Fate/whitenight 怪物と兵器と人類史と 作:(´・ω・)
特に居ないね
まずメインメンバー候補がほぼ全員二部と特殊フラグ必須のイベント組(スペースなやつとかOL)だからこうなる、最速加入メインメンバーも七章終盤てゆーかクリア報酬枠で実質ラスダンだし
ぬ加入イベントだけやっときゃよかった、タイムオーバーしてるせいでドゥが殺しちゃう
てゆーかまだ作中時間一週間程度なんですが、まるで五部並みの速度で進む進む。
そういやモーさんのCV沢城さん、ラーマくんちゃんやカタリナさんなんだってね
じょりーんの印象しかなかったわ
どこだろうか。
いや砂漠なのは分かる。
だが、なぜこんな星でも落ちたようなクレーターがあるのだ?
いや、一人いる
「マスター・・・今回の敵だけは一筋縄じゃ行かないかもしれない」
「やだなぁ、アイツとは相性そこまで言い訳でもないのに」
吹き荒れる風に砂が乗り服に入り込む。
取りあえず探知をして聖杯の場所を探る。
「ここから北に行けば・・・?!マスター!!やっぱり『ランサー』だ!」
音速で飛んできた槍を避けつつ背後を警戒していたマシュを抱いて倒れ込む。
「先輩!?」
「気を付けてマシュ、着弾地点のサーヴァント、『普通じゃあり得ない』霊基を持っている」
ダヴィンチちゃんがマシュに警告すると同時に風が止み
現れる
青い鎧
身の丈に合わない巨大な槍
金色に光る剣
浮遊する盾や槍に剣
そこを中心に荒れ狂う風
一度咆哮するとその声は魔力を帯び周囲の生物の身体機能を麻痺させる。
一度その瞳に睨まれればまるで石のように自身の肉体が硬直する
一度槍を投げればその破壊力はまさに星が落ちてくるのと同等
「『ランサー』騎士王アルトリア・ペンドラゴン・・・」
咄嗟に全力をだし警戒をする
それは腕に一人の男を抱えながらゆっくりと頭を上げてこちらを見る。
「・・・うりぃぃぃ」
「お、王?」
少しこちらを確認したあと男を砂漠におき敵意の無い瞳で見つめる。
「随分と早い到着でバーサーカーのマスター、用件はこのせいっ──」
言い切る前にバーサーカーの腕がランサーの首を跳ねようと音速で斬りかかるがそれをギリギリで避けすぐに聖杯を投げつけてくる。
それを回収しすぐにランサーは立ち直り一度距離をとってから話し出す。
「別にそんなゴミはどうでもいいですよ、それよりももうこの特異点は『獅子王』によって聖杯関係無しに残り続けるので『カルデア』としては獅子王を倒す方が大事ですよ」
「なぜ、君が知っているんだい?ランサー」
「白々しいですね、バーサーカー、もう調べはついているでしょうに」
完全に敵対する気配はないと察しすぐにバーサーカーも魔力を抑える。
そこから割り込むように所長が話に入ってきた。
「そう、なら貴方は現状を理解しているのねなら話は早いわ、人類に味方するならそこのマシュと仮契約を結びなさい、そんなはぐれ状態で何日も持つわけ無いでしょ」
「おうっ?!どこから聞こえたのでしょうか・・まぁ、契約は残念ですが出来ません」
「どうしてよ、なにか後ろめたいことでもあるのかしら」
と、ランサーの拒否に質問する。
「えぇ、私にとって『マスター』とは『彼女』一人なので、それ以外と契約するのは個人的に不服なので、それとその盾の少女、随分と良い人を選びましたね・・・・彼なら、力になるでしょう」
「その、立ち話もなんですから、『聖都』に向かいながら話し合いでも」
「えぇ、そうですね、時間は無いようですしそうしましょうベディヴィエール」
そうベディヴィエールという男の提案に乗り全員で歩きながら聖都という場所へ歩き始めた。
ゆっくりと砂漠を進んでいるとき初めに質問をしたのはマシュだった。
「その、アルトリアさんは私の英霊を知っているようですがどのような真名なのでしょうか」
「おや、彼のそばにいながらまだ真名の一つも知らないとは、まぁ良いでしょう、その真名『ギャラハッド』、円卓の騎士の一人にして、私が信頼できる騎士の一人です」
そこから二番目に質問したのはバーサーカーであった
「ねぇ、ランサー、君なら獅子王『ごとき』いつでも始末できたのになぜしなかったのだい?そもそも、君はなぜこんなところで油を売っている」
その質問の直後少しベディヴィエールという男が目をそらし、ランサーも少しだけ間をおいて話始めた
「・・・えぇ、私はあの聖杯戦争でイシュタルの宝具を相殺したあとマスターを安全なところへ避難させましたがその頃にはもう意識もなく死んでいました、よほどバーサーカーのマスターに受けた傷が深手だったのでしょう」
「・・・・」
「あの後、私も消えようかと思っていましたが折角イシュタルが未来を教えてくれてブリテンの救済が不可能だと知ったのでこうやって生きてのらりくらりと生きていたらあら不思議、急に世界が消滅したじゃありませんか、そこからすぐにマーリンとあって道端でほぼ死んでいたたベディヴィエールを拾い、ここに来ました」
「なるほど、ではなぜ倒さないのだい」
「えぇ、彼はそもそも、英霊にもなれない存在でした、彼も普通の騎士よりは凄いのですがね、巨人の槍を投げ返したりと、えぇ、ただ彼は返すべき聖剣を返しそびれてしまいました、だから私は彼が聖剣を獅子王に返す勇気を持つまでこうやって獅子王の配下になった円卓の騎士をボコボコにして遊んでました、流石にカルデア、いえ、貴方たちが来るとグガランナより早く獅子王が殺される可能性があるのでこうやって合流と邪魔をしただけです、実際私の推察だと獅子王の最大打点はあの『聖都』からのロンゴミニアドによる爆撃だけなので」
「ふーん、じゃあ他に勢力はいたのかい?僕の探知じゃそこかしこに魔力の跡があったけど」
「えぇ、この砂漠を拠点にしたエジプトの太陽王、山岳部にいた無数の難民と砂漠の民、いわゆる『ハサン』ですね、両方とも私が消しました、太陽王は聖杯を所有して面倒だったので、砂漠の民はまぁ私のことを獅子王と勝手に批難したのでつい全土焼きました」
「す、すると難民の皆さんも」
「えぇ、苦しまずに全滅です、ですので後は『聖都』に赴き帰還するだけです」
「そ、そんな」
わからなくもなかった
だがこの王様、完全に枷がない
「私だって敵対されなければ生かしましたが仕方がありません、それとどうやら敵ですね・・・別にもう私もバーサーカーも射程圏内ですし、戦わず消すこともできますよベディヴィエール、むしろ止めてくれませんか?貴方が目の前で死なれたら泣きます、それはもうすごい喚いて泣きますよ」
そう、優しさや情に混じった命令。
「いえ、これは私の不始末、王の手を煩わせるわけにはいけません」
男はただ優しく感謝しつつ自分を通す。
その瞳に覚悟しか感じず、彼女もまた察したのだろう。
「そうですか、では、行ってきなさいベディヴィエール・・・バーサーカーのマスター、貴方ならベディヴィエール一人を抱えて獅子王まで辿りつけますよね、行ってください」
「うちはタクシーじゃあねってぇのったく・・・」
ベディヴィエールをお姫様だっこで抱えて全速力で走り出す。
音を捨て去り
光にも追い付けるような速度で周辺の騎士を蹴り飛ばして跳んでいく。
数十秒もすれば何万もの大軍を抜け巨大な門に立っているなんかゴツいのを踏み台にしてそこから礼装を使って中庭にジェット噴射で突入し城の中の壁を蹴りながら頂上に到着する。
そこには玉座に座り果てを視る王がいた。
「はぁい毎度ハイン運送をご利用いただきって・・・雰囲気じゃあないか」
「貴様・・・何者だ」
見てわかった。
あかんこれ、バーサーカー呼ばないと反撃チャンス無いやつだ。
「・・・?!今かよ・・・」
突如また力が抜けるような感覚になり、その場に倒れ込む。
見た感じ獅子王ってやつはベディヴィエールを認識していないから返還は可能だが今こうなると、俺はへたすりゃ死ねる。
流石に何回も防げる自信はなかった。
「■■■■■さん!?」
「お前なぜその」
一瞬、彼のその名前の呼びに持った一瞬の隙。
もう、空では巨大な光が俺めがけて降ってきた。
だが、別に恐怖はない。
たかが槍の一本。
「さてと、これを防いだらちゃんと返せよ、ベディヴィエール卿・・・礼装起動、魔力装填、制約解除、『魔力回帰』」
礼装のマントが裏返り張り付いた宝石を基点に結ぶように無数の回路が浮かび上がる。
魔術礼装に赤い筋が入り、周辺の空間が歪み始める。
右手には大きな真エーテルですらない謎の結晶で出来たこの世では存在しないような幻想的で禍々しい七色に輝く剣が握られていた。
「たかだか最果ての塔だ、バーサーカー無しでもやってみるさ、魔力解放、炉心起動、『精霊世界』、疑似展開」
歪んだ空間は一瞬にして感覚の消えた無に戻り、腕に赤い筋が入り始める。
槍が射程に入った瞬間全力で
「疑似契約、我が精霊に求む、我に勝利を、我に栄光を、そして」
光が落ちる瞬間
巨大な剣が切り裂いた
裂けた空間は無に回帰し
その光や世界を巻き込んで
全てを振り払って砕いた。
「この騎士に最後の覚悟と道を与えたまえ!!」
振り切った瞬間全身に魔力が逆流し破裂し始め体の一部から出血し始める。
だが同時に肉体がナニかになったため一瞬で傷は塞がり魔術回路が好き放題に増殖した。
「ふぅ、流石にイシュタルだって王権カードぶち抜いて信仰補正込みでも死んだ精霊種の契約兵器だ・・・そんじょそこらの神霊とはレベルが違うんだよ・・・」
反動が遅れて体を襲い吐血をする。
どれだけ全身がボロボロになろうと一瞬で再生し破壊を繰り返すためほんの少しだけふらつくが眼だけは確実に獅子王を捉える。
もはや鎧も槍も砕け
なぜ生きているのかわからない状態になってはいるがそのボロボロの足で立ち、折れた槍を突き立て体勢を取る。
「精霊兵器・・・・・・貴様、随分と狂った精神だな、警告しておく、『連続』では使うな、人で在りたいのならな」
「それはどうも、だが、貴様が生きているなら連続使用も構わない、礼装再起動」
魔力を装填使用とした瞬間一人の男の腕が肩を掴んだ。
「いえ、もう大丈夫です、後は私が」
全身の鎧が薄い銀色に輝く結晶に護られながら男は王に迫る。
その一際輝く銀の腕は
「べ、ベディヴィエール・・・まさか、貴方」
「えぇ、長かった、ですがこれで」
否定するように放たれる攻撃は一つもその銀の鎧に触れることができず消滅する。
騎士が王の前で一度ひざまずいた瞬間。
巨大な赤い雷の光が獅子王を消し去った。
「・・・・はい?」
「・・・うん?還したのかベディヴィエール卿」
「い、いえ、今から」
どこかに消えた獅子王に唖然としていると空間を蹴り砕いてランサーが入ってきた。
「しまった・・・その、えと、ベディヴィエール・・・えと、うちのバカ息子が・・・・その」
「い、いえ・・・」
あ、なんか察したかも。
もしそうならやっぱランサーだわ。
「やぁ、マスター、何勝手に精霊兵器使っているんだい殺すよ♪特異点消滅しちゃったじゃないか」
「うっせえ、どうせお前がアホみたいに魔力を持っていったんだろうが、あぁでもしねえと俺が死ぬんだよ」
「・・・あーきこえなーい」
バーサーカーと軽く話し合いながらそっと落ちかけていたマシュを拾って水を少しだけあげる。
「なぁ、あれお前らだろ」
「まぁね、うるさかったのと悪のりさ」
数分前
マスターがギリシャ最速の英霊に勝るとも劣らない速度で陣中を抜けるのを確認しすぐに戦闘体勢を取る。
「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"へ"テ"ィ"ウ"ィ"エ"ェ"ル"」
ギャン泣きするくそうるさいランサーをぶん殴って黙らせる。
「うっさいなぁ!!嫌なら止めればいいじゃないか!!」
「あんな覚悟されると・・・・うん?あれはモードレット・・・」
自分の息子を見た瞬間彼女の顔はそれはそれはもう普通じゃありえないような笑顔でした。
「フフフ、フハハ、フハハッハッハハ、これはいいところにいますね、まだ天はこの私に味方している!!バーサーカー共同戦線です!!あのバカ息子の宝具を獅子王にぶつけて始末します!!マシュは雑にキャメロットでも落としといてください」
「しょうがないなー、今回だけだよ、ランサー」
「はっ、はい?」
取りあえず正面にいる敵の鎧の内側から鎖を射出してさっさと掃除をする。
ランサーには風を操れるのか強力な風を巻き起こして飛んでくる槍や矢をへし折り続けモードレットに飛びかかる。
「ヒャッハー!!いつ生まれたか知らない息子はカリバって消毒だー!!」
雑に聖剣から放たれたビームで奥に見える巨大な壁ごと大地を焼き払いモードレットと合間見える。
仕方ないから僕も反対側にたちこっそりマスターから魔力を奪い取る。
僕は善悪の概念がないただの兵器だからわからないけどこれだけはわかる。
ランサーは自分を悪と思っていないもっとも邪悪な悪だ。
「?!モードレットそのギフト前よりも」
ランサーとあわれな息子は数十回切り結んだ後、ランサーとモードレットの角度がちょうど後ろの塔になるようになった瞬間地面を蹴った。
「アァそうだぜ、父上をブッ殺す為だけに王より授かった・・・・父上?な、なんでそこまで邪悪な笑顔で」
「おらしねぇ!!カリバー!!」
一瞬のアイサインを確認しすぐに背後に回った瞬間世界が暗転し空が砕けた。
それが何を意味しているかは察したがそんなのお構いなしに二人はまた切り合いをはじめ
そして一瞬つまずいたランサーを見逃すはずもなく。
「クラレント──」
「あぁその角度です、その位置が一番『父親を殺しやすい角度』なのですよモードレット」
赤い雷光が放たれる瞬間
僕が背中を突き刺し魔力を霊基を壊さない程度に流し込み威力をあげ。
「テメッ?!」
「一手、遅れたようですね、モードレット」
放たれた雷光は綺麗に塔を消し飛ばし
同時にその心臓に光輝く槍が刺さり
そしてその肉体は両手両足を鎖で繋がれ同時に別々の方向に引っ張られたように破裂した。
「ハハハ、ハハハハ、ハハハハハ!!あーあ、本当に良いところに居ました、モードレット、貴方は私の行動に一瞬考えた、その『一瞬』が命取りなんですよ」
不気味にそして歓喜で微笑む騎士王は槍を戻しそっと倒れる彼女に背を向け語る。
「あくまで、私が求めるものは『自由』ではなく、私だけが望む『世界』だということを心に残しておいてください」
「───ランサー」
そっと肩を掴んで声をかける。
別にこの行いにどうこう言うことはない。
僕とコイツとライダーは同じ『世界より個人』を取った者同士だ理解できる。
だが
「どうかしましたか?あぁ残りは面倒なので始末しながら話してください」
そういい敵の首をはね飛ばしながらゆっくりと王の凱旋と言わんばかりに堂々と血濡れた鎧の道を歩く。
「あ、あの、エルキドゥさん」
「どうしたんだい、マシュ」
背後の騎士を盾で吹き飛ばしつつ後ろに立つ彼女に反応する。
「私は今までの特異点でなにもできませんでした、もう残りの特異点は一つなのに私には答えがありません」
ずっと狭い世界でしか生きていなかった彼女に掛けれる言葉がなかった。
知っていた。
昔同じようなことがあった。
とても小さい、それこそ手の届くだけの範囲しか見えていなかった『彼』の世界。
何も見えなかった
見せられなかったゆえに失った
「すまない、僕にはそれに対する完璧な答えはない、だがこれだけは言える、最後に信じれるのは自分ということさ」
「エルキドゥさん・・・」
「そうだね、次の特異点は僕の居た時代・・・メソポタミア・・・少なくも僕もマスターもあの時代だけは今までのようにはいかない、きっと数ヵ月は滞在する必要があるかも知れないからそこでウルクの皆と触れ合うといい、それでもでなかったらマスターに聞くといい」
「なにさっきから立ち話をしているんですか二人とも!もう円卓の騎士も全滅しましたよ!!」
そして今に至る
「・・・修復を確認、オーダーコンプリート・・・さてと、帰るか」
崩れ去る世界が眺めながらそっと帰還を始める。
初めにマシュが帰ったのを確認し帰ろうとすると急にランサーが聖剣を構え出した。
「バーサーカーのマスター・・・・いえ、■■■■■、あの時と比べてずいぶん強くなりましたね、まさか『精霊兵器』なんて物を使い出すとは・・・私は止めましたよ」
「だろうな、使えば使うほど解るよ、でも、『それも悪くない』だ、だから・・・とはいえやっぱり痛いな、できる限り弩砲のほうを使うようにしないとな・・・で、なぜ剣を構える、ランサー」
「マスターの願いを叶えるのもサーヴァントですから」
「嘘つけ、一戦交えたいだけだろうが、やだよ、お前の切り札、俺やバーサーカーを確実に殺せる数少ない手段なんだから」
弩砲に鉄球を六発装填し少しずつ離れながら頭に照準を定めて構える。
それに答えるように暴風が周囲に吹き荒れ出す。
「おいこらバーサーカー聖杯パクったのなら帰るぞ、こんなのとやってられるか」
「あっ、こらっ!待ちなさい!!」
「さてと退散退散、今回はマスターの寿命が無いからね、流石に僕も理性的に退却するよ」
聖杯を回収したバーサーカーがそれを自分の心臓にぶちこんでそのまま特異点を去る。
それを確認してすぐに逃げようとすると今度は剣を納めて真面目な顔で話し出した。
「・・・あまりに突然ですがここでしか言う暇がなかったので言いますが私はこの特異点に来る時、イシュタルに会いました、ちょうど三日前です」
「あん?なぜアイツが」
「彼女は焦っているのかそれとも待っているのかただこう言っていました『母が目覚めた』と」
「ますます訳がわからん・・・いや、違うな、全部繋がるか」
そっとボウガンを仕舞い思考を回す。
「なるほどなるほど、つまりなんだ、考えたくもなかったよ、最後の敵はティアマト神か・・・」
「えぇ、貴方にはそれなりの因縁があるでしょう」
「まったく、仕方がないな、ならまた会おうランサー、地獄の底でな」
「ふふっ、私はこれでも『単独顕現』を持っているのでその気になればそちらに行くこともできますよ」
「うっせえ、お前が来るとエンゲル係数壊れる」
そういってすぐに退去した。
戻るとそこでは最後の決戦と言わんばかりに全ての職員が体制を整え、最終チェックを行い始めた。
「藤丸、ちょっといいかしら」
「はい、いいですよ」
マリーにつれられ
廊下に出る。
彼女の瞳には確かな希望と不安を感じ取れた。
「貴方、もしこの騒動がすんだら私の家に来ないかしら?」
「何を藪から棒に、魔術師なんて状況でなきゃ殺したいぐらい嫌いですよ」
「なら、なぜ嫌いな私に聖杯を置いたのかしら」
「忘れた、どうせ絶望に立ち向かう勇気があってそれを面白いとか嘲笑っていたんでしょ、たかが三流がとか、ね」
「ロードの家が三流なら大半はできたてとかそれ以下よ」
そう軽く言い合いながらそっと瞳を見つめ続ける。
口は笑っても目は笑っていない。
本気だこれ
「正直ね、私一人ではなにもできないの・・・マシュのことも、この騒動の事も、そして、怖いのよ、もし変な難癖を付けられて家を潰されるのが」
「・・・一年」
そう答えてしまった。
答えたかったからだろうか。
「一年だけなら、手を貸してやるよ、家の再建なんざ面白いこと乗らないわけもないし、ロードの土竜なら下手に手は出せまい」
「そう・・・本当にありがとう・・・藤丸」
正直時計塔消せる大義名分欲しかったからうれぴー。
全力でアニムスフィアと仲違いさせて戦争起こせるなら十分だよ。
あいつら昔居たときはずっと権力闘争に明け暮れる無能だしな。
何が根源だ
何が神秘だ
ただ魔術による利潤を得たいだけの亡者ではないか。
ほんと、セイバーのマスターが時計塔見捨てる理由が分かるよほんと
「あぁそうだ、気が乗ったので言いますが、他言無用で良いです?聞かれると皆殺しにしないといけなくなので」
「え、えぇ、いいわよ、何かしら」
「『ラムシュトース』家って知ってます」
声を少しだけ戻し、ソファに座る。
「えぇ、『ラムシュトース』と言えば確か理由は不明だけどアインツベルンに従属している長い歴史のある名門でしょ、歴代に数百年に一人天才が生まれるっている、でもあの家は五年前・・・一人息子を残して・・・」
ゆっくりと現状を把握し声がゆっくりとなる彼女を見て少しだけ微笑む。
「そうだよ、あの糞一族を滅ぼした張本人だよ、なぁ時計塔のウジ虫ども、どうせ俺の情報だけは入ってるだろ、いやもう俺が焼いて無いか」
「・・・・・・なるほどね、封印指定を食らったから時計塔に喧嘩を売るなんてあなたぐらいよほんと、そしてこうやって平然と生きているのもね・・・ラムシュトース最後の鬼才、えぇ知っているわ、その魔力は世界の法則すらねじ曲げ、その魔術は現世の魔術師を超越する、あなたを見ていればますますそうね」
「なにそれ、どんな話に尾ひれがついた」
ゆっくりとソファから立ち上がりマリーの横を通る。
「もし、消したい敵がいるのなら消してやるよ、まぁそれと、これからも『藤丸』という仮の名前でよろしく」
「あなたそもそも家の名前だけでしょうが」
「それもそうか、じゃあはいこれ」
そう言いながら別にほしくもなかった一族に伝わる黄金の戦車が彫られた懐中時計を渡す。
「これって」
「それで黙らねえバカなロードはいるまい、もし、その噂話を信じて尚且つ恐れるやつが居ればな」
そのまま通りすぎそっといつもの部屋にはいる。
これが最後の調節だ。
砕けて崩壊する世界
私は騎士の手を取り引っ張りあげる。
「サー・ベディヴィエール、貴方は確かにここかでこれました、ですので最後の選択です、私と来なさい、ベディヴィエール、出なければここで私にその聖剣を還しなさい、えぇ、こんな王ですらない私にそれでも仕えようとするなら構いませんえぇ、ほんと」
返事は以外と速かった
「我が王よ、私は確かに目的を果たせませんでした、しかし、王が再びこの私に機会をくださるのであれば、このベディヴィエール、今度は初めから王の命令に私情を挟んで背きましょう、同じように」
「よくぞ言いましたベディヴィエール・・・え?」
「王よ、流石にあの大根芝居はどうかと」
「・・・そ、そそそうですか、へぇぇ、そうですか、滅茶苦茶恥ずかしいですね、えぇ、まぁ良いでしょう、流します、では付いてきなさい!ベディヴィエール!これより終わり無き王であった私の冒険です!!」
久しぶりにマントを付け、冠をアホ毛に通す
「どこまでもこのベディヴィエールお供します、我らが王よ」
完全に崩壊する寸前に一人の騎士をつれ私はあの時のようにまた世界に歩み出した。
暗い都
無数に積み重なる粘土版
一切止むことの無い報告。
「まったく、あの駄女神め・・・『シドゥリ』、壁はいつ完成する」
「後、一週間かと」
その言葉に五日で終わらせろと言って再び報告の確認を始める。
「・・・やはりまだ頬が痛むな、どういう鍛え方をすれば少し前までただの酒場の女主人が全身黄金の鎧を着て馬鹿デカイ黄金の大剣や斧をもって親友ゥと殴りあった我にこんなダメージが入るのだろうか?」
そう王はこぼし、再び何事もなかったように始める。
ここはどこだっただろうか
僕は
『キングゥ』だ。
「あ、『エルキドゥ』が生き返った!!」
「わーい!『エルキドゥ』が生き返ったよみんなー」
理解
できない
わからない
僕は本当は何者かわからない
自信がない
今目覚めたばかりなんだ。
子供たちがその名を呼び寝静まった人々が集まる。
やめてくれ
やめてほしい
僕は
僕は『エルキドゥ』じゃない!!
鎖を飛ばす。
人の首は簡単に千切れ
惑い
逃げ出す
あぁこんなにも簡単なことじゃないか。
体が何をすればいいか覚えている
あぁ僕はキングゥなんだ。
あとまてぇ
ランサーアルトリア編だったけどほんへを書きたいから無し。
次回『絶対魔獣戦線バビロニア』
さぁ不幸なグゥで興奮するんだ