「いよいよ計画が始まるが…私はいったい何をすればいい?」
「貴方には私と共に仮面ライダーからキーを奪う手伝いをしてほしいんですよ」
メガロサウルススカルキーから力を取り込んだ天は問いかける華蛇にそう話す。
「いくら破壊竜の力を手に入れたとしても多勢に無勢、ロードスカルである貴方の力は必須です。それに、奴らは恐竜たちの力を取り込んだ親衛隊たちを撃破している」
「なるほど、だからこそより多くの力をさらに取り込む必要があるということか」
「ふふっその通りですよ」
華蛇の言葉に天は笑みを浮かべて肯定する。
「これで厄介な仮面ライダーは消え去り陛下の願いの実現へと一歩近づく…では始めましょう…」
半蔵学院の寮
「ん…ふわぁ〜もう朝か…ん?」
目が覚めて起きあがろうとするが、なぜか体が思うように動かない。ふと気づくと顔のあたりに人肌の柔らかい感触がする。
「んみゅ…竜司…zzz」
そして俺は気がついた、その正体が俺に抱きつく風花さんだということに、そして風花さんが衣服を何一つ身につけていないことに
「うひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ/////!!」
「あ…おはよう竜司」
俺が飛び起きると彼女も目をこすりながら体を起こした。そのはずみで彼女の美しい白髪が揺れて大きく形の良い胸元を隠す。
「かかかかかかか風花さん!?なんで俺の寝室にいるの!?なんで裸なの!?なんでおれにだきついてたのぉぉぉ!?」
「だって…私、服あると寝苦しいし…竜司の温もりって落ち着くもん」
そう言いながらこちらを見つめる風花さんの美しい裸体に俺は顔が熱くなり思わず顔を逸らそうとする
「なんで私から目を逸らすの?」
しかし風花さんが不思議そうに俺の顔を両手で押さえて俺は顔を動かさず彼女と目があってしまう。
「竜司?」
「あ…あわわわわわわわわわ/////」
「おーっす竜司〜!!久しぶりに父ちゃんが会いにきてやったぞ〜!!」
その瞬間勢いよく扉が開かれて笑顔の竜舌が現れる。
「…………………………。」
「…………………………。」
「…………?」
動けない俺
俺たちの様子に固まる親父
よくわかってない風花さん
その結果、俺の部屋は無音に包まれ
「……………すまん」
「誤解だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
親父が静かに扉を閉めようとするのを俺が全力で阻止する。
「待って親父!!違うんだって!!ちゃんと俺の話を…」
「いいからいいから、お前だってもう年頃の男子だもんな、いつの日かこんな時が来るのは覚悟してたんだ。隠さなくていいから」
「だから違うんだって!!これには深いわけが!!」
「まぁあれだ、やっちまったからにはちゃんと認知しろ。あと…一応お前は学生だからな、これからはそういうことをする時はちゃんと避妊をしろよ」
「だから俺の話を聞けぇぇぇぇぇぇ!!」
「ごめんね竜司、私のせいでお父さんに誤解させちゃって」
「う…うん、まぁなんとか誤解は解けたし…」
「いやぁ〜悪い悪い、あまりの光景に驚いて考えが追いつかなかったわ、はっはっは」
あの後、飛鳥と斑鳩先輩が乗り込んでくるわ、2人に殺されかけるわ、親父が叔母さんに『竜司が大人の階段登った』なんてメールを送ろうとするわもう大騒ぎとなった。なんとか誤解が解けて落ち着いたその後、俺は親父に連れられて風花さんを連れて霧夜先生や神門様の元を訪れていた。
「すまんな竜司、風花様をここまで連れてきてくれて」
「はい、なんでもこの前のデスドラとの戦いのことで話があるとか…?」
俺の言葉に霧夜先生が頷くと神門様が静かに話を始めた。
「デスドラが再び風花様を再び狙った理由…彼女の中にメガロサウルスの力の一部が宿ってるとの報告を聞きました。このままでは彼女の力を狙って再びスカルたちが襲ってる可能性は大いにあります。」
神門様は風花の方を見ながら申し訳なさそうに俯くと衝撃の言葉を告げた。
「よって風花様。スカルとの戦いが終わるまでの間、貴方様は我々善忍本部で保護とさせていただきます。」
「えっ……?」
突然の宣言に風花さんから汗が流れる。
霧夜先生や親父も申し訳なさそうにしている。
「貴方の中に宿るメガロサウルスの力が奴らの手に渡ったらそれこそ不味いことになります。誠に申し訳ございませんが安全が確保されるまではここで大人しくしていただきたい」
「ま…待ってよ…私は…わた、わたし…!!」
「待ってくださいよ…!!」
俺は溢れる怒りを必死に堪えながら前に出た。横を見ると顔を青くして震える風花さんがいる。
ああ、やっぱりだ。
俺は今、怒っている
「風花さん…10年も1人で生きてきたんですよ?ようやく自由になって…これからいろんなことを楽しめるって…ようやくそこまで来たんですよ?それを無視して拘束?そんなの…そんなの酷すぎるじゃないですか!?」
「竜司…気持ちはわかるが…今は議論している場合じゃない」
「従えません!!」
険しい顔で近づく霧夜先生に、俺は風花さんを守るように身構える。
「報告します!!」
緊迫した状況になったその時、負傷した忍が勢いよく扉を開いて入ってきた。
「スカルがここに襲撃してきました!!」
「なんだとぉっ!?」
「くははははっ!!出てこい仮面ライダーどもぉ!!」
俺が現場に駆けつけると、狂気の高笑いをするアルゲンタヴィススカルが翼を羽ばたかせており、その足元に何人もの忍が倒れていた。
「アルゲンタヴィス…!!」
「来ましたかリューマ…貴女たちに受けた屈辱…今こそ返させてもらいましょう…彼女と共にね!!」
その時、背後から気配がして振り向くと燕尾服に身を包んだ女性の華蛇がゆっくりと近づいて来た。
「メドゥーサ…」
「いい加減貴様にはうんざりしているんだ。ここで消えてもらおう」
『メドゥーサ!!』
彼女はスカルドライバーを装置するとメドゥーサスカルキーを起動して挿しこみ回す。全身に黒い泥を纏って泥を払うとメドゥーサスカルへと変身した。
「これ以上お前らの好きにはさせない…!!」
『ワイルドオン!!』
『超絶ティラノ!!』
「変身!!」
『武装!!ワイルド!!一心一体最強バディ!!超絶!!超絶!!超絶にスゲー!!ダ・イ・ナ・ソー忍・者!!ワイルド!!』
俺はワイルドギアを取り付けたカグラドライバーを装着し、超絶ティラノキーを挿しこみ回すことで仮面ライダーリューマ超絶へと変身する。
「いくぞ!!」
「ひゃはっ!!死になさい!!」
俺が勢いよく突撃するとアルゲンタヴィススカルは翼を羽ばたかせて飛びかかる。俺はワイルドブラスターをバスターモードに変えて振り下ろすが、アルゲンタヴィススカルは俺の一撃を軽々と受け止めた。
「こいつ…以前より強くなっている。」
「私を無視するとは余裕だな」
「ぐっ…」
すると背後に回り込んだメドゥーサスカルが急接近して蛇腹剣を振り下ろして俺の背中を斬りつける。俺はメドゥーサスカルにも反撃の一太刀を放つが、メドゥーサスカルは蛇腹剣を自在に動かしてワイルドブラスターにから貢がせると凄まじいパワーで引っ張ってワイルドブラスターを奪ってしまった。
「なんだこの強さ…以前よりもパワーが増してる…!!」
「以前貴様に負けたのは私の実力じゃない、あの時は貴様らを逃がさないために結界の維持を同時に行っていたことで力の半分しか出せていなかった。だが今はもうその必要はない!!」
「くっ…!!」
さらに畳み掛けられるメドゥーサスカルの猛攻から見てもその言葉に嘘偽りはなかった。メドゥーサスカルの強さは明らかに前回戦った時と比べて桁違いだった。
「こうなったら…」
俺はダイノコネクターを取り付けてスティラコキーを起動しようとした。
「それを…待っていたぞ!!」
その時、アルゲンタヴィススカルが手から巨大な竜巻を放ち俺へと叩きつけた。俺はその竜巻に吹き飛ばされて地面に叩きつけられてしまい、そのはずみでスティラコキー、ステゴキー、パキケファキー、プレシオキーを地面に落としてしまい、アルゲンタヴィススカルに拾われてしまう。
「その力は…デスドラの…!!」
「くくく…ついに手に入れた!!破壊竜の力に加えてこれだけの恐竜の力があれば…ふん!!」
アルゲンタヴィススカルは手にしたキョウリュウキーらを空中に投げつけると竜巻を操り引き寄せる。
「クルル…クルゥ!?クルルゥゥゥゥ!!」
その時、近くの畑で野菜を頬張っていたテリジノサウルスが弾みで巻き込まれてしまう
「おおっ!?この力は…凄いぞ!!力がどんどん溢れてくるぞ!!グォォォォォ!!」
複数の恐竜の力を取り込んだアルゲンタヴィススカルの姿はどんどん変わっていき腰がステゴサウルスの尾、右肩がパキケファロサウルスの頭、右手がスティラコサウルスの角、左肩がプレシオサウルスの首、左手がテリジノサウルスの爪、胸部がメガロサウルスの頭部へと変形したアルゲンタヴィススカル混竜態へと変身した。
「この力があれば…私はなんでも出来る!!ご覧ください陛下!!この力で貴方を煩わせる仮面ライダー共を一掃して見せましょう!!」
アルゲンタヴィススカル混竜態は左手で竜巻と雷を発生させ、右手の爪と尾から巨大な斬撃を俺に向けて次々と放ってきた。俺はワイルドブラスターで受け止めるが斬撃の威力は凄まじく俺は吹き飛ばされてしまい変身が解けてしまった。
「くっ…こいつ、こんなに強くなったのか…!!」
なんとか立ちあがろうとするが全身のダメージが大きく上手く立ち上がれない
「さて…他の仮面ライダー共も殺さなくてはいけないからな、ここでトドメを刺させてもらおうか」
動けない俺へと2体のスカルがじわじわと近づいてくる。メドゥーサスカルが俺にトドメを刺そうと蛇腹剣を振り下ろそうとしたその瞬間、煙玉が爆ぜて辺りを煙が包み込む。
「っ!!これは…」
その時、霧夜先生が俺を抱き抱えて連れ出した。
「ちっ…逃げたか」
「クソが…まぁいい、残りの仮面ライダー共の始末を先に済ませましょう」
「うっ…ここは…」
「起きたか竜司」
俺が目を覚ますとそこは忍本部の医療室だった。体を起こすと霧夜先生や親父、風花さんが俺を見ていた。
「ここは…そうか、俺はあいつらに負けて…」
「奴らはどこかへと消えた。おそらく他の仮面ライダーを探しに行ったんだろうな」
アルゲンタヴィススカルは俺のキョウリュウキーを取り込んでかってない力を身につけていた。さらにメドゥーサスカルも加わっているのを考えると他のみんなも危険だ。
「それなら…俺も行かないと…うっ!!」
「竜司!!そんな傷で動いたら…!!」
「大丈夫」
止めようとする風花さんに俺はまっすぐと答えた。
「約束する。もうこれ以上風花さんが閉じ込められるようなことにはさせない。俺が、守って見せる!!」
「竜司……」
「うわぁっ!!」
「ぐうっ!!」
ガリュー、オルグ、ガルーダ、ガッツの4人は現れたアルゲンタヴィススカル混竜態の猛攻に苦戦していた。アルゲンタヴィススカル混竜態の様々な恐竜の能力による攻撃は苛烈さを極め、4人は防戦一方となってしまい変身が解除されてしまう。さらにメドゥーサスカルも加勢しており撤退もままならなかった。
「くははははっ!!仮面ライダーなど敵ではない!!貴様ら纏めて消し去ってくれる!!」
「まずいな…この強さ…桁違いだ」
「このままじゃ…ちょっと不味いな…」
「だけど…負けるわけにはいかないな…」
「粘り続ければ…必ず勝機が来ます!!」
彼らが覚悟を決めて身構える。そのとき、そこへ傷だらけの竜司が現れた。
「っ竜司!!」
「その体…大丈夫ですか!?」
心配そうに聞くガッツに俺は力強く頷いた。
「俺はスカルと戦い続ける。この世界で生きる人々が…安心して暮らせるように…いろんな世界を見られるように!!」
「竜司…」
竜司を心配して駆けつけた風花は、竜司の言葉に目に涙を滲ませて嬉しさに微笑む
「ほざくなリューマ!!それだけの傷を負った貴様らに、何が出来ると言うんだ!!」
「私がいることも忘れてもらっては…っ!?」
メドゥーサスカルが気配に気づいて振り向くと、ゆっくりと仮面ライダードライグが現れた。
「お前は…力を貸してくれるのか!?」
「…………。」
頷くドライグに俺は頼もしき援軍に安心し、仲間たちと一列に並ぶ。
「お前らがどれだけの力を手にしたって…俺たちは負けない!!俺たち忍の…仮面ライダーの力を甘く見るな!!」
『超絶ティラノ!!』
『超絶スピノ!!』
『トリケラ!!』
『プテラ!!』
『マグマゴルゴ!!』
俺たちはキーを起動して恐竜たちを呼び出す。その瞬間、5匹の恐竜が現れて雄叫びを上げる。
「「「「「変身!!」」」」」
『『武装!!ワイルド!!一心一体最強バディ!!超絶!!超絶!!超絶にスゲー!!ダ・イ・ナ・ソー忍・者!!ワイルド!!』』『ユナイト!!サイクロン!!』『ユナイト!!モササウルス!!』
『竜装!!トリケラ!!』
『竜装!!プテラ!!』
『バーニングライズ!!激アツ!!爆裂!!大・噴・火!!仮面!!ライダー!!ガッツガッツガッツ!!』
変身した俺たちにドライグも並び、ここに6人の仮面ライダーが揃った。
「小癪な…お前ら纏めて葬ってくれる!!」
「おのれ仮面ライダー共ぉ!!」
メドゥーサスカルとアルゲンタヴィススカル混竜態は勢いよく突撃し、俺たちもそれぞれの武器を手に迎え撃つ。
アルゲンタヴィススカル混竜態はステゴサウルスの尾を振り回したりスティラコサウルスの角やテリジノサウルスの爪による斬撃、パキケファロサウルスの頭突きを彷彿させる弾丸やプレシオサウルスの水流が次々と繰り出されていく。
「私もいると言うことを忘れるな!!」
アルゲンタヴィススカル混竜態の攻撃を躱しつつ攻撃を仕掛けようとさらに俺たちにメドゥーサスカルも襲い掛かろうとするがドライグが立ちはだかった。
『ユナイト!!ギガノト!!』
そしてドライグはギガノトキーを起動して仮面ライダードライグ・ギガノトユナイトと変身した。
「貴様ぁ…邪魔をするな!!」
激昂するメドゥーサスカルは蛇腹剣でドライグを斬り裂こうとし、ドライグも腕の剣で迎え撃ち、両者互角の激戦が織りなされた。
「ひゃはははははっ!!無駄だ無駄だ無駄だ!!貴様らがどれだけ足掻こうともこの俺の力に勝つことは不可能だ!!この力で俺は陛下の敵は全て殺してくれる!!」
アルゲンタヴィススカル混竜態の猛攻はどんどん苛烈さを増し、俺たちにもどんどんダメージが蓄積していった。
「ご覧ください陛下ぁ!!貴方の敵は全て…親衛隊隊長である私が全てを滅ぼしてみせましょう!!偉大なる陛下を阻むものなど…存在してはいけないのだぁ!!ひゃはは…死ね死ね死ね!!陛下の邪魔をするものはみんな死んでしまえぇぇぇぇぇぇ!!」
「あいつ…様子がおかしい…!!」
「恐竜の力を一度にたくさん取り込んで正気を失いかけているんだ…!!」
暴走するアルゲンタヴィススカル混竜態は高笑いしながら周囲に竜巻を発生させ、手当たり次第に周囲を破壊していく。
「あの竜巻は厄介だ…俺たち全員の力を合わせたライダーキックで一気に突破するぞ」
「ああ!!」
「もちろん!!」
「やってやるか」
「見せつけてやりましょう!!俺たちの力を!!」
『『必殺の術!!超絶!!』』
『『必殺の術!!』』
『ヒッサツバーニング!!』
俺たちは即座にそれぞれの必殺忍法を発動して遥か上空へとジャンプする。
「真正面から突撃するとは愚かな!!貴様ら纏めて叩き潰してやる!!」
アルゲンタヴィススカル混竜態は飛び上がった俺たちへ向けて特大の竜巻を放ち俺たちのライダーキックと空中で衝突した。
「貴様らがどれだけ足掻こうと無駄なことだ!!ひゃはは!!これだけの力を手にした私に勝つことなど出来はしない!!みんなみんな滅んでしまえぇぇぇぇぇぇ!!」
アルゲンタヴィススカル混竜態の引き起こす竜巻のパワーは凄まじく俺たち5人のライダーキックをもってしても徐々に押されていく
「なんでパワーだ…」
「でも、負けられない…!!」
「竜司!!」
その時、風花さんが現れて辺りに美しい風が吹き荒れる
「私も戦う!!竜司だけに背負わせない!!」
『メガロ!!ウィンド!!』
すると風が一箇所に集まり水色のメガロキー、ウィンドメガロキーへと変形した。ウィンドメガロキーから吹く風は俺たちを優しく包み込むと俺たちに力が溢れてきてライダーキックの威力が増していく。
『ギャウ!!』
『ギャウギャウ!!』
その風に俺のサイクロンメガロキーが共鳴し、風のエネルギーは何十倍にも増加、アルゲンタヴィススカル混竜態の風を突き破りライダーキックを直撃させた。
「なんだこの力は!?なぜ貴様ら如きがこんな力を!?」
「お前らにはわからないだろう!?恐竜たちと、仲間と一緒に戦う俺たちの力が…誰かを虐げる事しか出来ないお前らに…負けるはずがないんだ!!」
俺の叫びと共に俺たちのライダーキックはアルゲンタヴィススカル混竜態を貫きその勢いで取り込まれていたステゴキー、パキケファキー、プレシオキー、スティラコキー、テリジノキーが解放された。
「そ…そんな…この私が…親衛隊隊長である私がこんなところで…陛下ぁぁぁぁぁぁ!!」
アルゲンタヴィススカルの断末魔と共にメガロサウルススカルキーの邪悪な力は空中へと霧散する。
「おっと…なんだ?」
「クルゥ〜」
解放されたテリジノキーは小さなテリジノサウルスになると近くにいた変身を解除した理吉に飛びつき、理吉は咄嗟に受け止める。
「えっと…一緒にくるか?」
「クルゥ〜」
理吉の提案にテリジノサウルスはのんびりと頷いた。
「ちっ…奴めしくじりおって…これ以上は時間の無駄だな。」
アルゲンタヴィススカルの敗北を見たメドゥーサスカルは舌打ちをして武装を解除し、その場を立ち去った。
「…任務完了、撤退します」
メドゥーサスカルが立ち去ったのを見てドライグも静かにその場を離れた。
東京駅のホーム
「それじゃあ竜司、今回は本当にありがとう。おかげですごい楽しかった」
「うん、風花さんもメガロも元気でね」
「ギャウ!!」
東京見学が終わり、風花さんは新たに手にしたウィンドメガロキーを首にかけて共に旅に出る事になった。
戦いが終わった後、上層部とも話し合いをした結果、風花さん自身の中に残っていたメガロサウルスの力を風花さん自身も使えるようになり、スカルに対抗する術を得た事、彼女自身も覚悟を決めた事をあり、風花さんは今まで通り、自由が約束された。
「竜司…本当にありがとう。竜司のおかげで東京観光を本当に楽しめた!!それに…また助けてもらっちゃった」
「ううん…助けられたのは俺も同じだから」
恐竜達の力を取り込んだアルゲンタヴィススカルの力は凄まじかった。風花さんとウィンドメガロキーの力がなければ倒すことが出来なかった。この勝利は、俺たち仮面ライダーと風花さん達みんなで成し遂げた勝利なんだと実感した。
「私…この子と一緒にもっと世界を旅して…力をつけて…いつか竜司の力になれるようになってみせる」
「うん、俺ももっと強くなる…」
もっと強くなってこの世界のみんなを…俺の仲間を…そして君を…守れるようになる
「竜司、本当にありがとう」
その瞬間、風花さんが俺に抱きつき俺の唇に自身の唇を重ねた。
「大好き」
「え………?」
彼女の言葉に
俺は頭が真っ白になった
「じゃあ行くね竜司、また会いに行くね!!」
そう言うと風花さんは顔を赤く染めながら電車に乗り込んだ
「竜司〜生きてるか〜?」
「ダメですね…完全に脳の限界を超えてショートしてます」
「こいつ…ちょっとモテすぎじゃね?」
「まぁ…その代わりこの後かなり恐ろしい目に遭いそうだけど…」
顔を真っ赤に染めて気を失った竜司と、怒りの業火を燃やす飛鳥と斑鳩を見て炎佐達はため息を吐いた。
「そうか…天も負けてしまったか」
華蛇の報告を聞いた弥勒は残念そうにため息を吐いた。
「はい、これで親衛隊で生き残ったのは1人のみ…親衛隊は実質壊滅しました」
「最後に残った親衛隊の刃は?」
「どこに消えたかはわかりませんが…もとより陛下への忠義の乏しい男、あまり期待は出来ないかと」
「果たして…どうかな?」
「え?」
「なんのようだ?」
森の中に1人佇む親衛隊最後の1人である刃に1人の青年が近づく。その青年はかつてアルゲンタヴィススカルが連れてきた悪忍崩れの青年だった。
「親衛隊隊長がやられましたけど…貴方はどうしますか?」
青年の問いかけにも刃は動じることなく歩き出す
「誰がどうなろうと興味ない、我はただ強者と戦うだけだ」
「…ふうん」
その姿を見て青年はニヤリと笑っていた。