仮面ライダーリューマ   作:クロバット一世

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其の七十 驚きの再会!!の巻

「はぁ…はぁ…はぁ…!!」

 

秘立蛇邪学園近くの森林にて、仮面ライダーガッツが息を切らしながら走っていた。その後ろから無数の光の矢が次々と放たれて地面に突き刺さる。

 

「くそっ!!やるしかないか!!」

 

ガッツは振り返ると身構えてマグマを纏った拳で飛んでくる矢を殴り落としていく。しかし突然死角の背後からも矢が放たれてガッツの背中に直撃した。

 

「がっ…もう後ろに…!!」

 

「こっちだよ」

 

「うわぁぁぁぁぁ!!」

 

ガッツが後ろを向いたその瞬間、ガルーダが現れてガッツをプテラアローで斬りつけ、ガッツは変身が解除されてしまった。

 

 

 

 

 

「やっぱりな…理吉くん、君真っ直ぐすぎる」

 

「うう…」

 

深い森の中で変身を解除した蒼良と理吉が座っていた。ガルーダのトリッキーな戦法に手も足も出なかった理吉は疲労で息を切らしていた。

 

「もともと戦闘経験が少ないから仕方ないけど、ドライバーの性能に頼りすぎ、はっきり言って戦闘がワンパターンすぎる。この前のエラスモテリウムスカルみたいなタイプの敵なら今でも通用するけど、僕みたいな搦手を得意とする相手には振り回されてしまうな」

 

「だったら…早く通用するまで腕を磨かないと…炎佐さんや竜司さん達も強くなってるんです…力を手にしたからって浮かれている場合じゃありません…!!」

 

息を切らしながら呟く理吉に蒼良は微笑む

 

「…うん、その意気込みなら問題ないね。それじゃあ続きといこうか」

 

「はい!!」

 

 

 

 

 

 

「へぇ〜理吉もなかなか頑張ってるみたいだな」

 

「はい!!もっと強くなって炎佐さんや竜司さんみたいになります!!」

 

休日、俺と理吉はファーストフード店に2人で集まりいつも通り談笑していた。

 

「そういえば炎佐、もう退院したんだってな。ドライバーも完全に修繕出来たみたいだし、現場復帰は問題ないみたいだよ」

 

「はい!!今は鈍った体を再び鍛え直しているって委員長さんが言ってました。」

 

 

 

 

 

 

 

「ふん!!ふん!!まだまだぁ!!」

 

「せやぁ!!」

 

その頃、炎佐は焔たちと特訓に明け暮れていた。

 

「こんなんじゃダメだ!!一刻も早く遅れを取り戻してやるぜ!!」

 

 

 

 

 

 

「あいつもタフだな、俺も負けてられないや」

 

炎佐はやはり凄い。あれだけボロボロになってももう全快して次の戦いに備えている。俺も負けてられない、鍛えて強くなってみんなを守れるようにならないと…

 

『ゲコゲコ!!ゲコゲコ!!』

 

『ん?誰だろ…』

 

その時、突然スマホモードになったガマ吉から着信音が鳴り響く。俺は見知らぬ番号に首を傾げながら通話ボタンを押す。

 

「はいもしもし…え//////!?」

 

俺はその電話相手の正体に驚く

 

「え…今度東京に…?う、うん…/////わかった…任せて/////」

 

「…竜司さん?」

 

 

 

 

 

 

その時、とある廃墟にて華蛇と天が話していた。

 

「同盟だと?」

 

「ええ、他のロードスカルは己の欲望のままに生きるばかりで陛下への忠義は皆無な上に親衛隊はほぼ壊滅、貴方のような陛下の真の忠君しか信用出来ません」

 

「親衛隊ならもう1人いるだろう」

 

「刃ですか?あいつはダメです。自分の力を極める為に陛下のそばにいるだけです。どうですか?陛下の理想を叶える為に是非私と手を組みませんか?」

 

「…………わかった、共に陛下の理想を叶えるぞ」

 

華蛇の答えに天はニヤリと微笑んだ。

 

「早速ですが…ちょうどいい情報がありまして…」

 

 

 

 

 

 

「ははっ、やっと取り戻したぜ」

 

スカルたちのアジトにある一室、そこの保管されていたスカルキーの中から一つを取り出すとローブの男がニヤリと笑う

 

「この力で…今度こそ世界を破壊尽くしてやるぜ…ははっははははは!!」

 

 

 

 

 

 

 

数日後、東京駅にて

 

「あぁ〜やべぇ、緊張してきた。」

 

俺は昨日の電話相手を相手を1人で待ち続けていた。まさかこんなにも早く再会するなんて思っていなかった。

今から会えると思うと心臓が高鳴り、顔が熱くなっていく

 

「落ち着け…大丈夫、大丈夫…」

 

 

 

 

 

「なるほどなぁ、確かに様子が変だ」

 

「でしょ?やっぱり何かありますって」

 

そんな竜司の様子を炎佐と理吉、満月と蒼月が離れた場所から覗いていた。

 

「あの顔ってもしかして…」

 

「ん?満月くん、もしかして竜司くんの様子に心当たりでもあるの?」

 

「ああ…あいつのあの表情…俺の勘が確かなら…」

 

 

 

 

 

「竜司!!」

 

突然俺の背後から声が聞こえる。間違いない、以前聞いた彼女の声。俺が心臓の高鳴りを耳にしながら振り返ると

 

「会いたかった!!」

 

そう言って俺に目一杯抱きつく可愛らしいワンピースを着た風花さんがいた。

 

「か…かかかかかかか風花さささん//////!!そ、そんなに抱きついたら…苦しいっていうか嬉しいっていうか…と、とにかく離れて…/////!!」

 

「あ、ごめん…久しぶりに竜司に会えたから嬉しくて…久しぶり、元気にしてた?」

 

「あ…うん、元気にしてたよ////」

 

照れながら笑ってそう言う風花さんに俺は再び顔が熱くなる。初めて会った時も思ったけどやっぱりこの人はほんとに綺麗だ…再会してさらに表情豊かになってその美しさにさらに魅せられる。

 

「えっと…それじゃあ行こうか」

 

「うん!!」

 

 

 

 

「な…なんですかあれ!?あんな表情の竜司さん初めて見ましたよ!!ってか凄い綺麗な人だなぁ…」

 

「やっぱり…見覚えがある顔だと思ったら…あれは愛しい相手のことを考えてる人の顔!!まさか竜司があの顔をするなんて…!!いやぁ…確かにかなりの美女だな…」

 

今まで一度も見たことがない竜司の表情に理吉と満月は驚愕し、風花の美しさに思わず見惚れていた。

 

「ああ…確かあの娘って風神村の…」

 

「炎佐くん知ってるの?」

 

かつてデスドラによる風神村襲撃に遭遇していた炎佐は、風花のことを思い出した。

 

「ああ、俺もちゃんと見たわけじゃないけどな、どうも竜司の初恋の相手らし…い…」

 

その時、炎佐は背後から感じる禍々しい殺気に気づいた。ついでに言えばその殺気を放っている2人が誰かもすぐに気づいた。

 

「え…炎佐さん…」

 

「静かに、絶対に振り向くな」

 

「…うん、これは不味いな」

 

「僕も…今振り返りたくないな」

 

彼らは後ろから発せられる般若2人(飛鳥と斑鳩)の殺気に震えながらも2人で歩き出す竜司と風花を追いかけ始めた。

 

 

 

 

 

「へぇ〜そんなところにも行ったんだ」

 

「うん!!竜司から教わったとおり、この世界には面白いものがたくさんあるのね!!それで今度は東京に来ることになったから…久しぶりに竜司に会いたかったの」

 

「……………//////っ!!!!」

 

風花さんの言葉に俺は嬉しさが溢れてくる。

なぜだろう、飛鳥や斑鳩先輩と一緒に出かけることはあるのに、風花さんと2人きりと思うと心臓の高鳴りが止まらない。顔も熱い、彼女の顔を見たいのに思うように見ることが出来ない。

 

「あ!!竜司、あれ面白そう!!行ってみよ!!」

 

「うわぁ/////っ!!」

 

突然風花さんに手を握られた俺は顔を真っ赤にしながら引っ張られていった。

 

「あの2人…カップルかしら?」

 

「彼氏顔真っ赤にして…初々しいわねぇ〜」

 

そんな俺たちをおばちゃん2人が微笑ましく見ていて俺はさらに恥ずかしくなった。

 

 

 

 

 

 

「あいつ…この後に殺されるかもな…」

 

「おっかないこと言わないでくださいよ…」

 

「「………………っ!!」」

 

竜司と風花が甘酸っぱい空気を醸し出す中、般若2人(飛鳥と斑鳩)がさらに殺気を放ち、炎佐と理吉は冷や汗が流れ、満月と蒼良は2人揃って体を震わせていた。

 

 

 

 

 

「東京って凄いのね、いろんなものが沢山あるから凄い楽しい♪」

 

「ま…まぁね、楽しんでもらえたのなら俺も案内した甲斐があったよ…////」

 

一通り東京を観光した俺たちは立ち寄ったオシャレな喫茶店で休憩していた。俺の東京案内が楽しかったのか風花さんはとても上機嫌でケーキを食べている。幸せそうに微笑む風花さんはそれだけでもう絵になる。

 

「また私を見てる、どうしたの?」

 

「あ!!ご、ごめん…/////!!」

 

「くすっ…へんなの」

 

面白そうに笑う風花さんに俺はまた顔が赤くなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ギギィッ!!」

 

「ギギャアッ!!」

 

その時、突然周囲から無数のアントスカルが現れて襲いかかってきた。

 

「な、なに!?」

 

「風花さん退がって!!」

 

有無を言わずに襲いかかるアントスカルの群れから風花さんを庇いながらアントスカルを蹴り飛ばす。しかしアントスカルは俺の蹴りに動じることなく唸り声を上げながら再び起き上がってきた。

 

「こいつら…今までの奴らと違う!!」

 

『ティラノ!!』

 

俺はアントスカルの異変を感じるとカグラドライバーを装着してティラノキーを起動する。

 

「変身!!」

 

『武装!!ティラノ!!』

 

「ギギィッ!!」

 

俺は仮面ライダーリューマに変身するとアントスカルをどんどん斬っていく。しかしアントスカルは体を斬られるのもお構いなしにまるで獣のように襲いかかってくる。

 

「なんだってんだ…!?」

 

「リューマ!!」

 

その時、突然炎佐、理吉、満月、蒼良、飛鳥、斑鳩先輩が現れて加勢した。

 

「みんな…どうしてここに?」

 

「え、ええと…色々あって…」

 

「んなこと言ってる場合じゃねぇ!!とにかくこいつらを倒すぞ!!」

 

『スピノ!!』

 

『マグマゴルゴ!!』

 

『トリケラ!!』

 

『プテラ!!』

 

「変身!!」

 

『武装!!スピノ!!』

 

『バーニングライズ!!激アツ!!爆裂!!大・噴・火!!仮面!!ライダー!!ガッツガッツガッツ!!』

 

『竜装!!プテラ!!』

 

『竜装!!トリケラ!!』

 

「「忍転身!!」」

 

炎佐たちと飛鳥、斑鳩先輩も変身してアントスカルたちと交戦を開始する。凶暴化したアントスカルはダメージを無視して襲いかかってくるが自力で勝る俺たちはどんどん優勢になっていき、確実に数を減らしていった。

 

「いいぞ、この調子なら…」

 

「やっぱりこいつらじゃお前の相手は荷が重かったか」

 

その時、突如ボロい外套を纏った金髪の傷だらけの男が現れる。俺はその顔に見覚えがあった。

 

「お前…まさかデスドラか!?」

 

その男は、かつて風神村で破壊竜と恐れられていたメガロサウルスの封印を解き、世界を破壊しようとしたデスドラであった。

 

「久しぶりだなぁリューマァ!!俺はこの日をずっと待っていた…テメェを破壊できる…この時をなぁ!!」

 

『メガロサウルス!!』

 

デスドラは懐からメガロサウルススカルキーを取り出すと起動して首筋へと挿しこみ回す。すると血のように禍々しい赤色の泥を纏い、恐竜の骨を彷彿させる鎧を纏った怪人態へと変身した。

 

「その姿は…」

 

「お前への憎しみが俺にこの力を手に入れた…以前の俺を超えたこの力で今度こそ世界を破壊し尽くしてやる!!」

 

「そんなこと…俺が許すと思っているのか!!」

 

俺はファングクナイを手に持つとデスドラ怪人態へと突撃し、ファングクナイを振り下ろすがデスドラは体内から真っ赤に染まったキラーファングを取り出すと軽々とファングクナイを防いでしまう。

 

「なんだぁその攻撃は?あの頃に比べて大したことないな」

 

「なに!?」

 

想像以上のパワーに止められて俺は驚きで動きが止まってしまう

 

「防いで損したぜ!!」

 

「ぐわあっ!!」

 

デスドラがキラーファングを振るうと真っ赤な竜巻が発生して俺を吹き飛ばしてしまう。その破壊力は凄まじくかつての力を遥かに凌駕していた。

 

「言っただろ?以前の俺を超えてるってな!!」

 

デスドラの言う通り、その強さはかつて風神村で戦った時に比べて遥かに強くなっていた。

 

(だとしたらこちらも全力で戦わないとまずい…!!)

 

そう思った俺はワイルドギアと超絶ティラノキーを取り出そうとした。

 

「おっとさせねえよ!!絶殺忍法…デストロイトルネード!!」

 

しかしデスドラはその隙を逃さず巨大な竜巻を発生させて俺を吹き飛ばす。吹き飛ばされた俺は壁に激突し変身を解除してしまう。

 

「竜司!!」

 

変身の解けた俺を見て風花さんが慌てて駆け寄ろうとする。それを狙っていたかのようにデスドラが彼女目掛けて手を伸ばした。

 

「風花ちゃん!!」

 

「あぶない!!」

 

その瞬間、飛鳥と斑鳩先輩が飛び出して風花さんを守るように前に立つ。しかし赤い風がまるで檻のように3人を取り囲み閉じ込めてしまった。

 

「余計な邪魔が入ったが関係ねえ、こいつさえ手に入りゃここには要は無いんだよ」

 

「待て!!」

 

「待ってなリューマ、もうじきお前も殺してやるからよ!!」

 

デスドラはそういうと竜巻を纏って空へと飛び立ち、3人の姿も無くなっていた。

 

 

 

 

 

 

 

「くそっ!!俺が油断したせいで3人が…」

 

俺は自分の不甲斐なさに憤り地面を殴りつける。

 

「奴の狙いはあの風花って娘みたいだった。あの娘は確かメガロサウルスを封印していた鍵を守護する巫女だったはず、いずれにせよ何かやばいことに利用しようとしてるに違いねえ」

 

「今奴を止められるのは、ここにいる僕たち仮面ライダーだけみたいだね」

 

炎佐と蒼良の言葉に満月、理吉も頷く

 

「竜司さん、こんなところで落ち込んでる場合じゃありませんね」

 

「…もちろんだ」

 

俺も改めて立ち上がる。そうだ、失敗に落ち込んでいる場合じゃない。今、俺たちがやらなければいけないことは決まってる。

 

「必ず助けよう、3人を」

 

 

 

 

 

 

 

 

「う…ここは…」

 

「わたくしたちは一体…」

 

「2人とも大丈夫?」

 

飛鳥と斑鳩が目を覚ますと、先に目覚めていた風花が2人に駆け寄った。

 

「ごめんなさい2人とも…私のせいで…」

 

 

 

 

 

 

 

「くくく…ついに手に入れたぞ」

 

その時、声が聞こえて振り向くと笑みを浮かべたデスドラ怪人態が近づいてきた。

 

「他の2人には要はねえ…お前さえ手に入れりゃこっちのもんだ」

 

「あぐっ!?」

 

デスドラ怪人態が風花の首を掴むと禍々しい力を解放して彼女を包み込む。

 

「お前を破壊竜の制御のために取り込ませたあの時、お前の中に破壊竜の力の一部が入り込んでいた…その力を解放して取り込めば…俺は更なる力を手にすることができる!!さぁ…お前の破壊衝動を解放しろ!!」

 

「ぐっ…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

デスドラ怪人態に力を注ぎ込まれた風花は凄まじい威力の竜巻を発生させる。デスドラ怪人態が手を離すと目を紅く光らせ恐ろしい形相で睨みつける。

 

「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「いいぞ…その力だ!!その力を俺によこせぇ!!」

 

風花の力に歓喜したデスドラ怪人態は自身も力を解放して迎え撃つ。互いの力が衝突し合い辺りのものが破壊されていく

 

「斑鳩さん…」

 

「ええ…!!」

 

飛鳥と斑鳩は意を決すると互いに頷き合う。2人の気持ちは一致していた。同じ人を想い恋焦がれる好敵手(ライバル)を救うために

 

 

 

 

 

 

 

苦しい

 

何かが私の中に入り込んでくる

 

頭の中に声が聞こえてくる

 

 

 

壊せ

 

破壊しろ

 

蹂躙しろ

 

 

 

いやだ

 

やめて

 

彼が教えてくれた

 

大切な彼のおかげで知ることができた想い出を

 

壊さないで

 

 

 

 

 

「風花ちゃん!!」

 

「風花さん!!」

 

その時、声が聞こえた。

 

霞む目を凝らすとデスドラ怪人態の竜巻から自分を守るように飛鳥と斑鳩が立っていた。

 

「2人とも…どうして…」

 

「風花ちゃん…私!!りゅーくんが大好き!!」

 

「わたくしも…竜司さんのことが大好きです!!」

 

「え…?」

 

突然の告白に風花は目を丸くする。

 

「今日2人がデートしてるとこ…ずっと見てた!!風花ちゃん…りゅーくんといる間…すっごく幸せそうな顔してた!!」

 

「風花さん…貴方も…竜司さんのことが大好きなんですね…!!」

 

そう言うと、2人は紅く顔を染めながら振り向いて笑う

 

「私たち、一緒だね!!」

 

「だから…わたくしたちも…貴方のこと、もっと知りたいです!!」

 

 

 

「2人とも…」

 

2人からあたたかい気持ちが流れてくる。その温もりが、あたたかさが、先ほどまで私を飲み込もうとしていたものを消し去っていく

 

「私も…2人のこと…もっと知りたい…友達になりたい!!」

 

その想いが力となって、デスドラ怪人態の力を振り解く力となった。

 

「風花ちゃん!!」

 

「風花さん!!」

 

2人が駆け寄ると、風花は嬉しそうに2人に微笑んだ

 

「2人とも…ありがとう、私を助けてくれて」

 

「…ははっ」

 

「ふふっ…」

 

元気そうな彼女に2人も安心したように笑った。

 

「てめえら…余計なことしてくれやがって…!!」

 

その時、殺気を放ちながら怒りの形相を浮かべたデスドラ怪人態がキラーファングを手に近づいてきた。

 

「3人まとめてくたばれやぁ!!」

 

「「「………っ!!」」」

 

振り下ろされるキラーファングに3人は思わず目を閉じてしまう

 

 

 

 

 

 

その瞬間、竜司が現れてキラーファングを受け止めた。

 

「2人の力を感じだから…すぐに見つけることができた。」

 

その頼もしすぎる背中に3人は嬉しくて涙を滲ませる。

 

「後は俺に任せて」

 

 

 

 

「リューマぁ…何度も俺の邪魔をしやがって…!!壊す!!テメェもその女どもも破壊し尽くしてやる!!」

 

「仮面ライダー…破壊!!」

 

「即刻…破壊!!」

 

デスドラ怪人態の怒号と共に無数のアントスカル、アーミーアントスカルが竜司を取り囲む。さらに2匹のディノポネラスカルも現れて迫り来る。

 

「させるか!!」

 

「はあっ!!」

 

「どりゃぁ!!」

 

「せいっ!!」

 

その時、ガリューたち他の仮面ライダー達が現れて加勢した。

 

「蟻共は俺たちに任せろ!!」

 

「竜司さんはデスドラを!!」

 

「わかった…ありがとな!!」

 

『ワイルドオン!!』

 

俺はみんなの言葉に頷くとカグラドライバーとワイルドギアを装着する。

 

「デスドラ…お前に破壊出来るもんは何もねぇ…俺がみんな守る!!」

 

『超絶ティラノ!!』

 

俺は超絶ティラノキーを起動してカグラドライバーに挿し込む。

 

『ガルルルルルグオーン!!ライドオン!!ガルルルルルグオーン!!ライドオン!!ガルルルルルグオーン!!ライドオン!!』

 

「変身!!」

 

『武装!!ワイルド!!一心一体最強バディ!!超絶!!超絶!!超絶にスゲー!!ダ・イ・ナ・ソー忍・者!!ワイルド!!』

 

「仮面ライダーリューマ超絶…いざ、舞い忍ぶぜ!!」

 

「こしゃくなぁっ!!」

 

リューマ超絶へと変身した俺にデスドラ怪人態はキラーファングを振り翳して突撃する。対する俺はワイルドブラスターをバスターモードにして刃と刃がぶつかり合った。

 

「あの頃より強くなったのは…お前だけじゃない!!」

 

「ぐおおっ!?」

 

俺は力を解放しデスドラ怪人態を押し返すとワイルドブラスターにティラノの力を纏わせて何度も連続斬りを繰り出した。

 

「舐めるなよガキがぁ!!」

 

デスドラ怪人態もキラーファングに赤いオーラを纏わせて放ち巨大な竜巻を発生させる。俺はその竜巻をワイルドブラスターで受け止める。

 

「おりゃあっ!!」

 

「なにいっ!?」

 

そして力の限りワイルドブラスターを振るって竜巻を真っ二つにした。

 

「前に言っただろ?メガロサウルスの一面しか見ていないお前なんかに負けるわけがねえんだよ!!」

 

『ギャウッ!!ギャウギャウ!!』

 

その時、懐からサイクロンメガロキーが現れて俺の周りを飛び回る。

 

「そうか、よし!!お前も一緒に戦うか!!」

 

『メガロ!!サイクロン!!』

 

俺はサイクロンメガロキーを起動してダイノコネクターの鍵穴に挿し込み回す。

 

『ユナイト!!サイクロン!!』

 

するとメガロサウルスの力が右手に集まりメガロサウルスの頭部を模したガントレットと風をイメージした薙刀へと変形した形態、仮面ライダーリューマ超絶サイクロンユナイトへと変身した。

 

「はあっ!!」

 

「ぐう…こんな…力がぁっ!!」

 

俺は風を纏うと素早く空中を舞いながら薙刀による斬撃をデスドラ怪人態へと何度も繰り出し、デスドラ怪人態をどんどん追い詰めていく。

 

「くそがぁ…終わらねえ…俺は…この世界の全てを破壊し尽くすんだあっ!!」

 

激昂したデスドラ怪人態はキラーファングを天高く掲げると全ての力を注ぎ込み超特大の竜巻を作り出す。

 

「壊させねえよ、この俺がいる限り!!」

 

『『『必殺の術!!』』』

 

『ヒッサツバーニング!!』

 

「仮面ライダー…破壊!!」

 

「即刻…破壊!!」

 

「「「「させるかよ!!」」」」

 

ガリュー、オルグ、ガルーダ、ガッツもそれぞれの必殺忍法でアントスカルらやディノポネラスカルを撃破する。

 

「決めろリューマ!!」

 

「忍の力を…見せてやれ!!」

 

「もちろんだ!!」

 

『必殺の術!!超絶!!』

 

「絶殺忍法…デストロイトルネード!!」

 

俺がカグラドライバーを叩くと周囲に藍色の竜巻が発生して俺は宙を舞う。対するデスドラ怪人態はキラーファングを振り下ろし特大の竜巻を放つ。しかし俺は決して負けない。守りたい、大切な仲間のために!!

 

「超絶必殺忍法!!超絶サイクロンフィニッシュ!!」

 

竜巻の勢いで超高速回転しながら繰り出した俺の斬撃は瞬く間にデスドラ怪人態の放った竜巻を霧散させデスドラ怪人態を斬り裂いた。

 

「またこの力に…この俺が敗れるなんてぇぇぇぇぇ!!」

 

俺の必殺忍法によって全身を斬り裂かれたデスドラ怪人態は断末魔と共に爆発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「風花さん、今日はようこそ!!」

 

デスドラとの激闘を終えた俺たちは半蔵学院に集まって風花さんの歓迎パーティを開いた。テーブルにはじいちゃん特性太巻きにたくさんのお菓子や飲み物、ケーキなどが並べられていた。

 

「すごい…ありがとうみんな」

 

「風花ちゃん、なにか飲みたいものがあったら言ってね」

 

「お菓子もあのでどうぞ」

 

「うん!!」

 

ふと気づくと飛鳥と斑鳩先輩が風花さんと仲睦まじく話していた。あの3人がいつのまにかこんなに仲良くなっているとは思ってなかった。

 

「なんでかわからないけど…良かった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふう…今日はいろんなことがあったな」

 

パーティが終わってひと段落した俺は風呂にのんびり浸かっていた。

 

「風花さん…楽しそうで良かった。」

 

 

 

 

 

「うん、今日は楽しかった。ありがとう竜司」

 

「え?」

 

ふと声がして振り向くと、隣で湯船に浸かる風花さんがいた。

 

「かかかかかかかかかかか風花さん//////!?こここっちは男湯…!!」

 

「え?そうだったの?」

 

キョトンとして近づいてくる風花さんの美しい裸体が嫌でも目に入ってくる。

 

「お、俺もう上がるよ!!」

 

「なんで?一緒入ろうよ?」

 

首を傾げながら風花さんは俺の手を掴んだ。

 

やばい

 

俺の心臓の鼓動が止まらない

 

顔が熱くてたまらない

 

「竜司?」

 

「あ…あ…その…////」

 

 

 

 

 

 

 

「「こらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」

 

突然、激しい怒号と共に飛鳥と斑鳩先輩が乗り込んできた。その勢いで俺は吹き飛ばされた。

 

「風花さん!!流石にそれはアウトだよ!!」

 

「一発レッドカードです!!あと竜司さんのエッチ!!」

 

「やっぱり風花さん信用できないよ〜!!」

 

「り、理不尽だ…!!」

 

俺の意識があったのはそこまでだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くくく…これこれ」

 

デスドラとの死闘跡地にて、天と華蛇がやってきて落ちていたメガロサウルススカルキーを拾い上げた。

 

「破壊竜の力…この力さえあれば仮面ライダーなど恐るるに足らず。始めましょう、我々の反撃をね」

 

天は歓喜の笑みを浮かべながらメガロサウルススカルキーを握りしめてその力を取り込み、華蛇はそれを静かに睨んでいた。

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