「くそっ!!くそくそくそぉぉぉ!!」
暗い部屋の中でメドューサは激昂していた。周囲には彼女が当たり散らして無残な姿になった家具が散乱していた。
「随分と荒れていますね」
すると、背後から声が聞こえてメドューサがそちらを向くとドラゴンが静かに立っていた。
「失礼、ノックをしたのですが反応がなかったので」
睨み付けるメドューサに謝罪しながらドラゴンは部屋へと入っていった。
「マンティスの件は残念でしたね…私も見ていましたが素質があっただけあって痛い損失でした」
「奴は…マンティスにはたしかに進化の兆候があった…それなのに…!!」
メドューサは悔しそうに体を震わせ唇から血を流していた。
「やはり奴は厄介ですね。私の部下にリューマ抹殺を命じておきましょう」
「…信用できるのか?」
「ご安心を、ちょうど今のリューマにピッタリなスカルがおりますので…実力も確か、期待してくださって結構ですよ」
「…わかった。」
メドューサは静かに了承した。目の前の男は自身がロードスカルへと覚醒するより遥か前から陛下の側にいた。彼の采配は悔しいが認めるものがあると分かっている。
「では」
ドラゴンは静かに頭を下げると部屋から去り、静かに廊下を歩いていた。
「やれやれ、あのヒステリックさえ起こさなければタイプの女性なんですけどね」
メドューサを静かに見つめながら聞こえないほど小さな声で呟いた。
「せいっはぁっ!!」
「ふんっ!!」
半蔵学院忍クラスの訓練所では、俺と斑鳩先輩が木刀を手に剣の手合わせをしていた。俺は一瞬の隙をついて上段から全力の一撃を振り下ろした。
「せいやぁっ!!」
「うわぁっ!?」
しかし、それを読んでいた斑鳩先輩は俺の一撃を軽々と受け流して胴へとカウンターを放つ。俺は咄嗟にガードするもバランスを崩して倒れ、起き上がろうとするも目の前に斑鳩先輩の剣が突きつけられていた。
「はぁ…負けました」
俺は潔く負けを認めて俺たちの手合わせは終わった。
「お疲れ様です。竜司さんもやりますね」
「いやいや、斑鳩先輩には敵いませんよ。後半ほとんどいいようにやられてしまいましたし」
手合わせの後、斑鳩先輩はドリンクを片手に俺の側へと来た。
「いや〜でもやっぱり斑鳩先輩の剣捌きって凄いですね…」
「私は刀を武器にしているんですよ、まだまだ後輩には負けられません」
俺の言葉に斑鳩先輩は得意げに答えた。
「それになんていうか…刀を使ってるときの先輩って…なんか凛としていてカッコいいですね」
「なっ…りゅ、竜司さん!!あんまりからかわないでください!!」
俺の言葉に斑鳩先輩は顔を真っ赤にして後ろを向いてしまった。
「そ、そうですか…カッコいいですか…ふふ、ふふふふふ…」
なぜかどこか嬉しそうだったが…
「よっしゃじゃあ次はかつ姉どう?」
「お、いいぜ」
休憩が終わり次はかつ姉と体術で勝負をする事になった。
「いくぜ竜司!!」
「よっしゃあ!!」
俺は勢いよくかつ姉に向かっていった。かつ姉は俺の拳を躱すと勢い良く飛び上がり渾身の蹴りを放った。
「ぐっ…」
俺は両手を交差してガードするがその威力は凄まじく数歩下がってしまう。
「相変わらず…とんでもない威力の蹴りだな…」
俺はすぐさま体勢を立て直し連続の正拳突きを放った。かつ姉はそれを払うとお返しとばかりに素早い連続蹴りを繰り出してきた。
「くっ…それなら…!!」
俺はかつ姉の蹴りを受け止めると力任せに思いっきりぶん投げた。
「おりゃぁ!!」
「うわぁっ!?」
かつ姉はとっさに受け身をとって起き上がるが俺はすぐさまパンチを繰り出してかつ姉の鼻先で寸止めした。
「俺の勝ち」
「ははっアタイの負けか…」
かつ姉は少し悔しそうに笑いながら両手を上げて降参のポーズをとった。
「あーくそっ…勝てると思ったんだけどな〜」
「いや〜正直危なかったですよ。やっぱりかつ姉のキックはすごいパワーだな」
「へへへっまーそれほどでもないかな〜♪」
俺の褒め言葉が嬉しかったのかかつ姉はにししっと笑って喜んだ。
「まーでも…アタイはまだまだだ。もっと強くなんねーと…」
するとかつ姉は拳を握って少し真剣な顔で呟いた。
「竜司さん、葛城さんもお疲れ様です。」
すると、斑鳩先輩が俺たちにタオルと水を持ってきてくれた。
「おっ、ありがとうございます先輩。」
俺は斑鳩先輩にお礼を言ってタオルを首にかけて水を飲んだ。
「あとこれ、レモンの蜂蜜漬けです。疲れた体に良いですよ」
そういうと斑鳩先輩はタッパーを取り出してレモンの蜂蜜漬けを俺に渡した。
「おお〜美味そ〜!!ありがとう斑鳩先輩!!」
俺は斑鳩先輩にお礼を言って蜂蜜漬けを食べた。
「ん、美味い!!」
「本当ですか!?まだあるのでどうぞ♪」
俺の反応が嬉しかったのか斑鳩先輩は頬を紅く染めながら喜んだ
「竜司さん…」
斑鳩は美味しそうに蜂蜜漬けを食べる竜司を愛おしそうに見つめていた。
「へへへっ斑鳩〜随分嬉しそうだな〜まさに恋する乙女って感じだぞ〜」
「なっ!?葛城さん!?何を言ってるんですか!!」
葛城はそんな斑鳩を見てニヤニヤしながら斑鳩にしか聞こえないように斑鳩をからかった。
「ち、違います!!竜司さんには色々と恩ができたので恩返しというか…と、とにかくここここれは決してそんなんじゃないですから!!」
「いやいや〜好きなのバレバレだぞ〜はっきりさせなってい・か・る・が♪」
「違います!!いい加減に…」
「えーいうるさーい素直になれない奴のおっぱいはこうだ〜!!」
葛城は顔を真っ赤にして必死に否定する斑鳩の背後に回ると斑鳩の胸を鷲掴みにした。
「ひゃっ!?ちょ、葛城さん!!」
「へっへっへ〜恋する乙女のおっぱいはやはりよいぞよいぞ〜」
「ちょ…いい加減に…きゃあ!?」
「えっ…うわぁっ!?」
抵抗しようとする斑鳩はバランスを崩して竜司の方へと倒れてしまった。
(痛たた…一体何が…)
突然何かが覆いかぶさってきてきた。起き上がろうにもその何かが覆いかぶさっていて動きづらく声を出そうにも顔まで覆いかぶさっていて声が出せない。というか息ができない。
「む…むぐ…むぐむぐ…(むにゅん)「ひゃあっ!!」…むぐ?」
口を動かすと突然何か変な声が聞こえ覆いかぶさっている何かが起き上がる…そこには…
「りゅ…竜司さん…」
顔を真っ赤にした斑鳩先輩が胸を押さえてこちらを見ていた。
「えっ…も、もしかして…」
俺…やらかした…
「いやぁぁぁぁぁ!!りゅりゅりゅ竜司さんのエッチぃぃぃぃぃ!!」
「痛ぇぇぇぇぇぇ!!」
斑鳩先輩のハイキックが炸裂して俺は壁へと吹き飛んだ。
「あ…飛鳥…助けて…」
壁に激突した俺は近くにいた飛鳥に助けを求めるが
「…ふんっ…りゅーくんの馬鹿」
飛鳥はそっぽを向いて離れてしまった。
「な…なんで…」
俺はそのまま力尽きて倒れた。
「酷い目にあった…」
なんかリューマになってから仲間たちに理不尽なビンタや蹴りを喰らうようになったのは気のせいだろうか…
「まぁいいか…それよりもうすぐ新しいキョウリュウキーの復元が完成するんだったよな…」
現在、神門様の指揮のもとキョウリュウキーの復元が行われており新しいキーがまもなく送られてくるそうだ。
「どんな恐竜の力なのかな〜楽しみ楽しみ…ん?」
ふと何かの音が聞こえたのでそっちへと行ってみた。
そこはいつも使っている訓練所であり、今の時間は誰もいないはずなのだが…
「ふんっ、はっ、せいやぁ!!」
サンドバッグに向かって蹴りを繰り出しているかつ姉がそこにいた。
「かつ姉…」
そのとき、突然遠くの方で爆発音が聞こえた。
「な、なんだ!?」
慌てて窓を見ると商店街の方で黒い煙が立ち込めていた。
「スカルか…ちくしょおっ!!」
俺は慌てて現場へと走り出した。
商店街はめちゃくちゃに荒らされておりあたりに黒い煙が立ち込めていた。
「酷い…なんでことを!!」
「よぉっ、お前がリューマか?」
すると、煙から灰色の鎧に包まれ両腕に巨大な盾、額には鋭い二本の角を持つ犀のようなスカルが現れた。
「俺はライノセラス、我が主人の命に従い、貴様を倒しにきたってわけ!!」
「てめぇ…まさかそのために商店街で暴れたのか…許さねえ!!」
俺はライノセラススカルの身勝手な動機に怒りカグラドライバーを腰に装着した。
『ティラノ!!』
そしてティラノキーを鍵穴に差し込んだ。
『ドンドロロンロンドロンドロン!!ドンドロロンロンドロンドロン!!』
ベルトから音楽が流れ出す。
「変身!!」
俺は掛け声と共にティラノキーを回した。
『武装!!ティラノ!!』
ドライバーの音声と共にティラノサウルスの幻影が現れ俺を包み仮面ライダーリューマへと変身した。
「仮面ライダーリューマ…いざ、舞い忍ぶぜ!!」
「へへへっ噂の仮面ライダー…唆るねぇ!!」
「言ってろ!!」
俺はライノセラススカルへと渾身のパンチを繰り出す。パンチはライノセラススカルのボディーへと直撃した。
しかし
「…なんだそりゃ?」
「痛ってぇぇぇぇぇぇ!?か、硬ぇ…?」
しかし、ライノセラススカルは微動だにせず俺の拳にはまるで鉄の塊を殴ったような痛みが走った。
「どうしたどうした?そんな攻撃じゃ俺は倒せないぞ?」
「こんにゃろぉ!!これならどうだ!?」
今度は蹴りを繰り出すもびくともしない。
「くそ…全然効いてない…」
「ははっこんな奴にスカルが三体もやられたなんてな!!情けねぇ!!」
「舐めんな!!だったらこいつだ!!」
『ステゴ!!』
俺はステゴキーを起動してカグラドライバーの鍵穴に挿しこんだ。
『ドンドロロンロンドロンドロン!!ドンドロロンロンドロンドロン!!』
ベルトから音楽が流れ出す。
「変身!!」
俺は掛け声と共にステゴキーを回した。
『武装!!ステゴ!!』
ドライバーの音声と共にステゴの幻影が現れ俺を包み緑色の装甲を纏った仮面ライダーリューマ・ステゴ武装へと変身した。
「おりゃぁ!!」
俺はステゴスライサーでライノセラススカルを斬り裂いた。
「ぐっ…」
今度は効いているらしくライノセラススカルは少し退がった。
「てめぇ…調子に乗んなぁ!!」
ライノセラススカルは叫びながら突進を繰り出してきた。俺は突進を躱してカグラドライバーの恐竜を叩いた。
『必殺の術!!』
するとステゴスライサーは俺の頭上を舞い回転を続け巨大な手裏剣状のエネルギーを纏った。
「必殺忍法!!激竜斬撃乱舞!!」
俺は手を振り下ろし巨大な斬撃を放った。
「このぉっ!!舐めんなぁ!!」
ライノセラススカルは両手の盾を前に出して斬撃を防いだ。
「ちっ…ふざけやがって…」
ライノセラススカルの盾には斬撃による傷痕が出来ていた。
「まぁいい…今回はここまでにしてやるぜ」
そう言うとライノセラススカルは鍵を空間に挿しこみ回すと空間に黒い穴が現れた。
「じゃあな、次はもっと楽しもうぜ」
そう言うとライノセラススカルは黒い穴の中に入り込み消えていった。
「なるほど、新たなスカルはそんな奴だったか…」
俺は今回のスカルについて霧夜先生に報告していた。
「はっきり言って凄い硬い奴でした。こっちの攻撃がほとんど効かなかったですし…」
あの全身の鎧、さらに両手の盾、とんでもない防御力だった。
「でもステゴでの攻撃は効いていました。今度こそ…」
「もちろんだ、だが油断はするな。忍びの世界において油断は即、死に至るからな」
「分かっています。霧夜先生」
ステゴ武装での必殺忍法も耐え切るような奴だ、油断できない。
「それと竜司、ほいコレ」
すると、霧夜先生は俺に灰色の鍵を渡してきた。
「おおっコレってまさか…」
「神門様からお前へとだ」
それはパキケファロサウルスが描かれたキョウリュウキーであった。
「パキケファロサウルス…すげぇ、これなら…」
こいつなら奴のあの硬い装甲を破れるかもしれない…
「へへへ…リューマか…」
夜のビルの屋上でライノセラススカルは変身を解いた。
その姿は傷痕だらけで筋骨隆々の若い男だった。
「いかがでしたか?リューマの実力は」
そこへドラゴンスカルが現れ自身の方へと近づいた。
「まぁ…たしかにそこそこやりますが…俺の敵じゃあないですよ」
ニヤニヤしながらライノセラススカルの男は得意げに答えた。
「それに、奴の攻撃はもう『覚えた』。次は余裕で倒してやるよ」
「期待しておりますよライノセラス。あなたのその野心の高さは評価に値しますので」
そう言うとドラゴンは静かに立ち去った。
「ふんっはっとりゃあ!!」
次の日、俺は巨大なサンドバッグへとパンチを打ち込んでいた。
「はぁ…はぁ…」
ライノセラススカルへとリベンジのために特訓をしていた。現在カラクリガマを使って周囲を捜索しているためスカルが動いたらすぐに反応があるはずだ。
「精が出るな竜司」
そこへ霧夜先生がやってきた。
「ええ、今新しいキョウリュウキーを使うための特訓をしています。」
俺の推測がたしかならパキケファロサウルスの武装は『こいつ』がベストの形のはず。そう考えて再びサンドバッグに向かい合った。
『ゲコゲコ!!ゲコゲコ!!』
すると、カラクリガマがやってきて俺の前で鳴き出した。
「この反応…霧夜先生!!」
「わかった。すぐに迎え竜司、他のみんなには俺の方から連絡を入れる!!」
俺は霧夜先生の指示のもと、駆け出した。
「見つけたぞ!!この犀野郎!!」
俺が駆けつけた場所ではトラックがひしゃげておりその目の前でライノセラススカルが立っていた。
「へへへっやっと来たぜ。そんじゃあ楽しもうか」
「舐めやがって…すぐに倒してやる!!」
『ステゴ!!』
俺はカグラドライバーを装着しステゴキーを起動して鍵穴に挿しこみ回した。
『ドンドロロンロンドロンドロン!!ドンドロロンロンドロンドロン!!』
ベルトから音楽が流れ出す。
「変身!!」
俺は掛け声と共にステゴキーを回した。
『武装!!ステゴ!!』
俺は仮面ライダーリューマ・ステゴ武装に変身して構えた。
前回効果が強かったステゴキーで一気に畳み掛ける作戦で挑むことにした。
「そいつか…悪いけどそいつじゃ俺には勝てないぞ」
「言ってろ!!」
俺はカグラドライバーの恐竜を叩く
『必殺の術!!』
「必殺忍法!!激竜斬撃乱舞!!」
「無駄だぁ!!」
俺は出し惜しみせずにいきなり必殺忍法を繰りだしライノセラススカルは両手の盾を前に出してガードした。すると、以前は大きな傷がついていたライノセラスの盾は傷一つ付いていなかった。
「…マジかよ」
「言ったろ?もう効かないって」
ライノセラスは得意げに笑みを浮かべた。
「俺の盾は一度喰らった攻撃を記憶してどんどん強化していく。一度耐えきっちまえば俺に防げない攻撃はねぇぜ」
「なるほど…やっぱり一筋縄じゃいかないってわけか…」
まぁここまでは想定内…だったら…
「こいつで行くぜ」
『パキケファ!!』
俺はステゴキーを抜いてパキケファキーを起動し鍵穴に差し込んだ。
『ドンドロロンロンドロンドロン!!ドンドロロンロンドロンドロン!!』
「変身!!」
『武装!!パキケファ!!』
すると、両手にオーラが纏わり付き両手が巨大な拳に変化した。
「あれ…なんか思ってたのとは…違う?」
前のステゴ武装の時は全身が変化したのに今回は両手だけ?
「新しい能力か?唆るねぇ!!」
ライノセラススカルは両手の盾を打ち鳴らして突っ込んできた。
「うわっやべえ!!とにかくいくぜ!!」
俺はそのままライノセラススカルへと拳を振り下ろした。
「うおっとととっ!?うわあ!!」
しかし両手の重さにバランスを崩してうまく移動できずそのまま壁に拳をぶつけてしまい壁がその衝撃で粉々に砕けた。
「…何してんだ?」
これにはライノセラススカルもポカンとしてしまった。
「くそっなんでだ…全然うまくできない…」
パキケファロサウルスの頭突きの力をリューマの力にして引き出すにはやっぱりパンチ力だと思ったのに制御ができない。
「何が…足りないってんだ!!」
「竜司!!」
すると、かつ姉が応援に駆けつけてきた。
「新手の忍か…唆るねぇ!!」
ライノセラススカルは嬉しそうに拳をぶつけた。
「舐めんじゃねぇ!!」
かつ姉は勢いよく突っ込み蹴りをライノセラススカルの頭へと繰り出す。
「…舐めてんのかてめぇ?」
しかしライノセラススカルにはびくともしない。
「おりゃぁ!!」
「うわぁぁぁぁぁ!!」
ライノセラススカルに殴られてかつ姉は吹き飛ばされた。
「いくら忍だからってよぉ…お前、弱すぎだろ」
「なっ!?」
ライノセラススカルの言葉にかつ姉は体を硬らせてしまう。
「そんな…アタイが…弱い…」
「舐めんなぁぁぁぁぁ!!」
俺は叫びながらカグラドライバーの恐竜を叩く
『必殺の術!!』
両手の拳にエネルギーを纏って俺は全力でライノセラススカルへと殴りつけた。
「おっと」
しかしライノセラススカルは両手の盾を前に出してそれを容易くガードする。
「新しい武装もこんなもんか。意外と大したことなかったな。」
ライノセラススカルはそのままこちらへと近づいてくる。
「くそっ!!」
俺は身構えてライノセラススカルを向かいうとうとした。
「撤退ですよライノセラス」
すると、華やかな衣装を纏った金髪の男が突然現れた。
「…あと少しでリューマを倒せるんですけど?」
「少し暴れすぎです。敵の応援がさらに駆けつけています。これ以上は色々と面倒です。ですのでまた今度にしましょう」
「…まぁあんたの命ですし、わかりました。」
ライノセラススカルは男の命に従い男の作った黒い穴へと歩き出した。
「では」
金髪の男も俺に頭を下げるとそのまま黒い穴へと入っていった。
「助かった…のか?」
事情はわからないが撤退してくれたならそれに越したことはない
「かつ姉…大丈夫?」
俺はかつ姉の元へと近づくと
「…ちくしょう…アタイは…アタイは…」
悔しそうに涙を流していた。
「かつ姉…」
今まで一度も泣いてるところを見せたことがないかつ姉に俺は何も言えずにいた。
リューマ…変身失敗!!
その理由は一体なぜ…