Fate/whitenight 怪物と兵器と人類史と   作:(´・ω・)

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前書きまてぇぇぇええん
獅子王未満じゃ話にならないから困った

弱体化しても基礎ステのごり押しよくない
まぁ、そういう設定にしたから仕方がない

狂陣営は設計段階で『地球や人類、生物の法則じゃ倒せない』系ラスボス設定だからねしゃあない




参 閉鎖終局四海オケアノス

静かだ

 

沈んでいく感覚

つめたく

温かく

儚く

 

何もない

 

あぁそうか。

ここは虚数の海か。

 

誰が見ているのか

視界がぼやけていて見えない。

 

でも『誰か』がいる。

どこか遠くなく

だけど大きな壁のような何かがある。

 

 

手を伸ばす

腕が焼けるような痛みを感じるが手は伸ばし続ける。

 

何かがいる。

何か大切なものがある。

 

何か大きな角だろうか?

大きく、硬く、黒い何かをつかんだ瞬間

 

暗い海は無くなり

 

ただ星が広がっていた。

『宇宙空間』

 

宇宙空間だ

 

「・・・・・・これが『私』?」

 

鏡があった

等身大の大きな鏡だ

 

自分の姿があった。

 

黒い長髪は薄い水色に染まり

白銀の瞳には光る十字の傷が入っていた

 

何かが違う

何かおかしい

本能が告げた

 

でも

なぜだろうか

 

別にこれでも悪くないような気がした。

まるで『元に戻る』ような

 

理解した。

 

 

「繰り返すだけか、構わないさ」

 

鏡に触れた瞬間腕が赤黒い泥に包まれ始めた瞬間

 

誰かに腕を捕まれた。

細い女性の手に引き上げられる。

 

泥は剥がれ落ち髪の色も元に戻る。

 

「はぁ、まったく。とんだ厄ネタね、取りあえずこれで貸し一つよ」

 

聞いたこともない女の声と同時に意識が無くなる。

 

 

目が覚めるといつもの作業机だった。

そこらかしこに転がっている瓶を箱に詰めて部屋においておく。

 

何か抜けている

 

 

なんだっけか

 

「よし、もう一回寝よう」

 

そう思いおふとぅんをひっぺがすと見覚えのある赤い皇帝陛下が全裸で寝ていた。

理解不能

 

「カモン、バーサーカー、ちょっと俺理解できん」

「どうしたんだいマスター?」

「俺はいつサーヴァントを召喚した」

「あぁ、彼女はカルデアのサーヴァントだよ、別に僕たちだけで良いってのに」

 

取りあえず素数でも数えながらコーヒーを用意する。

部屋の明かりをつけて適当に菓子でも取り出

 

全部食われてる

 

「バーサーカー」

「僕ランサー」

「おい、バーサーカー、頬に砂糖ついてんぞ」

「うえっ」

 

黒ですねありがとうございました

 

「・・・」

「えっと、ほら、あれだよ消費期限ギリギリ」

「別に怒ってないよ、ただ、ちょっと、うん、なんかいいか、起きてください陛下」

 

体をさすろうと手を伸ばした瞬間腕をつかんで引っ張られガッチリとホールドされる。

強化をすぐに掛けて無理矢理抜けようとするがなんかすごく力強い。

 

「やっぱりマスターではないか、その匂い、顔、雰囲気全てがマスターではないか!!どうして余を離そうとするのだ」

 

「オメェを知らねえからだ!!」

 

そういった瞬間急に力が抜けたから一瞬でぬけることができた。

その顔はもう泣くんじゃあないかってぐらい崩れていた。

 

「じょ、冗談であろう・・・余とマスターは月で長く共に闘い語り合った中ではないか、まさかすべて忘れたのか!?嘘よな、嘘といえ、泣くぞ、余、泣くぞ」

「知らん」

 

マジで知らん

故に真面目に答える、取りあえず横でなんか笑ってるバーサーカーの口に腕ごと饅頭を突っ込んで黙らせておく。

 

「・・・嘘よな、だって余とマスターは月で勝利しムーンセルを」

「知らん」

「で、では余と交じりあったことは」←やってない

「知らん」

「つ、月の裏側で憎きBBを懲らしめ余の花嫁衣装をひっぺがしたのも」←大嘘

「知らん」

「よ、余と帝国の拡大を二人三脚で頑張ったことは」←しれっと改竄

「知らん」

 

何をいってる

訳がわからん

 

「ほむほむほふほふほふはー」

「バーサーカー?」

 

腕を放し付いた泥を取り払う。

 

「なんか不思議なことが起きているから整理しよう、セイバー、君はマスターと『いつ』闘ったのだい?」

「あれは確か2030年だったとおもうぞ」

 

あぁ察した未来か

 

そういえば座は過去未来現在の時間の概念が無いのだっけか。

ならば答えは出た。

 

「今2020年にもなってないぞ・・・当然知らん訳だ」

「なんとっ、そうであったのか!!」

 

まぁ、この世界線じゃ、俺は多分残り数日の命だが、もし、道が違えばあったのかな。

あぁ泣きたくなってきた。

 

どおして泣きたいのだろう

なぜ今自分の未来がないと思ったのだろう。

 

「それでは陛下、ごきげんよう」

 

軽く一礼し部屋を出る。

軽く廊下を歩き横を通っていくサーヴァント見たりしながら無人の部屋に入る。

 

いや、無人である部屋だ。

 

「もう先が無いんだ、なぜかはしらない、だが、起きたとき察したんだ、もう俺には時間がないんだ」

 

パソコンを起動し労せずパスワードを解除する。

まるでそれを知っているような感じに一度もミスなくだ

 

 

『マリスビリー』

 

そういう名のユーザーデータを確認する。

 

カルデア

セラフィックス

聖杯戦争

 

メモリーデータとゴミ箱に突っ込まれた削除データをすべて復元させ確認する。

 

あぁあった、これだよ。

 

 

『クリプター』

 

この単語を探していたんだ。

 

どうやらAチームのメンバーの別名だろうか

なぜこれを知りたかったのかは知らない。

だがこれで良いのかもしれない

 

あぁ良かった。

 

『この程度の魔術師』か

 

 

 

データを全て保存しパソコンを破壊する。

 

部屋を出ると同時に足の力が抜ける。

 

いや、力が入らないのだ。

感覚がなくなった。

 

「・・・好き勝手暴れやがって」

 

すぐに動くようにはなったがそれでも少し動きに切れがなくなり動きづらくなった。

 

壁に手を当て深呼吸をしてから歩く。

管制室に入り男の隣に立つ。

 

「やぁドクター、残業かい?」

「・・・」

「・・・おいおい、コイツ目を開けて寝てやがる徹夜でもならないよ」

 

隅にあった箱から毛布を取り出してそっと被せる。

少し手が出ていたから雑に組ませて寝かせようと手をとった瞬間何か冷たかった。

 

金の指輪だ。

 

不思議なものだ、未婚の男が指輪なんてな。

 

「お休みドクターロマン」

 

そっと椅子と体勢を変えさせてからその場を離れようとするとドアの開く音がしてマリーが入ってきた。

 

あぁ、かなしきかな

どうやら夢は終わりのようだ

 

「あら藤丸、今から特異点の修復だからそこの全力で寝てる医者を起こしておいて」

「・・・ふふっ」

 

少し半笑いになりながらドクターの頬に氷を当てる。

すると驚いたのか一瞬だけ跳ねて布団の重さと合わさって椅子ごと倒れてしまった。

一瞬何て彼が言ってるのか分からなかったがすぐにその場を離れてコフィンの前に立つ。

 

「さてと、この特異点は二時間で終わらせようかいや、終わらせないと間に合わないな」

 

コフィンが開き中に入る。

いつの間にか胸ポケットにちっちゃいバーサーカーが入っていてレイシフトが始まる

 

 

 

 

意識がある。

海の上

 

あぁそうかうん。

 

「先輩!包囲されました!」

「さてと、どうしようかマスター、周囲は敵、場所は奴等の船」

「飛べもしない連中には興味ないがマシュを守りながらなんて面倒だなぁ、まぁ人間だろ、俺はちょっとこのボウガンで手当たり次第船を沈めるから後頼んだ」

 

「了解マスター」

 

船を沈めるぐらい強力に蹴って一気に上空まで浮遊し周囲を見渡す。

 

取りあえずこの船を沈めようと鉄球に魔力を込めようとした瞬間

急に横からロマンがストップをかけてきた

 

「うっさいなぁ、別にマシュは回収するよ」

「いやもう戦闘は全員拘束されて終わっているんだ」

 

ん?

 

五、六秒の出来事だぞ。

 

 

少しだけ高度を下ろし声が聞こえる範囲で浮遊する

 

「速いなぁ、じゃあ俺はバーサーカーと海域を調べるからある程度したら光の柱が出るからそれを合図に来い、オーケー?」

 

「オーケーです先輩!」

「うむよろしい、じゃあさっさと終わらせよう」

 

確認と同時に空を蹴り飛ばして全速力で飛行する。

 

「バーサーカー、聖杯探知」

「その前に僕の体を戻しれはくれないか」

「・・・あぁすまん、忘れてた」 

 

適当な島に飛んで行き着地する。

 

そこにバーサーカーを寝かせた瞬間周辺が液状化しいつものバーサーカーに戻る。

 

「完 全 復 活」

「うわーべんり」

 

うごぇ

 

「おいバーサーカーいま変な声聞こえなかったか」

「うーん、多分足元じゃないかな?」

 

取りあえず足を見るとなんかぬいぐるみを踏んでいた。

 

いやなぜぬいぐるみ

 

「オタスケ」

 

「Oh」

 

取りあえず腕をつかんで吊るしてみる。

すると急に青ざめた顔をして震えだした。

 

「おお、お、おお、、おお、おおい、おいおいおい、なんでお前がそのそそそそのボウガンを持っているんだだだ」

「?」

 

「いやその?っじゃなくてその金のボウガンだよっ!!俺それトラウマなんだって!」

「あぁ、オリオンか・・・・」

「そう、俺オリオン、だからね、教えて」

 

 

オリオン

 

オリオン

 

 

 

 

オリオン

 

 

あまりの事実に全力でぶんなげかけてしまった

 

「うそだといってくよオリオン」

「俺が言いたいよあんちゃん、なんでそれ持ってるの」

「あぁこれね、ローマの地下にあったから所有者居なさそうだし持ってきた、これで色々な危機を乗り越えれたから助かったんだよな」

「持ってきたじゃねえよ!!せっかく隠したのにそれじゃあかわいい子をナンパができねえじゃねえか!」

 

は?

 

「は?隠した?アポロンに騙されてアルテミスが発射した鉄球に土手っ腹にぶち抜かれて粉微塵になって死んだのじゃあないのか?」

「ちげーよ、なんだそのグロ画像見たいな死にかたやだよ、それはあいつの「あーーー!」ぎゃあああ隠せ隠せ!それか破壊しろ!!今すぐ!」

 

わ、わけがわからないよ

 

「それ『ダーリンお仕置きBOW』じゃない!落っことした物だと思っていたけど探してくれてありがとう」

 

ん?『ダーリンお仕置きBOW』?

 

なんでだろう、一瞬にしてこのボウガンの価値がつまらないものになったような。

 

「あー、まてアルテミス、それは俺が隠して現代まで残っているやつを持っているやつださすがにもう期間切れだ、それにあれもう要らないとか言ってたしいいだろ、な、な」

「あれぇ、そうだっけ」

「そーだよ、だからいいだろ、な」

 

なんだろうか、何をそんなに怯えているのだろうか。

 

 

「まぁいいや、じゃあ、あなたにあげちゃう、だってダーリンが浮気しなければ要らないもの」

「軽っ」

 

「ほっ」

 

「それに、今浮気して加減無しに撃っちゃったらダーリン前と違ってぬいぐるみだかだ『矢が土手っ腹貫通して粉微塵になって死んじゃう』かもしれないし」

 

あぁわかった、こいつ。

イシュタルと同じで感覚ずれてるわ。

いや、神の感覚ってこんなもんか。

 

 

「ま、まぁ、用件はなさそうなのでサヨナラ」

 

全力で走ってその場を離れる。

 

面倒くさい

絶対まずい

 

そんな事だけを考え全力で走る。

 

 

ある程度森を走っていると正面から複数の魔力の気配を感じとりすぐに周辺に宝石を撒き散らし離れる。

 

「・・ふぅ、追い付いた」

「黙ってろ、なんか普通じゃあねえのが通るぞ」

 

 

後ろから歩いてきたバーサーカーを地面に埋め身構える。

どこかで一度あったような

どことなく強くそして、どこかおかしい。

 

「・・・うそだろおい」

 

その言葉と同時に仕掛けた宝石に引っ掛かったのかそれともあえて掛かったのか

不自然なほどに一斉に起爆し爆発の熱風が肌を触る。

 

燃える森林を背に

 

巨大な

 

岩のような大男

 

知っている

 

「ヘラクレスッ!!」

 

音速を越え、刹那の速さで振り下ろされる剣を全力の投影と強化で打ち返し追撃の蹴りを利用して後ろへ吹き飛ぶ

 

 

「さてと、どうやって殺したものか、ヘラクレスを殺すだけなら問題はないがどうやって複数回しようか」

 

こんな不意の戦闘でないなら全力の投影品の絨毯爆撃で出来なくはないけどまぁそんな時間くれないし許さないよね。

 

だから一撃で消そう。

 

 

「そうだな、貴様ならそうするな、『バーサーカーのマスター』」

 

血の気が引いた

あのヘラクレスだ。

 

 

避けるのも不可能、いつ真横にいたのかもわからない。

だが、そこに確かに

 

奴はいた。

 

 

「セイバー、あのときのてめえか!!ずいぶんよわっちいな、余程ゴミみたいなマスターなのか?えぇ?」

 

一瞬加速した剣を寸でのところで集中的に強化した腕で耐えそのまま木々を蹴り飛ばして人一人分程度の距離で横並びで走る。

 

「このような戦い手を貸すのは不服、しかし、友の戦いと有れば別」

「なんだ、知ってたのか、じゃあなんだ、今回の大玉はイアソンか?そうか、友として戦いはするが世界のために勝ちはできんか、そうか、なら黙ってくたばれとは言えんな、どうする、『あの時』と違って、魔力量、出力全て貴様と並べるぞセイバーこのまま並走して走ってもバーサーカーが殲滅して終わりだ、知ってるだろ?お前は一度だってバーサーカーに傷の一つも与えられなかったんだ」

 

咄嗟に大剣を投影し斬りかかる。

当然のように防がれつばぜりあいになるとセイバーはほんの少しだけ笑っていた。

 

「確かに負けた、だがアイツならできる『英雄』であり続けるアイツなら必ず勝てるさ」

「負け惜しみか?現状の友はは『英雄』ではなく『人形』だぞ、いや、違うな、過度な信頼か、くだらねぇ、たかだか『信頼』とか『団結』とかなぁ」

 

 

魔力その物で剣を変形させて振り上げる

生えた魔力の刃は七色に鈍く輝きそして周辺の環境を汚染し変質させる。

 

「俺のバーサーカーは最強なんだよッ!!てめぇらみたいなたかだか神話の英雄に負けるわけがないだろうがッ!!」

 

振り下ろされた剣はセイバーの大剣ごとその巨大な肉体を両断し、その余波で刃から漏れた魔力の波が木々の構造を書き換えて破裂させそのまま島を両断し切断面が液状化し後に毒となって霧散した。

 

「はぁ・・・はぁ・・何回死んだ」

 

 

地面に立ちそっと割れた大地の底を見る。

投影した剣はパラパラと崩れ落ち

 

蒸発するセイバーを見下す。

 

あぁ、死んでない

 

あと一回だったろうか?

此方を捉える。

 

一瞬にして全身が再生し海底を蹴り飛ばしてはるか上空まで飛翔し地面に着地し再び向き合う

 

「・・・・・・」

「おい、なに笑ってやがる、こいよ」

 

セイバーはただ同類でも見るような

面白がっているのだろうか

確かに笑っていた

 

だが、指一つ動かずただ立ち止まっていた。

 

「・・・ん?」

 

不自然に止まっているため周囲の魔力を汚染し飲み込もうとする

だが、セイバーは動かなかった、いや、もう死んでいる

ただ、中身の霊核が消滅し、ここにあるのはただの脱け殻だった。

 

「やはり、枷の無い本気の貴様とはやはり戦いたくないな、こんな状況でなければ死んでいた、セイバー・・いやギリシャ神話の大英雄ヘラクレス・・・・」

 

その立ち姿を背にただまっすぐ森にはいる。

 

 

 

海岸に戻るとそこではもう千を越える鎖が巨大な肉の柱をバラバラにし切り分けられていた。

 

「お前、なに食ってる」

「ほへまふひほはふはー」

 

食っていた

いや、幻覚か

確かにバーサーカーは食っていたのだ

あのよくわからない肉の柱の眼球を

 

「・・・・そうか、うん」

 

落ちていた聖杯を地面に適当に木に吊るし合図を打ち上げる。

合図をあげ数分のんびりと海を眺めていると一隻の船がゆっくりとこちらへ向かってきた。

 

「・・・さてと、今回も終わっ・・り!?」

 

急に足の力が抜けその場に倒れる。

一瞬

本当になにもしていないのに

なぜか一瞬、足が別のなにかになったような。

 

「マスター!!」

「平気だ、とはいえ、時間がないな、やっぱりいるか」

 

バーサーカーに体を支えられながら立ち上がり、直ぐにいつものように振る舞おうとする。

 

自分でも少し魔力の生成速度が制御し辛くなってきているのを実感し始めた。

船が砂浜に付き、マシュが聖杯を回収しに近づく。

聖杯を確かに回収したのを確認し直ぐに帰還の合図が来た。

 

 

「お疲れ様です先輩、どうやら気分が優れないようですね、帰還後ドクターに診て貰ってはいかがでしょうか」

「そうだな、それもいいかもしれない」

 

少しだけ笑い気を紛らわせようと受け答えを済まし帰還する。

 

 

 

時間はもう無い、元々無いのだからどうでもいいではないか。

さぁ、一月が限界か。

 

 

 

帰還から数時間。

 

さっきのような疲れはなくなったが感覚が一部ずれ始めた。

呼吸を整えもう一度深く眠りにつく。

 

 

 

目が覚めるとそこはどことも言えない洞窟の底だった。

 

誰の視界だろうか。

誰の記憶だろうか。

 

 

少し、人が小さく見えた。

 

木々を見下ろし大地を呑み込み

 

見ろした世界には巨大な壁が建てられていた。

どこだろうか。

 

 

無数の獣が壁に向かって突撃しそれを無数の人間が槍と盾を構え応戦する。

サーヴァントだろうか?

他の追随を許さない圧倒的な力を持った者がちらほらと確認できた。

 

 

一瞬視界が無くなり目が覚めるとそこにはいつもの天井だった。

 

なんだったのだろうか

何か重要な何かを見ていた気がする。

 

だが、なにも感じなかった。

なにも思い出せなかった。

 

 

だからそれらを捨てて今度も始める。

時間はもう残ってはいない、だが、まだ進める。

この身が朽ちようとも構わない。

 

ゴールはすぐそこだ

いや、違うなもうたどり着いただろ。

 

 

 

 

 

 

砂漠

 

ここにはもはや何もない。

砂漠と言う名の焦土を歩く。

 

「王よ、これでよかったのでしょうか」

 

銀腕の騎士が問う。

 

「構いません、確かにかのエジプトの王は強かったしかし、こうやって聖杯を手中に収めたことにより、奴等はこれで私達を無視できない存在になりました、取りあえず今日は山岳部へ行き野宿にしましょう」

「いえ、その、流石に空から槍を落としてピラミッドを完全消滅させるのは」

「過程や方法は無駄ですよ、ベディヴィエール」

 

私はその下らない疑問を一蹴し、待機させていたドゥン・スタリオンにベディヴィエールを乗せてから跨がり砂漠を全速力で駆け抜ける。

 

「そういえばベディヴィエール」

「何でしょうか、王よ」

「貴方の声ってそんなのでしたっけ?もう少し女性っぽいといいますか、何か違う気がするのですが」

「・・・きっと1500年も生きていたからでしょう」

 

通りすがりに騎士の首をはね飛ばしながらいつものように彼の長い旅路を聞く。

すっかり夜になり星が夜空に輝き始めた頃、そっと銀のネックレスを掲げる。

 

「いつになったら彼らは来るのでしょうか?」




おまけまてぇ

セイバー『ネロ・クラウディウス』
丹下ぇ!!
前作(月編)メインヒロイン(BBにとられた)なネロちゃまですね
はい、やりたいイベントの強制バッド回避要員ですねありがとう。
月ではバーサーカーがいないからセファールとムーンセルの悪魔合体バサマスを理不尽なヴィーナスで殴り倒したり、オルタってぶちのめしたりと色々すごいネロちゃま。
尚、逆FGOしてるためかわいそうだ


次回ゲの字死す
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