Fate/whitenight 怪物と兵器と人類史と   作:(´・ω・)

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前マテェ
なーんにもねぇ
あーめんど

なにやってもワンパンだからなぁ
なんだろうないちいち長台詞言うスライムほんとめんど

いやまぁ、FGOに出てくる聖杯でパワーアップしただけの章ボスやうまい棒ごときにタイマンで勝てない奴は前作鯖どころかマスターにすら負けかねないから当然だけどさ

バビメのせいで余計にそう思ってしまった。
大技がたかが金星ぶっぱで大穴開けるだけだったり広範囲焼却の範囲がくそチンケなんが悪い。
チンケってなんだっけ

何でノリと勢いでやったんだろ俺


花の魔術師、ジャガー

「アルトリアが世話になったね」

「開口一番それか、まあ、ずいぶん振り回されたよ、どおしてあんな強さで負けた、なぁマーリン」

「ハハハ、実は僕にもわからないんだ、あのちょっと荒れていた頃のキャスパリーグをあそこまでぼこぼこにしてた彼女がなぜあぁも悲惨な最後になった事にね、まぁ、その後にあった君たちの戦争で救われた彼女を見るともうどうでもよくなったよ」

 

蛮賊何者だ。

 

「・・・で、なぜここに来た、時間稼ぎは嬉しいが貴様ほどの物なら別にここへ来る必要ないだろ」

「・・・・しょうがないだろ、アルトリアに『選べ、今すぐウルクに行って私の舞台を整えろ、さもなくばカリバーです』なーんて脅されたら、昔はもっと優しかったのにねぇ」

 

なんだ、勝ったな、もうティアマトリンチできるじゃん。

 

「そうか、ならイシュタルの『マアンナ』と『グガランナ』、ランサーの『固有結界』、そしてバーサーカーでティアマト倒せるな、簡単だ」

「あぁその件だが実は彼女、グガランナ復活させてないんだ」

「はい?」

「なんならマアンナ自体ももう見たと思うけどあの小さい弓みたいな船になってスケールダウンしているから」

「いや、その、それ勝ち筋......」

 

笑い事のように話すが結構不味いのでは。

確実な勝利が不安定になるのはそれだけで不味い。

 

「うーん、ティアマト自体の能力も実際のところ僕もわからないからまぁ、勝ちはできるけど、君の命は保証できない」

「死にたくないなぁ.........」

 

覚悟はできている

勇気もある

俺は負けない

 

だが、それでも死にたくなかった。

 

あれと一緒に死ぬなんて嫌なこった。

弱気と言われればそれまでだ。

 

今まで『確実な勝利』のみを作った自分に

『十分の一の賭け』が出来ないような弱腰になっていた。

 

「そうだろうね、君はイシュタルの時もアルトリアの時も必ず必殺の手段を揃え、あらゆる対策を練りそして勝つべくして勝つ状況を作った、だからこそ、初めてする『戦い』に恐怖を抱いている」

 

なにも言えなかった。

いつもの調子なら返すことはできた。

 

だからこそ返せなかった事に弱さを感じる。

 

「だけどね、人類はそれよりももっと確率の低い賭け事に身を預けそして破れ去る者もいれば勝利するものもいた」

「そうですね、前者は不老不死を信じ水銀を飲んだ秦の始皇帝、後者は天候という誰にも手がつけられない物を味方にした織田信長、確かにあんなのと比べるとまだ───しょうがねぇナァ、こうやってうだうだ考えるのも馬鹿みたいだ」

 

そっと起き上がり一本の七色に光輝く剣を無から引っ張りだす。

 

「おっと、僕も流石に精霊兵装はごめんだ、下手に触れれば本体が消滅しかねないからね」

「ちぇ......」

「フォウフォーウ!!フォ!」

「こらキャスパリーグここぞとばかりに来るんじゃない君は十分もあればリポップするだろうけど」

「どうすればそこまで嫌われるのだろうな、ほらっ」

 

剣を何処かへ収めピョンピョン跳ねるフォウ君を拾い上げる。

本当にこの珍獣がなぜあんな怪物と土俵にたてるのか少し気がかりだったりする。

 

「ありがとうマーリン、少しは気が楽になったよ」

「それはなにより、まぁそこまで深刻にならなくても神を殺す為だけに根源一歩手前まで物理的に歩んだ君達ならどうにかなるさ」

 

その一言を聞いた後、部屋に入り礼装裏に纏めた地図を取り出す。

 

「結局、死ぬか生きるかの二択、そこまで難しく考える必要はない」

 

海にティアマト、森に無数の魔獣やキングゥ

何一つ恐怖がない

何一つ負ける要素がない

 

そうだ、なら後は進むだけだ

 

「その一歩が重いのだろう、マスター」

「重いな、当然だろう、本当の意味で人間でなくなるんだ」

「別に僕はマスターが神になろうが怪物になろうがマスターである限り味方だからどーんっと構えれば良いと思うけどなぁ──」

 

軽く言葉を交わしバーサーカーにつれられるように街に出る。

もう、皆が寝静まった、いや、サーヴァントはほんの一部が目覚め、警備をしているのだろう。

 

「ねぇマスター、僕が召喚された直後、その光景覚えているかい?」

 

くるくると回りながら街道を進むバーサーカーはそうなにも前触れなく聞き始めた。

 

「もちろんさ、あのときは何て言ってたのかは全くわからないけどな」

「そうだね、さてと、じゃああの言葉も覚えている?」

「あれか?今思えば笑えるな、本当に有頂天って感じ」

 

その場で一回転した後、拳を出してきらからこっちも拳を合わせ上下左右逆に振って再び拳をぶつけてからハイタッチする。

 

「「俺たちゃ二人でひとつの常勝無敗の究極生命体ってなぁ!!ッハハハハハハハ!!」」

 

数秒笑い続けた後再び何事も無かったように歩き始める。

 

「あー、あのときはなんか妙にあってたよね」

「そうだな、まさに無敵だったよ、相手が時間を止める魔術だろうが、自然災害を起こす魔術だろうが、黒魔術の殺人鬼だろうがなんとかなったしな」

 

街を抜けジグラットの階段を上り

そのまま月に向かって手を伸ばす。

 

いずれはあの遠い果てまでたどり着けるだろうか。

変色した髪が風でふわふわと靡いたりしながら世界を見下ろす。

 

「いい風だよ、これは」

「あぁ、そうだね、マスター......そうだ、明日準備をするけどその前にある所に寄らないかい?」

「なにか用が?」

「いや、ただ一目会いたい人がいるだけさ」

「ふーん、じゃあ行こうか」

 

階段を降りゆっくりと街を探るバーサーカーに着いていくとある大きすぎず小さくもない家の前についた。

 

「......居ないなぁ」

「居ない?まぁ確かに気配はないけど寝てるだけだろ」

「いや、確かに痕跡はあるけど......しょうがないジグラットに並ぶか」

 

しょうがなくジグラットに戻ってだいたい三時間。

 

続々と人が集まりだし遠くにはマシュ達も確認できた。

「あぁ、ここにいたんだ、シドゥリ......ギルは起きているかい?」

「え......あ、ハイ、王は今起きたばかりで」

「そう、少し手荒く手短にするからウルクの皆をジグラットから離しておいてくれ」

 

殺ることしか脳にないのだろうか。

仕方なしに立ち上がり戦闘の準備を済ませる。

 

その階段を上りきる瞬間

バーサーカーが拳を握り

 

「おはようギル!!!荷車貸して!!」

「出きるかァ!!!」

 

その放たれた一撃でそこら辺にある壺や粘土板が吹き飛び散らかる。

これが挨拶なのだろうか。

 

「そうか困ったじゃあ特権で貸して」

「だから出来ぬと言っているであろう親友ゥ、あ、そうそうそこの雑種、今は急用ゆえ選定は出来ぬが後で話がある」

大丈夫だろうか、首根っこ捕まれてシェイクされているが。

 

「じゃあどうやったら貸してくれるのさぁ」

「今はウルクのほぼ全ての機能を壁の補強に回しているのだ、もう少し魔獣共が減れば話は別だがな」

「そうか、よしじゃあマスター!!あの森焼こう!」

「滅茶苦茶だよバーサーカー、焼いても奥に巣窟あるから無駄だって」

「.....じゃあ巣窟...あ」

 

潰せばスタート

厄介すぎてる

「むぅ......しょうがない、じゃあ先に武器を掘り出しておくか」

「そうだな、最悪エレシュキガルに何もかも冥界にでも沈めれば勝ちだ」

 

バーサーカーの皮膚が液状になったあと変形しいつもの白い布?と真っ白なズボン戻り瞳の色も緑から金色に変わる。

 

「まったく厄介な雑種よなぁ......エリドゥに向かえ、エルキドゥ、雑種、そこに望むものはある」

 

千里眼だろうか

それとも別の何かだろうか。

この男と瞳があった一瞬

 

何もかもを見透かされたような気分になった。

だがそんなことは後回しにし飛んでいくバーサーカーを追おうと飛び立とうとした瞬間

 

「もし我があの触媒で喚ばれていれば死をくれてやったわ......精々『人』を演じているといい『雑種』」

「......そうだな、俺はきっとあいつが居なきゃもっと早くに怪物になっていた......」

 

そう言い残し少し強めに床を蹴り飛ばしバーサーカーの後ろを追いかける。

大体三分程度飛んでいると上空でふよふよ浮いているバーサーカーに追い付き周辺を確認する。

 

周辺には覆い尽くすほどでは無いが明らかにウルクの環境とは思えない木々が生え、その周囲には魔獣さえも居なかった。

 

「やっぱりマスター遅くなったでしょ」

「うるせぇ、確かに遅くはなったが飛べるだけましだろ、なぁここら辺ってあんな木が生えるか?」

「いいや、ついさっき軽く見たけどここら辺一体が『南米』辺りの植物や環境に変質していた、多分マスターと同じ原理だろうね、ただそれが膨大な魔力による汚染ではなく、神性による擬似的な回帰、いや、この場合はテクスチャの張り替えかな?」

「つまりイシュタルと同格の女神でもいるってか?おーやだやだ」

 

取り敢えず森林全体に魔力をばらまいて生命探知をしようと抑えていた魔力を放出し周辺の木々や生命と混ざろうとしたしゅんかん一瞬にして森林と同じような波長のある何かに上書きされ魔力がただただ上空を汚染するだけに留まった。

 

「冗談じゃねえぞ!!!ふざけんな!!」

「マスターがそれを言うのかい?まぁこの通り上書きしてもさらに上書きされるからね、僕も何回かあの森林に僕の破片を飛ばして爆破してるけどまったく変わる気配がないんだ」

「じゃあバーサーカー、火炎放射」

「よしきたマスター」

 

そういうと右腕にバーサーカーが泥になって取りついた後幾度か変形し、大きな龍の首に変形しちっこいバーサーカーが出てきてスコープに変形する。

 

「なぁ、バーサーカー、火炎放射言ったよな、もっとこう、ガスボンベとかあっちのかと」

「かっこいいでしょ」

「あーはいはい、じゃあ魔力流すぞ」

 

右腕に魔力を流し込んだ瞬間それらが一気に炎になり森林に降り注ぐ。

大体三十分間森林を燃やし続け、魔力の供給を止める。

 

「そういえば街あったな」

「あ」

 

まぁ事後だからしゃあないと少し笑いあった後地面を見ると

表面や一部こそ焼けているが被害としてはまったくといっていいほど無傷であった。

 

しょうがないから聴力を強化し、音を探っていると下の方で何かが高速で迫っている気配があった

 

「もーキレた、マスター、爆撃しよう、フルスロットルで」

「いやいや、俺らの目的は森を焼くんじゃァ無くて武器を取りに来たんだよ」

「......ねぇ、下から変な生物が狙っているよ」

「知ってる取り敢えず右に避けろ」

 

すっ、と音速で飛んでくるよくわからん棒を掴みそこにバーサーカーの一部を貼り付けて地面に音速で投げ返す。

 

その衝撃で地面から土煙が巻き上がり収まった後にゆっくりと地表に降りる。

 

「うわっ」

「うえっ」

 

 

「あーダメダメ!こんな姿見せてたら」

 

 

認識したくない。

なんだこの珍生物

 

いやなぜ鎖で亀甲縛りなんだ。

 

「一体どういう絡まりかたをしたんだ彼女は」

「当事者が理解できないなら多分誰もわからないよ」

 

「おうっ!!そこの若いの二人!私人呼んでジャガーマン、ヘルプミー?」

「......」

「.....」

「へ、ヘルプミー」

 

どうしよう、コイツ主犯?

「ねぇ、マスター、どうする」

「うーんしょうがない、バーサーカー」

 

指をならした瞬間一瞬で机とカツ丼が現れ、珍生物と机を挟んで向かい合うように椅子に座る

 

「さて、Mrs.ジャガーマン......何故貴女はこのような場所でこのようなことを」

「えぇーとぉ、初めはククルンのお使いでぇ色々なものを取り入ったりして帰ってくる途中でぇ、変な宣教師君とぉ忍者の少年がぁいたのでぇちょっと警告してボコボコにして止め刺そうとしたら急にそこらじゅうに鎖が落ちてきてククルンと街の人と一緒にその対処をしていると今度は触れれば即死しちゃうような神代通り越したとんでもない濃度の魔力が塊で降って来てその対処に駆け回っていると上空から炎が延々降り注いでぇ死に物狂いでぇ防いだらぁ、現況見つけて槍を投げるとあら不思議、まっすぐ綺麗に帰ってきたのでさわろうとするとこんなことに......」

 

「バーサーカー、こいつなギルティだ、知ってしまったな」

「いやーそのーえーと、こんな無力なお姉さんをいたぶるのは」

「どこにガチガチの神霊の名前をした神性あって槍を音速で投げる無力なお姉さんがいるのだ!!」

「いやーそのえーとお助け♪」

「しゃあないなぁ、杖になるのと熊のぬいぐるみに精神だけぶちこまれるのと、聖杯の泥に食われるのと、身体中から剣が生えて死ぬのどれがいい」

「ヒエーッ、マジだ、これピンチ!!ジャガー生涯最大のピンチ!」

 

正直この珍生物の相手してると時間を損しているような気もする。

とはいえ、こんな見た目でも神霊、油断すれば一撃叩き込まれるかもしれないのが抜け目無い。

 

実際に言動こそふざけているがその瞳は常にこちらを捉え気を窺っている。

 

「もういい、バーサーカー、このナマモノは何も知らなさそうだし奥いくぞ」

「しょうがないなぁ」

 

バーサーカーの狂化を一段階だけ上げ、その場を後にする。

 

 

おそらく全速力で奴はぶん殴ってくる。

いや、もう殴ってきているか

 

 

「隙有リィ!!」

 

そんな完璧な下らない不意打ち

首筋に当たり勝ったと思っているのは悲しいかな。

 

もし、神霊が音速での戦闘をするなら

バーサーカーはランサーの霊基を書き換えれば、光速で動ける。

ただそれだけの単純な回答だ。

 

 

「ジャガーマンだっけか?流石に神霊だけはあるよ、貴様は強いタイマンじゃ勝っても満身創痍だろうな、故に限定で『バーサーカー』を使ってあげるよ」

 

「いいのかいマスター」

「構わん、ある程度慣れておかないともしもがあるしな」

「了解」

 

刹那、いや、それすら早く

バーサーカーがほんの少し大きくなり、一秒足らずであの珍生物はその姿を消した。

 

「相変わらずすごい速度だねバーサーカー、全く見えなかったよ」

「ハハハッ、まぁ、サーヴァント程度の強化じゃあしょうがないよ、むしろこの圧倒的基礎能力こそ、エルキドゥという兵器の根幹なんだよ」

「まぁいいか、さて、ここら辺ってどこかわかる?」

「多分エリドゥかな」

 

道ですらされていない道を歩き

ただひたすら未開の地を歩き続ける。

 

大体三十分間程度歩くと神殿のようなものが見え、そこに綺麗にぶっ刺さっている大きな斧があった。

 

どうやって持って帰るんだこれ、俺には収納系の魔術もほんの少しはあるがあんなの無理だ。

 

 

「......よっと、よし、帰ろうマスター、今すぐ」

「えぇ(困惑)」

 

問題解決

やはり腕力

腕力は全てを解決すると言わんばかりに片手でよくわからない大斧を持ち上げウルクに向かって歩き出す。

 

「しゃあないなぁ、ほら、上持ってやるよ」

 

空を飛びふらふらと揺れる大斧の刃に指から垂れる血を塗りそれを一瞬にして魔力の水晶に変質させ掴む。

 

「......それっ」

 

はめられた

 

冷静に考えればアイツエルキドゥだ。

そのフルスイングはまさに神業。

 

綺麗に宇宙空間ギリギリまで投げ捨てられ弧を描きウルクを通り越した、エビフ山に直撃する。

そう、ごっそり背中から擦られつつ、地面にめり込むようにクリーンヒット。

 

「ざっけなてめえぇ......」

 

封印関係なしに最大出力をだし全力の脚力強化で大地が裂けるレベルの蹴りで斧の回転を止める。

蹴りで半径二キロ程度のクレーターこそ出来たがそのまま音速で多分握りだと思う部分を持ち、山をスライスする回転の後ウルクの近くにある何もない土地へぶん投げる。

 

「フーー、スッとしたぜ、いくら俺がこの程度なら無傷でも狙いが雑すぎるやるならウルクへ投げろってんだまったく」

 

取り敢えず綺麗に突き刺さった斧を確認し、流石に帰るのも面倒になったから地面にねっころがる。

すると急に頭や体に何かが突き刺さり痛みで跳ね返る。

 

背中の石を払いながらさっき寝ていた場所に目をやるとそこには無数の宝石や東洋の招き猫だったろうか

そんなもののバラバラになったのが落ちていた。

 

「神殿?いや、そんなわけ無いか......ここはエビフ山だ、我が物顔で荒らし回ったイシュタル以外に建てるかこんなもの......ほんとアイツ隙あれば殺そうとするな、正直ティアマト倒すまではやめてほしいが......」

 

神殿の中の入るとそこには無数の金銀財宝なんて物はなく

本当になんだろうか。

 

綺麗な絨毯に無数の空箱

なんというか

 

やはり、俺にはあの女神が同じには思えない。

その雰囲気、いや、あり方が違いすぎる。

 

あの下手物がこんなものか?

さも当然のように全てを収め

その出で立ちは

荒々しく

そして禍々しく

されとて

そこには無意識であり不浄の理の如く

それは人の価値を変える美であり

あァ吐き気がする。

 

「何が豊穣だ、何が戦だ、なにが金星だ、これではただの.....あぁっ!!クソッ!!俺はこんな奴を気に入った覚えはねェ......」

 

周辺にあった瓦礫を圧縮、変質させこの星に存在しない、正に遠い宇宙にでもあるようあるような異質な光の屈折や色で現せない発光をする魔力の水晶を作り上げ空箱に詰め込む。

今、自分が何をやっているかなんてどうでもよかった、ただ、気に入らなかっただけだ。

それでいい。

たったそれだけで何もかもを滅ぼせる、何もかもを救える

だから、この行為は何もない。

 

「あーあ、なにやってんだろ、ハハハッ。くだらね。まぁ、これでいいか、換金不能だがそれでいい、あの女神にはこういう『尽きない財』が似合う、いやこの場合は『使えない財』か、流石に人体精錬はアインツベルンのクソだかだやんねーがな......なにやってんだろくだらね、なんかだるいわ、寝よ」

 

そう思い、そのまま床に倒れ混みゆっくりと意識の半分をシャットアウトする。

 

 

 

次に意識が回復したときには全身に宝石が大量に詰まった袋が周辺に置いてあり、なにか重い。

 

 

「うぐぅ、おのれー邪神がぁー」

「じゃあ邪神らしく貴方に神核をねじ込んであげるわ♪」

「勘弁してくれよ、今体内結構泥まみれで消化しても溢れるんだぞ」

 

雑にばたばた動くが流石に魔力ブーストしないと抵抗もできない、理不尽だ。

 

「そうね、例え妖精にその魂を穢されようと母さんの泥はそれすら上回るわ」

「全く、お前らがちゃんと処理しないからアインツベルンのアホがこんなものぶちこむんだろうが、この件終えたらそれそうおうの覚悟しろよ」

「......随分とわたしとはなしてくれるじゃない、あの時とは大違い」

「まぁな、お前が本来のイシュタルであれば口も開かず蹴り飛ばしていたさ、だが、今回は実に愉快な道化ではないかハハハ、貴様が本物でないから心は開けないが、変わりに話は聞いてやろうと言うのだ」

「めんどくさいわねアンタ」

「イカれてるよクソ女神」

「心にもないこと言うのね」

「そうだな、確かにそうだ、だからケツに神核ぶちこもうとするなよ」

 

少しブーストしてばたつきつつ抵抗し、ころころで動こうとする。

もちろん無理

数秒、待ったあと急に何の予兆もなく

服を脱がし始めゆっくりと体を重ねてくる。

 

「ねぇ、私、これでも愛の女神でもあるのよ、もうわかるよね」

「なんだ、そこら辺で男を食い散らかしてないのか、あほらしい、そこらの馬とでもしてろ、下劣な女神にはお似合いだよ」

「ほっんとアンタってあの泥人形で歪んでいるわね」

「むしろお前に数少ない友人皆殺しにされてなんなら俺本人もお前に常識改変とかされたのにここまで口聞いてもらえる方がおかしいぞ」

「実行犯は貴方でしょ」

「......そうだな」

 

脚を絡め向かい合い、その小さな吐息が感じられるくらい密接し、布を一枚被せる。

 

「こういうのがお望みだろ、女神様?」

「そうね、でも...もう、このままでいいわ、貴方とはあんなのと同じような関係でいたくないの」

「そうか、なら明日の朝までは抱き締めているといい、おれも動きはせん」

「ありがとう、ドゥムジじゃ、絶対にしなかったわねこんなこと......」

 

だからって締め付けるか普通、まぁ全身に魔力ながし続けて寝るなんていつものことだからいいけど。

 

 

日が昇り

光が差し込む頃に目が覚めた。

 

体が重い、関節決められながら寝たらそうもなるのだろうが痛い。

 

「マシュと......荷台?こっちに来るのか」

 

山から大地を見下ろす。

壁は完成一歩前、壁の内側にある街はいつものように活気づき。

 

これが数日後には滅ぶ。

実に

実に儚い

 

あちらとは違いすぎる

人、ひとりひとりが生にもがき、未来を見ている。

いや、余裕がないのか?

下らないな、余裕がないから選択の余地もない。

 

こうやってすべての人が必死に抗う世界と今の無駄に増えるだけ増えた世界、どちらがいいのだろうか。

 

「......必死に頑張って、戦って、それで獲得したのが70億の人がいきる世界、ただそれだけ」

 

何の力もない

力を求めない

吐き気を催す

 

何故だ

なぜ誰も目指さなかった。

 

時計塔には失望した

魔術師にも失望した

 

受け継がれる意思?

馬鹿馬鹿しい

 

人間はそれで変わったのか!!

世界は進化したのか!!

逆だ!!

 

生命は神の庇護を捨て去り新たなステージを踏むという所で最後だ!!

そこからはどうなった?

ただただ増え続け

人は進化しなかった。

 

しなかったのだ。

 

 

科学

それはいずれ魔術では到底叶わないであろうこの星の海拓く。

いや、もう、人類は月に到達したか。

 

だが、そうではない。

 

人の作るものだけは永遠と成長しよう......

だが駄目なのだ

 

人そのものが進まないのならばいずれ限界が来るのだ。

 

 

「feylv...a9zs...cktn」

 

イシュタル?

何をいっているのかサパッリわからない?

 

 

 

 

 

 

「.....?こんなに腕黒かったか?」

「良かった......取りあえず意識だけは戻ったわね」

「?」




さてと、後五、六話で終わるかな?

おまけマテェ
マスター
■■■■■

好きなもの
人類、世界、未来、宇宙

嫌いなもの
停滞、神

趣味 魔力汚染による新生物の作成、環境の製作、箱庭系ゲーム

レイシフト適正0%(100%)
少量の神性あり
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