントロールの為に忍結界を元に開発した結界だ。」

 

すると、俺と炎佐のティラノキーとスピノキーが光りはじめる。

 

「なっ…!!」

 

「これは…!!」

 

光だした2つのキーはどんどん形を成していき

 

『グォォォォォォォ!!』

 

『ギャオォォォォン!!』

 

オレンジ色のティラノサウルスと紅色のスピノサウルスへと姿を変えた。

 

「きょ、恐竜!?」

 

「マジかよ…!!」

 

2匹の恐竜は鋭い目で俺達を睨みつけている

 

「ワイルドギアの制御方法は一つだけだ。お前達、その2匹の恐竜をそれぞれ屈服させてみろ」

 

『『ガルルルルル…グォォォォォォォン!!』』

 

ティラノサウルスとスピノサウルスの雄叫びが周囲に響き渡った。





年が明けてようやく最新話更新できました!!
遅れて申し訳ありません!!



そしてあけましておめでとう!!
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